[ Thu ] の記事一覧

2015.08.27

日本スポーツ栄養学会第二回大会

先週末、7月に開催された日本スポーツ栄養学会第2回大会の運営を行ったスタッフによるお疲れ様会がありました。その学会で、It's meは特別講演をさせていただきました。講演名はタバタトレーニング-その理論と発展-”でした。 そこでは、実際のタバタトレーニングをスポーツ栄養士の方々に知ってもらうために、このような講演では珍しいことですが実技を行っていただきました。その①として、実際にスピードスケート選手として本当のタバタトレーニングをやっていたオリンピック出場経験のある高崎健康福祉大学出身のSmall fieldさんに自転車エルゴメータ(フィットネスクラブにある動かない自転車)を用いて、スピードスケート選手が行う方法で行っていただきました。最初は、それほどではありませんが、見る見るうちに彼女の表情がきつくなり、所定の回転数に追いつけなくなり、疲労しながらも必死に自転車をこぎ続け,最終的にはもう一歩もこげなくなり、疲労困憊に至るという、見ていてもかなり息苦しくなるような本当のタバタトレーニングをやっていただきました。競技力向上には、より高い強度でトレーニングすることが必要です。したがって、スポーツ栄養士の方々の役目は、スポーツ選手がより質の高いトレーニングができるよう食事面からサポートすることです。そのためには、オリンピックを目指すようなスポーツ選手が、実施しているトレーニングの厳しさをスポーツ栄養士の方々に知ってもらう必要があります。ぎりぎりの状態でトレーニングをがんばっている選手の姿を見て欲しかったのです。

一方、一般のヒトが健康増進のために自宅でも手軽にやれる自体重を用いたタバタトレーニングを同じ大学のWood village先生とRound mountain先生にやっていただきました。ビデオを見ながら行うのですが、これも、かなりきついトレーニングであり、いつも活発なWood villege先生も足が上がらなく、声もでなくなっってしまいました。久しぶりに行ったと言うことでしたが、ほんとにがんばっていただきました。スポーツを知るために、自ら実践するスポーツ栄養士の鏡です、お二人は!。 休息を入れて350秒の短い運動ですが、かなりきついトレーニングです。終了時は、フロアーの方々から思わず拍手がありました。




スポーツとスポーツ栄養、競技者とスポーツ栄養士が、お互いに理解して、今後、両者の関係が発展し、さらに児童・生徒の身体活動量の増加、成人の体力増進に関連した食事サポートと身体活動・運動・スポーツに関連して守備範囲の広いスポーツ栄養士の方々の活動が発展していくことを祈念しています。

写真を撮っていただきました吉ab村様ありがとうございました。

2015.08.20

Jリーガー測定

 東京大学出身二人目のJリーガーである添田隆司(自転車エルゴメータ上)さんが、後輩の東大サッカー部関係者3名と一緒に来学されました。添田さんの目的は、It’s meらが提唱しているタバタトレーニングをトレーニングに取り入れて、体力増強を目指すための打ち合せでした。お話を聞いていて、他の選手よりずば抜けた体力をつけて、レギュラーを取りたいという強い意思を感じました。

トレーニングを組み立てるには、まずは持久的体力を測定しようということで、自転車エルゴメータを用いた最大酸素摂取量を測定しました。その結果を基に、さらに持久力を高めるために、まずはタバタトレーニングを一ヶ月行い、その後、再度測定を行い、それを基に次のトレーニングを計画するということになりました。一緒に来学された東大サッカー部員も積極的に自分でもトレーニングにトライしていました。

 

It's meは、本学部が養成校となっている健康運動指導士の認定試験等を行っている(公財)健康・体力づくり事業財団に、いろいろな会議で訪問しています。先週末は、健康運動実践指導者について会議に参加しました(隣は、健康・体力づくり事業財団の○田常務理事です)。九州方面行きの新幹線は、ほぼ満席でしたが、東京はお盆近くと言うことで,空いていました。

2015.08.13

KBS出演

先週の金曜日に京都の放送局KBSの番組(Kyo:BiZ)に出演してきました。大学院生のTown君、職員のOkashinさん、ysmさん、lagoon shoreさんも一緒でした。タバタトレーニングの紹介を行いました。職員の皆さんは昨年度、実際に番組で紹介した運動を用いてトレーニングをしてくださったので一緒にやってもらうには最良のメンバーでした。番組ではTown君の指導で、本当のタバタトレーニングを披露しました(そして、疲労しました)。番組キャスターのbamboo houseさんも挑戦されました。“疲労困憊に至らなければタバタトレーニングではない”というIt's meの言葉にしたがって、Town 君が指導したので、かなりきつかったようです。今回は職員の方が一緒に出演してくださったので、home gameという感じで、いつものテレビよりは気分が楽でした。

職員の皆様は今週、完全休日となります。教員は、定期試験の成績をつける仕事などで、出勤される先生もいらっしゃると思いますが、今週は静かなキャンパスとなっています。皆様、良い休日を。

 

話題

京都の学生の団体である京都学生祭典実行委員会は、来る2015822日(土)に三栖公園野球場(伏見区)にてオリジナル創作おどり「京炎 そでふれ!スペシャルバージョン」を大人数でおどってギネス世界記録TMに挑戦します!。

この踊りが、どれくらいの運動強度に相当するかを測定しました。通常、私たちが酸素摂取量(1分間にどれくらい酸素を吸えるか)を測定するのと同様にダグラスバッグ法(防毒マスクのようなマスクから吐いた息を特殊なバッグ(オレンジ色)にためるで測定しましたが、右左、回転する踊り手の邪魔にならないようにマスクとバッグをつなぐホースを操作するために新しい方法論をTown君が開発しました。その結果、この踊りが相当高い強度であることがわかりました。最大酸素摂取量(1分間に取り入れることができる酸素の最大値)に近い値が観察され、ほぼ100%の能力で踊っていることがわかりました。このような運動をすると、最近とみに言われている若者体力低下が防止できるとかんがえられます。

 

2015.08.06

オープンキャンパス②

 8月1日(土)、2日(日)に開催されたオープンキャンパス報告第二弾です。It's meは、写真にあるような個別相談のブースにおりました。学部全体の説明会(83日のブログ参照)は午前午後、大教室で2回行いますが、個別相談は、一人一人について(ご両親も一緒に)、職員(not a large circleさん)と在学生(small hill 田! さん)がコンビを組んで行いました。スポーツ健康科学部のブースには他の学部よりも多くの方がいらっしゃいました。制度的なことは職員が、入試や勉学については在学生がお答えしました。今年は、昨今の社会グローバル化要請の影響でしょうか、留学やスポーツ健康科学部独自のグローバル制度であるGATプログラムに関する問い合わせが多かったというのが印象です。スポーツ健康科学部の一層のグローバル化が進むと期待しています。

 

立命館大学スポーツ健康科学部には創設以来、ユニークな伝統があります。教員の誕生日に、tiger Chu先生が、かならず写真のようなお知らせを作成して、職員や学生さんの目にとまるところに掲示してくれます。当然、皆様からお誕生日おめでとうという言葉をかけていただきます。この年ですから、誕生日そのものがうれしいかうれしくないか微妙ですが、お声をかけてもらえることはうれしいことです。これもtiger Chu先生の立命館大学スポーツ健康科学部一体化(仲良し化)への小さな活動です。感謝です!

2015.07.30

立命館大学 岡山県校友会総会

 先のブログではロスアンジェルス校友会をご紹介しましたが、今回は726日(日)に岡山市で開催された岡山県校友会の報告をします。岡山県校友会に加えて、大成功裏に終了した昨年のオール立命館校友大会2014 in岡山の開催で協力された広島県と香川県校友会からも多くのメンバーが参加されました。また同日に開催されたAPUの校友会総会に参加されたメンバーも参集され、総勢160名ほどの方が集まる大規模な校友会でした。

最初の乾杯の挨拶は、長く岡山県校友会の会長を務められたForest Valleyさんが、担当でした。。Forest Valleyさんが、当日80歳の誕生日であることをご存じだった現岡山県校友会会長のGuard House さんの暖かい演出により、Forest Valleyさんは、同時に登壇したAPUの校友から誕生日祝いのプレゼントを受けられました。

 校友会に参加するために岡山駅に降り立つと“It's me先生”と声をかけられました。立命館大学スポーツ健康科学部の一期生でMozawaゼミのEntering Valley君でした。彼は広島県出身ですが、岡山市のアパレル系の貿易会社で働いています。表紙の写真にあるように、新入会員の紹介ではスポーツ健康科学部卒業生らしく清々しい挨拶を行っていました。すばらしい社会人になるんだなと感心しました。

その他の話題

 先週末に東京で開催された日本運動生理学会第23回大会でIt’s meゼミの二人の大学院生(Town君とJacky)が発表しました。タバタトレーニングに用いられる自体重を用いた運動の運動強度を定量化するための研究です。その運動について、言葉で説明するよりも実際に行った方がわかりやすいと言うことで、お互いに一方が発表、一方が実技という役割分担で発表しました。この二人はIt's meの両腕両足です。彼ら無くしてIt's meのヒト研究は不可能です。

2015.07.23

立命館大学ロスアンジェルス校友会

アメリカ・ロスアンジェルス出張中に立命館大学ロスアンジェルス校友会の皆さんと懇談してきました。LA校友会は古くから盛んに交流されていて、2000年頃から校友会に正式登録されました。会員は30名程度ということですが、そのなかからwood villege会長を含む、5名の校友がお集まりになりました。理工学部卒で在ロスアンジェルス40年のTeaValleyさん、まだ4年目のWestFieldさん、国際関係学部卒のTMさんは完全にバイリンガルの息子さん(14歳)を連れてきていました。紅一点のPlain hillさんも、カリフォルニアの生活をエンジョイされているようでした。楽しくお話ししました。そのなかで、気になったのは、ロスでは、関東のW大、K大など多くの卒業生がいるなか、立命館大校友は、それに比べて少ないということでした。スポ健の学生さんも、スポーツ健康科学部の共学の4キーワードである スポーツ健康グローバルリーダシップを習得し、是非、海外に積極的に仕事を求めてもらいたいと思います

その他の話題

 It's meが象徴となっている運動プログラムのアメリカバージョンの作成者であるP J Stahl氏が経営するフィットネスジムであるLock Boxを訪問しました。彼は、サッカー選手のBカム選手や歌手BRットニーさんのパーソナルトレーナーをやっているとのことでした。スポーツ健康科学部の卒業生も科学的エビデンスに基づき、セレブの方たちのパーソナルトレーナーになってくれるこをと期待しています。

2015.07.16

身体活動量増加と運動の習慣化のための行動変容理論と実践に関する授業

11日(土) 山口大学教育学部の上地広昭先生による行動変容理論の講義をしていただきました。It's meが担当する健康増進科学の授業の一部です。この授業は本学部で養成されている健康運動指導士が、特定保健指導において、“まったく運動することも考えていない”前熟考期にあると考えられる中年者に対して、どのようにして運動を始めさせたり、身体活動量を増加させることができるかを理論とともに実践を通して学ぶものです。これまでの運動の指導者は、運動をやりたくて指導を受けたいという人を対象としてきましたが、身体活動量が低いこともメタボリックシンドロームの一つの理由と考えられる人々を対象とするこれからの健康運動指導士が必ず身につけていなければならない素養です。2コマ分、情熱を込めて話していただきました。上地先生は、お姿からは想像できないのですが、本学のaknr先生と格闘技愛好家として交流があったということで驚きました。

 

最近の話題

 77日にmoto先生に紹介していただいたIt’s me著の本ですが、アマゾンの712日付けの全ランクにおいて7位、スポーツの分野で第一位でした(アマゾンのランキングは1時間ごとに変わります。)。YouTube“Tabata +R”を入れると、1回生の授業であるスポーツ健康科学の宿題として提出してもらった立命館大学スポーツ健康科学部のそれぞれの学生さんの“Tabata”を見ることができます。なかなか 微笑ましい”Tabataです。

2015.07.09

日本スポーツ栄養学会大会のコロラド大学医学部のWendy M Kohrt教授による教育講演

74日(土)~5日(日)開催の日本スポーツ栄養学会第2回大会において、コロラド大学医学部のWendy M Kohrt教授による“Disruption of Calcium Homeostasis During Exercise”という教育講演がありました。これまで、運動は骨代謝に良いと信じられてきましたが、運動による一過性の血中カルシウム濃度の低下による副甲状腺ホルモンの分泌増加は、骨吸収を促進している可能性があるという講演でした。今後、この分野の研究に注目が集まるものと感じました。

It’s meWendyと初めて会ったのは、1990It’s meがアメリカ合衆国セントルイスにあるワシントン大学に1年間 文部科学省の在外研究として滞在していたときです。年も同じくらいでしたので研究対象は異なっていましたが、一緒に週末、近くの公園をランニングしたりする仲でした。その後、(なんと初めて会ってからすでに四半世紀経っている!)、気が合い親しく話しをするようになりました。これまで3年間立命館大学スポーツ健康科学部の客員訪問教授として、特に大学院生の教育に力を尽くしてくれました。その締めくくりとということで、スポーツ健康科学研究科の院生へのレクチャーと日本スポーツ栄養学会にもお話をしていただきました。

Wendyは、身体活動・運動と骨代謝(骨粗鬆症の予防と運動)の関係について、長い間、深く研究をしており、これからも精力的に研究をするとのことでした。これまで、彼女の一言で、女性研究者へ道を開いた院生・学生がたくさんいます。今後、Wendyのような女性研究者が本研究科から育ってもらいたいし、そのようなるよう組織を整えていきたいと思います。

 

2015.07.02

立命館中学校、高等学校 創立110周年記念、立命館小学校10周年記念式典

 627日(土)に 長岡京キャンパスで、立命館中学校、高等学校 創立110周年記念、立命館小学校10周年記念式典が催されました。成山治彦校長、吉田美喜夫立命館大学総長の後、来賓代表として山田啓二京都府知事からの祝辞がありました。山田知事の祝辞の中のまず子供があっての、教育システムという言葉に感銘を受けました。

 次に小学校チアー部及び中高のダンス部によるパフォーマンスが行われました。小学生から高校生まで、一緒に活動できるのは、小学校から高校までを要する付属校ならではのもので、とても微笑ましいものでした。

 小学生、中学生、高校生各一人によ、立命館小、中、高の将来にむけての決意宣言がありました。宣言本文とその英訳を3人が交互にお話しする中で小学生さんの英語はすばらしいものでした。

 

 また、小学生及び高校生の作成した周年記念のロゴも紹介されました(写真は清和会特別賞(優秀賞)を受賞した小学生の作成したロゴ)。(後ろの元スポーツ健康科学部事務長(現 立命館小学校事務長が写っています)。

 

 昨年 落成したキャンパスは、新しいことは当然ですが、It's meが学んだ高校の学舎よりもオシャレな感じがして、少しうらやましく感じました。すばらしい学びを得た多くの卒業生が立命館大学を引っ張ってくれることを期待しています。

 

韓国からの留学生

毎週行っている学部長朝食会で、一緒のテーブルに座った韓国からの女子留学生(SHIN AHYUNさん)が、“It’s meが、前に韓国のSBS(韓国のフジテレビと言われている大手放送局)の番組(NHKスペシャルのような番組)を見たことが、立命館大学のスポーツ健康科学部に入学した理由の1つでした”と話してくれました。彼女は、元々漢字が好きで、日本に興味を持っていたとこのことですが、やはりメディアの力は大きい思いました。

 

 

2015.06.25

立命館大学鹿児島県父母教育懇談会

 622日 立命館大学鹿児島県父母教育懇談会が開催されました。父母教育懇談会は、立命館大学の父母の方々のご子息の勉学・生活に関する不安を払拭し、立命館大学をより知ってらうことを目的に、全国で実施されています。鹿児島県会場には各学部に所属する学生さんのご父兄50名以上が鹿児島県内からお集まりになりました。まずは、立命館大学の現状や本学の学び、さらに就職状況の話があり、次に鹿児島県出身の卒業生と在校生が、各々、就職活動及び課外活動についてお話をしました。二人とも、大変 説得力のあるお話で感動しました。

次に、2つのグループに分かれて懇談を行いました。It’s me3回生と4回生のご子息を持つご父兄のグループとご一緒しました。まずは、皆様、自己紹介です。ここで、高校や大学の同窓生ということが判明し、その後、長いおつきあいをされている方々もいらっしゃると言うことです。最初に、鹿児島県の都道府県委員の本利さんが自己紹介をされました。3回生4回生のご子息を持つご父兄ですので、取得単位状況の問題とか、就職活動について熱心に大学代表に質問されたり、ご父兄の間で情報提供をされていました。

 

スポーツ健康科学部1回生の鹿児島県出身の海田さんのお父さんとお母さんがいらっしゃいました。海田さんには、1回生の健康スポーツ科学の授業の時にいつも一番前に座っています。小生が鹿児島出身だと授業で話したらあるとき、彼女が私も 鹿児島出身なのと話しかけてきたので、それなら、“It's meが鹿児島会場に行くので、是非、ご父兄に来ていただくようにと言っていましたので、実際にご両親にお会いできてとてもうれしく思いました。

その他の話題

 先週、タバタトレーニングの生みの親、入澤孝一先生が指導されている高崎健康福祉大学のスピードスケート部を訪問しました。目的は、20秒の高強度運動を10秒に休息を挟み、6から7セットで疲労困憊に至る運動トレーニング、いわゆるタバタトレニングの効果について卒業論文を書くために、部員を対象にトレーニング実験をやって得られた結果に関する討議をすることでした。また、部員の皆様に短い時間でしたがこのトレーニングの意義とそれを行う時の気構えについてお話をさせていただきました。