[ Tue ] の記事一覧

2015.09.01

日本体育学会での発表!

 先週、東京世田谷区の国士舘大学にて日本体育学会第66回大会が開催され、Motoは運動生理学領域のシンポジウム「骨格筋からのメッセージ - 内分泌臓器としての骨格筋 -」で「骨格筋から分泌される内分泌因子マイオカインと運動効果」について発表してきました!


 何を言っているのかさっぱり理解できないヒトも多いかと思いますが、簡単に言えば、ヒトはカラダの調節に様々なホルモンを分泌しています。それらの分泌する臓器もいろいろで、骨格筋も近年、ホルモンを分泌できる能力がある!と言われてきています。MotoLabでは、その骨格筋から出てくるホルモン(総称でマイオカインと呼ばれています)についてここ最近実験してきています。運動をすると骨格筋はたくさん利用され、そのついでに良いホルモンを分泌してカラダに良い効果をもたらしている、ということを解明できれば!と思っています。

 話は変わりますが、東京でラーメンを食べてきました、食べ過ぎは良くないのですが、頑張って発表した自分へのご褒美として食べましたが、激ウマでした!!


Moto

2015.08.25

学部生の論文が海外雑誌に掲載!

 先日、Motoのゼミ生4年生のH居くんが2年生から始めた研究内容を英語の論文を書き、海外の雑誌:Hormone and Metabolic Researchに掲載が決定しました!

 H居くんは2年生の時にスポ健の先生の研究の活躍や先輩が実験や研究している背中を見て、自分も研究者になりたい!という思いでMotoと研究を始めました。研究は簡単ではありませんが、自分や世間の疑問や課題点を解決するきっかけになるという意味では非常にやりがいはあると思います。H居くんは、生活習慣病に対して、運動やサプリメント摂取によって効果的に予防・改善させたい!という気持ちで研究を行っています。今回の研究内容は、運動は筋でエネルギーを多く消費し、脂肪をよく燃焼します。その機序に性ホルモン(特に男性ホルモン)が関係していることや運動だけでなく、あるアプリメント摂取によってだけでも脂肪の燃焼を増加させることを明らかにしました。つまり、太った人に急に運動させるのでなく、まずはこのサプリメントを摂取して、体重を少し軽くしてから運動をしましょう!という結果です。これを英語で論文を書き、海外で認められたことは素晴らしいと思います。


 将来、研究者の卵から大きく世界に羽ばたく人材がスポ健から出てくることを期待しています!!

Moto

2015.08.18

卒業研究!

 夏休みに入り、暑い日が続いていますが、Motoのゼミ生4年生11名は卒業研究を始めています!スポ健は卒業の必修として、11テーマの研究を行い、論文を作成して、卒業論文を提出することが卒業条件となっています。スポーツや健康に関わる世間のニーズや疑問点を踏まえて、自分の興味・関心のある内容を研究していきます。Motoのゼミ生はアスリートのパフォーマンス向上や運動による健康増進に興味のあるゼミ生がいるため、トレーニングやサプリメント摂取による効果やそのメカニズムを研究しています。8月から選手を対象とした実験や動物実験を行う基礎的な研究(下写真)を行っています。この研究成果が、ヒトの健康を支えることや2020年の東京オリンピックに貢献できるように一緒に頑張りたいと思います!


 また、先日、ゼミ生を連れて日本が誇る、スポーツ科学の中枢である、国立スポーツ科学センター(JISS)の見学に行ってきました!研究員の中村さんや清水さんからの丁寧な説明を頂き、JISSの仕事内容やその施設を見せてもらいました。素晴らしい施設とスタッフでオリンピックに出るトップアスリートのサポート活動の大変さとすごさがひしひしと感じることができました!将来、スポ健からJISSの研究員やスタッフとして活躍してもらえればと期待しています!!


Moto

2015.08.11

東京大学訪問!

 先週、Motoのゼミ生と大学院生で東京大学(駒場キャンパス)大学院総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系 身体運動科学研究室の寺田 新先生の研究室の皆さんと交流してきました!実は、私自身、駒場キャンパスは2回目で、1回目の時はまだ古い建物が多かった記憶がありますが、キャンパス見学したらテレビでも出てくるような建物・風景にはテンションが上がりました!


 交流会では、寺田研究室と八田研究室の学生の皆さんから今行っている研究内容の説明と自身のキャリアに関しての説明を分かり易く紹介してもらい、Motoのゼミ生も卒業研究に向けてイメージしてもらえたと思います!スポーツ選手の減量についての研究や脂質の種類によっていろんな生理的な作用が見られる可能性、スポーツや健康に関わる疑問を基礎的な研究によって解明している研究内容は非常に勉強になりました。Motoの院生・学部生も研究内容を紹介しましたが、多くのアドバイスをもらい、実のある交流会でした!


 また、今回の交流会では、以前スポ健に所属していた、吉岡先生や小笠原先生もかけつけてもらい、久しぶりにお話しすることもできました!ありがとうございます!!

Moto

2015.08.04

教員免許講習会

 今週、8/3-5に、スポーツ健康科学部では学校の先生方が教員免許を更新するための教員免許更新講習会が開かれています!スポ健の9名の先生方がスポーツ教育、トレーニング科学、スポーツ生理学、栄養学やコーチングなど最新の情報を中学校や高等学校で指導されている先生方に朝900から1700までみっちり授業をしています。

 日頃、中学校や高等学校で指導されている先生方に対して、私たちが授業する、というのは変な感じですが、大学で行っている研究内容や今の最新の情報を提供し、それを中学校や高等学校の指導の現場に活用してもらえればとスポ健の先生方も工夫を凝らしています。Motoも本日、「スポーツ生理学の最新知見」と題して、運動の大切さやどのようなトレーニング・栄養摂取がパフォーマンス向上させるのか、熱中症対策としての最適なドリンクは何か?などの授業を行う予定です!


 先週、Motoのゼミ生たちで夏休み前にみんなで前期の打ち上げとしてBBQを行いました!4年生は卒業論文と就職活動や進学に向けてよく頑張りました!3年生は研究の導入として、「美ボディ」に向けてトレーニングを自分たちで行い、測定を行い、頑張りました!後期からも頑張りましょう!!

Moto

2015.07.28

日本運動生理学会大会で大学院生の活躍!

 先週、7/25-26に、東京:日本体育大学で第23回日本運動生理学会大会が開催され、そこで、スポ健の大学院生が日ごろの研究成果を発表し、活躍しました!

 この学会は国内のスポーツ科学系では大きな学会の1つで、運動時のカラダの応答やトレーニングによるカラダの変化や効果などを生理的に研究している研究者が成果を発表する学会です。その中で、立命館大学スポ健からは大学院生3名が堂々と発表し、Motoの大学院生では1人、It’s me先生の大学院生が2人、発表しました(下の写真)!


 Motoの大学院生は、脂肪がカラダに蓄積するとその脂肪から心血管疾患リスクの増加に影響するホルモンが出て、動脈硬化リスクを増大するが、運動をしっかり実施すれば大丈夫!という研究を紹介しました。It’s me先生の大学院生は、先日ご紹介した「タバタ式トレーニング」による酸素の消費量に関する研究を発表し、このトレーニングの効果について紹介しました。

 また、Motoも、アスリートや運動を実施する人に対して、どのくらいの運動量(強度、時間、期間)があれば心臓や血管に好影響を及ぼすかについて基礎的な研究を紹介させて頂きました。基礎研究とスポーツ現場の融合はなかなかハードルが高いのですが、少しでも貢献できればと思っています!

 この学会は日本体育学会ということから、日本体育学会の名物「エッサッサ」の実演がありました(写真)!伝統ある伝統応援!素晴らしかったです!!


Moto

2015.07.21

企業との共同研究

スポ健の先生方は多くの企業と連携して研究を行っています。機器開発やサプリメント開発、ウェア開発など、アスリートのためだけでなく、健康を維持・増進させることに対しても貢献できる多くの研究を実施しています。Motoも現在、S企業やO企業と現在、共同研究を行っています!

S企業とは、クロレラというサプリメントを摂取させた際にどのくらいトレーニング効果を増加させるのか?について研究しています。持久系トレーニングや筋持久系トレーニングを実施とともにクロレラを摂取すると、併用効果があるという結果が得られ、アスリートにとってメリットがあることが明らかになりました。

また、O企業とは、6月から7月にかけて、アスリート170名を対象に行っている実験ですが、持久能力や発揮パワー能力などのパフォーマンス測定だけでなく、アンケートや血液・唾液成分の解析なども含めて行っています。2020年の東京オリンピックに向けてどのくらい私たちの今回の研究が貢献できるのか、私自身も期待して行っています!


今後も成果が明らかになったら、その情報をどんどんアップしたいと思います!

今日で立命館大学の前期授業が終了して、いよいよ前期定期試験が始まります。スポ健生の皆さん、是非、頑張ってください!

Moto

2015.07.14

あなたの遺伝タイプは太りやすい?

Motoのゼミでは、生まれもった運命(性質)、つまり遺伝的な要因によって太りやすいかどうか、また、運動によってその運命を変えられるのかどうかについて研究しています。先月から「美ボディに向けて!」をテーマにゼミ3回生12名全員でトレーニングを始めたことはご報告しましたが、運動を習慣的に行っている3回生は全員美ボディになれるのか?それとも、太りやすい遺伝タイプの人は痩せづらいのか?、これについて自分たちで調べる実験を行いました。


遺伝的要因を調べるためには、細胞の中にある核内のDNAの設計図が重要です。DNAにはアデニン(A)、シトシン(C)、チミン(T)、グアニン(G)の4つ記号が含まれていて、この4つの記号を設計図にしてヒトの身体ができています。

今日、Motoのゼミ3回生は自分のDNAを自分自身で抽出して、どのくらい肥満に関連する遺伝タイプを保有しているのかについて調べました。今までの実験と違い、細かい作業のため、みんな真剣にやりました!

結果はまだ出ていませんが、はたして、みんな運動で美ボディは得られたのか?また、遺伝タイプによって運動効果は減ってしまうのか?来週にご紹介したいと思います(以下はトレーニング終了後のゼミ生です!)。


Moto

2015.07.07

タバタ式トレーニング本発売!

 先週、「タバタ式トレーニング」という本が発売されました!スポ健の学部長が長年研究された成果をまとめ、さらに、実践的なトレーニング方法も掲載された素晴らしい本です。皆さん、是非各書店にて見てみてください(下記写真)!


 先週、スェーデン・マルメで第20回ヨーロッパスポーツ科学会(Annual European College of Sport Science Congress)へ参加したお話をしましたが、スェーデンの街には日本とは少し違うことを発見したことをご紹介したいと思います。スェーデン・マルメは小さい街です(写真)!その歩道にはなんと、自転車専用と歩行者専用が明確に分かれていて、それがほとんどの道路に設定されています(写真)。日本も確かに分かれていますが、まだまだ完全ではない中で、スェーデンはすごい!と思いました。もう1つ、それはその自転車専用道路の各ポイントに下記の写真のような共用の空気入れが設置されています。これには驚きました!


 最後に…【忠】先生が昨日「スポーツ栄養学会第2回大会」の内容をアップされましたが、「その2」をアップできず申し訳ありません!裏方をしていたせいか、まったく写真をもっておらず、【ab】先生、すみませんっ!私も僭越ながら講演させて頂きましたが、とても勉強になった学会でした!運営に携わった先生、院生、学部生の皆さん、本当にお疲れ様でした!

Moto

2015.06.30

ヨーロッパスポーツ科学会で大学院生の活躍!

 先週、6/24-6/27 に、スェーデン・マルメで第20回ヨーロッパスポーツ科学会(Annual European College of Sport Science Congress)が開催され、そこで、スポ健の大学院生が日ごろの研究成果を発表し、活躍しました!

 この学会はヨーロッパのスポーツ科学系では大きな国際学会の1つで、いろんな国々の研究者が研究成果を発表する学会です。その中で、立命館大学スポ健からは大学院生5名が堂々と発表し、Motoのゼミ生や大学院生では、2名発表しました(下の写真)!


 Motoの大学院生は、心血管疾患リスクの増加に骨格筋の周りや筋の中にある脂肪が影響するという内容やストレッチ運動による動脈硬化リスクの低下に関する研究などを紹介しました。

 また、スポ健のSatoshi先生も発表され、骨格筋の肥大に性ステロイドホルモンがどのように関与するのかを分子生物学的なデータを紹介しました(下の写真)!さすが、「世界のSatoshi」!です。

 

Moto