<RecOだより131>
以前ご紹介した「志摩のあかもく」レシピ集。
この数週間、RecOが磯の香りになる位、海老研研究員、院生が、がんばってレシピを仕上げ、
10月2日朝からいよいよ撮影となりました。レシピの中には学部のゼミ生が考案したものもあります。
まずは、表紙の候補となる、「志摩のあかもく」そのものの撮影。
志摩のあかもくをいかに魅力的に見せるか、
この数週間、編集担当Yさんは、ずっと頭を悩ませ考えた結果、
生のあかもくにお湯をサッとかけて、透明度を高めたあかもくを、
ガラスの水槽の水に入れ、動きを出しながら撮影する事に。

「じゃまもく」とは言わせないきれいな志摩のあかもく・・・なのですが、
すみません、私の写真では伝わりにくいですね。
トライアスロン等、数々のスポーツシーンを撮影するカメラマンJeroさんの写真では、
もっと躍動的で、本当にきれいです。

その間にみんなで料理の準備。
料理の撮影は、タイミングがとっても重要。
段取りの善し悪しが問われます。

また、今回は「志摩のあかもく」の魅力を引き出すレシピにしたかったので、
「志摩のあかもく」として製品化されている、乾燥、茹で刻み、粉の3種が、
おいしく、栄養的意味を持ち、かつ、使いやすい量になるよう調整しました。
例えば「志摩のあかもく(乾燥)1/2袋」「志摩のあかもく(粉)大さじ1」
というように、あかもくだけではなく、他の材料も合わせて切りの良い分量に揃えるように調整するのは、なかなか難しいところです。
調理行程、器具、材料、全てが、なるべくシンプルになるように、
何度も何度も試作を繰り返しました。

その甲斐あって、「志摩のあかもく」炊き込みごはん(写真)を始め
お好み焼き、佃煮、酢の物、天津丼、プレッツェル・・・と、
どれもとってもおいしいレシピに仕上がりました。
Kさん、Sさん、Mさんお疲れさま!
これからも作業が続きますが、冊子の出来上がりが楽しみです。
このレシピと写真は、冊子完成の前に、
11月18日から東京ビックサイトで開催される、農林水産省主催の
アグリビジネス創出フェア2015(Agribusiness Creation Fair 2015)にて展示、試食が予定されています。
このフェアでは
立命館大学のブースもあり、そこでは以前ご紹介した
京都の老舗のみなさんと開発した、
アスリートスイーツ「SOY DELI」を出品します。
RecOの研究成果の東京お披露目フェアとなります。
RecOにも「実りの秋」がやってきた、という感じです。
ちなみに「SOYDELI」、新聞の全国版に紹介されてから、ネットの注文・問い合わせが殺到し、一時、製造が追いつかなくなったとのこと。こちらもうれしい限りです。
ab
<今週の別腹>
酢の物に登場してもらった志摩の地蛸。
「イセエビとアワビを食べて育ったタコ」と聞くだけで、贅沢品に思えますが、
香り、噛み応え、瑞々しさ・・・本当に贅沢なおいしさです!