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2015.09.21

親子で考えるキャリア講座

親子で考えるキャリア講座

立命館大学のキャリアセンターは、その活動、サポート、企業からの信頼も含めて「日本一」と評価されています
そのおかげで、就職決定率も極めて高く、日本の大学のトップにいます。
その原動力は何よりも、キャリアセンターのスタッフです。

現在、キャリアセンターのHPでは、親子で考えるキャリア講座という特集が組まれていています。

https://www.ritsumei.ac.jp/mng/fubo/career/

もちろん、キャリアは学生自身が主体的に考えるものですが、一番身近で、かつ現在進行形で社会でのキャリアを積んでいるご両親にキャリアに関して相談相手となってもらい、別の観点を持って自らのキャリアを考えてもらうという意図です。

スポーツ健康科学部・同研究科は、キャリア教育にも熱心に取り組んでいます。学部では、1回生、2回生の時にキャリア形成科目(スポーツ健康科学セミナーⅠ・Ⅱ)、大学院ではキャリア形成プロジェクトが授業として配置されています。その成果かどうかは別にして、学部生、大学院生とも多くの職業域へキャリアを進めています。学生の望むところへ進んでもらえるように、教職員が一体となってサポートしています。

今回、キャリアセンターの企画で、
キャリアデザインのための学部の取り組みという特集でインタビューを受けました。

https://www.ritsumei.ac.jp/mng/fubo/career/monthly-reports/2015-09.html

スポーツ健康科学部のキャリアサポートをしてもらっている非常に熱心で素敵な【勝Fileldさん】と一緒に、写真撮影までしてもらい恐縮でした。ここの記事については是非ごらんいただき、スポーツ健康科学部が、その名前から判断されるキャリアではなく、グローバルで多様な就職域へサポートしていることが理解いただけます。

我々の宝は、学生、卒業生です。我々の誇りは卒業生の活躍です。そのサポートと後押しの適切なアプローチを進めていきます。




<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週末は和歌山で、日本体力医学会が開催されました。本学部・研究科から教員、院生、学部生、総勢40−50名ほど参加・発表しています。かなりのシェアを占めています。詳しい話は、明日のMoto先生が報告してくれます。

【忠】

2015.09.14

ハイデルベルグ大学(ESMAC2015)


先週は、ハイデルベルグ(ドイツ)で開催された、ESMACthe European Society of Movement Analysis for Adults and Children)の学会ならびに、その学会前の臨床家をふくめたプレ学会にも参加してきました。【栗H】先生も同行でした。学会名の通り、動作解析(特に歩行解析)を中心とした研究が行われており、理学療法士、バイメカ研究者、補装具メーカーなどが参加していました。おそらく歴史的には、臨床の歩行研究からスタートしたようです。


 

プレ学会では、コンピュータシミュレーションを、研究、臨床にどのように活用するのか、そのメリット、デメリットは何か、現状の問題点・課題の整理などが行われていて、ゼミのような演習形式で進められ、参加者全体でディスカッションしながら進める形態でした。プレ学会は、ハイデルベルグ大学の大学病院内の施設を活用して行われました。待合いで患者が待っているところを通り抜け、コーヒーブレイクの場所を、患者を乗せたストレッチャーが行き交う雰囲気は、今までの学会とは違い、「現場」を意識させるものでした。

 

本学会は、市街にあるハイデルベルグ大学で行われました。このESMAC2015で、M1の「ToriP」君が、卒論でまとめた研究内容“Preferred foot strategy for sprint initiation in children”をポスター発表しました。ショートダッシュのときに、どのようなスタートをするか?ということに注目したテーマです。本格的に短距離を行っていない中学生を対象としています。何も指示せずに、スタンディングスタートをするとき、前側(もしくは後側)の足を持ち上げてからスタートする被験者の多くが、次に指示をして最初と逆足を前にするようにしても、同様に前側(もしくは後側)の足を持ち上げてスタートすることを明らかにしました。なぜ、このような前足をあげたスタートを選択するのかはまだ未解明です。人間の自然な動作かもしれません。面白い着眼点ですので、次の実験が楽しみです。詳しくは、卒論もしくは本人に聞いてください。


 

会場のハイデルベルグ大学は、1386年創立でドイツ最古の大学とのこと。ノーベル賞受賞者多数(総合ランキング20位以内)で、世界の大学ランキングでも60位となっており、ドイツを代表する大学です。歴史と伝統の風雪にさらされた落ち着いた雰囲気でした。この雰囲気は、現地にいないと体感できず、伝えづらいものですので、チャンスがあれば体験してみてください。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

ハイデルベルグ大学、ハイデルベルグ城は、ネッカー川沿いにありますが、その対岸の丘に、ゲーテも歩いたといわれる「哲学の道」があります。こちらは、京都の哲学の道と違って、急な登りが続きます。その分、対岸の眺めは素晴らしいです。急な坂を上って、対岸を眺めて思索したのでしょうか。その意味では、高強度間欠型の歩行によって、乳酸を出しながら認知機能を高めながらの思索であったのでは(このあたりはHassy先生に任せましょう)、と推察しています。

【忠】



2015.09.07

『百歳の力』

表題の本は、現役の美術家 篠田桃紅さんが書かれた本です。墨で抽象画をかかれています。

表紙の帯にあるように、我慢しない、期待しない、逆らわない、年を考えない、予定を立てない、と柳のような柔軟な受け流し。なかなか、そこまでは達観できません。長年の来し方の中で身につけられたのでしょう。

この本の中で、印象に残ったところを2つほど紹介します。
絵心はありませんが、具象画、抽象画ぐらいの見分けはつきます。そのことを書いていました。
「具象というのは、かたちが決まっているから、見ても想像力をかきたてらえるということは少ない。具象は見てわかる、理解するものだからです。抽象というのは理解するものではなくて、感じるもの。だから、千人いれば千人感じるものがちがう。感じる範囲が非常に広いから、ある人には発明のヒントにもなりうるのでしょう。」
 やはり抽象画をみるには感性がいるのですね。かたちが決まっていないので自由度が高く、想像につながる。先日、東京理科大のある研究センターの建物のロビーには、抽象画が飾っていました。やはり、発想をかき立てるためでしょうか。ちなみに、インテグレーションコアのエレベータホール前には、素晴らしい日本画(具象)があります。皆さんを、ホッとさせてくれます。こちらもご覧ください。

もう一つは仕事についてです。
「生身の人間ですから、おのずと良い日もあればそうでない日もありますよ。だけどいちいちそれをあげつらって、今日はどうの、明日になれば、というのは仕事じゃない。」 「仕事というにはそんな甘いことではない。それをもって社会に立っている以上は、気分がすぐれるとかすぐれないとか、気分で生きちゃいけないんですよ。一切を超えているんですよ。」
背筋が伸びる言葉です。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
京都に104歳のマスターズ選手(100m)がいます。世界記録保持者です。凄い人はいます。スタートラインに立つだけでも凄いです。
【忠】

2015.08.31

先週の活動報告

今日は、【みち】先生風に、先週の活動報告してみます。

(月)午前中に研究室で打ち合わせをすませて、京都で研究助成のヒアリング審査。運動指導によって多世代の交流と健康を促進することを考えている指導者の方が提案した申請書に、参画していて、ヒアリングに同席しました。その指導者の堂々と、ハキハキした発表に、私も元気をもらいました。プレゼン10分、質疑10分。もちろん時間厳守です。ヒアリングの結果は1週間後に発表とのこと。指導者の方と講評しあって、そのあと東京へ移動。

(火、水、木)【aknr】先生が書いていますように、国士舘大学で体育学会があり、専門領域のキーノート、一般発表、学会企画のシンポなどに参加して、情報を入手してきました。この学会期間中に大型助成の話題も聞きつけ、関連しそうな先生方とも懇談しました。夕方から夜は、night scienceといわれるように、ネットワーク構築とよりフランクで深いディスカッションを行ってきました。

(金)午前中は、東京ビックサイトで文科省主催による「産学官による未来創造対話」 というテーマでの基調講演、パネルディスカッションがありました。アメリカの大学の例が紹介されており、民間資金(民間財団)が大学改革に大きく貢献したこと、さらには大学そのものがアントレプレナー(起業家)にならなければならない、ということをスタンフォード大学の事例から紹介されていました。そのあと、東京ビックサイトでJSTフェアが開催されていて、COI拠点(アクティブフォーオール拠点) のブースがでていたので立ち寄ったところ、ある国会議員の先生が見学に回られていて、タイミング良く説明する時間をもらいました。ほんの5分ほどでした。如何に短時間でインパクトを与えて説明できるようになるか、まだまだ腕(いや話術)を磨く必要を感じました。この後、大学に戻り、博士院生と打ち合わせ。

(土)朝に身体をほぐしてから、たまった仕事の整理。申請書の構想・アイデアメイク。

(日) アスリートパフォーマンス研究会の日。健康運動指導士などの更新講習会対象のプログラムにもなっています。今回の内容は、「SSCトレーニングの理論と実践」F谷先生、「高齢者のためのトレーニングの理論と実習」O松先生、「パワートレーニングの理論と実習」 F原先生。いずれも最新のデータを入れた内容で、参加者は大満足でした。(写真)

先週同様、今週も力一杯の一週間になりそうです。体調の管理が何より大事です。皆さんも、季節の変わり目ですのでくれぐれもご注意ください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
体育学会のシンポジウムで、卓球協会の宮崎先生(JOCエリートアカデミー総監督)の話しが非常に熱いものでした。トップアスリートを育てるのに、「情熱、本気、戦略、情報」が指導者に必要であることを示唆した内容でした。
【忠】

2015.08.24

JISSインターンシップ

先週、JISS(国立スポーツ科学センター)へ行ってきました。【moto】 先生をはじめ、多くの先生方が訪れているところです。学部生、院生の行きたい職場の一つです。

今回は、インターシップで1週間、JISSで過ごす、ゼミ生の絵pearさんの激励とハイパフォーマンス・ジムの見学です。

絵pearさんは、初日から、選手サポートのための計測実験での手伝いでした。大型トレッドミルの上を、クロスカントリースキーのジュニア代表選手がローラースケートを履いて、自ら疲労困憊まで追い込んでいきます。運動強度と血中乳酸値、最大酸素摂取量(It’s me先生が紹介していたもの)を計測します。その記録補助を絵pearさんが行っていました。トップ選手の実験現場に立ち会えたことは、大きな経験になったことでしょう。選手にとっては大きな負担がかかる計測です。多くの人手もかかります。その分、精度の高いデータを取得して選手にフィードバックする必要があります。そのような、はかる側もはかられる側も“真剣勝負”の雰囲気は、なかなか言葉では伝えづらく、空気感も含めて皮膚感覚で体感するのが一番です。インターンシップならではの経験になったでしょう。

ハイパフォーマンス・ジムは、この設置を企画した石毛先生に紹介してもらいました。一見したところ多くの機械がならんだ、大きなトレーニング体育館です。でも個別の設備、機器をのぞくと、独自開発された装置がゴロゴロと配置されています。石毛先生が紹介してくれているのは、「投げ」動作のマシンです。投げのときに、一旦、腕を引いてそれから前へ振り出します。筋肉を一旦引き伸ばして縮めるstretch-shortening cycleによって動作を行うのですが、そのときにstretchの負荷を大きくしたり、いろんな刺激が与えられるように工夫されています。持ち手のところも交換できるので、野球、槍、ラケットなどに対応できます。

また、正面にモニタのあるウエイトトレーニングのプラットフォームには、映像、床反力などのデータがトレーニング中に計測され、モニタにリアルタイムでフィードバックされます。フォーム、運動強度などのチェックが即時に行えるようになっています。もちろん、これらのデータはサーバーに蓄えられて、あとでじっくり見直すこともできます。この施設のコンセプトは、トレーニング現場とスポーツ科学の融合と聞きました。選手がここでトレーニング、リハビリを行い、そのサポートを研究者が行うことで、選手、コーチ、研究者が自然と交流する、そのことでイノベーションがおこる。そして、ここである程度システムができた装置は、通常のトレーニング施設へ移行され、空いたところで新しいイノベーションの種を育てる、という説明を石毛先生から伺いました。まさに、イノベーションを起こすために、ニーズ、シーズ、そしてコラボがなくてはならないことを、このハイパフォーマンス・ジムの見学から学べました。2020東京大会では、このような日本の新しいスポーツ科学のサポート・貢献、イノベーションも世界に発信されて行くでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
そろそろ教員採用試験の2次試験(実技、面接など)があります。その実技試験対策に、【shine】先生が暑い体育館で、熱い指導。ご苦労さまです。全教職員の熱い期待を受けて、受験生は頑張って!
*先週土曜に、ちらっと出演した(「凄(すご)ワザ」)を見たよ、と教職員、教え子からも連絡をもらいました。さすが、NHKと思っております。後編にもチラッと出ます。8/29土曜日午後8:15-8:43、NHKです。良かったらご覧ください。
【忠】

2015.08.17

TAZ君

皆さんは夏休み、如何お過ごしですか? 受験生にとっては、最後の追い込みをかける毎日と思います。くれぐれも体調管理を大事にして頑張って下さい。スポーツもそうですが、夏にしっかりと仕込めると、その成果は必ず現れます。大学生は、まとまった長期休暇ですから、海外渡航、合宿、帰省、インターンシップなど思い思いの過ごし方でしょう。良い思い出、経験を積んで下さい。

今回紹介するのは、テキサスから来てくれた高校生のTAZ君です。アメリカ生まれ、アメリカ育ちの日本人です。アメリカの学年暦でいえば、8月下旬が新年度になるので、今度高校3年生になります。アメリカの高校も夏休みが2ヶ月ほどあります。TAZ君は、小学生、中学生の頃、アメリカの夏休みの前半は、日本の学期と重なるので、その期間、日本の学校に通っていました。毎年1ヶ月ほどになるでしょうか。そのため、日本語の読み、書き、話すは全く問題ありません。まさにバイリンガルです。


そんなTAZ君から、7月初め頃にメールをもらいました。親御さんの実家が滋賀にあるということで、そこを拠点にしながら、将来のキャリアを考えて、何かしらの経験をつみたい、できればインターンシップのような機会を与えて欲しい、という内容でした。その文章が、本当にしっかり書けていて、体裁、内容ともに高校生とは思えない内容でした。もちろん、喜んで受け入れると返事をして、日本到着早々に研究室に来てもらい、お話をしました。第一印象は、「しっかりと物事を考えていて、まっすぐとした良い眼を持っている好青年」です。研究室紹介、施設紹介を終えて、将来のキャリアについて話をしましたら、大学進学は医学部か生物学部を考えているとのこと。Hassy先生がポスドクをしていた難関大学も検討しているとのこと。であれば、しっかり勉強してもらおうと、ポスドクのSUGさんにお願いして、現在、研究を進めている実験に参加してもらい、主に筋電図解析をしてもらうことにしました。写真はそのときの様子です。アメリカに戻っても、解析を続けたいとのことで、引き続きやってもらい、論文発表までのプロセスも経験してもらおうと考えています。

インターネットの世の中は、「門を叩く」ことを容易にしてくれています。一昔前であれば、誰かに紹介してもらい、手紙でやりとりして、という段取りをいくつも経て、ようやく会えることになります。もちろん、その段階を踏む、というのも重要な経験です。一方で、いまや直接にコンタクトがとれ、即時にやりとりができる時代です。もちろん、メリットだけでなくで、使い方を間違えるとデメリットにもつながりますが、今回のケースのように、自分の成長、キャリア形成に「一歩踏み出す」ためには、強力なツールです。それにより慣れている若い世代の人たちが大いに活用して、自分の成長につなげて欲しいと願っています。ただし、TAZ君のように、礼儀正しく、かつ想いを伝えられるメールの文章が重要になることは言うまでもありません。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
1.この間、案内しています、ちらっと出演する(「凄(すご)ワザ」)が放映されます。
今週(8/22)と来週(8/29)の土曜日午後8:15-8:43、NHKです。良かったら見て下さい。
2.今月上旬に、初めてASB(アメリカバイオメカニクス学会)に参加してきました。4日間、朝8時から夕方まで濃密なスケジュールで、この分野の研究動向をしれた刺激一杯の学会でした。
3.ASB参加の折りに、飛行機から撮影した富士山です。清涼剤としてご覧下さい。
【忠】

2015.08.10

NACの龍さん

先日、スポーツパフォーマンス測定室のモーションキャプチャーシステムを納入してくれている、株式会社ナックイメージテクノロジー(我々はNACと愛称でよんでいます)の龍さんが、本学部に退職の挨拶に来られました。龍さんは学部長、HARU先生、AKNR先生、をはじめ本学部の先生との知り合いも多いです。このNACの龍さんには、この間、随分お世話になっています。ハイスピードビデオカメラの時代から、現在のデジタル方式、モーションキャプチャーシステム、アイマークレコーダまで多くの製品を納入してもらうとともに、メンテナンス、バージョンアップ、その他もろもろの相談まで。

龍さんとのお付き合いは、大学院修士の頃からですので、かれこれ30年以上。最初であった頃は、16mmフィルムで高速度撮影するタイプで、撮影の後、現像に出してから、デジタイザーにかけて、身体マークの位置をハンドデジタイズした時代でした。何よりも、強烈な恩師のもとで修業していた時代で、鬼籍に入られた恩師は、自分の学生、他大学の学生、業者の方に分け隔てなく(!?)、厳しい教育としつけをつけられる方でした。おかげで、しっかり鍛えていただいたと感謝している今日この頃ですが、龍さんも例にもれず、しごかれた経験をお持ちで、前回もその話題が出ました。ただ、お互いに共通して、『強烈な先生でしたが、本当に素晴らしい教育者でした』という印象を持っていました。

長いつきあいのため、共有する想い出もありますが、龍さんの誠実な人柄と熱心な仕事ぶりに、この間助けられることが多くありました。特に、学部設置の折に、モーションキャプチャーシステムの設備選定のときも、当方の無理な提案にも関わらず、社内でかなり頑張っていただいたと後で知りました。おかげで、学部としては充実した設備をフルに活用できるようになりました。
 龍さん、ありがとうございます。また、NACの皆さん、今後ともお世話になります。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先日、「収録」にいった番組(「凄(すご)ワザ」)の予告が次のHPにでています。
http://www4.nhk.or.jp/sugowaza/
放送予定は、8月22日(前半)と29日(後半)です。時間は、午後8:15-8:43です。
龍さんにお世話になった、スポーツパフォーマンス測定室(モーションキャプチャーシステム)も、ちらっと放送されます。これも縁ですね。
【忠】

2015.08.03

オープンキャンパス

先週末は、大学のオープンキャンパスでした。【みち】先生も書いているように、大阪いばらきキャンパス(OIC)が開設されたので、3キャンパス同時の開催となっています。

それにしても、体温より高い「高温注意報」がでるほどの猛暑続きです。その中をお越し頂き、本当にありがとうございます。今年も本当に多くの生徒さん、保護者の皆様に集まっていただきました。学部説明では、用意した教室では収まりきらず、立ち見でお願いするようなことになりました。

今回のオープンキャンパスを契機に、立命館大学スポーツ健康科学部での学びが、受験生の『未来』にとって、どのような予想図が描けるのか、将来キャリア、極めたい専門性、身につけたいスキル、を実現できる学び、環境、場所であるかをしっかり、考えて志望していただきたいと願っています。

「スポーツ健康科学」の学びを通じて、グローバルな視野とリーダーシップを備えて、社会に貢献する人材を育成することが、我々の使命です。貢献する先は、非常に広い分野に広がっています。開設6年目のまだ新しい学部ですが、『チャレンジを続けて伸び盛りの学部』でもあります。貢献する先は、よりグローバルな分野へも広がり、より多様な領域にもつながっていきます。

このスポーツ健康科学の学びを通じて、自らの可能性を伸ばしたい、チャレンジを続けたい方にとって、本学部はまさに、“うってつけ”です。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
大学でもクールビズスタイルで執務しています。例年、この時期に教職員で、クールビズスタイルの撮影を行っています。写真を載せるのは恥ずかしいという声もあったので小さめでアップしておきます。
今日は、大学院M2の修士論文中間報告会、明日の午後は、D3の研究成果報告会です。大学院に興味ある方は是非、ご覧ください。アカデミックラウンジで開催します。
【忠】

2015.07.27

収録

先週は、NHKの収録のために、本Castle先生と、静岡の新富士駅近くにある「ふじさんめっせ」へでかけてきました。朝、9時過ぎに南草津で待ち合わせていたところ、藤Book先生とばったりであり、藤Book先生は、お台場の産総研でセミナーとのこと、行き先は同じ方向で新富士の方が近いのですが、のぞみが止まらないので我々の到着の方が後になります。

約3時間かかって、無事、新富士駅に到着。大雨のあとで、本来なら一番富士山がきれいに見られる駅なのに、富士山は顔を出さずじまい。

到着後、昼食を食べながら打ち合わせ。収録の内容は、6月15日のブログで紹介した『ポゴ ハイジャンプ実験』の続きで、フレッド選手が、オールジャパンで制作した新しいホッパーを使って、「世界記録へ挑戦する」ものです。初めて、収録現場に来ましたが、スタッフは総勢100名ぐらいいたでしょうか。それに加えて、出演者、関係者をいれると150名が、体育館の中で、ひとつの番組をつくるのに結集していました。

人相手の収録は意外と時間がかかるもので、最初の私の出番まで約4時間半待ち、そのあと2時間ほど立ちっぱなしで収録し、その後休憩をはさんで残りの収録。終わったのが8時半で、帰りの新幹線までのこり7分。駅まで走り、何とか間に合って、南草津についたのがほぼ深夜0時。長い一日でしたが、貴重な経験をさせてもらいました。世界記録に挑む、というその気魄、気概をフレッド選手から学び、複数のメーカーと大学が協力したプロジェクトでの結集力、良い番組をつくろうという熱意に溢れた現場スタッフの仕事ぶり。研究室だけでは経験できないことを教えてもらいました。

番組の名前は、NHKの凄(スゴ)ワザで、毎週土曜日よる8:15から放送されています。再放送は金曜日午後4:20からです。放送予定日は、決まり次第お知らせします。良かったらみてください。チラッと映っていると思います。スポーツ健康科学部のパフォーマンス測定室も映っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
・立命館大学『スポーツ健康科学部夏期体験セミナー2015』&スポーツ健康科学部オープンキャンパスが、昨日、無事終了しました。受講生ならびに保護者のみなさんに、本学部の教育内容をしっかり理解いただけと思っております。今週末(8/1-2)もオープンキャンパスがあります。こちらも是非、お越しください。
・6年前の今日が、ブログをはじめた日です。ちょうど6年になりました。これからも続けます。その原動力は読者の声、支持です。是非、引きつづきご愛読のほどお願いします。
【忠】

2015.07.20

ISB2015 Glasgow

先週は、表記の学会に参加してきました。
本学部からは、写真の6名+栗H先生の7名が参加しました。

この国際バイオメカニクス学会(International Society of Biomechanics)は、2年に1回開かれます。前回は、ブラジルのナタールでした。今回は、AKNR先生のゼミ生(学部4回生)の2人(赤Bear君とK藤君)が、口頭発表しました。時間をかけてしっかりと練習したプレゼンは堂々としたもので、日本から参加の他大学の先生も感心しておりました。本研究室のSpring本さんは、長期間のゴルフトレーニングが体幹筋の左右差、上下差にもたらす影響について、ポスター発表を行いました。持ち時間の1時間半、ひっきりなしに質問、コメントをよせる参加者に対して、丁寧に対応して議論していました。

ポスドクのF谷さんは、反動動作として用いられるストレッチ-ショートニングサイクルのメカニズム解明の研究成果を口頭発表し、カナダ留学の英語力とこの間の論文の成果をいかんなく発揮していました。AKNR先生の口頭発表は、「さすが!」とほれぼれするものでした。ボクシングのパンチングにおける力学指標を定量化する方法を発表され、会場との質疑応答の中で、なぜこの研究を行っているのか、最終目標は何なのか、そこへ向けての今回の研究の意義はこれこれである、というように筋道をたてた説明に、会場全体が得心したやり取りでした。

その他の学会の内容については、金曜日のAKNR先生がまた詳しく書かれますのでそちらをお読みください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
グラスゴーは、イギリスのスコットランド地方にあり、年に400回は雨が降る、というほど雨が多いところです。ところが意外にも!?私の滞在中1回しか降りませんでした。雨男、返上か、と思いきや、金曜日の早朝、関空に降り立った頃は、台風による大雨。ダイヤの乱れは翌日まで続きました。土曜日から始まったサマースクールも遅れてくる参加者が何人もでてしまいました。私のせいではないのですが、タイミングが合って!?しまいます。
今週末(7/26日)は、学部のオープンキャンパス(参加自由)です。申し込みは不要ですので多くの方に来て欲しいと願っています。予報では、天気は大丈夫そうです

【忠】