[ Sun ] の記事一覧

2015.07.05

アメリカ便り (37): Independence Day!

あっという間に7月ですね。
日本ではそろそろ蝉の賑やかな季節でしょうか?

アメリカでは、July 4 は、独立記念日 (Independence Day) です!
この日を迎えるに当たって、いつも以上に町中に星条旗があふれています。

ワシントン D.C. では、この日、様々なイベントが行われます。
パレードに始まり、コンサート、そして中心部のナショナルモールで
盛大に打ち上げられる花火!まさにアメリカらしく建国を祝う一日です!


(写真は、http://washington.org/DC-guide-to/independence-day-washington-dc より)

全米各地で、当日は、独立記念日を祝う行事が行われていますが、
D.C. は首都ということもあって、全米一の規模で行われます。
ぜひこの時期 D.C. に立ち寄られる方に見てもらいたいです。

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#37>>
1776年7月4日に出された Declaration of Independence (独立宣言) は、
D.C. のNational Archives (国立公文書館) にオリジナルが展示されています。
今回は、(少々長いですが、) その中の有名な一節を紹介したいと思います。

"We hold these truths to be self-evident,
that all men are created equal,
that they are endowed by their Creator with certain unalienable Rights,
that among these are Life, Liberty and the pursuit of Happiness.
--That to secure these rights, Governments are instituted among Men,
deriving their just powers from the consent of the governed,
--That whenever any Form of Government becomes destructive of these ends,
it is the Right of the People to alter or to abolish it,
and to institute new Government,
laying its foundation on such principles
and organizing its powers in such form,
as to them shall seem most likely to effect their Safety and Happiness."
「我々は、以下の真実を自明のものと見なす:
人間は平等に作られており、創造主により犯すべからざる権利を有していること、
この権利には、生命・自由・幸福の追求があること、
これらの権利を守るために、政府が樹立されたのであり、
政府の権力は、統治される人の同意に依拠していること、
いかなる政府であれこれらの目的を果たさない場合、
政府を変え、廃止し、新たな政府を樹立するのは人民の権利であり、
安全と幸福を最大限もたらすような原理と形に則り、その基礎を置き、権力を組織すること」

これを読むと憲法は国家を制約するためであり、
国民の権利を保障するためであることがよく分かりますね。


(写真は、http://www.archives.gov/exhibits/charters/declaration_transcript.html より)

2015.06.28

アメリカ便り (36): 895 Defense

日本では大雨が続いているようですが、
皆様いかがお過ごしですか。

先日、メリーランド州立大学カレッジパーク校の言語学科では、
895 Defense が行われたので、紹介したいと思います。

アメリカの授業は、頭にナンバーが付いています (Number System)。
それを見ると大体のレベルが分かるようになっています。
例えば、学部の入門クラスは100番台、専門だと300-400番台、
大学院だと600番台以降になります。
895 Defense とは、LING 845 Doctoral Research Paper という科目の
公聴会 (Defense) で、博士論文を執筆する前に
50ページ程度のペーパーを執筆し、発表をする感じといったら
イメージを掴んで頂けるでしょうか?

日本でも、博士課程の学生は中間発表という形で、
研究の進捗状況を毎年報告しますが、比較的短い場合が多いと思います。
こちらの場合、30分の発表の後、主査と副査からの質問があり、
フロアからも質問が出ます。この質問タイムは、
合わせて1時間ほどありますので、なかなかタフな時間です。
この発表を審査して、博士論文の執筆にゴーサインが出るかが決まります。

今回は、いつもお世話になっている Rachel が発表をしました。
Rachel は、New York University (NYU) 出身の D3 の学生です。

公聴会が終わった後はすぐにアメリカらしい砂糖たっぷりのケーキで
お祝いのパーティが開かれるのも新鮮で、楽しかったです。
こういうアットホームな感じがアメリカらしいですね。
(写真で、派手な色のケーキをカットしているのが Rachel です)



それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#36>>
今週アメリカでは、同性愛者の結婚に関する最高裁判決があり、
同性愛者の結婚が認められる判決が出ました。
"historic decision/victory" 「歴史的な決断/勝利」として、
ニュースでも盛んに取り上げられていました。
以下は、例です。
"A deeply divided Supreme Court on Friday delivered
a historic victory for gay rights, ruling 5 to 4
that the Constitution requires that same-sex couples
be allowed to marry no matter where they live."
「金曜日、真っ二つに割れた連邦裁判所は、同性愛者の権利にとって
歴史的な勝利をもたらした。5対4で、どの地域に住んでいようと、
合衆国憲法は、同性愛カップルが結婚することを認めることを
言い渡した。」
http://www.washingtonpost.com/politics/gay-marriage-and-other-major-rulings-at-the-supreme-court/2015/06/25/ef75a120-1b6d-11e5-bd7f-4611a60dd8e5_story.html

2015.06.21

アメリカ便り (35): First year in Big 10

今日は、父の日ですね。
皆様いかがお過ごしですか。

今日は夏至 (Summer Solstice) でもあります。
ワシントン DC ではないのですが、
NY では、本日、夏至を祝うイベントとして、
Times Square で、大規模な ヨガ (Yoga) の無料イベントが開かれる予定です。
http://www.timessquarenyc.org/events/solstice-in-times-square/index.aspx#.VYL52aaB2uk

今回は、それにちなんで運動に関する話題を紹介したいと思います。
以前、この項でお伝えしたように、メリーランド州立大学カレッジパーク校は、
これまで所属していた ACC リーグ (the Atlantic Coast Conference) から、
今年から Big 10と呼ばれるリーグに移籍し、いきなり7つの競技で優勝するなど、
大活躍を見せました。また女子ラクロスは強豪で知られており、
全米大学トーナメント (NCAA) でも連覇を果たしています。

日本では、新聞が特定の大学のスポーツ状況について
取り上げるのはなかなか無いと思いますが、
ワシントンポスト紙が、メリーランド州立大学チームの
今年一年を振り返る 記事 を掲載していましたので、
紹介致したいと思います。
"University of Maryland’s teams post a big first year in the Big Ten conference"
http://www.washingtonpost.com/sports/colleges/for-maryland-athletics-a-big-first-year-in-the-big-ten/2015/06/12/20db2680-0f17-11e5-9726-49d6fa26a8c6_story.html

今回、Big 10に移籍したことで、観客動員が15%増加したようです。
アメリカでは、大学スポーツは、プロスポーツ並みの人気を
誇っていますので、日本とは規模が違い、収入も桁外れです。
スポーツ担当の Athletic Department によると、
今年のチケット収入だけで、1490万ドル!
(1$=124円で換算すると、約18億4700万円!)
もちろんこれにテレビ放映権やグッズの販売、試合での
飲食代などが加わりますので、一大ビジネスです。

私は日本の大学スポーツの収支状況に詳しくないのですが、
これほどの収入を得ている体育会部門は日本にはないだろうなと思います。
逆にこれぐらいの収入があるからこそ、オリンピックが開催できるような
施設が大学に存在できるのだと思います。

日本でも、もっと大学スポーツに注目が集まって欲しいものです。
それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#35>>
フットボールのホーム試合になると、毎回
写真のような Tシャツを何千枚と配布しています。
(下手すると1万枚以上配っているかもしれません)
左のシャツは、生命科学部の修平先生の母校である
ミシガン州立大学 (MSU: Michigan State University) と
対戦した時のものです。
"BLACKOUT SPARTY" 「スパルタの奴らを黙らせろ」とは、
MSU のチームの愛称 "SPARTANS (スパルタ人)" から来ています。


2015.06.14

アメリカ便り (34): Maryland Day 2015

あっという間に六月も半ばですね。
これから梅雨本番で鬱陶しい時期ですね

少し前の話で恐縮ですが、
メリーランド州立大学カレッジパーク校では、
4/25 (土) に、オープンキャンパスである
Maryland Day 2015 が開催されました。

意外かもしれませんが、日本の大学と異なり、
アメリカの大学では、オープンキャンパスは珍しいようです。
何人かの学生や先生に聞いてみましたが、メリーランド州立大学に来て
初めてオープンキャンパスを体験したという人ばかりでした。
そういう環境の中で見てみると、Maryland Day は
非常に大規模で、珍しいイベントです。

Maryland Dayでは、日本の大学と同じように、
学部や大学院志願者用のブースもありますが、
それよりは一般の人や子供たちに、
研究や大学に関心を持ってもらおうとするイベントが
目白押しなのが特徴です。
(立命館で言うと、立命館デーとオープンキャンパスを
合体させたようなイメージです)

そのため当日は学内に子供連れの家族があふれていました。
写真は、金魚すくいならぬ、メリーランド州立大学の
イメージキャラクターの亀 (turtle) をすくう、亀すくいの写真です。
日本とは違って破れやすい紙ですくうのではなく、
思い切り網で豪快にすくいます (笑)



また研究に興味をもっともらおうとするブースでは、
言語学科のブースでも、世界の言語で、
「亀」をどう表現するのかという話を通じて、
世界にある言葉の違いや共通点などを、分かりやすく説明していました。
写真の手前に写っているのは、研究室が同室の
Allison (左) とシンガポール出身の Nick (右) です。



隣では、Language Science ということで、
言語学科 と Neuroscience and Cognitive Science Program が
共同でブースを出していました。
日本では、言語学科と神経科学科では、文系と理系に分かれて
随分遠いイメージですが、こちらでは言語は脳内に内在化されることから、
言葉の仕組みを神経科学の観点からアプローチする取り組みが盛んです。
写真に写っているのは、ポスドクの Allison (右) といつも陽気な Chris (左) です。



当日は、花曇りで大変寒かったのですが、
大学で楽しそうに走り回ったり、話に真剣に耳を傾けている子供たちを
見ながら、こうやって小さい頃からメリーランド州立大学や
研究への関心をを育んでいるのだなと実感できる時間でした。

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を


<<街でよく見かける英語表現#34>>
今回の Maryland Day 2015 の標語は、
"Explore Our World of Fearless Ideas. 
Inspiration. Boldness. Curiosity. Passion."
「大胆なアイデアを持つ我々の世界 (大学) を探検しよう。
ひらめき、大胆さ、好奇心、情熱」でした。
今年の立命館のオープンキャンパス (8/1・8/2)が
どんな感じなのか楽しみです。
皆さんも、ぜひ体験してみて下さい。


2015.06.07

アメリカ便り (33): Career Symposium

あっという間に六月で梅雨の季節を迎えましたね。
皆様いかがお過ごしですか。

アメリカの東海岸でも、この時期には雨が良く降ります。
気温も下がり、今週は最高気温が20℃に行かない日がほとんどでした。
日本の梅雨とは違うのは、夕立のように一気に降る感じでしょうか?

先日の 6/3 (水) に、Neuroscience and Cognitive Science (NACS) Program 主催で、
大学院生向けのキャリアシンポジウムが開催されたので、参加してきました。



日本でも、博士号修得者の就職が問題になっていますが、
冒頭、NACS のディレクターが、
「25年前は、博士号を取得した学生の50-60%が
任期無しの大学教員 (tenure) に就けたが、
ここ最近は状況が激変している。
現在では、5%以下しか大学教員になれない分野も出てきている。
NACS の卒業生の場合、1999年の設置以来
1/3強の学生が任期無しの大学教員のポストに就いてきたが、
2/3 弱の学生は、それ以外のポストに就いていることから、
色々なキャリアがあるということをきちんと説明するために
今回のフォーラムを開催した」と説明がありました。

その後、8名のパネリスト達から、現在の仕事や
その職業に就いた経緯の説明がありました。
パネリストの職業は、企業化した CEO や、コンサルタント、
製薬会社の社員NIH でのマネージャーなど様々でした。
参加したのは、30名程の大学院生でしたが、
真剣にメモを取りながら、活発な議論が行われていました。



その中で、パネリストの一人が、企業で求められる10の資質という
Forbes の記事を紹介していました。
http://www.forbes.com/sites/susanadams/2014/11/12/the-10-skills-employers-most-want-in-2015-graduates/
以下は、上から順に最も重要だと考えられている10の資質だそうです。

1. Ability to work in a team structure (チームで働ける能力)
2. Ability to make decisions and solve problems (tie) (決断する、問題解決する能力)
3. Ability to communicate verbally with people inside and outside an organization
   (組織の内外の人とコミュニケーションできる能力)
4. Ability to plan, organize and prioritize work (仕事を計画し、組織化し、優先順位をつけられる能力)
5. Ability to obtain and process information (情報を得たり、処理する能力)
6. Ability to analyze quantitative data (量的データを分析する能力)
7. Technical knowledge related to the job (仕事に関する専門知識)
8. Proficiency with computer software programs (コンピュータソフトウェアの知識)
9. Ability to create and/or edit written reports (レポート作成および修正の能力)
10. Ability to sell and influence others (モノを売ったり、他人に影響を与える能力)

これを読んでみると、研究 (Academia) の世界も、
それ以外の世界 (Non-Academia) も、求められる能力は同じなのだなと感じました。
皆さんも、ぜひこういった能力を在学中に身につけてもらいたいと思います。

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#33>>
パネリストの一人が、目標にたどり着くには
色々な道があるということを強調していました。
その際に、彼女が言っていたのが
 "One door closed, but another open."
「ある扉は閉ざされていても、別の扉は開かれている」
ついつい目の前の道しかないと思ってしまいますが、
色々な道があるものです。梅雨の中、
就活で頑張っている四回生や院生に贈りたい言葉です。

2015.05.31

アメリカ便り (32): Memorial Day

あっという間に五月も終わりですね。
皆様いかがお過ごしですか。

私のいるメリーランド州では、DST (Daylight Saving Time) で
1時間時間が早まっていることもあり、
夜の8:30過ぎまで明るくなり、かなり一日が長いと感じられます。

先週のブログで、5/25 (月) が、Memorial Day だと書きましたが、
もともと Decoration Day と呼ばれていた日を、
Memorial Day と変更したのが、リンカーン大統領ですので、
当日は、D.C. にある Lincoln Memorial を訪れました。



メモリアルの中には、これまでに写真か何かで
見たことのある人も多いと思うのですが、
リンカーン大統領像があります。
5m以上もあるかなり巨大な像です。



この建物では、1968年に、Martin Luther King, Jr 牧師による
有名な "I Have a Dream" 演説が行われ、数十万もの人が
建物の前の広場を埋め尽くしました。



建物の1階には、その時の演説の写真や、
人種差別撤廃への歴史が展示されていました。

建物は、ナショナルモールの西端にあり、
木に覆われた気持ちのよい散歩道が続きますので、
ワシントン D.C. を訪れられた際は、
ぜひ一度足を運んでみてください。

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を。


<<街でよく見かける英語表現#32>>
Lincoln Memorial の側面には、リンカーン大統領による
有名なゲティスバーグ演説(Gettysburg Address) が彫られています。
今回はその最初の一節を紹介します
"Four score and seven years ago our fathers brought forth on this continent,
a new nation, conceived in Liberty, and dedicated to the proposition
that all men are created equal. "
「87年前、我々の始祖たちが、この大陸に自由の中生み出され、
全ての人が平等に作られたという信念に捧げられた新たな国家を作り上げた。」
"score" はこの場合、「得点」ではなく、複数形で「20」を意味しています。


2015.05.24

アメリカ便り (31): Commencement

あっという間に五月も終盤ですね。
皆様、いかがお過ごしですか。

メリーランド州立大学カレッジパーク校では、
今週 5/21 と 5/22 に学位授与式 (Commencement) が執り行われました。
大学全体の式典が、5/21 に行われ、
あとは学科・学部毎に分かれて行われるという形を取っています。



私が現在所属する Department of Linguistics (言語学科) では、
快晴の 5/22 に執り行われました。
学科長の挨拶の後、参列した保護者に向けて、
Ellen が、「言語と脳」について、
ユーモアを交えながら、スピーチを行いました。



今回の学部生の卒業生は15名、大学院生の卒業生は4名でした。
式では、一人一人の名前が呼ばれるだけでなく、
彼らの業績や論文の内容などが紹介されていました。
写真は、今回博士号を修得した Angela です。



言語学科の卒業式は、笑いが溢れて本当に温かい雰囲気です。
参加していて、こちらまで幸せな気持ちになれました。
卒業生のこれからの人生に幸多からんことを願ってやみません。

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#31>>
明日の 5/25 は、アメリカでは "Memorial Day" (戦没将兵追悼記念日)
で祝日となっています。テレビや新聞などでは、明日の式典に向けて、
様々なメッセージが流れています。以下は、その例です。
"Memorial Day is a day for remembrance of those who have died in service to our country."
http://www.pbs.org/national-memorial-day-concert/memorial-day/history/
「Memorial Day は、国に尽くし兵役中に死亡した人を追悼する日です」

日本語では、「サービス」とは、「お店などで受けるサービス・奉仕」などを意味しますが、
アメリカでよく見かける "service" は、「軍隊に入ること、軍務に就くこと」を意味します。

<<街でよく見かける英語表現#番外編>>
先週 Final Exams の際に "Good Luck on Final Exams!" と
バスに掲示されていますと書かせて頂きましたが、
とある方より "Good Luck for Final Exams!" と思っていましたとの
ご指摘を頂戴しました。(よく読まれていることを感謝致します)

写真にあるとおり、最初の表現で正しいのですが、
「〜に幸運を!」という際には、
"Good Luck on 〜" と "Good Luck with 〜"
があるので、何が違うのかネイティブに聞いたところ、
「そんなこと考えたことがないのでよく分からない」と絶句しながら、
on の後には、「頑張る必要があるもの」や「評価が入るもの」が来る、
with の後には、「特にそういう含意はないのでは?」とのコメントでした。
ただ微妙な違いらしく、"Cool Question!" と、
ネイティブが感心していたことを
併せてお伝えしておきます (笑)

2015.05.17

アメリカ便り (30): Spring Semester

五月も半ばとなりましたが、
皆様いかがお過ごしですか。

メリーランド州立大学カレッジパーク校では、
五月晴れの日も多く、学生が屋外で勉強する姿も
目立つようになってきました。



また今週、Spring Semester の講義が終了しました。
今は、Final Exams が行われています。
以前もお伝えしましたが、この時期は、
図書館も24時間オープンで学生を支えています。
写真の中に "From The Stamp" と書かれていますが、
The Stamp とは、大学購買部のある建物で、
この時期には、疲れた学生の気分転換に、
10分間無料マッサージを提供したり、
軽食を無料で食べられたりと、
疲れた心と体を癒してくれています。
http://thestamp.umd.edu/special_events_programs/stamp_study_zone



私は、今学期は大学院の講義を二つ取って、その内一つは
小テストはあるわ、グループでの最終発表はあるわで、かなり大変でした。
それと同時にこちらが学生の研究を進めていく上での
手際の良さも目の当たりにすることが出来ました。

こちらの学生は何が凄いかというと、
普段から大量の論文を読んでいることもあり、
相当量の先行研究をまとめ上げて、どういう研究が行われていて、
次にどんな研究をすればよいのかを見つけてくる
『スピードが圧倒的に速い』ということです。
現代のようにインターネットで世界中の研究・論文が検索できる時代に
即した研究スタイルを身につけていることが実感できました。
このスピードに付いていけないと、これからの時代の研究は
全然歯が立たないだろうなと思います。

今後、研究者を目指そうという学生さんは、
世界と戦うためには、こういうスタイルを身につける必要があり、
そのためには益々高度な英語力を身につけないと何も出来ないという
予感がした今学期でした。

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を。
<<街でよく見かける英語表現#30>>
今週は、バスの掲示も、
"Good Luck on Final Exams" (最終試験で幸運を)と
なっていました。こういう何気ないメッセージが
アメリカらしくて良いですね。

2015.05.10

スポ健な人 (17)

今日は、母の日ですね。
皆さん、プレゼントは決まりましたか?

今回は、アメリカ便りではなく、スポ健で頑張っている人を紹介する
『スポ健な人』をお送りしたいと思います。

今回、紹介させて頂くのは、今年度から、
スポーツ健康科学部でプロジェクト英語を担当して頂いている
生駒先生です。



以下、生駒先生からお聞きした内容です。
Q: 「自己紹介をお願いします」
A: 「はじめまして。この4月よりスポーツ健康科学部で
  プロジェクト英語の授業を担当させて頂くことになりました。
  私は大学院ではアメリカ研究を専攻し、
  主に同志社大学とスミス大学(アメリカ)の院で、
  映画学・ジェンダー学の分野で研究を行ってきました。
  大学院修了後、今年立命館に来るまでは、
  大学受験指導やTOEFL対策など、
  主に関西圏の高校・大学で英語教育に携わっていました。
  今回、プロジェクト発信型英語という学生主体型の英語の授業を担当できることを、
  とても嬉しく思っています。」

  ※ スミス大学 (Smith College) は、マサチューセッツ州にある
  1875年に創立された全米屈指の最難関名門女子大学です。
  http://www.smith.edu/

Q: 「スポ健の学生の印象を聞かせてください」
A: 「スポ健の学生はどの人もとても元気がよく、
  活発で、行動力のある人が多いという印象を受けています。
  皆さんのプロジェクトテーマはどれも大変興味深く、
  今から中間・最終発表が楽しみです。」

Q: 「最後に、今後の抱負をお願いします」
A: 「皆さんが、今まで学んできた英語の知識を活かして、
  人に伝わるプレゼンテーションができるように、
  私も精一杯サポートしていきたいと思います。
  難しいと感じることもあるかもしれませんが、
  ぜひ自分自身の日々の成長を楽しみながら、
  そしてクラスの仲間とお互いを高めあいながら、
  一緒にがんばっていきましょう。」

学生の皆さんも、ぜひ持ち前の積極性を発揮して、
生駒先生から、授業だけでなく、アメリカでの留学生活や
そのための英語学習方法なども含め、最大限に学んでくださいね。

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を


2015.05.03

アメリカ便り (29): Riots

日本では、今、GW ですね。
新入生は、慌ただしかった4月が終わり
ホッとしているところでしょうか。

メリーランド州立大学カレッジパーク校でも
春の爽やかさを楽しんでいますと書きたかったのですが、
日本のニュースでも流れたように、
私のいるメリーランド州では、月曜日に
ボルチモア (Baltimore) で暴動 (riot) が起こり、大変な事になりました。
これまでに警察官も100人以上が負傷し、
州軍1000人も出動して、夜間外出禁止令も出ました。
色々な人から安否を気遣うメールも頂きました。
本当にありがたい話です。

実際には私の住んでいる地域からボルチモアまでは
車で1時間ぐらい離れているので、直接の影響は無くて
良かったのですが、大学や日本大使館からは
ボルチモアに行くことを避けるようにとの注意報が出ました。
またボルチモアにある私立の名門 Johns Hopkins 大学の先生からは、
大学が休講になったと聞きました。
http://www.jhu.edu/
http://hub.jhu.edu/2015/04/28/university-closure-baltimore-riots

また MLB でも、Orioles と Chicago White Sox の試合が
MLB の歴史上初めて!、無観客試合で行われました。
リンク先の写真を見てもらうと、ある意味壮観です。

今回の暴動の原因は、とある黒人被疑者が、
警察に逮捕された後、護送される車内で、
意識不明になり、死亡したことが事の発端です。
アメリカでは、こういう警察と人種がらみの事件が
昨年のファーガソンの事件以来、非常に深刻となっています。
警察官にウェラブルカメラ (Police Body Camera) を装着して
取り調べの可視化を図る政策をオバマ大統領は進めています。
http://www.nbcnews.com/politics/first-read/obama-requests-263-million-police-body-cameras-training-n259161

現時点では、暴動はいったん収まりましたが、連日の抗議活動が行われています。
昨日の土曜日には、アメリカ各地で抗議デモも行われました。
いつまた暴動が起こるか分かりませんので、
正直不安なところがありますが、
何とか治まって欲しいものです、

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を


<<街でよく見かける英語表現#29>>
今回のニュースでは、外出禁止令 (curfew) という単語がよく聞かれました。
Baltimore Mayor issued a curfew for residents on Monday.
(ボルチモア市長が、月曜日、住民に対して、外出禁止令を出した)
http://www.washingtonpost.com/posttv/local/baltimore-mayor-announces-curfew/2015/04/27/fa4e3b48-ed3c-11e4-8050-839e9234b303_video.html