いま、スポーツ健康科学部の先生方が関係している、全国規模の学会が3つあります。いずれも会場は、びわこくさつキャンパスです。一昨年に、日本体育学会もここ、びわこくさつキャンパスで開催しました。この学会では3000名をはるかに超える参加者がありました。先生方そして、院生、学部生が本当に心を尽くして、参加者をもてなし、ホスト大学として「お・も・て・な・し」を示せた大会でした。参加者からも好評を得たと感じております。とりわけ実行委員長の【輝】先生の事前準備から最後の残務整理までの細やかな仕事も成功の鍵と考えています。
そのような体制が整っている(!?)せいか、結構、学会のホスト大学に頼まれたり、指名されたりするようです。ある学会で、大御所の先生より「学会の開催場所に困ったら、立命館大学に頼むと良い」と公言され、高い評価に嬉しい感じつつ、一方で運営の大変さを思いやってしまいます。ただ、学会大会を開くには、必ず場所が必要となり、基本は会員相互が、いろんな形で応分の負担をしながら、開催することになります。
前置きが長くなりましたが、これから開催される全国規模の学会は次の3つあります。
一つ目は、あと12日後に、【ab】先生が学会長としてマネジメントされている、日本スポーツ栄養学会です。市民公開講座もありますので是非お越しください。皆さんに、満足してもらえるように1年以上の期間をかけて、先生方、院生が協力して準備を進めてきています。もちろん、ノウハウをご存じの【輝】先生も柱としてがんばっておられます。私もランチョンの司会をさせてもらうことになり、その打ち合わせを先週、担当の企業の方と行いました。その方のキャリアがおもしろいのですが、横道にそれそうなのでまた別の機会に。
日本スポーツ栄養学会 2015年7月4日(土)-5日(日)
2つめはスポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2015です。これは、縁があって頼まれました。この間、多くの院生も発表させてもらっており、恩返しのつもりで運営にあたっています。これは2つの市民公開講座(参加自由、無料)を行います。学部生のキャリア形成にも役立つものを、とも考えましたので是非来てください。今週金曜日まで演題募集中ですので、発表演題もどしどし登録ください
特別講演 (市民公開講座)
2020東京オリンピック-アスリートから高齢者支援を目指すGEヘルスケアの挑戦
伊藤 久美 (GEヘルスケア・ジャパン株式会社チーフ・マーケテイング・オフィサー)
フォーラム (市民公開講座) 関西発の世界標準(スポーツ・人間・健康)
西脇 剛史 (株式会社アシックス スポーツ工学研究所)
佐藤 博則 (オムロンヘルスケア株式会社 学術技術部)
鳴尾 丈司 (ミズノ株式会社 研究開発部)
仙波 孝之 (株式会社ワコール 人間科学研究所)
スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2015 2015年10月30日 - 2015年11月01日
3つめが、【aknr】先生が実行委員長をつとめる、「来年」の学会です。写真は、その学会に向けて打ち合わせている様子です。学外の先生にも実行委員に加わってもらい、昨年から動いてもらっています。何でもそうですが、「準備」「しこみ」には時間がかかります。若手の先生がたが中心となって、自分たちの学会として、大切に準備してもらっています。是非、こちらも期待してご参加ください。
第23回日本バイオメカニクス学会大会 2016年9月11日-13日(予定)

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
産業総合技術研究所の橋詰先生に、「スポーツ障害発症リスクの解明 -バイオメカニクスによるアプローチ-」のテーマでお話いただきました。この間、話題になっているランニング中の踵接地、中足部接地、前足部接地の時のアキレス腱応力、脛骨にかかるストレスが明らかに変わることをデータに基づいて説明してもらいました。トップランナーは前足部接地が多いのですが、アキレス腱応力、脛骨にかかるストレスは大きくなり、パフォーマンスを上げることと障害予防とは相反することも示してもらいました。
【忠】