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2015.07.13

西園寺育英奨学金 給付証書授与式

7月8日に、表記の授与式を行いました。スポーツ健康科学部の2回生から4回生まで、各回生5名、計15名が授与されました。

ご存じのように、「西園寺」は、京都御所の一角に私塾立命館を開いた学祖 西園寺公望からのネーミングです。いわば、立命館のコアとなってその精神を受け継いで欲しい、という願いが込められています。

本学部では、各回生5名しか選ばれません。学部での学業成績のみならず、学部の人材育成像に照らして、学部ならびに大学の未来を担う人材に贈られます。表彰者は、名前も公表され、栄誉を受けるとともに、その西園寺育英奨学金給付者としての責務を負います。

今回の授与式では、回生をシャッフルして、3グループに分かれてグループワークを行いました。まず、最初に、スポーツ健康科学部の強みは? というお題に対して、きずな・つながり、高い専門性、最先端の施設・機器、教職員との密接な距離感などを報告してくれました。そのあと、これからの「これからのグローバル社会を生き抜く上で、自分自身に必要なものは何か?」を各自発表し、相互フィードバックを与えてもらった後に、これからの自分のキャリア・未来に向けての1分スピーチを全員に行ってもらいました。

このスピーチ内容については、学部・研究科FBで紹介する予定ですのでそちらで動画をご覧頂けると思います。

今回の表彰を受けて、学部をさらに牽引する立場として、さらに発展してくれることを大いに期待いしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
立命館大学『スポーツ健康科学部夏期体験セミナー2015』
https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/hiratoki/hiratoki.html
2015年7月26日 (日) 9:35~12:00  13:30~15:55
同日開催:スポーツ健康科学部オープンキャンパス(参加自由) 12:00~13:30
の募集を延期しました!是非、ご参加ください。
【忠】

2015.07.06

日本スポーツ栄養学会 その1

昨日、一昨日、【ab】先生が学会長としてマネジメントされている、日本スポーツ栄養学会が、学会員、一般参加者、協賛企業など、多くの関係者が集まり、大盛況のうちに無事終了することが出来ました。ありがとうございました。
http://www.jsna.org/event/annual.html

学会の冒頭の会長講演で【ab】先生より、今回の大会テーマ「QOLの向上にスポーツ栄養学ができること」について、その想いをしっかりとしたメッセージで語られました。日常の『食』が持つ意味、意義、そしてそこからの人生について、哲学的観点、文化的観点、自然科学的観点からまとめられ、参加者のハートに深い滋養を染みこませるようなしっとりとして語り口と内容でした。門外漢の当方も感激して聞いておりました。

大会の運営は、先日の『学会準備』で書いたように、学会運営のノウハウを知り尽くしている【輝】先生を柱に、教員間の見事な連携と院生・学部生の気配り、目配りの行き届いたきびきびとした働きぶりで、見事なものでした。参加者の多くより、「本当にチームワークが良いですね」「院生・学部生が良くトレーニングされていますね」と嬉しい言葉をたくさん頂きました。

この学会運営のチームに参加できて当方もチームワークの良さとチームで成し遂げる喜びを味あわせていただきました。

おそらく、明日以降も、この学会の話題が続きます。ですので、今日は「その1」をここらあたりで締めておきます。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
上記の学会のランチョンで司会をさせてもらいました。今回、ランチョンで、登壇したのが、ATCのHarukoさん(写真右)で、女子7人制ラグビー日本代表のサポートについてお話ししてもらいました。教え子でもあり、その“教え子からの指名”という名誉に預かりました。しっかりと現場をサポートして奮闘している様子にこちらも元気をもらいました。もう一人の登壇者は、Uraraさんで【Ab】さんの関係で知り合い、いつも現場の栄養サポートの現状を教えてもらっています。お二人の司会ができる幸運も、この学会で味合わせていただきました。
【忠】

2015.06.29

学部・研究科のフェイスブック

以前から、研究会、シンポジウムの案内などでは使われていた、『学部・研究科のフェイスブック』を2週間前ほどから本格的に稼働することになりました。

その原動力は、『大学院生ブログ』です。今年、立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程(少し長いですが正式名称です)に入学した1年生(短く、M1とよぶことが多いです)の皆さんに協力してもらい、日常の研究活動、大学生活、これからの夢・目標なども含めて、みずからのキャリア形成の一環として、思い思いに綴ってもらうことにしています。

リレー方式で、毎日1つのブログをあげていきますので、今お読みいただいている『あいコアの星』(教員ブログ)とあわせて、フェイスブックの方もご覧頂ければ嬉しいです。

学部HPの下側のバナーをクリックしてもらえればご覧頂けます。

https://www.facebook.com/ritssupoken
書いている院生の氏名表示は、ニックネームにしておりますが、「いいね!」を最も多く獲得したブログを書いたM1には、『最多いいね!賞』を贈ることにしていますので、暖かかいご支援をお願いします。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今年も高校生を対象にして、次のイベントを開催します。多くの高校生の参加をお待ちしています。
立命館大学『スポーツ健康科学部夏期体験セミナー2015』
午前の部  2015年7月26日 (日) 9:35~12:00
午後の部  2015年7月26日 (日) 13:30~15:55
同日開催:スポーツ健康科学部オープンキャンパス(参加自由) 12:00~13:30
「スポーツ健康科学」に興味のある高校生を対象にしたプログラムです。 私たちの最も身近な存在である自らの身体の仕組み・機能について、講義と最新の測定システムを使って客観的データを測定し、データ解析を行い、スポーツ健 康科学分野の研究を体験いただき、研究のおもしろさを実感していただくことを目的としています。
昨年のダイジェスト映像もあるのでHPをご覧ください。

https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/hiratoki/hiratoki.html

【忠】

2015.06.22

学会準備

いま、スポーツ健康科学部の先生方が関係している、全国規模の学会が3つあります。いずれも会場は、びわこくさつキャンパスです。一昨年に、日本体育学会もここ、びわこくさつキャンパスで開催しました。この学会では3000名をはるかに超える参加者がありました。先生方そして、院生、学部生が本当に心を尽くして、参加者をもてなし、ホスト大学として「お・も・て・な・し」を示せた大会でした。参加者からも好評を得たと感じております。とりわけ実行委員長の【輝】先生の事前準備から最後の残務整理までの細やかな仕事も成功の鍵と考えています。

そのような体制が整っている(!?)せいか、結構、学会のホスト大学に頼まれたり、指名されたりするようです。ある学会で、大御所の先生より「学会の開催場所に困ったら、立命館大学に頼むと良い」と公言され、高い評価に嬉しい感じつつ、一方で運営の大変さを思いやってしまいます。ただ、学会大会を開くには、必ず場所が必要となり、基本は会員相互が、いろんな形で応分の負担をしながら、開催することになります。

前置きが長くなりましたが、これから開催される全国規模の学会は次の3つあります。
一つ目は、あと12日後に、【ab】先生が学会長としてマネジメントされている、日本スポーツ栄養学会です。市民公開講座もありますので是非お越しください。皆さんに、満足してもらえるように1年以上の期間をかけて、先生方、院生が協力して準備を進めてきています。もちろん、ノウハウをご存じの【輝】先生も柱としてがんばっておられます。私もランチョンの司会をさせてもらうことになり、その打ち合わせを先週、担当の企業の方と行いました。その方のキャリアがおもしろいのですが、横道にそれそうなのでまた別の機会に。
日本スポーツ栄養学会 2015年7月4日(土)-5日(日)
http://www.jsna.org/event/annual.html

2つめはスポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2015です。これは、縁があって頼まれました。この間、多くの院生も発表させてもらっており、恩返しのつもりで運営にあたっています。これは2つの市民公開講座(参加自由、無料)を行います。学部生のキャリア形成にも役立つものを、とも考えましたので是非来てください。今週金曜日まで演題募集中ですので、発表演題もどしどし登録ください
特別講演 (市民公開講座)
2020東京オリンピック-アスリートから高齢者支援を目指すGEヘルスケアの挑戦
伊藤 久美 (GEヘルスケア・ジャパン株式会社チーフ・マーケテイング・オフィサー)
フォーラム (市民公開講座) 関西発の世界標準(スポーツ・人間・健康)
西脇 剛史 (株式会社アシックス スポーツ工学研究所)
佐藤 博則 (オムロンヘルスケア株式会社 学術技術部)
鳴尾 丈司 (ミズノ株式会社 研究開発部)
仙波 孝之 (株式会社ワコール 人間科学研究所)
スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2015  2015年10月30日 - 2015年11月01日
http://www.jsme.or.jp/conference/shdconf15/

3つめが、【aknr】先生が実行委員長をつとめる、「来年」の学会です。写真は、その学会に向けて打ち合わせている様子です。学外の先生にも実行委員に加わってもらい、昨年から動いてもらっています。何でもそうですが、「準備」「しこみ」には時間がかかります。若手の先生がたが中心となって、自分たちの学会として、大切に準備してもらっています。是非、こちらも期待してご参加ください。
第23回日本バイオメカニクス学会大会 2016年9月11日-13日(予定)

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
産業総合技術研究所の橋詰先生に、「スポーツ障害発症リスクの解明 -バイオメカニクスによるアプローチ-」のテーマでお話いただきました。この間、話題になっているランニング中の踵接地、中足部接地、前足部接地の時のアキレス腱応力、脛骨にかかるストレスが明らかに変わることをデータに基づいて説明してもらいました。トップランナーは前足部接地が多いのですが、アキレス腱応力、脛骨にかかるストレスは大きくなり、パフォーマンスを上げることと障害予防とは相反することも示してもらいました。
【忠】

2015.06.15

ポゴ ハイジャンプ実験

先週、演習の時間に、ホッパー(ホッピング装置、ポゴ社製)をつかった、ハイジャンプの実験とその収録(NHK)がありました。子供頃に、バネ付きのホッピングで、ピョンピョン跳んで遊んだ方もいると思います。

 

いま、このピョンピョン跳ぶホッピング分野にもプロが存在して、色んなパフォーマンスを繰り広げています。その中で、ハイジャンプという競技があります。下記の映像は、現在の世界記録保持者が、

2014年8月ビルハッチソンが世界記録2m98cmを跳んだときの映像です。

https://www.youtube.com/watch?v=_PxMkgmdIo4

 

現在の記録は、10フィード(3m05cm)にまで上がってきています。今回、その記録更新をねらっているFred選手(記録は2m85cm)が来日し、世界記録へ挑戦するために必要なホ要素を洗い出し、課題を整理するために来日しました。スポーツ健康科学部のパフォーマンス測定室で、ゼミ生、院生とともに、モーションキャプチャー、高速度ビデオ撮影(1秒間に1000コマ)、床反力計測を行いました。

 

ホッパーによるジャンプを生で見たのははじめてですが、凄い迫力です。床が抜けるのではと思うほどの衝撃です。そのため全力での床反力計測はできないほどでした。我々が子供のころに使ったバネによるホッパーと異なり、空気圧を利用してその圧縮による反力を利用してジャンプします。そのため、その圧縮の程度、最初に入れる空気圧がパフォーマンスに影響します。イメージすると、自転車のタイヤに空気をたくさん入れて、その上で、地面にたたきつけてタイヤを押し込むというものです。

 

理論的には、初期の空気圧を高くして、圧縮する(押し込む)量を増やせば、反力が大きくなります。ただ、その分、制御が難しくなります。また、バネと違い、空気圧の反発の戻り方は直線的出ないので、このあたりも通所とは違う感覚が必要なようです。

 

いずれしても、力学の観点と、人間の動き、制御の観点で議論しながら、ゼミ生、院生と実験を行いました。収録を意識して、「R」マーク入りのシャツで、よく考えながら動いてくれました。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

「ワクワクする仕事は楽しく、はかどる」 勉強も同じですね。皆さんも感じていることで、科学的にも証明されているとのこと。今回のブログに紹介したホッピングもワクワクする仕事です。ついつい、ワクワクするレベルが下がる仕事、事務的に処理する仕事もありますが、これらも「ワクワク」するコツを見つけることで、早く片付けられるかもしれません。私のコツの一つは、「何でも楽しい」と思うこと。「楽しい、楽しい・・・」と繰り返し心でつぶやきながら、本当に楽しんで過ごしています。ワクワクを1日1回持てるようにしましょう。 

【忠】

2015.06.08

二十歳の頃

「二十歳の頃、どんな若者でしたか?」と、写真の1回生4人に尋ねられました。これは、本学部のキャリア形成科目である、スポーツ健康科学セミナーⅠ(ippo先生担当)の授業課題です。授業内で、各コースで学べる特徴、教員の研究内容、ゼミでの研究内容などを、教員が紹介し、その後に、学生がグループをつくって、先生方を訪問して、先生方のキャリアをインタビューから聞き取ります。

そのときの共通質問が、冒頭の二十歳の頃、どんな活動をしていたのか、どんなことに興味があるのかなどです。どんな二十歳の頃を過ごしていたのか、パッと思いつくことを振り返ってしゃべりましたが、出てきたのは、ゼミ、卒論、喫茶店での議論、クラブ活動、大学院進学あたりでした。

4回生の頃は、キャリアについても明確な目標設定もできてなく、混沌としながらも、スポーツ科学の研究をしたい、世の中に貢献したい、という想いがあったように記憶しています。具体的に、どんな風に、までは明確でなく、ますはスポーツ科学の研究を始められるように、大学院入試の勉強に必死に取り組んでいました。そのときに思ったことは、「もっと勉強しておけば良かった!」ということであったのは間違いありません。でも、時間を戻すことは出来ないので、『今から』やるしかないという心境で、一生懸命やったと記憶しています。

学部生、院生のみんさんは、そんな心配の無いように今から全力で勉強、研究を進めてください。

いずれにしても、目の前のこと(課題、テーマ)を常に最大努力するという精神で今まで来たような気がします。不思議なもので、そのように取り組んでくると、多くの目標もたち、やりたいこともどんどん増えてきます。もちろん、やらないといけないことも増えます。こちらも楽しんでやれるようにするとどんどん進みます。という感じになってきた今日この頃です。学生さんのインタビューで良い振り返りができました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
やりたいことを進めるには、何よりも体調管理が大切です。先日、トレーニングと血圧についての講演を聴き、【moto】先生と院生のFえ君に、動脈血管のコンプライアンス(血管の柔らかさ)を超音波画像診断装置で計ってもらいました。また、血圧脈波測定(全身の血圧コントロールが上手くいっているかを計測します)も行ってもらいました。一般に有酸素トレーニングは血管を柔らかくし、血圧を下げます。高強度の激しい筋トレはその逆のようです(詳しくは【moto】先生に聞いてください)。組み合わせた場合、また順番の効果は? 最近研究が始まっているようです。少し試してみたいと思い、トレーニング前の値を調べてもらいました。専門家に、高度な機械で計測してもらえる環境はありがたいですね。研究アイデアでお返しできればと考えています。
【忠】

2015.06.01

つながり

先週の金曜日に、ニューメキシコ大学(University of New Mexico)から、Daisuke先生(Ph.D,ATC)が訪問してくれました。写真右の方です。ちなみに、名前はニューメキシコですが、アメリカにあります。アメリカのニューメキシコ州・アルバカーキです。

このニューメキシコ大学でATCを取得したHigashiさん(スポーツ強化センター、写真左2番目、帽子をかぶった方)のご紹介でお越しになりました。Daisuke先生は、順天堂大学をでられれてから、アメリカのいくつかの大学で学び、そして働いてきておられています。不思議なことに、本学の関係者との接点が非常に多いのに、本人もびっくりされていました。

大学院のマスターの時は、カリフォルニア州のフレゾノ大学で、Taka先生(当研究室で、VRを使ったバッティング練習装置を実験中)との知り合いでした。また、大学院のドクターのときは、アリゾナ州立大学で、本学部のAKNR先生の最初の指導教員のTAをしていたようです。

まさに、ワールドワイドなつながりです。知り合いの知り合いという風にたどれば、7人目までのところで大抵の人につながるとか。いずれにしても、ネットワークは大事です。

今回のDaisuke先生の訪問は、来年に学生を連れて、日本文化を学ばせるとともに、日本のいくつかの大学を訪問し、学生交流、研究交流を深めたいとのことです。実現すれば、来年の6月前後に、ニューメキシコ大学の学生が本学部を訪問してくれます。非常に楽しみです。そのときのニューメキシコ大学の学生とスポ健学生が「つながり」、未来のどこかでさらにつながることを楽しみにしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
3回生ゼミで、ある姿勢解析ソフトを使った実習を行いました。姿勢評価が100点満点で評価されます。最初のゼミ生が51点。その後、高得点を出すものもいるけれども、52点、53点と低い評価も続き、最後に私の姿勢が評価されて出てきた点数が、なんと50点。最下位の得点にがっくりしましたが、ゼミ生には大うけでした。秋にリベンジしたいと考えています。
【忠】

2015.05.25

【最優秀賞】チームあいコアの星

1月前のブログで紹介しました、Edge+Rのスタートアップ ワークショップの1ヶ月後の各チームプレゼンテーションが、先週の土曜日に行われました。

前回紹介したように、学内の各学部・研究科から集まった3チーム+スポ健チーム1つが、1ヶ月間提案された課題(GEヘルスケアジャパンが開発した、AYUMIEYE「加速度センサを利用した歩行解析ツール」をつかって、高齢者の運動促進、ならびに新しい使い方の提案)について、ディスカッション、プレゼン資料づくり、練習を経て、本番を迎えました。

プレゼン時間は20分間。スポ健以外のチームは、1)ペット、2)地域連携、3)あかちゃんを対象にテーマ設定して、それぞれ魅力あるプランをプレゼンしました。スポ健チーム(あいコアの星)は、高齢者を迎える前の会社員をターゲットにして、日常の会社の中で計測しながら、さりげなくフィードバックして、エクササイズを取り入れ、会社員に多くみられる愁訴である、肩こり、腰痛を改善させる内容でプレゼンしました。プレゼンも、パワーポイントを使うだけでなく、芝居仕立てもあり、実装したときのイメージを彷彿とさせる内容で良く練り上げられたプレゼンで、理解・納得させるもので、みている私も感心しました。

表彰では、見事に「最優秀賞」を獲得! ただ、単一研究科のスペシャルチームで、設定内容も研究に近い部分が有利に働いた分はあります。それにしても、1ヶ月間、遅い時間に集まって議論し、内容を吟味しているのを側でみていましたので、「良かった!」と大きな拍手をおくりました。

学内ならびに学外には、このように実力を高めるチャンスが多くあります。勝利の女神をつかまえるには、その前にチャンスの女神に遭遇しなければなりません。できるだけ多くの女神に、スポ健のみなさんが出会うことを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
久しぶりにNS研究会αを再開しました。栗先生の尽力のおかげです。1年半ぶりの再開でした。今回は、若手研究者でバリバリ論文発表している福谷先生に、『反動動作によるスポーツパフォーマンス向上の仕組み』のテーマで分かりやすく講演してもらいました。詳しくはHPをご覧ください。
【忠】

2015.05.18

学外での体験の振り返りと学部の学び(理論と実践)

スポーツ健康科学部にはキャリア形成科目がおかれています。1回生は、スポーツ健康科学セミナーⅠ(ippo先生コーディネイト)、2回生は、スポーツ健康科学セミナーⅡ(Jin先生コーディネイト)。今回、Jin先生がⅠでスポーツマネジメントコースの説明・ご自身の研究紹介のためよばれているので、私がⅡの方のコーディネイトを行いました。

今回の内容は、タイトルにあるとおり、「学外での体験の振り返りと学部の学び(理論と実践)」です。土曜のブログで【みち】先生がPBLについてかかれていましたが、まさに正課、課外、そして学外へでかけてPBLを体験してきた3回生、4回生の体験とそこから得たもの、そして「学部の学び」とのリンクについて、各自のプレゼンとパネルディスカッションで、体験内容を深めました。

発表してくれたのは、写真左から
Good原 君 3回生。 サービスラーニング、教職沖縄研修、Atlas、学校ボランティアの活動について話しをしてくれました。「すべてはつながっている」というメッセージと様々な活動で多様性に触れ、体感し、自分の言葉で表すこと、を伝えてくれました。

二人目は、W辺君 3回生。四国アイランドリーグの試合をプロデュースし、営業から当日の運営まで。協賛企業の獲得のため、商店街や地元企業への営業活動に従事。結果は赤字。「貴重な失敗体験」をさせてもらった。何よりも「まず行動から!」を学んだ。

三人目は、小castle君 4回生。海外のインターンシップをきっかけに、ネットワークをつくり、それが縁で、MLBのWinter meetingに参加し、そこでのJob fairに来ていた全てのマイナーリーグ(150チーム)に履歴書を送付。1つのチームから返事が来て、これからインターシップのため渡米する。人と人とのつながり、を体感し、やりたいことがあればまずやってみよう!を伝えてくれた。

最後は、早riverさん 4回生。トレーナー、AA、就活支援組織の立ち上げなど、多様な社会人や学生とつながり、学外で精力的に活動。これまでの体験から、“シャーペンになりましょう” その心は、芯を入れる(入力する、理論を学ぶ)→書き出す(出力する、実践する)。自分の本当の力を身につけるために、行動することが大切。

4人の話しに共通して、まず行動してみよう!一歩踏み出してみよう! 学生であるがゆえに社会からチャンスをもらい(失敗するチャンスももらい)、自らが主体的に学んでいることが分かります。学部教育は「理論と実践」を柱にしており、社会の中で得難い実践を経験し、新しい視点、アプローチを逞しく学んでいることが分かります。この4人が特別であるとは思いません。ただ、少し前踏み出すきっかけと踏ん切る力を持っていたのでしょう。是非、この4人の体験から学んで自らのPBLを回して欲しいと願っています。
 
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週のスポーツバイオメカニクス論では、事前課題をmanaba+Rにあげてレポートを授業前に出してもらいました。いわば予習を積んできてもらったおかげで、より集中して、授業への理解が深まった、というコメントを多くもらいました。事前課題をこれからも入れていきます。ただ、入れ忘れもあるので・・・・。

【忠】

2015.05.11

動作解析の実習

スポーツ健康科学部の教育研究施設の特徴の一つに、パフォーマンス測定室があげられます。テニスコートサイズの広さで、天井まで5mあります。高速度カメラを用いた動作解析では、人間の動作を複数のカメラで捉える必要があり、そのために、大きな空間で多点からカメラを設置する必要があります。このカメラの設定が上手くいかないと測定そのものができません。いわば、動作解析の基本はこのカメラ設定にあるといっても過言ではありません。

かなりの部分が自動化されてきていますが、カメラ設定、焦点あわせは人力でおこないます。同時に、この設定によって撮影範囲、校正誤差がきまるので、実験の成否を決めるともいえます。私の3回生ゼミ生は、毎年春の時期にこの動作解析が一通り出来るように、ゼミの日の1,2時限を続けて実習をします。指南役には、4回生、院生が協力してくれます。昨年のゼミ生が作成したマニュアルを頭に入れながら、カメラを動かし、コードをつなぎ、PCを操作しながら、ゼミ生同士でわいわい言いながら習っていきます。

ある程度、繰り返すことで全員が動作解析のカメラ設定、機器操作ができるようになります。このような機器の使い方、設定は、基本中の基本なので論文には載っていませんが、研究を進める肝心要のところですので、徹底して学んでもらいます。最先端機器を自由自在に使えるようになることで、扱える研究対象も違ってきます。このあたりのことも、文献レビューと並行しながらゼミ生に実感してもらっています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
みち先生のブログにあったように、一定のリズムができたところで、ゴールデンウィークを迎えます。普段は滅多にしない、家の整理をしていてほこりまみれになりのどを少し痛めました。大したことはありません。整理をしていると思わぬ「記念品」「想い出」に出くわしますが、 “思い切って捨てること” を整理の基本とし、今回はかなり整理が進みました。今度は、研究室の整理です。
【忠】