[ Mon ] の記事一覧

2015.05.04

小学生の陸上指導

立命館大学びわこくさつキャンパスの正門をくぐると400mのトラックが目に飛び込んできます。クインススタジアムと呼んでいます。ここは、陸上競技部の練習、ラグビー、アメフト、ラクロスの試合などに活用されています。

陸上に関しては、滋賀県の強化の一貫として近隣の高校生などとの合同練習、附属校との連携として附属3校との合同練習会なども行っています。また、写真にありますように、草津市内の小学生が中心となって活動している、草津JACの陸上教室にも使われています。
http://www.kusatsu-jac.com/ 

スタートダッシュの指導をしているトリッピィー君は、学部3回生から草津JACの指導に携わり3年目。単に、陸上を指導するだけでなく、スポーツ健康科学部での専門性を活かして、定期的に映像解析を行い、ストライド、ピッチ、走速度のデータを集めて、小学生にフィードバックして指導にいかしています。今回の測定に、お手伝いしたのが写真左から、M1のYokaさん、B3のHiromasaくん、B4のManaさんです。

小学生を指導してみたい方、計測をしてみたい方、是非連絡ください。スポーツ健康科学部で学んだ専門性を実際の現場で活用する経験を積むことができますので。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週のブログで紹介した、Edge+Rのスタートアップで、GEヘルスケアの伊藤さんから、イノベーションの定義を伺いました。発明と人の洞察力が融合することで生まれる新しい価値であると。
    イノベーション(innovation) = 発明 (invention)  +  人の洞察力 (insight)
発明するだけでなく、そこに人間社会への深い洞察があって、はじめて価値を創造することになると学びました。
【忠】

2015.04.27

Edge+R

先週の土曜日に、Edge+Rのスタートアップ ワークショップがGEヘルスケアジャパンの方々のサポートのもと行われました。

これは、文部科学省「平成26年度グローバルアントレプレナー育成促進事業」に立命館大学が採択された、海外機関や企業等と連携しつつ、起業に挑戦する人材や、産業界でイノベーションを起こす人材の育成プログラム「イノベーション・アーキテクト養成プログラム」です。学部や研究科の垣根を越えた多様な受講生が、1チーム7名を基本とするチームで活動する1年間のプログラムを行います。詳しくは下記をお読みください。
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/12978/

学内の各学部、研究科から参加者を募り、書類選考、面接を経たメンバーが集まりました。今回のスタートアップワークショップは、GEヘルスケアジャパンが開発した、AYUMIEYE(加速度センサを利用した歩行解析ツール)をつかって、高齢者の運動促進、ならびに新しい使い方の提案をまとめます。土曜日は、グループワークによって、アイデアだしを行いました。アイデアだしについては、GEヘルスケアジャパンの伊藤久美さんから、イノベーションとは何か?から具体的なブレストの仕方までを講義してもらいました。グループワークでは、GEヘルスケアの精鋭の社員4名(のぶさん、まよさん、ゆうさん、くにさん)に、ファシリテータとして入ってもらい、グループワークを活性化してもらいました。
https://www.ayumieye.gehealthcare.co.jp/products/

1ヶ月後に、各班から20分間のプレゼンがあり、審査がされて優勝チームが決まります。今回、ヘルスケアに関連するということで、スポ健スペシャルチームが特別参加させてもらっています。専門知識を総動員して、さすが!といわれるプレゼンにまで仕上げてくれるでしょう。
 
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
ジョージ先生が4月に実家で結婚式を挙げられました。仲間内でお祝いの会をしよう、ということで先週金曜日にパーティを催しました。本学出身者で、おそらく最初のATCの資格をアメリカで取得されたジョージ先生です。素敵な奥さんと結婚され、これから益々充実されていくでしょう。GATプログラムのさらなる推進も頼りにしております。
【忠】

2015.04.20

博士課程の授業

スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程(いわゆるドクターコース)に、今年11名の入学者がありました。ドクター1回生のときは、研究を進めるとともに、コースワーク(講義、演習)が設定されています。前期には、【智】先生と合同で担当する、「先端スポーツ健康科学特論Ⅰ」があります。

 この科目は、スポーツ健康科学に関する知識を整理して、自らの問題点や今後の研究テーマを整理する、ことが主な内容となっています。そのため、現在、各自が行っている研究分野、研究テーマについて、隣接する分野の研究者にも理解できるようにすること、自らの研究をさらに発展させるためのアイデアをかんがえられるようにすることをねらいとしています。

1回目は、①博士課程での研究計画を発表、質疑応答、評価シートに採点などを通じて(相互の研究理解)、②研究アイデアについての発想法(講義と演習)を行いました。写真は②についての演習中のものです。

「アイデアを出しなさい」となると、うーん、と唸ってなかなか出てこないものです。『アイデアの基本は組み合わせ』であることを理解してもらった上で、頭の体操をかねて演習してもらいました。やり方は、Aテーマに対して、ランダムな言葉(B)を、掛け合わして出てきたアイデア(C)を書く、ということです。ランダムな言葉を出すためにしりとりを使いました。
   A                          B        C
  テーマ: 昼休みの活用法    ×    雨    →    傘の色数え
                    ×    めだか    →    メダカ釣り
                ×    変える    →    昼寝
                ×    ルンバ    →    そうじダンス
 大事なことは、スピード重視、いいかげんOKで、数を出すことです。大学院の演習では、違うテーマで行いましたが、10分間で50以上もアイデアが出ていました。ということは、アイデアは誰もが出せると考えて間違いありません。もちろん、いいかげんでは、研究は進められませんので、出たアイデアをさらに深く掘り下げて、練り上げていく作業は必要です。千に一つ、と考えて千個考えればひとつ、光るものが必ずあります。お試しください。
 
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は骨折の話題でご心配をおかけしました。すっかり良くなりました。自転車漕ぎ運動はできるようになり、朝トレのリズムを取り戻しました。やはり、身体を動かすのは楽しいですね。上記のアイデアに関して、朝トレの自転車こぎ中に読んだ本がネタとなっています。興味ある方はお読みください。
      『∞(むげん)アイデアのつくり方』 高橋晋平 イースト・プレス
【忠】

2015.04.13

ゼミスタート

先週の木曜日が、3回生演習(ゼミ)の初日でした。

ゼミでの研究内容はそれぞれのゼミで異なりますが、ゼミを通じて身につけさせる基本的な能力は共通させています。そのため、学部の教職員がFD活動などを通じて議論し、授業概要、到達目標を統一したシラバスを作成しています。

3回生の専門演習Ⅰでは、「グループワークを行い、リーダー・フォロワーとしての立場の双方を経験する事により、調整力ならびに伝承力を獲得する。」ことが、その学びの柱の一つとなっています。教員間でどのような進め方であれば、このことを理解させることができるのかをグループワークで取り組み、いくつかのワーク(ならびにワークシート)を作成しました。いわば、授業素材をみんなで知恵を出して創り上げています。

初日のゼミで、上記のテーマをねらいとして、『紙だけでできるだけ高いものをつくる』について取り組んでもらいました。制限時間は15分。道具は、A4用紙ののみ。条件は、私がノートで扇いでも倒れない。写真のように、短時間でかなり頑丈なタワーを積み上げていきました。何よりも、意見を出しながら、良いアイデアに対してさらにそのアイデアを広げたり、深めたりの議論ができていました。まさに、上記のテーマにかなったワークとなりました。

今回の学びが、これからのゼミでの研究活動につながっていくと強く感じています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
生まれてはじめての骨折を経験しました。寝て起きて階段を下りると激痛!しばらくすると治ると高をくくっていましたが改善せず、レントゲンをとると脛骨の遠位端にくっきりと骨折した部分(矢印)があり。ここは三角靱帯で覆われているところです。夜中にトイレに行って、強い外反を起こして剥離骨折したのか、寝ていて、壁を強烈にインサイドキックしたのか謎です。しかも誕生日であったので、やはり加齢でもろくなったのか、などいろいろ考えました。でも骨折の痛みも経験でき、治れば骨が強くなる、しかも授業の教材としても使える、と考えれば得をしたように感じます。
【忠】


2015.04.06

明日から授業開始

明日からいよいよ授業が始まります。学部新入生にとっては、90分間の授業を初めて体験します。時間が倍近くになるだけでなく、基礎的な知識は習得していることを前提に授業が展開され、どのような観点で、その学問、研究を切り取るのか? 自分ならどのように考えるのかを問い続けることが求められます。

つまり、理解するだけでなく、理解にもとづいて自らの意見、主張、考えを論理的にまとめ、さらにその発展までを発想できるようになるまでを求められます。もちろん、そのためには、講義の時間で聴いた内容だけでなく、その背景、関連する領域の研究を自ら徹底してしらべることが必要です。

毎日新聞の余録の記事からですが、ケネディ大統領が演説の中で、ある詩人の「この地上に大学よりも美しいところはほとんどない」を引用して、詩人が賞賛したのは、キャンパスの表面的な美しさではないことを説き、「大学が美しいのは『無知を憎む人が知る努力をし、真実を知る人がそれを伝えようと力を尽くしている場所』だからなのです」と述べています。

スポーツ健康科学部のあるびわこくさつキャンパスで思う存分、知を深め、新たな知の創造をし、新しい友、先生との出会いによって、人生を豊にして欲しいと願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
数えてみるとブログ開設から担当して、本日で通算300回。学部・研究科での日常、教職員の想いを、通常の媒体では示せない「目線で」と思い、続けております。今後とも、月曜日担当として、書き続けさせてもらいます。

【忠】

2015.03.30

いよいよ新年度

今週から、いよいよ新年度がスタートします。

 

ブロガーの先生も大幅に交替します。各先生から、学部・研究科の教育・研究、それぞれの日常を語ってもらえるのは本当に有り難いです。各分野の専門家(プロ)としての観点、立場からの語り口は勉強になります。

 

プロとは、専門家としての観点を持っていること、と考えています。今週入学してくる新入生諸君、ならびに在学生には、卒業・終了時に、「プロ」としての専門知識、観点をもって、羽ばたいてもらえるように、これからの在学期間でしっかりと学んでください。

 

新年度もブログ「あいコアの星」をご愛読のほどお願いします。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

先週、東京出張の折、久しぶりに富士山をゆっくり眺めました。いつもシャッターチャンスを逃していましたが、久々に良い写真が撮れました。富士のように雄大でどっしりとした仕事ぶりが、新年度に展開できることを願っています

【忠】