[ Thu ] の記事一覧

2018.07.12

ディベート大会


こんにちはshinoです。

先週の大雨はすごかったですね。
このブログで他の先生も書いていましたが、
大学も先週後半は全学休講になりました。

今週は先週の雨が嘘かのように、
暑い日が続いています。
なかなか体調を整えるのが大変です。皆さん気をつけて下さい。


今週の学部1回生の基礎演習のクラスでは、
ディベート大会が行われました。
3~4人のグループで、1つのお題に対して賛成と反対に分かれ、討論を行います。

大学生になると、授業やいろいろな場面で自分の意見を述べる機会がありますが、
このディベート大会が人前で意見を述べる初めての機会であった学生が多かったと思います。


ちゃんと発表できるか少し心配していましたが・・・・・
みんな、少し緊張しながらも、しっかりプレゼンテーションを行い、意見を述べていました。
教室ですし、少人数でほとんど同級生しかいないのですが、
物怖じすることなく、立派なものです。



学生の頃、私は人前で初めてプレゼンテーションする時は非常に緊張したものですが、
それに比べると、
皆さんは人前で話をすることも全く問題ないようです。




短時間でしたが、自分の意見を言い、相手の意見を聞き、それに対する返答を述べ、
いい経験になりました。



良かったところ、もう少し頑張れたところが、それぞれあったと思います。
それを忘れないようにして下さい。
そうすれば、次はもっと素晴らしいプレゼンテーションができると思います。

これからたくさん人前でプレゼンテーションする機会が多くあります。
いろいろな経験をたくさんして、どんどん成長していって欲しいと思います。


2018.07.05

7月になりました。


こんにちはshinoです。

7月になりました。
梅雨や台風でまだ雨が続いています。
なかなかすっきりしませんが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

大学は春期授業も今月で終わりです。
学生は定期テストの準備やレポートに頑張っていると思います。
同じく、我々教員もより一層忙しくなってきました。

そんな中、私は、相変わらず、
週末に、スポーツドクターとして、どこかのスタジアムや競技場に行っています。

先週末も、なでしこ女子サッカーの試合のマッチドクターとして出務していました。

先週末は、本日と違って、天気は快晴で良かったです。

試合開始は午後2時でした。
こんな日に注意しないといけないのは、なんと言っても熱中症です。

風はそこそこ吹いていましたが、試合が近づくにつれ、気温は上昇し、
試合開始前より運営スタッフは、かなり気にしていました。



試合自体は大きな怪我人が出ることなく進行し、問題なく無事に終了しました。




しかしながら、
大会スタッフ数名と選手に、熱中症様の症状が出てしまいました。

医務室で休ませ、身体の冷却、水分や塩分摂取を行いました。
病院受診のタイミングを逸しないように、注意深く観察します。

熱中症は、症状が進行していくので、経過をしっかり観なければいけません。

全員、熱中症が悪化することなく、病院受診も必要ない程度で落ち着き、
少しずつ改善してきました。ホッとしました。


これから皆さんも、
イベントやスポーツ現場で熱中症に注意しないといけない機会がたくさんあると思います。
水分、塩分の補給、無理せず休みを多めに入れるなど、しっかり予防に努めて下さい。

もし、熱中症になったかも・・・と思ったら、
たかが熱中症と、軽視しないで、しっかり状態をチェックし、
何か気になることがあれば、早めに医療機関へ受診して下さい。

熱中症だけでなく、事故や怪我のないよう注意し、
夏を楽しく過ごしましょう。



2018.06.28

食欲旺盛でした。


こんにちはshinoです。

今週は非常に蒸し暑いですね。
雨はそれほど降っていませんが、かなり暑いです。
体調を崩していないでしょうか?


今週水曜日の1回生基礎演習の私のクラスでは、海老先生に朝食実習を行っていただきました。

前日より大学に泊まる予定だったので、
前日の夕食は、キャンパス内のレストランでバーベキューを行いました。




煙の中でも、みんなガッツリお肉を食べてました。
一緒に泊まるので、テンションも上がり、みんな元気でした。楽しかったです。

夜は学内の宿泊施設での就寝だったのですが、みんな異様に元気だったので、ちゃんと眠ったのか、少し心配していました。

翌朝は、早朝からFB+1の方々をインストラクターに迎えて、高強度インターバルトレーニングを行いました。みんな、フラフラになりながらも、元気にこなしていました。


  さすがです。

トレーニング後は、GATの学生さんたちによる救急処置のデモンストレーションと、応急処置のレクチャーを受けました。



これらがすべて終了した後は、お待ちかねの朝食実習です。

伊坂学部長、海老先生から、朝食実習を行う意義、朝食を摂る大切さ、みんなで食事をする意味をお話ししていただた後、いよいよ食事開始です。




他の先生方、2回生のオリター、AA達から聞いていた通り、
かなりおいしかったです。

朝食は時間が無くて、ついついおろそかにしてしまいがちなのですが、
1日の始まりであり、1日活動する上で、非常に重要なものであります。

みんな、たくさんお代わりもし、用意していただいた食事は全て食べ切ったということでした。

前夜のバーベキューも、朝食も、うちのクラスは食欲旺盛でした。

このおかげで、昨日は1日しっかり頑張れたと思います。

栄養も健康だけでなく、スポーツにも非常に重要な要素であることを実感しました。

大変勉強になりました。ありがとうございました。


2018.06.21

皆さん大丈夫でしたか?


こんにちはshinoです。

今週は大変な1週間でしたね。
地震の被害は大丈夫でしたか?
雨も降り続いていいます。土砂災害などにも気を付けるようにして下さい。


さて、私は先週土曜日に
神戸で開催されたラグビー日本代表とイタリア代表の試合にメディカルとして出務してきました。

前週、同じ対戦カードで日本代表はイタリア代表に対し素晴らしい試合を行い、見事に勝利しました。
その影響と、神戸での代表戦は珍しいこともあり、たくさんの観客が来てくれていました。
私は試合開始2時間ほど前にスタジアムに入りましたが、
途中の電車から、たくさんのサポーターが日本代表のジャージを着て乗っていました。
スタジアムの前にも試合前から結構盛り上がっていました。




来年のワールドカップを見据えたトレーニングを我々メディカルも兼ねており、
本番と同じ体制で臨みました。
私は、今回、Immediate Care Lead Doctor(ICL)という立場で、
いつもの脳震盪の判定をするマッチドクターではなく、
マッチドクターやチームドクターのサポートを行う役目でした。

つまり、グランド内で、チームドクターがサポートを要請した場合、
最初にグランドに入っていく予定でした。

スタジアムに入ると、設備の確認、搬送のトレーニングなどを入念に行います。
さらに、レフリーやチームドクター達とブリーフィングを行い、様々な対応を確認します。
2時間以上前には会場に入りますが、試合前にしなければいけないことが結構あるため、
なかなか忙しいです。

試合中は、メインスタンドの最前列に座り、
何かあったらすぐにグランドに出ることができるように待機しています。





試合結果は、皆さんご存じだとは思いますが、日本代表は惜敗してしまいました。残念でした。

また、今回は大きな怪我人が出ることは無く、我々の出番はほとんどありませんでした。

試合終了後も結構バタバタします。
試合後に体調が悪くなったり、怪我が判明したりすることもありますので、
しばらくは医務室で待機しています。

観客がスタジアムを無事に出て、選手が何も問題ないことを確認したら、
我々の仕事は終了となります。

結局、試合後に少し仕事がありましたが、大きな問題は無く、全て無事に終了いたしました。

来年のラグビーワールドカップが無事に終了するように、
トレーニングを積んで、レベルアップしていきたいと思います。

2018.06.14

本格的に梅雨ですね。


こんにちはshinoです。

梅雨空が続いています。
雨が降ったり、蒸し暑かったり、うっとうしいですね。
皆さん、体調管理はどうしていますか?
私は寝不足で体調を崩すことが多いので、とにかく睡眠をとるようにしています。


昨日、1回生の基礎演習では、MRI講習としてガイダンスと実習を行いました。

スポ健には研究用にMRIがあります。

MRIは病院にある病気を見つけるためのものだと、皆さんはイメージしていると思いますが、
レントゲンやCTと比べて、放射線を扱うことがないので、
十分な講習を受ければ、医療関係者でなくても撮像を行うことができます。
ちなみに、レントゲンやVTのような放射線を使用した撮像は、
資格を持った放射線技師(病院でレントゲンを撮影してくれる人です)や、医師でないとできません。
というと、、レントゲンやCTと比べるとMRIは使いやすいのでは(?)と考えるかもしれませんが、
なんせ、高価な計測機器ですので、簡単にどこの大学や研究機関に設置しているというものではありません。設置していない病院もたくさんあります。


そんな計測機器がスポ健には研究用として設置されています。
それも、すごい上位ランクの機種が今春に設置されました。

学部生も院生も教員スタッフもこのMRIを使って研究をすることができます。

でも、何に気を付ける必要があり、どのように撮像され、何が分かるのか、
など、仕組みが分からないと、上手く利用することができません。
何よりも安全に利用することができません。

そこで、スポ健では、毎年、1回生の授業でMRIの簡単な講習を行っています。



まず、MRIの安全講習会を行っていただきました。
MRIとはどういうものなのか、どのような仕組みなのか、
何に一番気を付けなければならないのか・・・・などなど。

安全講習の後は、2組に分かれて、実際の撮像体験(実習)と、
MRIで何が分かるのか、どのような研究が行われているのか、
などの解説を行っていただきました。




学生たちも熱心に聞き、興味深く、撮像を見ていました。
MRIとはこんなものなんだと、少しは理解できたと思います。




私も学生時代に講義を受けて、仕事でもずっと使用していますが、
本日の講習を受け、基礎的知識を再確認することができ、大変勉強になりました。


せっかく、素晴らしい機器があるので、
たくさんアイデアを出して、良い研究をしていって欲しいと思います。

学部生からでも研究はできますので、興味のある人はいつでも声をかけて来て下さい。
積極的にどんどん参加してもらえればうれしいです。待っています。


2018.06.07

梅雨に入りました。


こんにちはshinoです。

とうとう梅雨入りしましたね。
気温の変化も大きく、体調管理が大変だとは思います。
皆さん体調を崩さないように気をつけて下さい。

さて、先日、私はまた女子サッカーなでしこリーグのマッチドクターをしてきました。
今はシーズン真っ只中です。リーグ戦とカップ戦の両方が同時に開催されていますので、
毎週、試合が行われています。




選手はコンディショニングを整えるのが大変です。

女子サッカー選手は、完全なプロ契約をしている選手がほとんどいません。
私がサポートさせてもらっているチームも、全員が企業に社員として勤務しています。

平日は午前中、会社で働いて、午後から練習というスケジュールです。
週末になると、ほぼ毎週、試合に出場します。
会場も半数はホームですが、残りの半数は相手チームのホームで試合を行いますので、その時は長距離を遠征しています。

どのアスリートもそうですが、競技に集中できない様々な状況の中、
パフォーマンスを発揮するためにコンディショニングを整えるのが大変だと思います。

毎年メディカルチェックを行っているのですが、
結果を見ると、ほとんど異常な検査データはありません。
女性アスリートによく認める貧血や骨の異常につながるような所見も認められません。

昔と比べて選手自身にもアスリートや女性特有の疾患やコンディショニングに対する意識が付いてきているのだと思います。
まだまだアスリートに対するサポートが不十分な中では、自己管理をきっちりしないとコンディショニングは整いません。
素晴らしいと思います。

本当は、どの競技も、どのアスリートにも、様々なサポートを十分できるような体制が整えば良いのですが、
現状ではなかなか難しいです。

試合はというと、
今回も大きな怪我人は出ませんでした。良かったです。



今後も私ができる範囲で、できる限り、アスリートのサポートを行っていきたいと思います。


最後に、私事ながら今週、誕生日だったのですが、
昨日の基礎演習終了後にクラスのみんなが誕生日のお祝いをサプライズでしてくれました。
オリター、AAが中心になって、ケーキまで準備してくれ、久しぶりにケーキのろうそくを吹き消しました。
嬉しかったです。



Hクラスのみんな、ありがとう。


2018.05.31

平和ミュージアム見学


こんにちはshinoです。

昨日から雨ですね。
来週にも梅雨入りしそうです。
これからジメジメした鬱陶しい天気が続きますね。

さて、昨日、1回生の基礎演習の授業では、
3クラス合同で、立命館衣笠キャンパスにある平和ミュージアムへ課外授業に行ってきました。

朝から大雨で移動が大変でしたが、南草津や京都に集合し、みんなで電車とバスに乗っていきました。

授業では、まずはじめに、この課外学習をする意味をしっかり考えることができるよう、
ビデオ視聴とスタッフの方からのお話がありました。




全体での話が終了した後は、3クラスで分かれて見学を行いました。
私は担当しているHクラスとともに、
はじめに特別写真展示場の見学に行きました。
みんな、たくさんの写真と解説を熱心に見入ってました。
平和な日本では想像できないようなことが世界では今でも現実に起こっているということを知り、
いろいろなことを感じ、考えさせられたと思います。

その後、場所を移動し、戦争時の資料とともに、
戦争を体験された御高齢者の方々が、当時のことについて丁寧に解説していただきました。



やはり、実際の話を直接聞くのは全く違います。
教科書やテレビで流れる映像では、知ることができないこともたくさん教えていただきました。
学生たちも熱心に質問しながら話を聞いていました。

この課外授業は毎年行っているのですが、
学生たちは年々熱心に、話を聞く姿勢が良くなっているとのお言葉をいただきました。
それも毎年継続して来てくれているからで、
昨年経験した上回生がうまく引き継いでくれているのだと思います、と言っていただきました。
オリター、AAをはじめとした上回生が、自分たちが経験したことを、
後輩たちにうまく伝えてくれているんだと思います。

褒めていただいて大変誇らしかったです。

見学する時間が少し短かったので残念でしたが、
1回生も今回の授業でいろいろ感じるものがあったと思います。
戦争とは何か、平和とは何か、なぜ立命館に平和ミュージアムがあるのか、
スポーツと、戦争、平和はいかに関係しているのか・・・・などなど、
1回生が何を感じてくれたのか、提出レポートを楽しみにしておきます。

この課外授業だけでなく、立命館での学生生活で得られたもの、感じたことを、
上下回生だけでなく、周りにいるいろいろな人たちにも伝えていって欲しいと思います。


2018.05.24

昨日から雨ですね。


こんにちは、shinoです。

昨日から雨ですね。
また少し涼しい感じがします。
暑さ寒さが一定しないので体調を整えるのが大変です。気を付けて下さい。

先週末は、また女子なでしこサッカーの試合のマッチドクターをしてきました。



先週末は過ごしやすい天気だったので、サッカー観戦には良かったと思います。



女子サッカーは、以前と比べると、
かなりコンタクトシーンも増え、激しくなったのですが、
私がメインで行っているラグビーと比べると、傷害の発生はかなり少ないです。
全く傷害が発生しない試合もあります。

出番が無い方が選手にとっても良いですし、
私も試合の観戦をすることができるので嬉しいです。

と思って観ていたのですが・・・

今回は少し怪我人が出てしまいました。。。

選手は担架でピッチサイドに運ばれました。



その後はマッチドクターの出番です。
診察をするためにグランドに降りていきました。大きな怪我だったら・・・と、少し緊張する瞬間です。

診察の器械や道具は基本的にはほとんど無いので、
触診と、これまでの経験で大きな傷害ではないかをチェックしていきます。

今回は緊急性もなく、大きな怪我では無さそうでした。
良かったです、ホッとしました。

試合中の選手、スタッフ、観客の安全を担っていると思うと、
毎回、責任の重大さを感じますし、かなり緊張感があります。

選手が気持ちよくプレーでき、観ている人が安全で楽しめるようにすることができれば、
スポーツへの関心、人気もさらに高まっていくと思います。
そのために、メディカル面でしっかりサポートし、
できる限りお手伝いしていくように努めていきます。

2018.05.17

暑くなりましたね。

こんにちは、shinoです。

かなり暑くなってきました。
日中はかなり暑く感じます。



朝夕の気温差が大きいので体調を崩さないようにしないといけないですね。

私は、先週末、研究会で講演をさせてもらいました。
関節リウマチの研究会で、関西を中心とした若いドクターが中心となって行っている研究会です。
若いと言っても私と同年代ぐらいです。
その研究会から依頼をいただき、先週末に講演をしてきました。

内容は、私が行っている基礎研究のテーマで、
腱や靭帯が骨に付着している部位の構造に関してです。

私の主な研究のテーマは、『スポーツ傷害』なのですが、
その中でも臨床研究と、基礎研究を行っています。
臨床研究は、実際にスポーツ傷害を患った人に対する治療や、リハビリテーション、
トレーニングに関する内容となります。
それに対し、基礎研究は、スポーツ傷害の病態解明を目的として、解剖や組織学、動物実験を行っています。

ということで、私は基礎研究として『腱や靭帯が骨に付着している部位』という人の体の中でも
極々小さい部分を、飽きもせず、10年以上研究しています。
この分野もまだ分からないことが多くあり、もっと知りたいと思う気持ちで、
ここまで研究を続けてきています。
分からないことを明らかにするというのは非常に面白いです。
研究している人は少なからずそう思っている人が多いと思います。

最近、関節リウマチの研究において、その『腱や靭帯が骨に付着している部位』に注目が集まっており、
そのため、今回、私が講師として呼ばれました。

普段、講演をする時は、整形外科の先生や、理学療法士、アスレチックトレーナーなどのスポーツ従事者に
行うことが多いのですが、今回は、整形外科の先生より内科や小児科の先生が多く参加されていました。

講演では、質問の内容や、発言される意見もやはり分野が異なると違っていました。
視点が異なる分野の先生や研究者の方と話をすると、
考え方が異なっている部分や、同じように考えている部分が見えてきて、
私にとっても非常に勉強になるディスカッションとなりました。

新しいことに積極的に参加することで、自分に新しい視点をもたらしてくれ、
それが次のステップにつながっていくと思います。

特に、スポ健は、様々な分野に気軽に触れることができる学部だと思うので、
いろいろな事に興味を持ち、取り組んで、自分をどんどん成長させて欲しいと思います。


2018.05.10

GWはいかがでしたか?

こんにちは、shinoです。

GWも終わりましたね。
皆さんは有意義に過ごせましたでしょうか?

私は、GW中にマレーシアのクアラルンプールにラグビー国際試合のドクターを行ってきました。
アジアラグビーチャンピオンシップという大会で、
香港、マレーシア、韓国の三か国でホームアンドアウェー方式で総当たり戦を行います。
ここで勝ったチームは、オセアニアのチームとプレーオフを戦い、
さらに勝つことができれば2019年のワールドカップに出場できるという参加国にとっては非常に大事な試合です。

日本はすでにワールドカップの出場権を得ていますので、この大会には出場していません。
だから、出場国ではない国からのレフリーとドクターが
中立な立場で判定しないといけないということで、
日本からの派遣として私が出務しました。

いつもの試合で行っているマッチドクターとは少し異なっていて、
HID(Head Injury Doctor)という、脳振盪の判定のみを行うドクターでした。

基本的に脳振盪と判定されると、その選手はそれ以上試合に出場できなくなります。
さらに約1週間程度リハビリ期間が必要となり、その間の練習、試合への参加が制限されるので、
チーム、選手にとってはかなりのダメージなのですが、選手の安全を考えると大事な処置だと思います。

もちろん、どの判定も間違ってはダメなのですが、
上記のように、脳振盪の判定は試合の勝敗に影響を受けることも多いので、
判定は、慎重かつ的確に行わなければいけなく、ドクターは責任重大です。

ラグビートップレベルにおける脳振盪の判定は国際的なルールがあり、
判定もトレーニングを受け、資格を持ったドクターでなければなりません。

ということで、今回、私はHIDとしてマレーシア対香港の試合に出務しました。
3人のレフリーと、HIDの私の計4名が日本からのスタッフとして参加してました。

試合会場となったマレーシアのBukit Jalil スタジアムは約10万人が収容できる
マレーシアで一番大きなスタジアムだそうで、2016年にできたばかりで、
きれいでとても大きな素晴らしいスタジアムでした。

幸いにも大きな怪我人は出ず、無事に試合を終えることができました。

試合内容は、香港が勝ち、一方的に大差がついてしまいましたが、
マレーシアが取った唯一のトライシーンでは、会場全体がワーッと沸き、非常に盛り上がりました。
観客も1万数千人入り、マレーシアでもラグビーは人気スポーツの一つだそうです。

現地のマッチドクターとも交流し、いろいろ話ができ、有意義な時間を過ごしました。

GW中に行ったので、前日の夜中にマレーシアに入り、翌日の夕方に試合を行い、
終了後、夜中の飛行機で日本に帰って来るというタイトなスケジュールで、
さらに、1人で脳振盪の判定を国際試合で行わないといけないというかなりプレッシャーのかかる出務でしたが
非常に良い経験になりました。
こんにちは、shinoです。

GWも終わりましたね。
皆さんは有意義に過ごせましたでしょうか?

私は、GW中にマレーシアのクアラルンプールにラグビー国際試合のドクターを行ってきました。
アジアラグビーチャンピオンシップという大会で、
香港、マレーシア、韓国の三か国でホームアンドアウェー方式で総当たり戦を行います。
ここで勝ったチームは、オセアニアのチームとプレーオフを戦い、
さらに勝つことができれば2019年のワールドカップに出場できるという参加国にとっては非常に大事な試合です。

日本はすでにワールドカップの出場権を得ていますので、この大会には出場していません。
試合は中立な立場で判定しないといけないため、
出場国ではない国からのレフリーとドクターとなり、
日本から私が派遣され、出務しました。

いつもの試合で行っているマッチドクターとは少し異なっていて、
今回は、HID(Head Injury Doctor)という、脳振盪の判定のみを行うドクターとして参加しました。

基本的に脳振盪と判定されると、その選手はそれ以上試合に出場できなくなります。
さらに約1週間程度リハビリ期間が必要となり、その間の練習、試合への参加が制限されるので、
チーム、選手にとってはかなりのダメージなのですが、選手の安全を考えると大事な処置だと思います。

もちろん、どの判定も間違ってはダメなのですが、
上記のように、脳振盪の判定は試合の勝敗に影響を受けることも多いので、
判定は、慎重かつ的確に行う必要があり、ドクターは責任重大です。

ラグビートップレベルにおける脳振盪の判定は国際的なルールがあり、
判定もトレーニングを受け、資格を持ったドクターが行わなければなりません。

ということで、今回、私はHIDとしてマレーシア対香港の試合に出務しました。
3人のレフリーと、HIDの私の計4名が日本からのスタッフとして参加しました。

試合会場となったマレーシアのBukit Jalil スタジアムは約10万人が収容できる
マレーシアで一番大きなスタジアムだそうで、2016年にできたばかりで、
きれいでとても大きな素晴らしいスタジアムでした。





幸いにも大きな怪我人は出ず、無事に試合は終えることができました。

試合内容は、香港が勝ち、一方的に大差がついてしまいましたが、
マレーシアが取った唯一のトライシーンでは、会場全体がワーッと沸きあがり、非常に盛り上がってました。
観客も1万数千人入り、マレーシアでもラグビーは人気スポーツの一つだそうです。

現地のマッチドクターとも交流し、いろいろ話ができ、有意義な時間を過ごしました。
試合前には搬送のトレーニングも現地のメディカルスタッフと一緒に行いました。



GW中に行ったので、前日の夜中にマレーシアに入り、翌日の夕方に試合を行い、
終了後すぐ夜中の飛行機で日本に帰って来るというタイトなスケジュールで、
さらに、1人で脳振盪の判定を国際試合で行わないといけないという、
かなりプレッシャーのかかる出務でしたが、
楽しむことができ、非常に良い経験となりました。