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2019.06.29

スポーツ健康科学セミナーⅡ JR西日本プロパティーズ様

今年度は、春学期の担当授業数が、昨年に比べてぐっと増えています。
その中でも2回生の担当授業が多く、火曜日と木曜日はほぼ全員と顔を合わせます。
担当する授業のいずれも課題が多く、2回生のこの時期は、やってもやっても課題が襲ってくるという感じだと思います。
実は、課題を出す私も準備と課題の評価に追われており、
現在の2回生と同時にスポーツ健康科学部に着任したので、2年目を共に乗り切ろう、と思ったりしています。
課題の多い授業の一つとして、スポーツ健康科学セミナーⅡがあります。
これはキャリア形成のための正課の授業です。
先週、先々週は、鉄道業界を取り上げました。
1週目は、講義とディスカッションが中心なのですが、
挙手で意見を求めると、なかなか手はあがりません。ただマイクを向けると何かしら話してくれます。
また、授業後に他の学生の意見を聞くことによって考えが深まったというコメントもあります。
2週目は、実務者にお越しいただくのですが、今回は私の古くからの友人である
JR西日本プロパティーズ企画管理部の辻 崇(つじ たかし)さんにご登壇いただきました。
私に取っては数少ない、「スポーツ」が全く絡まない友人です。
是非学生たちに会ってほしい方の一人で、今回スポーツ健康科学セミナーⅡを担当するに当たって、すぐにご連絡をしました。
講義の趣旨を非常によく理解してくださり将来のキャリアを学ぶ学生たちに、
他業界でも応用できるように、「JR西日本グループ]を一つの題材として、“考え方を身にける”ためのポイントを非常にわかりやすく、そして学生たちがあらゆることに前向きに取り組めるようなお話をしてくださいました。

(ゆ)2019062901

このような授業があって、今の学生たちは本当にうらやましいなと思います。
インターンシップを始め、就職がより身近になってきた今の3回生にキャンパス内でお会いした際には、
昨年、スポーツ健康科学セミナーⅡにもっときちんと取り組めばよかったという声も聞かれました。
課題、課題、課題で追われる日ですが、耕した先には笑顔の花が咲くことを期待します。


写真は辻さんのご講義の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#ご講義後も質問がある学生たちに、研究室でご対応くださいました。
#辻さん、ありがとうございました。

2019.06.22

神戸大学発達科学部へのご訪問

今年は、いよいよ9月20日からラグビーワールドカップが、
来年は東京オリンピック・パラリンピック大会が、
再来年は、ワールドマスターズゲームズ関西が開催されます。
このように3年間、我が国では大規模な国際的スポーツイベントが開催されるわけですが、
ワールド・マスターズゲームズは、前者2つの大会と少し異なる特徴を持っています。
まず何よりも、ワールドマスターズゲームズは、
概ね30歳以上であればだれもが参加できる「するスポーツ」の大会ということです。
そしてもう一つのポイントは、「関西」で開催されるということです。
「みるスポーツ」から「するスポーツ」へと人々の意識と行動を向けさせることは大変難しいといわれていますが、
せっかく関西で開催されますので、何かしら役に立てそうな研究や実践はないかと考えることが多くなってきています。
その一つとして、3月にマスターズラグビーの大会の調査を実施しましたが、
こういった活動にアドバイスをいただくため、
時々マスターズスポーツをご専門とされる神戸大学発達科学部の長ケ原誠教授の研究室に足を運んでいます。

今回特別だったのは、ゼミ内で同行の希望者を募ったところ、
「他大学の学生と交流したい!」「他大学にも行ってみたい!」ということで
3人のゼミ生と研究室をご訪問してきました。
長ケ原先生をはじめ、研究室の、院生と学部生の方々が歓迎してくださいました。

(ゆ)2019062201

ゼミ生には、神戸大学に赴く前にくつか課題を出し、学生だけで情報収集するようにと伝えておりました。
やや緊張しているのかなとは思っていたのですが、私が長ケ原先生と二人でお話をしている間、
別室から拍手やら笑い声やらなんとも楽しそうな学生たちの声が聞こえていました。
後で聞くところによると、課題うんぬんよりも楽しく談笑していたようです。

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ゼミ活動の一つとして、11月のマスターズ甲子園の参加も予定しています。
今回同行した3人が中心となって進めていってくれることでしょう。
「スポーツをする」ことでの他大学との交流の機会はなかなか作れないのですが、
先々週にアップした観戦者調査もしかり、
「スポーツ」というキーワードを通じて、他大学の学生との積極的な交流ができる場も作っていきたいと思います。
その中で、自発的な活動に結びつけてくれればと期待しています。

写真は神戸大学発達科学部での交流の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#長ケ原先生、研究室の皆さんありがとうございました。

2019.06.15

「LITTLE MISS SUMO」

昨年度の卒業式の日の出来事です。
南草津行きの満員バスに立って乗っていると、私の授業を受けていてくれた当時の1回生のMさん(女子相撲部)が
「座りませんか?」と声をかけてくれました。そこには一人分座れるスペースがありました。
相撲部の皆さんばかり集まっいたので、私には座れるのですが、相撲部の男の子では座れないスペースだったため、
私を見つけたMさんが気を利かせてくださったわけです。
素直に、ありがとうと座らせていただいたところ、お隣には、女子相撲部の今(こん)さんがいらっしゃいました。
今さんはスポーツ健康科学部の所属ではないので、
何の授業を担当しているんですか?なんとたわいもない会話から始まったのですが、バスを降りる頃には、
相撲の歴史や女性とスポーツ、といった真剣な会話へと移っていました。

それから数か月、2回生になったMさんより、大変嬉しいお誘いがありました。
バスの中でお話しした相撲部の、今さんが主演を務める映画の上映会へのご招待でした。
あまりにも壮大なお話で最初はついていけなかったのですが、
・イギリス人監督のMatt Kay氏が、立命館大学の女子相撲部の今日和さんを主演として、ショートフィルム「LITTLE MISS SUMO」を制作した。
・そしてその映画が世界中で上映されている。
・関西では上映機会がないので今回立命館大学内で内輪の上映会を開催するということでした。
そして光栄にも私はその上映会に御招きいただいたというわけです。

(ゆ)2019061601

上映会当日は、相撲部部長のApollo先生にご紹介を賜り、Matt監督ともお話の機会に恵まれました。
また、映画が終わった後には、今さんのスピーチも拝聴しました。
映画の効果も伴い、心が震えるような素晴らしいスピーチでした。

(ゆ)2019061602

私は、立命館大学に着任して初めて女性の「相撲人」達に出会いました。
彼女たちをとても尊敬しています。
お話しするまで、彼女がたちが相撲部打に所属していること、それ以上に世界チャンピオンレベルであることに気づきませんでした。
それほど彼女たちは、一人の学生として、女性として自然に大学や社会に溶け込んでいます。
女性スポーツの活性化や発展の必要性は長きに渡り議論されていますが
現実は人々の「意識」や「しきたり」という言葉で簡単に片づけられてしまう目には言えない障壁があります。
その中で、先駆的者的な女性アスリートたちが抱える葛藤も多様で複雑です。
男女に限らず、世界レベルで活躍する者だけが背負う重圧使命もあります。
そして、女性として相撲に挑み続ける彼女たちは日本の国技の継承者でもあり、革新者でもあります。
立命館大学の女子相撲部のメンバーは、そのようなものをすべて肌で感じながら、
静かにそして悩みながらも前に進もうとしており、その姿はとても美しく私の目には映ります。

スポーツの在り方はその時代に生きる者たちが、
将来のあるべき姿を探し、求めながら形作っていくものとするならば、
女子相撲は今後どの様に発展させていくべきなのか、はとても難しい問いです。
しかしながらそのど真ん中を静かにそして逞しく歩む女性たちに出会い、
必要とされることがあるならば、語り合っていきたいと思います。

LITTLE MISS SUMOはこちらから
https://vimeo.com/318425599

写真は主演女優さんとご挨拶をされるMatt監督
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#LITTLE MISS SUMO
#どうやら長編映画も制作されているようです。
#立命館大学に現役の「女優さん」たちが増えるかも
#相撲部関係者の皆様に感謝申し上げます。

2019.06.08

調査員デビュー in 秩父宮ラグビー場

秩父宮ラグビー場で、今シーズン最後のサンウルブズ戦があり、観戦者調査のため、上京しておりました。
今回は、ゼミ生の2人も上京し、
調査員としていつも観戦者調査を運営してくださっている早稲田大学スポーツ科学研究科の院生たちに混じり
秩父宮ラグビー場で観戦者調査デビューを果たしました。
スタジアムでの観戦者調査の実施は、先週ご紹介した「調査方法論」で学ぶ一部の実践にもなるわけです。

(ゆ)2019060801
最初は早稲田の院生たちに、名前は聞いていたものの初めての秩父宮ラグビー場、国際試合と初めてづくしのなか
やや緊張していたようですが、院生たちのサポートもあり、きっちりと役割を果たしてくれました。
院生たちからもお褒めの言葉を頂きました。

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サンウルブズ戦の日は、「秩父宮みなとラグビーまつり」に神宮球場での早慶戦、
秩父宮ラグビー場でのサンウルブズ戦が開催されていたこともあり、とても賑やかでした。

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ゼミ生の2人と私は早めに集まって、これらのイベントの見学しながら外苑周辺を歩き、建設中の新国立競技場まで散策してきました。

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その間、様々なスポーツマネジメントの話をしながら、関西では見られない、都会のど真ん中でスポーツが中心となる街の華やかさや、
ワールドカップやオリンピック•パラリンピックに対する温度差を感じてくれたようです。

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外苑周辺は、私がまだスポーツを学問として学ぶなど一ミリも考えていなかった学部生時代に早慶戦の観戦に歩いた道であり、
社会人になって秘書としてボスの後ろについて何度も何度も歩いた道でもあります。
社会人大学院生として、年齢の変わらない恩師や若い研究仲間とともに調査研究の場として歩いた道でもあります。
そして、この道は今現在、ともに学ぶ学部生たちとともに歩くという、新たな経験を与えてくれました。


写真は秩父宮ラグビー場と外苑周辺
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#明治神宮野球場
#建設中の新国立競技所
#クーベルタン伯爵

2019.06.01

調査方法論と院生TAさんたちの活躍


授業も8週目を迎えております。
今年度は、月、火、木と2回生の授業を担当しています。
何れの授業もレポート等提出物が多く、課題を出すたびに心の中で「がんばれ」と心の中でささやきながら
こちらも授業準備と課題の評価がとどめなくやってきますので、
「私もがんばるから・・・」とも思っています。

2回生全員とともに乗り越える授業の一つに「調査方法論」があります。
これは、社会調査に必要な知識を基礎から学び、実際に調査を実施し、統計分析、そしてレポートをまとめる
濃い内容の授業です。
また、調査、分析、報告という一連の流れを実施するため、1回完結型ではなく、知識の積み重ねが必要です。
パソコンを使いながら学ぶ授業ですので、1限から3限まで3つのクラスに分けて開講されており、
それぞれに大学院生の方がアシスタント(TA)としてサポートをしてくださっています。

今年度はかわい先生からのご提案で、調査方法論に新たな取り組みを導入しました。
TAさんにもお手伝いをしていただきながら、図表を用いた報告書を書くためのスキルアップを目指すものです。
まず、5週目の授業の終わりに、図表を用いて報告する課題を2回生に出し、
次に、翌週提出された課題にTAが目を通します。
最後に、8週目の授業で、TAさんたちが、課題のフィードバックと評価、さらに報告書の作成がもっと良くなるためのアドバイスとしての授業を実施するという試みです。

2回生達はTAさんの講義に熱心に授業に耳を傾け、
「自分の弱点がわかりやすかった」「・・・について知ることができて良かった」という喜びのコメントがたくさん寄せられました。
TAさんたちも手ごたえがあったようです。
講義の様子を写真に収めようと思ったのですが、私がTAさんたちのアシスタント役に徹していたので、その時間は取れませんでした。
代わりに、元気に授業を受講してくれている2回生の写真を掲載しておきます。

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かわい先生、TAさんたちとのミーティング、授業構成の見直しなどなどと限られた時間での準備は気忙しかったですが、学部生、院生、教員などそれぞれの立場でできる力を発揮し、学びを活性化させるモデルとなれば、嬉しく思います。


写真は調査方法論の受講生たち
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#TAの皆さん、本当にお疲れ様でした。
#春学期も後半戦に突入です。
#私は課外活動が増えてきそうです。

2019.05.25

KANSAI CLASSIC 2019

先週の土曜日は、久しぶりに京セラドームに足を運びました。
毎年この季節になると、大阪唯一のプロ野球団、「オリックス・バファローズ」はKANSAI CLASSICというイベントを開催します。
かつてパ・リーグには、大阪の難波に南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)、
藤井寺市に近鉄バファローズ、西宮市に阪急ブレーブス(オリックス・ブルーウェーブ)というチームがありました。
ここにセ・リーグの阪神タイガースを加えると、大阪府と兵庫県に鉄道会社を親会社にするプロ野球チームが4チームもあったわけです。

1989年に阪急ブレーブスは、オリックス・ブレーブスとなり、南海ホークスは福岡ダイエーホークスとして福岡移転しました。
オリックス・ブレーブスは、オリックス・ブルーウェーブを経て、2004年に大阪近鉄バファローズと合併し、現在のオリックス・バファローズと移りかわってきました。

KANSAI CLASSICは、オリックス・バファローズが歩んできた歴史における特定の年代に焦点を当て、
当時活躍した監督やコーチ、選手をゲストに招き、現役選手が当日のユニフォームを着用して試合に臨むイベントです。
今年のKANSAI CLASSICは1999年に一年間だけ使用されていた大阪近鉄バファローズのビジターのユニフォームと
1970年から1971年に使用されていた阪急ブレーブスのホームユニフォームが採用されてます。

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福岡ソフトバンクホークス戦では、ソフトバンクホークスも1970年から1971年に用いられたていた南海ホークスのビジターユニフォームを着用して試合が開催されます。
「オリックス 対 ソフトバンク」なのですが、「阪急 対 南海」でもあるわけです。

KANSAI CLASSICの開催時は、色々なイベントや限定グッズが販売され、独特のにぎやかな雰囲気があります。
その独特感をもたらしているのは、往年のファンの方々の存在かもしれません。
KANSAI CLASSICでは、年齢層は高いものの、阪急、南海、近鉄のユニフォームを着たそれぞれのチームの往年のファンの方がぐっと増えるように見受けられます。

2004年に近鉄バファローズと、オリックス・ブルーウェーブが合併したことにより、
かつての「阪急ファン」と「近鉄ファン」はライバルであった同じチームを応援することになりました。
球団のオーナーや本拠地がかわると、チームに焦点が当たりますが、そのたびにファンの方々は、応援するチームを失います。
そのような中、オリックス・バファローズでは新しいファンの獲得とこれまでの様々なチームの往年のファンの維持をし、
「オリックス・バファローズ」のファンを育てるという他のプロスポーツチームにはみられないファンマネジメントが必要です。
久しぶりに京セラドームに足を運び、KANSAI CLASSICは球団の再編成で翻弄された往年のファンの方々と2004年以降ファンになられた方々の両方に寄り添う
イベントのようにみえました。

写真はKANSAI CLASSIC 2019の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#「バッファローズ」ではなく「バファローズ」です。
#「オリックス」と「バファローズ」の間に「・」が入ります。
#ですので、「オリックス・バファローズ」です。

2019.05.18

朝ご飯を食べよう

春学期も6週目になりました。
1回生も随分大学に慣れてきたようです。
1回生を対象にした基礎演習では、恒例の朝食実習が実施されました。
今年は昨年と異なり、基礎演習の9クラスのうち3クラスが合同で、食堂の2階が会場となりました。

(ゆ)2019051801

1回生は、前の日から大学に宿泊しやや眠そうですが、仲間意識は高まってきたようです。
一緒に宿泊していたAAさん、オリターさんもまた睡眠不足だと思いますが、
朝食実習がスムーズに進むよう今回もしっかりとサポートしてくれていました。

今年度の朝食実習では、昨年と異なり自分で今から口にする朝食の主菜と副菜を自分で選ぶことをしました。
そして写真を撮り、その振り返りもかねて、朝食後に栄養を専門とするab先生の研究室の学生さんからレクチャーが設けられています。
基礎演習は、1回生のみならず、2回生また院生に至るまでが交流し、互いに学びと成長の機会にもなっています。

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私も今年度の基礎演習を担当する中で思いもよらない経験に恵まれました。
基礎演習の4回目、5回目の授業で、スポーツマネジメント領域の担当者として
2回生全体に講義を担当させていただきました。
授業後、講義に立ち会ってくださった、同じく基礎演習を担当されている大先輩のS先生が
「きっともっと広げてもらえると思うので、自由に使ってください」と、
社会における「する」「みる」「ささえる」視点からのスポーツの役割と関係性、
そしてその価値を図式化した一枚の資料を研究室にお持ちくださいました。
ご自身で各所から情報を集められ、とても時間をかけられて、少しずつ図式化されたようです。
大先輩であり、そしてマネジメント領域以外の先生から貴重な資料をいただくことは大変嬉しくまた励みにもなります。

大学はいろんな人にとって学びと成長の場なのだと改めて感じています。

写真は基礎演習の朝食実習の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#ごちそうさまでした。
#ab先生の研究室の皆さんもありがとうございました。

2019.05.11

沖縄市×プロスポーツ

沖縄に行ってきました。
沖縄は、プロ野球キャンプの際に足を運ぶことが多く、
久しぶりに2月以外の沖縄滞在となりました。

沖縄では、侍ジャパンや年に1カードNPBの公式戦が開催されますが、
沖縄のプロスポーツといえば、Bリーグに所属する「琉球ゴールデンキングス」が挙げられるでしょう。
私のBリーグ観戦経験は、リーグが立ち上がった際の開幕戦と、
今年新潟で観戦した2回に限られるのですが、いずれも琉球ゴールデンキングスのカードでした。

琉球ゴールデンキングスは現在もBリーグ西地区の1位です。
Bリーグのの前身、bjリーグだった時から優勝数も多く、沖縄では大変人気のあるチームです。

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現在、沖縄市のコザ運動公園内には、琉球ゴールデンキングスのホームアリーナとなる1万人が収容できる多目的ホームアリーナが建設中です。
2月に幕張メッセで開催されたスポーツビジネス産業展に参加した際、
琉球ゴールデンキングスの木村達郎社長のご講演を拝聴しました。
アメリカの複数のアリーナの事例をあげて、エンタテインメントビジネスにおけるアリーナの果たす役割の重要性をお話されていました。

沖縄市の(仮称)沖縄市多目的アリーナ施設等整備全体計画調査業務報告書によれば、
バスケットボールのホームアリーナの役割の他、他のエンタテインメントの会場、
そして、台風が多いという沖縄の気象にも配慮した、防災機能を有したアリーナにもなるようです。
アリーナ建設のコンセプトは、「『未来を創り、地域を活性化するアリーナ』~夢を与え、感動を与え、未来を創っていく~」です

ここ数年、このまちをスポーツでより良い環境にしていこうという方々の熱い想いと、エビデンスに基づいた知識を軸に、アリーナやスタジアムの建設は、施設というハードづくりではなく、まちづくり、環境作りにシフトしてきています。

沖縄市に新しいアリーナが完成する2020年以降、琉球ゴールデンキングスのホームゲームを観戦紙に再び沖縄市に訪れたいと思います。

(ゆ)2019051102

写真は沖縄市で見つけたキングスのポスターとセルラースタジアム那覇
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#アリーナは観光資源としての役割もありますね。
#アリーナの写真が無くてごめんなさい。

2019.05.04

専門演習I

令和になって初のブログは、小集団の専門演習についてです。
卒業までずっとお付き合いをしていく3回生のいわゆる「ゼミ」と呼ばれるクラスです。
ゼミが決定した時から、ポツポツと活動を始めておりましたが、メンバーのうち2人が留学中だったため、
第一回目のゼミが13人が全員集まる初めての時間となりました。

(ゆ)2019050401

初回はいくつか課題を含めた自己紹介を中心に進めました。
まだ学生同士の横のつながりも十分ではなく、やや緊張感が走っていました。
あえて抽象的なテーマを課題として出していたのでそれぞれの解釈に基づき、内容はレベルの高いものでした。
春休みの活動報告を実施した際にも、点と点は線となってつながっていないものの、
スポーツマネジメントに必要な「本質」や活動のコアとなる部分をしっかりと掴んでいるという印象です。

(ゆ)2019050402


第一期生である故、一つのことを決めるのに「これはどうする?」「これはどうやっていく?」と
手探りの部分も多く時間がかかります。
幸い、一期生であることを楽しんでくれているようです。
3週目、4週目と回を重ねるうちに、それぞれの個性も出てきています。
春休み中から学外の活動はスタートしていましたがこれから演習の時間外での活動も増えてくるでしょう。
まだまだ私に言いたいことが言えていないようにも見えます。
それも含め、どのような物語が始まるのかとても楽しみです。

専門演習の集合写真と3回目のテーマに関する発表の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください

#「楽しく学びまじめに遊ぶ」
#心強い仲間ができた気分
#さぁ、みんなでルールをつくろう

2019.04.27

「スポーツ」を仕事にする、ということ

4月19日金曜日、秩父宮ラグビー場でサンウルブズ戦の観戦者調査を実施してきました。
今回はサンウルブズの調査で2つの初めてがありました。
一つは、サンウルブズの観戦者調査としては初のナイター試合での調査でした。
国際戦のナイターは独特の華やかさがあります。
スタジアムからプロ野球のスコアボードが見えるのも明治神宮外苑地区ならではです。

(ゆ)2019042701

そしてもう一つの初めては、サンウルブズが所属する国際リーグ、スーパーラグビーの運営主体であるSANZAARより、2021年シーズン以降のサンウルブズの参戦は不可という通達を受けてから初めてのホーム戦でした。
調査日は金曜日の夜ということも伴ってスタジアムは多くの観客で埋め尽くされました。
サンウルブズの善戦していたこともあり、秩父宮ラグビー場は大歓声に包まれていました。
試合前の演出、スタジアムの飲食物も楽しめるものでした。
それでも2021年からサンウルブズはスーパーラグビーに参戦できません。

(ゆ)2019042702

長い間、「スポーツ」を仕事としてきました。
理由は様々ですが、チームの経営母体が無くなる、チームが消滅する、選手としてのキャリアが終わるということを複数回近くでみてきました。

アスリートである以上、ケガ、そしてプロであれば引退勧告、戦力外といった自分で予期しない引退を迎える者が数多くいます。
1997年ごろから 多くの企業スポーツが休廃部に陥り、多くの選手たちが競技を続ける場がなと嘆く姿も見てきました。
選手たちがかわいそう・・・・というのは簡単ですが、会社があってこそのスポーツチームであったというのもまた事実です。
2004年、大阪近鉄バファローズが消滅したように、プロスポーツチームであっても来年チームがあることは保証されていません。

その結果、我が国では、実務的にも学術敵にも「スポーツ」を「マネジメント」する必要性が高まりましたが、予期しないできごとは起こります。


シュロスバーグという研究者が、人生の転機として、誰もが経験するであろう予期できる転機(入学、卒業、就職など)がある一方で、予期しない転機(ケガ、リストラなど)、予期したことが起こらなかった転機を挙げています。
アスリートであってもマネジメント側であっても予期しないできごとを幾度もなく乗り越えた人たちは
さらに強くなって日本のスポーツ界を支えているように見えます。

(ゆ)2019042703

写真は秩父宮ラグビー場
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#神宮球場はドラゴンズ戦
#スポーツ観戦者であふれかえる神宮外苑
#マンホールもワールドカップ