2016.08.14

ワイキキアクティビティ~Part5.マカプウ・トレイル

アメリカの大統領選挙もそれそろ大詰めとなってきました。
ニュースでは連日、クリントン氏、トランプ氏の
キャンペーンの様子が報道されています。
アメリカでは4年に1回、オリンピックの年に開催される大イベントです。

先週末はオアフ島の人気トレイルコース、マカプウ岬にいってきました。
マカプウ岬はオアフ島の東海岸にあり
壮大なパノラマのオーシャンビューが楽しめます。
22番、23番バスでワイキキから1時間ほどかかります。
先日紹介したココヘッドのさらに東側となります。



トレイルコースとしては舗装してある道路を歩くことができ
頂上の展望台まで1マイル30分程度ですので初心者でも十分に楽しめます。
バスで向かう際は、ふもとの駐車場まで一般道路を歩く必要があり
これに片道20分ほどかかります。
冬にはホエールウォッチングができる名所でもあります。
とにかく真夏だというのに乾いた風が気持ちよく
景気も今までオアフ島で見たものの中で最高でした。
有名な赤と白の灯台が断崖絶壁の途中に立っています。
近くには世界一美しいビーチとして有名な
真っ白な砂浜のカイルアビーチもあります。



周りにはショップも何もなく
ただ自然の真っ只中にいる感じが楽しめます。
地球が丸いという実感を味わえるとても素晴らしい場所でした。


Good day!

sana

2016.08.13

鍛えの夏! ゼミ研究合宿編


お盆に入りますが、この夏、皆さんどうお過ごしですか。

立命館大学スポーツ健康科学部スポーツ教育学研究室ゼミでは、毎年、研究合宿を行っています。
対象としているのは、大学院生です。

春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、シルバーウィーク、冬休み、等です。
1年に、3~4回程度、実施しています。

今年の夏も、7月28日(木)~8月1日(月)まで、行っていました。
場所は、インテグレーションコア等です。

普段、じっくりと研究に時間をかけることが難しい社会人の方が多いため、休みの取れる時期に、
集中的に行います。

合宿では、およそ、初日にその合宿での目標の設定、研究についての討論、
データ処理についての討論、投稿論文の精査、等です。

それぞれ課題を持って取り組んでいます。本当に集中した時間となっています。

院生さん同士も、この時に、自分の研究の悩み等を話しておられます。

写真は、ある院生さんのデータを、教職経験を有する院生さん、研究者の院生さんが、分析している所です。

写真 質的な分析



今回の合宿の少し前に、Summer Princessさんが、誕生日を迎えました。
それで、みんなで、びっくりパーティーを催そうとなり、いつもよりも、よいお店で打ち上げを行いました。

写真 ちょっと高そうなお店



打ち上げの途中で、「ケーキ」入場。

とっても嬉しそうな笑顔を見て、私たちも嬉しくなりました。いつも、私も含めて、皆さんが、
Summer Princessさんにお世話になっているので、喜んでもらえて、嬉しかったですね~。

写真 Summer Princessさん



また。夏の合宿では、院生さんの発表会がその間にありました。
院生さんも、それぞれ、報告会などでの発表が終わり、ほっとしているところです。

写真 発表後の様子



みなさん、それぞれがまた、研究に取り組みます。
鍛えの夏!

体調に気をつけて、頑張ってください。

さて、夏休みも、残り、半分位でしょうか。

みなさんも、残りの夏休み、どうぞ有意義にお過ごしください。

それでは、良い週末を!

【 智 】



2016.08.12

学生の街 BKC


naoです

BKCでは、約13700名の学生が学んでいます。
そのうち6割近くの8300名の学生が、キャンパス周りで住んでいます。
地域の方々の協力もあって、学生たちは安心・安全なキャンパスライフを送ることができます。
また地域の方々(野路や笠山をはじめ多くの自治会)は、学生らと共に様々なことに取り組んでおられます。

その一つに、恒例の夏祭りがあります。
8月6日に「2016野路サマ-フェスティバル(蓮池グランド)」が1200名以上の住民を集め、盛大に開催されました。
打ち上げ花火で祭りが開催しました。
幼児はじめ、多くの小学生や中学生らが集まり、お好み焼き、焼きそば、たこ焼き、焼き鳥、アイスクリ-ム、かき氷、綿菓子などの出店に行列を作っていました。
多くの自治会は高齢化が進み、様々な行事が縮小されていますが、BKC周りの自治会イベントは本当に元気です。
やはり本学の学生の力があって、盛り上がると言っても過言ではないです。





滋賀の夏祭りといえば最後に行われる江州音頭(盆踊り)ですが、それまでの時間に保育園児のおどり、日本舞踊、子どもたちの「けん玉」披露、そして玉川中学校の吹奏楽部の演奏などで参加者らが楽しみました。
そして本学のPEACEによる演奏が、夏祭り会場を最高レベルに盛り上げてくれました。
演奏者全員が浴衣を着てのパフォ-マンスに、演奏を終えた中学生たちが、「私たちも大学生のように体を動かしながら演奏したい。」と言っている事を聞き嬉しく思いました。
メンバ-らは、日頃からお世話になっている地域にお礼がしたいと気持ちと、第二の故郷の祭りを盛り上げたいという気持ちだと言います。





また教職員(地域連携課)のところも、商工会議所青年部や草津市と協力し金魚すくいのブ-スを出していました。
子どもが、紙を破ってしまって一匹もすくえなかった時、「金魚に負けるな~!根性や!」というかけ声を出した職員さんに対し、子どもが「お姉さんの声が、でかいから金魚が驚いたんや!もっと静かにして!」と~。
確かにBKC地域連携課の方々は声が大きいかもしれませんね。



8月20日には、学生が最も多く住んでいる笠山町内会の夏祭りが、笠山ふれあい広場で開催されます。
立命館からも多くの学生らが参加し、ステ-ジでパフォ-マンスをしてくれますが、特に和太鼓ドンが中心となって、日本各地の伝統芸能を実演してくるそうです。

夏祭りに参加していた小学校や中学校の先生方は、「立命館の学生らが様々なことに関わってくれるから、小学生や中学生も元気になる。もっと学生らと交流をしたい。」とおっしゃってくれています。
このような自治会との交流を見ていて感じることは、京都市がマネのできない「学生の街 BKC」を作っていることが立命館大学(BKC)の誇るところかなと思います。

2016.08.11

夏季一斉休暇

立命館大学は本日8月11日(木)から8月18(木)まで夏季一斉休暇,いわゆるお盆休みに入っています.特に大学に来てはいけないというわけではありませんが,ほとんどの事務室や生協が閉まってしまいますので,極端にキャンパス内の人が減ります.

いつも賑やかなキャンパスなのですが,本日は,とても静かです.
下の写真の通り,スポーツ健康科学部棟のインテグレーションコアの周りも,あまり人が歩いていません.







と思っていたのですが,インテグレーションコアの中を見てみると意外と人がたくさんいました.お盆休み+祝日(山の日)なのに,インテグレーションコアは稼働中です.

私は本日は打ち合わせなどもありませんので,普段なかなか時間が取れずにできなかった学会誌の編集の仕事とスマホアプリの開発を行っていました.スマホアプリといっても趣味でゲームを作っているわけではなく,現在開発しているスマートウェア用のアプリケーションで,この秋に色々なところでスマートウェアを使ってもらう予定ですので,その準備です.

スマートフォンというと大きく分けるとiPhoneとAndroidがあります.iPhoneの方はバージョンの違いはありますが,Apple社しか作っていませんので,あまり種類はありません.一方でAndroidは色々な会社から出ていますので,色々な機種があり,微妙に機能が違います.とはいえiPhoneとAndroidも現在予定しているアプリケーションを開発する上では仕様上大きな差はありません.

そこで本日,いくつか簡単なテストプログラムを作って試していたのですが,今のところAndroidの方が開発予定のソフトウェアの機能との相性が良さそうです.iPhoneユーザーも多いので,後々開発することになるとは思いますが,とりあえずAndroidから始めてみようと思います.



完成すれば,このブログでも紹介したいと思います.

では.

naru


2016.08.10

オープンキャンパス(2日目)

8月猛暑の中、オープンキャンパスが2日間にわたって行われました。
2日目は(1日目と同様に)、学部紹介からスタートです。

【Jin】先生、そして在学生2人が、学部の学びやキャンパスライフについて熱く紹介しました。



そして、学生たちの手作り感が、例年よりもまた少し増したように感じた気がしました 【表紙の写真】。

学部案内役のICナビ・メンバーの学生たちが、ボードに自分たちの顔写真とひと言メッセージを掲示したり、
そして、その隣では、日ごろの学生たちの様子も映し出されていました。
一つ一つの活動に目的があること、そこで学び取るもの、明るい笑顔や雰囲気がこの学部の魅力に繋がって
いること…、もっともっと感じ取って頂けるようにつくっていければなぁと今後に期待したくなりました。

三者面談を終えて突入した夏休み。友だちに誘われて、ちょっと見学。目標をしっかり立てたくて来学。
百聞は一見に如かず、まずは見てから。…いろいろな想いをもって参加してくださったことと思います。
実際に足を運んでいただいて、いかがだったでしょうか?

(【nao】先生が手塩にかけた朝顔…今年はたくさん開花中!)

自分の努力で道は創っていけるはず…と、自分自身にも言い聞かせています。受験生のみなさん、楽しんで
がんばりましょう!!

2016.08.09

「体つくり運動」を考える

オリンピックが開幕し、日本選手らの活躍を真夜中にテレビ観戦するため、寝不足になりながらも応援をする毎日が続いています。
知り合いでコーチとして参加されている方などもいらっしゃるため、夜中の応援も気合が入ります。
パラリンピックの閉幕まで、できる限り応援したいところです。

先般、立命館大学と包括協定を締結している草津市の教育委員会主催の小中学校の教員を対象とした実技講習会の講師を担当してきました。
この日のテーマは“小中学校の「体つくり運動」領域において使える「動作コオーディネーション能力」の考え方と、その具体的指導方法”でした。当日は、草津市内のほぼ全ての小中学校の体育主任や、保健体育科の先生方がご出席になり、「体つくり運動」という領域についての基礎的考え方から、情報系の運動能力を示す「動作コオーディネーション能力」やそれを育成する「コオーディネーショントレーニング」を取り入れた場合の授業構成の方法や、その具体的教材を実際に体を動かしながら考えていただきました。
当日は今年一番の暑さとなったようで、体育館のなかはまるでサウナのような状態でしたが、前半の講義編、後半の実技編とも参加者の先生方は非常に積極的に受講いただきました。




児童生徒の体力の低下・二極化に対して、小中高の全学年の体育科・保健体育科の学習指導要領において導入された「体つくり運動」は、その導入から10年近くなりますが、その具体的な授業展開については、いまだ難しさを伴っています。特に小学校低中学年の「多様な動きをつくる運動(遊び)」や小学校高学年の「巧みな動きをつくる運動」については、さまざまな事例が紹介されていますが、その授業による効果・成果については、さらに検証される必要があるとされています。
こうしたところへ、「動作コオーディネーション能力」の考え方を取り入れることで、発育発達期にある児童・生徒の適時期(感受期)に即した指導ができると考えられます。



いま、ジュニアスポーツ指導の現場でよく聞くようになった「コオーディネーショントレーニング」を「体つくり運動」や部活指導などの学校体育に取り入れることで、児童生徒の体育やスポーツの学習・トレーニングがどのような展開可能性があるのかについて、引き続いて学校教育現場の先生方といっしょに考えていきたいと思います。


※追記

「仰ぎ見る 湖風に靡きし 旗の蝉」
暦の上では、残暑となりましたが、まだまだ蝉も元気いっぱい。
ふと見上げると、アブラゼミがはためく旗にしがみつき、盛んに鳴いていました。



【ken】

2016.08.08

Mの力

立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科 で「Mの力」 というリーフレットを作成しました。
 PDF版表      PDF版裏   (下記の画像が見づらいときはpdf版をご覧ください)



Mとは、“Master” のことで、修士号のことを指します。
学部を卒業して、修士課程(本研究科では、博士課程前期課程)の2年間学修を修了すると与えられる学位です。

その修士の力、言い換えて、「Mの力」を身につけることで、どのようにその後のキャリアが変わるのか。なぜ、我々の研究科では、Mへの進学を勧めているのか、について理解してもらうためのリーフレットです。


今年の日本体育学会第67回大会は、大阪体育大学で開催されますが、その2日目の昼休みに、次のようなランチョンセミナーを開催します。内容は、本研究科が、「Mの力」をどのように養成しているかを報告いたします。お弁当もでます(数には限りがありますが)。是非、学会に参加される方はお聴きにお越しください。

日 時:8月25日(木)12:15~12:45 
会 場:大阪体育大学(大阪府泉南郡熊取町)D203
テーマ:立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科の挑戦:「Mの力」の創造
座 長:田畑 泉(立命館大学スポーツ健康科学部・同研究科 教授)
演 者:大友 智(立命館大学スポーツ健康科学部・同研究科 教授)
     山浦一保(立命館大学スポーツ健康科学部・同研究科 教授)
内 容:本セミナーでは、参会者の皆様に、本学部・研究科が行ってきたカリキュラム改革、ならびに、具体的な教育実践に関する情報を提供し、特に博士課程前期課程学生に求められる力(Mの力)およびそれを支え、創り出す教学システムの在り方について意見交換ができればと考えています。教育実践としてM1必修科目「リーダーシップ特論」を例として紹介していきます。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は、ASB (America Society of Biomechanics)へ行ってきました。
この報告は、また後日に行います。
暑さに気をつけて、それぞれの夏をお過ごしください。
【忠】


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/file.jsp?id=282191

2016.08.07

Higashi先生ありがとうございました!

4回生ゼミ生の就職内定のニュースが次々と届いてきています。
商社、運輸、金融など一般企業がやはり多いですね。
3回生時に留学したMさんは、
見事に日本の代表的な航空会社のCAに決まりました。
学生生活での経験をうまく生かすことができましたね。
飛行機に乗る楽しみが増えました。



木曜日前期1時限目の3回生ゼミ、2時限目の4回生ゼミは
滋賀県立大学のHigashi先生に授業を受け持っていただきました。
アメリカでの留学経験の長い若手の先生なので
ゼミ生もさぞかし刺激になったかと思います。
Higashi先生とは前職でかかわりがあり、
本学のポスドクにも来ていただいています。
本当にありがとうございました!



スポーツ健康科学部の小集団授業は、
1回生の基礎演習、2回生の研究入門を経て専門分野に分かれ
3回生ゼミ、4回生ゼミで最終的に卒業論文を提出していきます。
この時期の3回生は、自身の興味を分析し卒業論文の研究計画を作成し、
4回生は卒業論文の緒言の作成にあたります。
どちらの回生も、最後は最終発表で締めくくられます。
Higashi先生の血も入り、今回のゼミ生の卒業論文が
ますます楽しみとなってきました。



後期では、4回生は卒業論文の追い込み、3回生は就活も含めて
自身の興味を見出し、人にわかりやすく伝えられるように
授業を進めていきたいと思います。
もう8月となりました。
後期授業に向けたギアチェンジがそろそろ必要です。


Good day!

sana

2016.08.06

大学院生の発表:博士課程後期課程 3年生


今日は、博士課程後期課程、いわゆるドクターの3年生以上の発表について、ご紹介します。

8月1日(月) 14:00~16:50にありました。

発表会前は、こんな感じです。

前列中央は、発表者が座りますので、緊張気味です。
2列目以降は、前日までに発表を終えた院生さん達ですので、和やかですね~。

写真 発表会前の様子



最初に、Specialist坂研究科長のメッセージで開始です。またまた、当日は、ご出張のため、メッセージを送って頂きました。

写真 Specialist坂研究科長のメッセージ



今回のドクター3年生以上の発表者は、9名でした。その中で、社会人院生は、なんと、8名。ほとんどの院生さんが、社会人です。
関西圏に勤務されている方もおられますが、関東圏、また、最も遠い人は、群馬県に勤務しているDeep田さんです。指導教員は、【 智 】です。スポーツ教育学研究室に所属しています。
小学校に勤務されながら、粘り強く頑張っておられます。

写真 Deep田さんの発表の様子



途中、1回の休憩がありました。その時は、皆さん、緊張から解放されます。
写真は、池doorさんです。なかなか、嬉しい笑顔ですね~。
写真撮影へのご協力、ありがとう!

写真 休憩の時の様子 池doorさんのご協力




それで、発表は続きます。

先週ご紹介しましたD1とD2の発表との違いは、いくつかあります。

①発表と質疑の時間が違います。
 D1とD2の発表時間は7分、質疑は4分、計11分です。
 それに対して、D3の発表時間は5分、そして、質疑は9分、計14分です。

②発表会の名称が違います。
 D1:研究構想発表会
 D2:研究中間報告会
 D3:研究成果報告会

何となく、お分かりでしょうか。
D3は、これまでの研究成果を、5分に凝縮して、発表してくださいね、
しっかりと、質疑を行う時間を設定します、
という感じですね。

発表者も緊張するハズです。

ようやく発表が終了し、
Shrimp先生の閉会のご挨拶で終了です。

ご挨拶では、
博士号を取得するには、何かを犠牲にしなければならないことがある、
D1の人数、D2の人数、D3以上の人数が、日本の人口構造のようにはならないように!
、というユーモア溢れる、耳の痛い話で終了しました。
Shrimp先生とSpecialist坂研究科長は、発表会の度にご挨拶がありました。
それぞれ、4回されました。毎回、違うお話で、お二人の先生方、本当にご苦労様でした~。

写真 Shrimp先生の閉会のご挨拶



【ken】先生のブログにありましたが、8月2日(火)のM2修士論文中間報告会を持って、
一連の発表会が終了しました。

院生さん、事務室の方、先生方、本当にご苦労様でした!

それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.08.05

女子野球の普及

naoです

第一回全日本女子中学軟式野球大会を見学してきました。
7月29日から4日間、京都市(4会場)、宇治市(1会場)亀岡市(1会場)、城陽市(1会場)で開催されました。
全国都道府県の代表チーム(36チーム)が参加していました。
その城陽市会場で行われた試合を見学してきました。
驚いたことは、各選手の技術レベルが非常に高いことでした。
試合になるのかなという予想で応援に行ってきたのですが、上手いという一言です。
また野球をよく知っている選手ばかりでした。



特にピッチャーの投球フォームが美しく、ある選手の球を見ていますと、左投げサイドスローで男子選手でも打ちにくい変化球を投げているように感じました。

ルールも中学男子とは変わらずB号ボールを用いており、バッテリー間は18.44mとなっています。
試合を観戦していて感じたことは、女子選手はバッティング時に低めのボールを好んで振っているように思いました。
しかし、高めのボールについては、振り遅れる選手が多いように感じました。
これは、バットを振るために必要な上肢の筋力不足が影響しているのかもしれません。
バットスイング速度は男子より劣ることから、外野奥深くまで飛球することはほとんど見られませんでした。

スタンドで観戦している指導者の方に苦労話についてお話を伺ってみました。
女子は、男子と違って全身の筋力が劣ることから、投げ動作、打撃動作、走動作の習得に時間がかかるということでした。
また急激に投げ動作を行わせると、肩の障害が発生しやすくなることから、オーバートレーニングさせないことや練習後の関節周辺の筋肉等のケアが重要だといいます。
また、小学生時代にドッジボール等の大きなボールの投げ動作の機会が男子よりも少ないことから、下半身の踏み出しによるエネルギーを上手く使えない選手が多いそうです。
結果として、肩に負担がかかってしまう投げ方をするそうです。
そこで、肩の力を抜かせ下半身の踏み出しを意識させた遠投を行わせているそうです。



バッティングについては、叩き付けるよう教えても、遠くに飛ばそうという意識が働き、結果的にミスが増えるといいます。
また、インコースの打ち方が男子よりも苦手な選手が多く、腰を回転させるタイミングを教えることが難しいそうです。
できるだけ、「バットを短く持ち、ピッチャー返しをしなさい」と教えることが、最もイメージが伝わるのだと教えて頂きました。



指導者は、どうしても投手と捕手の育成に焦点をあてますが、点を取られないために一塁手の指導も重要だそうです。
三塁手や遊撃手が慌てず投げるためにも、一塁手の存在は大きいそうです。
「少しぐらい暴投しても大丈夫だよ」という安心感ですね。
これは、高校野球でも同じで、三番、四番を打つ選手が一塁手というふうに考えたら、大失敗するそうです。
お話を伺ったチームは、最も運動能力の高い選手を一塁手にしているそうです。

これまで「女子=ソフトボール」というイメージを持っていましたが、軟式野球も女子スポーツとして十分に普及できると感じました。
本当に、「中学女子投手の球をなめたらアカン」という印象でした。

また、宇治に近いこともあり、宇治の抹茶アイスを食べながらのお母さん方の暖かい応援を見ていると、子供たちに勝敗よりも野球を楽しんでほしいという親の願いを感じました。
試合に負けて戻ってきた子供たちに、「宇治茶をしっかり飲んで!抹茶アイスもしっかり食べて!着替えたら10円玉に行くよ?(平等院ですね)」という掛け声が最高でした。