2016.02.16

来年度の卒業研究に向けて

先週末まで、大学院の博士課程の前期や後期の学位審査や口頭試問、修士の1回生、博士の1回生や2回生の中間報告会など、1年間の研究の振り返りがあったばかりですが、今週から、すでに来年度の4回生の卒業研究が徐々に指導し始めました!

来年度のMotoのゼミ生は、サプリメントと運動の併用効果に関する基礎的な研究テーマが多く、あるサプリメントと筋力トレーニングが、筋力トレーニング単独よりも効果的に運動パフォーマンスや筋肥大が起きるのか?、他にも、糖尿病に対して、サプリメントと有酸素性運動により、脂肪燃焼や動脈硬化、骨格筋のエネルギー代謝に効果的な効果があるのか?、サプリメントとトレーニングにより、無酸素性運動パフォーマンスは向上するのか?、といったテーマで行っています!このような実験には、細かい作業が多いため、実験のテクニックが必要です。すぐに身に付くものでなく、練習が必要です。そのため、春休みにみんなで練習をして、実験の準備のための準備、をしています!何事も「準備をするための準備」というのは重要ですが、卒業研究でいい経験を積んでもらいたいと思います!!

また、大学院生も次の実験に向けて新しい実験テクニックを導入すべく、112時間以上かかる実験を行っています。最先端の技術を身に付け、新たな発見を社会に貢献できる研究成果を出したいと思います!!


Moto

2016.02.15

高校生の発表会

先週のブログで書きましたように、1月、2月は学部の卒論発表会、研究科大学院生の発表会が続き、先週の修士論文公聴会で全て終了しました。


修士論文の公聴会の前日に、京都府の高等学校で、本学部と同じ、「スポーツ健康科学科」の名称のついた学科を持つ高等学校で研究発表会があるときき、見学させてもらいました。この学校から本学部に進学してくれている生徒さんもいます。この間、施設見学、授業協力などもさせてもらい、また校長先生をはじめ多くの先生方に協力してもらいながら、本学部の教育・研究を支援してもらっています。

発表会は2日間ありましたが、1日だけ参加しました。2年生が1年間かけて自らのテーマを設定し、計画をたてて実験を行い、その結果をまとめて考察した内容をパワーポイントで発表しました。大学でいわば専門家になる、なろうとしている学部生、院生の話をたくさん聞いていましたので、高校生の発表は非常に初々しい感じを受けました。日頃のトレーニングでのちょっとした気づき、試合で感じた疑問をもとに研究テーマを設定して進めているところに好感が持てました。何よりも、実験データを先行研究と議論したり、様々な角度から考察しているところは感心しました。指導されている先生がたの大きなサポートを感じつつ、そのような機会・環境をもてる生徒がうらやましくもあります。もちろん、そのような機会・環境に恵まれていることを十分に意識していて、感謝の気持ちを持って発表していのがひしひしと感じられ、素晴らしい教育環境・風土を感じさせていただきました。

発表会の最後に、突然、指名を受けて講評を述べることになりました。上記のことを率直に申し上げ、「明日、修士論文の公聴会があるから良かったら聴きに来てください」と宣伝を加えさせてもらいました。そうしたら、なんと3名の生徒さんが聴きに来てくれました。本当に、ありがたいと感激させてもらいました。「感動する」とは、感じて動くこと、といわれます。いわば、「感じる」というセンサーの部分とそのあとの「動く」というアクチュエータの部分がセットになることで感動が生まれます。スポーツ健康科学に興味を持ってもらい、かつ行動ができる生徒を育てている先生、職員のみなさんに改めて敬意の念を抱きました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
修士論文公聴会のあとは、発表したM2、来年発表するM1、教職員、そして研究科の修了生たちが集まって、懇親会を開きました。多くの修了生も集まってくれて、非常の楽しい会となりました。縦のつながりがしっかりとできてきたように感じています。
【忠】

2016.02.14

後期分割方式の出願始まりました!

本日は、バレンタインデーですね。
いくつになっても、男子としては、チョコをもらえるか気になる日です (笑)
(完全な私事ですが、本日、誕生日です。ありがとうございます)

スポーツ健康科学部の 2016年度一般入試も、
3/5 (土) の後期分割方式を残すのみとなりました。
春から、立命館スポーツ健康科学部で学ぶ最後のチャンスです!


出願しようと考えてくれている受験生は
チェックしてくれていると思いますが、
出願が金曜日から始まりました。
2/12 (金) 〜 2/22 (月) までが出願期間です。
http://ritsnet.ritsumei.jp/admission/general/schedule.html

ぜひスポーツ健康科学部で学びたいという
受験生の熱い思いをお待ちしております。
皆さんと春の入学式でお会いできるのを楽しみにしています。

それでは、また。失礼致します。


追伸
スポーツ健康科学部の教員の間で、
インフルエンザにかかる教員が出ました。
この稿を読んで下さる皆様、
くれぐれもお体にお気をつけください。

2016.02.13

やわらかあたま

今日の写真は、先日食べた近江牛。
3人分の量ですが、けっこう食べがいがありました。
みんな、お肉でお腹いっぱい・・・

で、こんな写真を上げるのは、これ以外に写真がないから。
最近、BKC、KIC、朱雀をウロウロし、
休みはイオン、A-squareをウロウロし、
なんとなく、ウロウロしている範囲が狭くなっています・・・
・・・旅したい・・・


で、まだテーマを考えないまま書いているのですが、何がいいでしょうねぇ。
ふむ・・・なんでしょうねぇ・・・ここのところ作文しすぎていて、思い浮かばない・・・

そうそう、近江牛を食べた時、食品衛生の方と一緒でした。
で、安全と安心は違う、とか、いろんな話をしました。
って・・・これではつなぎにくいな・・・

そうそう、地域とつながる、という話もしていますが、これも話しにくいなぁ。
ネタが決まれば書けるのだけれど、ネタが決まらない。

そうそう、そろそろ定期試験の採点も終わりました。
今年はできがけっこう良くて、なんでしょう・・・・真面目すぎる、という感じの答案が多かったと思います。
はっちゃけた答案があまりなく・・・もっとはっちゃけても良いのですが。

きっと、期待に沿った真面目な回答以外は点数が出ない、と思っているのでしょうね。
論述形式の試験で、思考を中心としたものですので、
回答も多彩で、オリジナリティがもっとあって良いと思うのですが、
そういうものがなかなか出てきません。
想像力をもっと持って、ユニークな回答がほしいなぁ、と思っています。

発想力と言ってもいいかもしれません。
発想が拡がりがないと、新しいものも、新しいことも、何も出てこなくなります。
拡がりがイメージできれば、自分の考える事を実施していくときにも、
色んな拡がりをもった関連が出ていくと思います。

昔々、やわらかあたま、というCMがあったと思うのですが・・・
Web検索で、DSソフトしか出てきませんが・・・
柔らかいアタマがあれば、拡がりができていくかなぁ、と思います。

アタマを柔らかくするには、どうすればよいのかは・・・なかなか謎ですが、
色んな角度でモノを見る、という事も一つかなぁ、と思っています。

とりあえず、いつもよりとりとめがないですが、このあたりで。
ではでは。
みち
先週が長かったので、今週が短い・・・というわけではなく、体力が尽きてきました(笑)なんで尽きているのかわかりませんが・・・そうそう、写真の近江牛は美味しかったですが、量が多く飽きてしまいました。で、しばらく肉はいらない気分です・・・

2016.02.12

身体活動量計

この頃身体活動量計を使っています。オムロン社の研究用高精度活動量計 Active Style Pro HJA-750C です。

高精度、というのはセンサの精度の事です。一般的に活動量計の中には加速度センサが入っていて、そこでセンシングするデータに基づいて身体活動量の推定計算を行います。いわゆる「万歩計」は脚部が地面に接地した瞬間の信号から歩数を数えてくれます。それに対して活動量計では加速度信号に基づいてどんな動作を行っているかを推定計算し、単なる歩数ではない身体活動量を計算してくれます。このセンサの精度が従来型よりも大きく改善されているそうです。

HJA-750C では身体活動量の計算を10秒単位で行って、それぞれの時点で何 METs であるかを算出しています。これは中々便利そうだということで購入してみました。

「研究用」というのはどういう意味かな?と思っていたのですが、製品が届いてその意味が分かりました。まずこの活動量計は Windows のパソコンとセットで使う事が前提になっています。電池を入れると電源が ON になるのですが、その後初期設定をしなくてはなりません。その初期設定に Windows のパソコンと無線通信用の USB トレイが必須なのです。私は普段から Windows ユーザーなので全く問題ありませんでしたが、確かにこの点は一般ユーザー向け、とは言い難いかなと思いました。

ですが一旦セッティングを済ませると非常に便利に使えるのに感心しました。活動量計で計測・計算したデータは、USB トレイに載せればワンクリックでパソコンに取り込む事が出来ます。無線を使っているのでケーブルを抜き差しする必要も無く、非常に手軽です。取り込んだデータは幾つかの表の形にまとめられています。もちろん表計算ソフトを使って開くことができます。

・全体のサマリー
・10秒刻みの METs を24時間分並べたもの
・エネルギー消費量(1時間毎)
・運動強度(1時間毎)
・歩数(1時間毎)

推定計算も多用している筈ですので精度・信頼度は確認が必要ですが、非常に便利なツールだと思いました。もう暫く使ってから自分のデータも分析してみようと思っています。


2016.02.11

立命館大学飛行機研究会 

 先日 タバタトレーニングを採用している立命館大学飛行機研究会のeight woodさんらが、研究室を訪問され、勉強会を実施しました。彼らは、所謂 人間飛行機 鳥人間コンテスト競技で活躍しています。部員はほとんど,理工学部の機械工学科の学部生、院生で、機械工学的に最適な軽量飛行機の設計・製作を毎日行なっているそうです。毎年、琵琶湖で開催される鳥人間コンテストで飛行機が水没するので、また次の年に新しい革新機を製作するそうです。素晴らしい飛行機が出来ても、それを動かすのは人力です。時間的に距離的により長く飛行することが求められています。そこで、パイロットの体力向上のために一昨年開催された立命館大学限定のタバタトレーニングセミナーに彼らは参加し、それにしたがってトレーニングをしているそうです。まだまだ競技成績は高くはありませんが、せっかく 地元琵琶湖で毎年行なわれる大会です。是非、地元の利を得て、総合大学立命館大学の総力を結集して、飛行機の製作に体力向上を加えてより高い順位を目指して欲しいものです。

 

 

もう一つの話題

 It's meゼミのさつきさんのモーグル競技のポスターが今月、JR神戸線 京都線 びわこ線の快速電車に掲載されています。彼女は今週末の全日本、月末のワールドカップ田沢湖大会と連戦です。応援お願いします。2014年のインチョン冬季オリンピックまでの彼女の成長を見守りたいと持っています。

 

2016.02.10

立命館慶祥高校栄養学講座。

<RecO だより 149>

先週の木曜日は高大連携講座として、クラブ生を対象とした「スポーツと栄養」の話をしに、立命館慶祥高校に行って来ました。


雪景色の中の校舎。でも今年は例年になく雪が少ないそうです。
手前は今回お世話をいただいた、慶祥高校陸上部のH先生。



今回の講座のために、こんな素敵なポスターも作って下さいました。



今回の参加者は、運動部に所属する1、2年生。
みなさん熱心で、セミナー後はそれぞれの部活動の食事について具体的な質問をたくさんいただき、私の方がとても参考になりました。
セミナー終了後にも質問は続き、中には文部科学省指定事業のSGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)の採択を受けている、慶祥高校らしく、現在アメリカンフットボールのチームに入っているというドイツの留学生からの興味深い質問もありました。

また、来年度スポ健に入学予定の6名の3年生も、全員会いに来てくれました!
一人ひとりと挨拶しましたが、それぞれにとても素敵な6人です。
みんなと写真を撮ればよかったと、後で後悔しましたが、
来春、再会した際の楽しみにとっておくことにしますね。

皆さんの素敵な笑顔とたくさんの質問、ありがとうございました。
それぞれのご活躍をお祈りしています。

<今週の別腹>
北海道の冬の海の幸。
この大胆な切り方が美味しさを引き立ててくれますね。

「魚離れ」という言葉は似合わない北海道ですが「意外に・・・」というご意見もあり、なんてもったいないと、思ってしまいます。
n-3系脂肪酸を始め、魚特有の「滋味」を地元の子ども達にはしっかり味わってほしいと思います。
ごちそうさまでした。
ab

2016.02.09

大学院生の研究(1年を振り返って)

先週末、大学院博士課程後期課程の1回生と2回生の研究進捗を発表する中間報告会がありました!これは大学院担当する教員の前でこの1年間、自身の研究がどこまで進めたか、今後、どのような研究活動を行っていくのかを発表し、その後、専門分野の先生からの質問だけでなく、専門外の先生からも意見や質問をされます。いろんな分野の先生から意見をもらうことで、ついつい専門性を高めるが故に、視野が狭くなるのですが、こうすることで、学際的な目線で研究を進めるいいチャンスとなります。今回も厳しい質疑応答がありましたが、1年間、自分自身がどのくらい努力してきたのか、振り返り、また、来年1年間、博士学位の取得目指して、頑張ってもらいたいと思います!


Moto

2016.02.08

研究科 中間報告会

大学院研究科は、この間、中間発表会、口頭試問、公聴会と大きな節目が続いています。
先週、金曜日は、博士後期課程の1、2回生(D1、D2)の研究成果を発表し、教員ならびに院生同士で質疑応答しながら、博士論文完成に向けて内容を議論しました。

発表時間は5分質疑応答は9分間。5分間で、研究のアウトライン、これまでの成果を論理的に、かつ相手に伝わるようなプレゼンテーションが求められます。相手にうまく伝えられることで、そのあとの議論がより深まります。

12時から午後5時過ぎまで総勢18名の発表があり、みっちりと聴かせてもらいました。学際領域であるスポーツ健康科学は、人文社会科学から自然科学まで幅広いアプローチがあり、教員、院生ともに、その学際分野・スポーツ健康科学部の広さと深さを学ぶ機会にもなります。

何よりも、指導教員以外の教員からも多くのアドバイス、コメントをもらえることは、論文の質を高める上では良いきっかけとなっています。もちろん、院生にとっての厳しい指摘は、院生の指導教員にとっても新たな視点をもらえることになります。このような分野を横断した集団的な指導ができているのも立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科の強みといえます。

年度末の発表会は、あと、2/11(祝日)の修士論文公聴会のみになります。公聴会ですのでどなたでも聴講できます。興味のある方は是非お越しください。
当日のスケジュールなどは、HPに載っております。
https://www.ritsumei.ac.jp/gs_shs/news/article.html/?news_id=241

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
2/14に草津市民駅伝がびわこくさつキャンパスで開催されます。キャンパス内の道路とクインススタジアムを使って行います。朝9時半から、第1部から第3部に分かれて、こどもから大人までが、走ることをたのしみ、襷をつなぐチームワークを楽しみにキャンパスを駆け回ります。
【忠】

2016.02.07

スポ健な人 (27) Tatsuki くん

今日は、スポーツ健康科学部では、
学部個別配点方式の入試日です。
明日 2/8 と 明後日2/9 は、センター併用方式、
3/5 が後期分割方式
の受験が待っています。
http://ritsnet.ritsumei.jp/admission/general/schedule.html

受験生の皆さんが、悔いの残らないよう
ベストの力を発揮されることを願っています。

今回、紹介したいスポ健なひとは、Tatsuki 君 (2回生) です。
今学期、私は彼の英語を担当していて、
実験の被験者として協力してもらった際に、話を聞きました。



Q:「Tatsuki 君が、将来目標としているものは何ですか?」
A:「卒業後に、オランダで 『フィジオセラピー (Physiotherapy)』 を学ぶことです。」

Q:「『フィジオセラピー』とは何ですか?」
A:「オランダで、アスレチックトレーナー (AT) を行う資格です。
  オランダでは、スポーツ現場に関わる資格として、
  開業することが認められています。」

Q:「なぜアメリカの AT ではないのですか?」
A:「自分の希望として、サッカーの現場に関わりたいというのがあって、
  サッカーが盛んなヨーロッパで、AT として働きたいと思ったためです。」

Q:「他のヨーロッパの国ではなく、なぜオランダなのですか?」
A:「『フィジオセラピー (Physiotherapy)』の資格自体は、
 ドイツやスペインにもあります。ただオランダでは、
 学部レベルで『フィジオセラピー (Physiotherapy)』を学んで、
 大学院で「スポーツフィジオセラピー (Sports Physiotherapy)』という
 上級資格を取れるのも魅力だったので、オランダで学ぶことを考えています。」

Q:「オランダ語の勉強はどうしているのですか?」
A:「これまでは教科書を中心に勉強してきました。
  最近オランダ人と知り合いになったので、
  オランダ語を教えてもらおうと思っています。
  卒業後は、まずオランダの語学学校に入学して、
  オランダ語能力テストに合格して、
  向こうの大学に編入することを考えています。」

Q: 「オランダの大学なら、英語で学べるのでは?」
A:「確かに英語コースもある大学が多いので、そこに行けば
  英語で学位が取れますが、サッカーの現場や
  クリニックで働く際には、オランダ語が必要なので、
  オランダ語を勉強しています」

AT を目指す学生はこれまでに見てきたのですが、
フィジオセラピー (Physiotherapy)』という資格が
ヨーロッパにあるのを、不勉強なため知りませんでした。
今回、Tatsuki 君と話すことで、新しい視野が広がりました。
ぜひ彼には、オランダで「フィジオセラピー (Physiotherapy)』を学んで
ヨーロッパサッカーの現場で活躍してもらいたいと思います。

それでは、また。失礼致します。