2016.02.06
2016.02.05
地球ゴマ
回っているコマは何故倒れないのか、説明できるでしょうか?また回転速度が落ちてくるとコマは首を振る様な動きをしますが、それは何故でしょうか?説明には「角運動量」の概念を使います。物体には慣性モーメントがあり、それに回転速度を掛けたものが角運動量です。まず Newton の第1法則(慣性の法則)と同様に、回転しているものは回転し続ける=角運動量は保存される、という性質があります。これがまず一つ。
それから、角運動量を持っている物体の軸の向きを変えようとすると、それと直角な方向にトルクが発生します。コマが傾いている時、重力はさらにその軸を倒す方向に作用します。コマが回っていないときはこのまま倒れてしまうのですが、回っている(角運動量を持っている)時は軸の向きを首振りさせる様なトルクが発生するのです。そのためコマは倒れるのではなく、首振り運動をする様になります。
写真は地球ゴマと呼ばれる製品です。これはフレームの中にコマが入っているため、回っている状態で手に取る事が出来ます。上記の「角運動量を持っている物体の軸の向きを変えようとすると、それと直角な方向にトルクが発生します」という現象を文字通り手にとって体感することが出来ます。
この地球ゴマ、私が子供の頃はポピュラーな遊び道具でした。この度また購入したのですが、どうやら丁度製造終了になるタイミングらしく、サイズにより数千円~2万円という値段がついていました。フレームとコマの軸・軸受けの部分に精密な加工が必要で、他のメーカーでは類似品を作っていない模様です。懐かしいアイテムでもあり、もう少ししたら手に入らなくなるのかな?と思うと残念です。今回手に入れたこのコマはずっと大事にしようと思います。
2016.02.04
英国・ユニバーサル社とのミーティング
2016.02.03
卒業生の活躍。
豆まき、恵方巻・・・今日は節分。はみなさんどのようにお過ごしですか?
さて、先週末、山口県徳山市に行ってきました。
写真左、現徳山高校野球部監督H先生とは、20年来のおつきあいで、先生の前任校の時代から、色々な形で、選手や保護者の皆様へ栄養サポートを行なって来ました。
今は、年1回のペースですが、H先生が近隣の野球部に声をかけて下さって、栄養講習会を開催しています。
最近は、当時の選手の皆さんが先生となり、野球部の監督、部長として、参加して下さるOBも増えてきました。
今回、その一人の先生が、実は私のゼミ一期生OBの恩師だったことがわかり、いろんな人のつながりを感じて嬉しくなりました。
写真右は、そのゼミ生の一期後輩になる、abゼミOBのNatsuo君。
食品会社(日本食研)に昨年春就職。現在山口支店に配属となり、今回、会いに来てくれました!
在学中からとってもいい笑顔のNatso。社会人になって、ますますその笑顔に磨きがかかったようですね。
同じくとても優しい笑顔のH先生も「柔らかい素敵な笑顔の卒業生さんですね〜」とおっしゃっていました。
慣れない土地での社会人1年生。戸惑う事も多いと思いますが、きっとその笑顔で乗り切っているのだと思います。Natsuoのこれからに期待します。
<今週の別腹>
おみやげにいただいた、山口銘菓、ういろう。「外郎」とも書きます。その名前の由来は、「外郎」という黒い色をした口中清涼剤に似ていたたため、と言われています。ういろうは米粉と砂糖を蒸したものに色々な材料が加わります。
ちなみに羊羹(こちらの名前の由来は「羊の羹(あつもの→スープの事)のにこごり」との事)の材料は小豆あんと寒天、となります。
ういろう、というと関東出身の私は名古屋をまず思い浮かべてしまいますが、京都、そして山口でも有名。こちらでいただくういろうは、小ぶりで柔らかいのが特徴。今回いただいたのは、小豆、抹茶、夏みかんの3種。
ごちそうさまでした。ab
2016.02.02
日本学術振興会特別研究員の採用決定!
1月、日本学術振興会の平成28年度採用分特別研究員の選考結果で、スポ健の大学院生から、なんと、4名も採用が決定しました!この制度は国内のトップクラスの優れた若手研究者に対して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与える制度で、大学院博士課程後期課程1年生から申請できます。採択率は10~20%と非常に厳しいですが、研究者として登竜門ともいえるため、多くの大学院生が申請します。スポ健大学院生も何名も申請していましたが、その採用決定が来ました。今日はその選ばれし4名の有望な若手研究者を紹介したいと思います!
写真は左から木戸君、長谷川君、藤江君です。もう1名阿藤君がいますが、あいにく、実験のため写真が取れませんでした(阿藤君、残念!)。それぞれ、スポーツや健康に関わる研究を行い、すでに、国内や海外の学会にて自身の研究を発表したり、英論文を作成し、国際的な学術雑誌に掲載されている3名です!
木戸君は、「糖尿病改善のための効果的な運動方法の確立を目標に運動効果の分子メカニズムを解明」について研究しています。
長谷川君は、「肥満者における心血管疾患リスクの改善のために必要な運動とそのメカニズムを解明」について研究しています。
藤江君は、「高齢者における動脈硬化改善のために必要な運動とそのメカニズムを解明」について研究しています。
阿藤君は「骨格筋の肥大を引き起こす根本的なメカニズムの解明」について研究しています。
いずれもヒトが健康に、そして、選手がより高いパフォーマンスを発揮できるために必要な最新の研究を行っています。機会があれば、この4人の研究の詳細を紹介したいと思います!!
是非、世界を代表する研究者になってもらいたいと期待しています!!
Moto
2016.02.01
折り紙
2016.01.31
スポ健な人 (26) Takuya くん
立命館大学では、いよいよ明日から全学統一試験です。
今回のスポ健な人は、Takuya 君 (4回生)を紹介したいと思います。
Takuya 君は、この春から、大手飲料メーカーでの就職が決まっています。
Q:「もうすぐ卒業ですが、振り返ってみてどうですか?」
A:「入学した時には、周りがすごすぎて、ある種自己喪失になりました。
そのまま何となく学生生活過ごしていたのですが、
何とか人に胸を張って言えることがしたいと一念発起して、
3回生の時に、ミスキャンパスの企画やスポ健運動会 (LTE) を
企画・実行したのが印象に残っています。」
Q:「就活はどうでしたか?」
A:「正直、最初は苦戦しました。ただ良い人に出会えて、
その人に、エントリーシートを見てもらったり、
企業研究をどうやっていくかのアドバイスをもらって、
それからはスムーズにいけました」
Q:「企業はものすごい数あるわけですが、どうやって企業を絞ったのですか?」
A:「大学時代に楽しかったのは、企画を考え実行することだったので、
社員の主体性を重んじる、自分でやれる企業という観点から、
就職活動を行いました。」
Q:「スポ健での学びで就活に役立った科目はありますか?」
A:「英語 P での英語発表の経験がものすごく役に立ちました。
この授業の中で、人を楽しませることやどのような間を入れると
人に伝わるかなどが練習できました。この経験が、
人に何かを伝える際に役立ちました。」
Q:「後輩へのメッセージをお願いします」
A:「スポ健は、学生の仲も良く楽しいですが、
外に出てみて、色々な人と接して、
鼻を折られる経験をしたほうが絶対良いと思います。
そうすることで、より専門性の高い学びに興味が持てるし、
自分自身の成長にも繋がると思います。」
私は、Takuya くんが二回生の時に、
英語 P のクラスで担当しました。
あの時から、「 笑い」を取り入れ、発表していました。
今回、色々と話を聞いて、とても参考になりました。
それでは、また。失礼致します。
受験生の皆さんが、全力を出し切られることを心よりお祈り申し上げます。
敦
2016.01.30
未来を志向すること
2016.01.29
階段を上ろう
階段を使うことでどの程度の運動になるのか?を計算してみました。
インテグレーションコア南東側の階段は、ワンフロアにつき22段あります。そして一段が約18センチメートルです。そのためワンフロアにつき 22×18=396 で、3.96m 上ることになります。1階から6階までだとこの5倍の 19.8m です。
体重が 80kg だと、身体に作用する重力は 80×9.8=784N です。この重力に抗して先程計算した高さを上るには、784×19.8=15523J の仕事が必要です。
この仕事量をカロリーの単位に換算します。1cal=4.19J の関係から、15523J=3705calと求まります。よく使われるキロカロリーで言うと約 3.7kcal ですね。炭水化物のエネルギー価を 4kcal/g と考えると、3.7kcal という量が炭水化物 1g 弱に相当することが解ります。脂質なら 0.5g 以下です。
もちろん身体運動のエネルギー効率(車で言うところの燃費)は 100% ではありませんので、実際のエネルギー消費は上記よりも大きくなるでしょう。それにしても絶対量としては、1階から6階まで上るだけではそれ程の運動量にはならない、と考えて良いと思います。
とはいえ一事が万事、生活の中で活動量を増やす工夫をしてみようと思っています。良いアイディアがあったら教えてください。
(写真はインテグレーションコア南東側の階段です。)
2016.01.28
タバタトレーニング再開
先週 立命館大学朱雀キャンパス(https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/suzaku/)において 中断していたタバタトレーニングが再開されました。広報課のysmさんが中心となり、始めたそうです。場所は、予約していた会議室が使えなかったこともあり、広報課の会議室で行いました。4名の方がトレーニングするとぎりぎりの感じでした。タバタトレーニングを始めて体験される方が2名いらっしゃいました(ちなみに1名の方は翌日、筋肉痛あり、もう一人の方は無しでした)。朱雀キャンパスは立命館大学の本部ですが、学生が少なく、運動する場所がありません。是非、職員の皆さんの健康増進のため、特に多数いらっしゃる女性職員の方のために運動できる部屋を提供して欲しいと思います。“健康を掲げるクールな立命館”を一つのブランドにして欲しいものです。
もう一つの話題
先週、学校法人立命館の理事会と評議員会の新年懇親会がありました。校友(立命館大学卒業生)であり評議員であるGate river様とお話をさせていただく機会がありました。今後、京to市も健康寿命延伸について施策を考えているので、是非、協力して欲しいということでした。