2019.10.18

言語学の話はお休みして先生の紹介

どうも嶋村です。今日は先週の内容の続きはお休みして英語の先生の紹介をしたいと思います。実はネタに困ってて言語学の話をし出したのですが、読んでる人から「難しい」とか「よくわからなくてつまらない」という意見を頂き今日はカジュアルな内容にしました。とりあえず今日はこんな感じですが、来週からまた読み手を無視した言語学の話をします(笑)。

さて以下の文章は今日ご紹介する石野先生が書いてくださったのですが、インタビューの文は日曜に担当されている Atsushi 先生の文が元になっています。なので、今週僕はほぼ何もしていません(笑)。というわけで以下のインタビューをお楽しみください。石野先生、Atsushi 先生ありがとうございました!また来週(笑)。

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スポ健な人 

 

今回は、スポ健で頑張っている人を紹介する『スポ健な人』をお送りしたいと思います。今回、紹介させて頂くのは、去年度から、スポーツ健康科学部でプロジェクト英語を担当して頂いている石野先生です。

 

以下、石野先生からお聞きした内容です。

 

Q1: 「自己紹介をお願いします」

A: 「はじめまして。去年の4月よりスポーツ健康科学部でプロジェクト英語の授業を担当させて頂くことになりました。大学卒業後は広告代理店で営業職をしたり、大学の事務職をしたり、高等学校で英語の教員をしたりと様々な職種を経験してきました。社会人生活をおくるなかで改めて言語について学びたくなり、研究者を志して今に至ります。

 現在は応用言語学を専門に研究を行っています。応用言語学に興味のある学生さんは是非お話しましょう!」 

 

Q2: 「スポ健の学生の印象を聞かせてください」

A: 「スポ健の学生さんは皆明るくてガッツのある人が多いという印象を受けています。皆それぞれ自分なりの目標をもっていて、とてもまぶしい人たちばかりだなと思っています。毎週皆さんから刺激をもらうのを楽しみに、授業にいっています。」 

 

Q3: 「学生時代に頑張っていたことは何ですか?」

A: 「学部はみなさんと同じ立命館出身なのですが、dig up treasureというダブルダッチの団体に所属し、世界大会を目指して練習を頑張っていました。現在も衣笠キャンパスで活動している団体なので、知っている人もいるかもしれません。学部2回生の頃には練習中に大きなケガをして1ヶ月近く入院しましたが、ケガを乗り越え3回生のときには世界大会への出場を果たすことができました。ダブルダッチに挑戦してみたい人はいつでも声をかけてください。基礎から教えます!」

 

Q4: 「最後に、今後の抱負をお願いします」

A: 「プロジェクト英語の授業では英語そのものを学ぶというよりは、人に伝える技術を学ぶ授業だと思います。私自信もまだまだ伝え方については勉強中ですので、皆さんと一緒に伝える技術を磨いていきたいと思います。一緒にがんばっていきましょう!」

 

学生の皆さんもぜひ持ち前のガッツを発揮して、石野先生と一緒に伝える技術を磨いていきましょう!

2019.10.17

J-STARプロジェクト(関西エリア)が開催されました


1013日(日曜日)に、公益財団法人日本スポーツ協会主催のJapan Rising Star Project(オリンピック・パラリンピックで活躍するアスリートを発掘「J-STARプロジェクト」)の第2ステージ(測定会・関西版)が、BKCキャンパスで開催されました。

参加対象者は、中学生・高校生年代の約40名でした。

 

本学の大学院生(スポーツ健康科学部)や男子陸上競技部のメンバーが、測定要員として参加してくれました。

前日は、台風の影響から学生の協力は見送り、会場設営を(公財)日本スポーツ協会と私で行いました。

当日は、学生らが朝早くから関わって頂いたことに感謝致します。


(AAoka)2019.10.17-1

 

参加者らもご両親が見守る中、複数の運動能力測定が行われました。

様子を観ていると、元気な女子が多く、かなり運動能力の高い生徒らが集まっていました。

生徒らが緊張してる様子を感じた誘導担当学生は、少し話しかけ生徒らをリラックスさせるなどしていました。

男子陸上部の選手らの気配りは最高でした。


(AAoka)2019.10.17-2

 

滋賀県の競技力向上対策本部で関わっている私としては、2024年に開催される第79回国民スポーツ大会でボートやハンドボールの選手として滋賀県代表選手として出場してほしい声をかけたくなる生徒さんが多くおられました。

そこは、ぐっと我慢をしながらお手伝いをしていました。

 

来年は、2020東京オリンピックが開催されますが、この制度がもっと認知され、世界で輝く選手が大勢発掘・育成されますことを祈っています。

少子化の影響から選手の数が少なりつつある競技もあります。

我々立命館大学は関西のスポーツ拠点として、(公財)日本スポーツ協会と連携しながら競技者を増やす支援を継続しなければならないと思いました。

 

nao




2019.10.16

fmri

hassyです。研究に関する別件に追われ、ブログアップが夕食時になってしまいました。。
すみません。。
タイトル、小文字で書くとわかりにくいかもしれませんが、fMRIの実験がスタートしました。
当学部に設置されている3テスラMRIを利用して、脳の機能(活動)を計測しようというわけです。

ブログでお馴染みのAtsushi先生に多大なるご協力を得て、当ゼミ卒研生の3hoさんの実験がスタートしました。
まずは私が入ってテスト。
 (th)20191017-fMRI1
Ari32先生と当該分野の大御所Inubushi先生に見守られ、頭部を固定した状態で装置内に入っていきます。
 (th)20191017-fMRI8
ん〜、、自分の頭部画像を見るのは気持ちがいいもんではないですね。。
最近物忘れが激しく、かなりの頻度でカバンなどを外食時には置き忘れるんです、、、
と実験見学に来た2回生らに言っていて、実は終了後、しばらく居室で仕事をしていたら3hoさんが「先生、カバン忘れていましたよ・・」と持ってきてくれました。。
そう見ると、何だかかなり空洞が。。。涙

さあ、本番です。
 (th)20191017-fMRI5 (th)20191017-fMRI3
対象者さんには運動してもらって、MRに入ってもらって、
 (th)20191017-fMRI4
課題をこなしてもらいます。
解析はまだまだこれからですが、とにかくスタートができ、これもAtsushi先生、Ari32先生、Masa先生、Inubushi先生始め、多くの先生方のサポートの賜物です。
ありがとうございます。
そしてゼミ生の協力と当の3hoさんの頑張りです。
色々失敗もしておりますが、それらを糧に、次に進んで欲しいと思っています。

2019.10.15

授業でのあれこれ(1)

こんにちは、かわいです。

後期は、新しい授業が2つと、受講生に合わせて授業の流れが変わる授業が1つ

ある関係で、準備に追われています。

(というわけで、ブログは短くなります、ご容赦ください。)

(あと、ラグビーとバレーの応援にエネルギーを注いでいました。)

 (kawai)20191015

夏の間に準備が完了している!、、、などということはなく、毎週準備で勉強です。

副産物もあり、自分自身にとっても、気づかされることの多い実験を取り上げたり、

エピソードを紹介したり、理論的な説明を試みたりと、ぐちゃぐちゃしています。

(こういうプロセスを孵化(インキュベーション)と名付けられています。)

(何も生まれなくても、インキュベーションと呼べるのかどうかわかりません)


授業中も、「よくわからないんだよな」と何度か口にしていますが、謎が多いです。

例えば、記憶についての話題を紹介しています。


間隔をあけて復習するのがいいとか、自分で自分にテストするのがいいといった

ことはおおむね合意が得られています。が、ある方法とある方法を比べる実験は、

条件が込み入ってくるからかあまりなされないようです。

しかも覚える対象が、変われば真反対の結果も出ることがあったりして、どう整合

的に理解すればいいのか謎です。


疑問が尽きないどころか、謎に遭遇する日々ですが、学生の皆さんに

「日々、疑問をもって考えましょう。単なる疑問ではなく、考えたくなるような謎

をときましょう」と言っている身としては、しっかり考えねばなりません。



同僚の先生が紹介しれくれた本の中で、研究を指導する際に、

「それは疑問だけれど、謎ではないね」

「そこに疑問はあるが、謎はないね」といった

コメントがされると聞きました。


大学の中での学びと研究者の知的探求がつながっている、というより、

研究者の知的探求につながるように大学生の学びを実現できるかどうか

が大学の教育を考える上で大事になるのかもしれません。


かわい

2019.10.14

EdTech

先週の土曜日に上陸した台風19号は、日本列島に甚大な被害をもたらしました。
被災、被害に遭われたみなさんに心よりお見舞い申し上げます。
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先週の金曜日に、
大学で、「事例研究会」が開催されました。

今回は、『EdTech』を学ぼうと、
EdTech分野の第一人者であるデジタルハリウッド大学大学院の佐藤教授と、
EdTechを活用した英語コンテンツの開発で著名な行正氏をお招きして、
国内外の豊富な事例をもとにEdTechの本質は何か、日本の高等教育や立命館にEdTechを導入する際の課題点は何か、をご紹介いただきました。

   

部門を超えて新しい高等教育モデルを具体化するきっかけとする意味で、教学部のみならず、多方面の部門に声をかけて大勢の教職員に集まってもらいました。

佐藤昌宏教授は、
『EdTech』とは、
テクノロジーを活用した教育のイノベーションである
と定義されています。

テクノロジー: AI、IoT、VR、アプリ、ソフト
教育: 公教育、企業研修、リカレント
イノベーション: 劇的なビフォア、アフターが必要

と分解して解説してもらいました。

その上で、EdTechが進めば、学びの個別最適化とSTEAMが進む。
教育という仕組みを越えた、「学び」が手に入る学習者中心が加速することを強調されていました。

個別最適化により、個別学習計画がたてられ、アクティブ・ラーナーを育て、将来のアクティブ・ワーカーを育てることにつながること。

また、STEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics)教育における「A:art」の重要性についても指摘され、単なる芸術として捉えるのではなく、Liberal Arts:教養として捉えるべきもので、問いを立てる力、倫理、道徳、哲学、真善美という広い概念で考える必要性を強調され、次の二人言葉を引用されていました。

その一人が、パーソナルコンピュータの父といわれる、アラン・ケイの
     「現在の人間は、原始人が核爆弾を持っているようなもの。
       人間のアップデートが必要だ」

もう一人が、アップルの創業者、ジョブスの
     「技術は、リベラルアーツ(教養)や人間性と一緒になることで、
        我々の心を歌わせる製品やサービスに昇華される」

そして、最後に次の言葉で、EdTechについてのこれからを締めくくられました。
デジタルテクノロジーの進化はとまらない
デジタルテクノロジーは教育を科学する
そして人間の価値を再確認する
EdTechイノベーションの目指すところは
全てのリソースをこのベクトルに向けること
つまりデジタルテクノロジーを活用した
教育の質をどう担保するのか

EdTechを単なる、対面学習の補完として捉えるのではなく、EdTechの本質を理解した上で、リアルな場での教育ともハイブリッドにしながら、よりよい高等教育は提供できることを確信しました。これから、学部・研究科の将来構想、カリキュラム改革にも大いに参考になる事例研究会でした。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今日は、出雲駅伝です。
大学は授業日ですが、たまたま授業がないので、応援に行かせてもらっています。
http://www.izumo-ekiden.jp/
本学のチーム状態は良好と聞いています。実力通りの力を発揮して、ベストを尽くしてくれることでしょう。
フジテレビで、13時から生放送があります。TVでも応援してください。
https://www.fujitv.co.jp/sports/ekiden/izumo/index.html

【忠】

2019.10.13

世界報道写真展 2019 に行ってきました

なんだかすっきりしない天気が続いていますが、
みなさまいかがお過ごしですか?

先週、びわこ・くさつキャンパスのエポックホールでは
「世界報道写真展 2019」が開催されていました。
https://www.asahi.com/event/wpph/

 (atsushi)20191006-03

この写真展は、毎年、立命館大学で開催されていて、
いつも学生たちに世界の「今」を知るために
見に行くように薦めています。

展示されている写真は、正直見るのがつらい写真もあるのですが、
スポ健の学生さんが興味のある「スポーツ部門」の写真も展示されています。
今年は、大坂なおみさんを写した写真もありました。
彼女がサーブするところのダイナミックな頭の動きが
印象的な角度で撮影されていました。

また、立命が推し進めようとしている、SDGs にも
大きく関わる写真が展示されていますので、
ぜひ見に行ってもらいたいと思います。

今週からは、衣笠キャンパスで、
11/3 から、APU で開催されます。
立命館で学ぶ人、働く人は無料です!

それでは、また。失礼致します。
よい休日を
Atsushi

2019.10.12

夏休みの活動報告と秋学期への抱負

約一か月間アメリカ、ニューヨークやボストンのスポーツビジネスをお届けしてきている間に秋学期が始まっています。
学生たちがキャンパスに戻り、賑やかです。
秋学期は、引き続き小集団のクラスを複数担当しています。
1回生の小集団、基礎演習では、第一回目の授業で、夏休みの活動報告と秋学期の抱負を語ってもらいました。
旅をしたり、ひたすら部活・サークル活動に没頭したり、日本一あるいは世界一を目指したり、とそれぞれが色鮮やかな夏休みの活動を報告してくれました。

(ゆ)20191012-1

聞き手を惹きつける内容とユニークなスライドを準備しており、また堂々と発表していたことが大変印象的です。
互いに笑いあいながらの発表となりました。
秋学期の抱負として多く見られたのは、「自分から行動を起こす」「やりたいことを見つける(する)」です。
その中には、部活やアルバイトも含まれていましたが、「学業が本業」「学業は優先させる」といった言葉も続いていました。
春学期に思っていたように単位が取得できなかった学生もいたようで、「フル単!」も多くありました。
反省や失敗をしながら目標を立てているようでした。
また部活・サークル活動に力を注いでいる学生たちからは「文武両道」という言葉が目標として掲げられ地ました。

(ゆ)20191012-2
そんな1回生たちの学びの集大成は、スポーツ健康科学部版のSDG's「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」について考え、発表することです。
スポーツを通じて、社会を豊かにしていく、平和に貢献するというのは、スポーツにかかわるすべての者の使命です。
私たちは何ができるのか、その他メイドのような学びや知識が必要なのかを仲間ともに考え抜く時間にしてほしいと思っています
1回生のアドバイザーを務める2人のAAさんたちは夏休みもこのSDG'sの取り組みに注力してくれています。
また最後に一緒に笑って泣いてという時間がもてるような秋学期の基礎演習になることを願います。

写真は
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください
#力作のスライドでした
#授業-手を抜かない
#秋学期の抱負は、15回目に確認

2019.10.11

ひさびさに言語学の話1

こんにちは、嶋村です。今日は鴨川で書類仕事をしています。ただ天気はあまり良くなく曇っています。まあ大型の台風が近づいているわけですし、仕方ないですね。明日の台風はとても大きくて危険らしいの気をつけたいですね。ちなみに台風が接近しているということで明日の土曜日は授業日だったのですが、休講になりました。


さて、今日からは何回かに渡って言語学の話をしたいと思います。皆さんは項構造って聞いたことがありますか?英語で argument strcuture というんですが、知ってるわけないですよね(笑)。項(argument)とは簡単に言うと主語や目的語のことを指します。英語で関数のことを function と言うのですが、それの引数(要は f(x) の x の部分)を argument と呼びます。僕が研究している自然言語の意味は何回か話したかも知れませんが、文(命題)の意味を真か偽の2値で判断します。これを真理値(truth value)と言うのですが、このような文の意味はその分を構成する要素がどのように合わされるかで決まります。これをフレーゲの構成性の原理(principle of compositionality)と言います。例えば、動詞 kick は主語と目的語をとりますが、ということは主語と目的語をとって命題を返す関数であるいうことができます。John kicked a ball という文で kick の意味は λx.λy kick(x)(y) と書くことができます。ラムダ関数に関しては以前話したかも知れませんが、プログラミング言語などで使われます。すご~く簡単に言うと、要はなんか引数を取ってきてね、ってことです。なので kick は x と y の二つの変数に相当する個体を取って(ラムダ関数は高階になると引数が個体でなくても構いません)、命題を返す関数であるわけで、そうすると全ての他動詞(2項動詞)はこのような関数で表現できます。なので仮に x が目的語で y が主語の変数の場合、John kicked a ball は、ラムダ関数が適用された後、kick(a ball)(John) と書くことができます。これが命題に相当するわけですが、これが現実世界で本当にそうなら、つまりジョンがボールを蹴るなら真、そうでない場合は偽という値が出されるわけです。この辺の作業も解釈関数(interpretation function)というのがやるんですが、これは割愛します。


さて、kick の意味はλx.λy kick(x)(y) となるわけですが、この書き方では kick がその意味上二つの項を取っているということで理解されます。しかし、その見方が間違っているんじゃないかという提案が1990年代の半ば(本当は1980年代の半ばにあったんですが。。。)に提案されました。なぜか?とりあえず、興味のある方はイディオムを考えてみてください。例えば「ゴマをする」という日本語が本当にお料理などでゴマをする場合とイディオム的な「おべっかを使う」的な意味がありますよね。このイディオムの意味は「ゴマ」だけでも「する」だけでも出てこなくて、その二つが合わさって出てきます。さて問題です。主語の名詞と動詞で出来ているようなイディオムってあるでしょうか?気をつけて欲しいのは他動詞でそれを見つけるということです。つまり「X が Y を/に~する」みたいなやつで X が動詞と一緒にイディオムを作る表現です。「ゴマをする」は主語がなんであってもイディオムの解釈に影響はないですよね。「太郎がゴマをする」でも「嶋村先生がゴマをする」でも「おべっかを使う」の解釈に影響はありません。さて、「X が Y を/に~する」のスキーマで X を「ゴマ」のように固定した名詞表現で Y を好きなように変えることができるイディオムを見つけることができますか?ちょっと考えてみてください。


ではまた来週。

2019.10.10

体育会水泳部学生コーチとして活躍



BKCスポーツコモンズのプールは、一般開放時間、水泳教室、体育会水泳部やトライアスロン部の活動拠点としてスケジュールがびっしりと詰まっています。

その中でも体育会水泳部は、独自の練習ばかりでなく、一般開放時間帯の監視員としても取り組んでいます。

 

この水泳部の運営(マネージャー)に奮闘しているのが村上尚基君(スポーツ健康科学部3回生)です。

村上君は、選手として日々のハードトレーニングに取り組んでいますが、水泳部の競泳チーム、水球チーム、飛込チームのマネジメント役としても奮闘し、さらに競泳チームのコーチも担っています。

コーチとして、朝6時から8時半までの練習、夕方6時から9時までの2部の練習計画を作成し、選手らのスキル指導を行っています。

 

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指導力を高めるために日本スポーツ協会のコーチ資格を取得しています。

さらに東洋大学の練習に参加させてもらい、世界で活躍する選手を育てている平井伯昌先生の指導を受けるなど、自身の指導力をより高めています。

平井先生の指導法を観察し、選手のレベルに合わせた会話法があることが分かったと言います。

共通することは、押し付けではなく、選手に考えさせる指導法(会話)だそうです。

選手に考えさせるために、「私は、〇〇のように考えるけど、君はどのように考えるかな?」という問いかけの「〇〇のように・・・」というヒントの示し方が凄いと村上君は言います。

 

将来は、平井先生のように世界で活躍できる選手を育てたいと夢を語ってくれました。

また、水泳部の仲間ばかりでなく、ラグビー、アメリカンフットボールやバスケットといった球技の選手らとも仲良く、様々な競技の特性を学ぼうという姿勢は、スポーツ健康科学部の多くの仲間らの刺激となっています。



備考:本日 10月10日は、第19回オリンピック競技大会(1964年東京オリンピック)の開会式が行われた日です。後に1999年まで10月10日は、体育の日として国民の休日になりました。

 

nao

 


2019.10.09

O2

低酸素でしたね、ノーベル医学生理学賞。
これまで何回か紹介した院生の394maくんも低酸素と筋形態に関する研究を実施しており、中々関係は深いのです。
実際、現在書いている(追い込んでいる・奮闘している)科研費(国からの競争的研究資金です。https://nrid.nii.ac.jp/ja/index/)申請書にも酸素濃度を鍵ワードで入れており、受賞を受けて取扱に思慮する次第です。。
(奇しくも2年前に同申請書を書いていた時も、体内時計・時間栄養学に関するワードを盛り込んでおり、その際に体内時計のノーベル医学生理学賞受賞が決まりました。。。それだけ自然科学分野に浸透してるのですね。)

O2はもちろん必須の分子ですので、私達の生理応答に大きな影響を及ぼします。
 (th)20191009-hypo3 (th)20191009-hypo2
同じ哺乳類でもヒト(すみません、、娘(左写真中央の白帽)をヒト属代表で登場してもらいました)とイルカでは潜水時間に大きな時間差がありますが、肺、血液、筋肉など様々な器官に生理的違いがあるからです。

本学部・研究科には、低酸素環境を制御できる環境制御室があります。
Hassy labでも、卒研で使用しています。
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けっこうシビアな低酸素環境下では認知機能がどうなるか?
低酸素環境下での運動はとてもキツくて、糖が分解して産生される乳酸も通常酸素下での運動に比してかなり出てきます。
卒研生は、あるサプリメントの継続的な摂取が酸素利用能を高め、生体応答に好適に作用するのでは?という仮説を検証しています。ちなみに、設定している酸素濃度は、[忠]先生が好きな富士山の山頂程度です。
結果が楽しみです。

 (th)20191009-hypo7
写真は琵琶湖バレイ。まあマイルドな低酸素かな。。

そして最後は、もうすぐ健康診断を控え??、最近かなりの頻度で朝出向いている牟礼山です。まあ、、ここはほぼ常酸素ですね。。でも山頂は気持ちいいですよ。