2014.06.28
2014.06.27
障害者福祉センター
2014.06.26
構想発表会まであと1ヶ月
そのため、この時期は毎日、大学院生とのミーティングが続きます。特に私の研究室は大学院生が10名と大所帯であることに加え、卒業論文の実験を控えた学部4年生もいます。そのため、学生にとっては私とのミーティングの時間を確保することが必要となってきます。アポイントをしっかりと取らないと、研究計画の相談に来たにも関わらず他の学生への指導の先約のため対応できず・・・といったことが起きてしまいます。ちなみに、授業や会議、研究指導、出張などのスケジュールはGoogleカレンダーで公開していますので、それらを確認した上で学生はミーティングの連絡をしてきます。特に、ゼミ生のSくんはこのスキルに長けており、私以上に私のスケジュールを把握しているように感じます。このスキル、他の学生にもぜひ見習って欲しいところです。
構想発表会まであと1ヶ月、大学院生の奮闘に期待をしています!
2014.06.25
ディベート大会(1回生基礎演習)
こんにちは。Ma34です。
今日の基礎演習は、先週の準備を踏まえてのディベート大会でした。
私の担当した教室では、二つのテーマ
①土曜日授業の導入に賛成か、反対か
②小学校に携帯電話をもっていかせるべきか、否か
について、肯定派・否定派に分かれての対戦となりました。
今日、二つの対戦で一番面白かったのは、①、②の対戦の雰囲気の違いです。
①では、教育、学力といったキーワードが思いつきやすく、具体的な根拠としての情報が得やすいテーマだったこともあり、文部科学省のHPで得られる調査結果を駆使しながら、両チームとも非常に説得力の高い主張を行っていました。とてもレベルの高い対戦でしたが、勝利したチームは、土曜日授業を復活させようと滲ませている(肯定派に近い立場の!?)文部科学省のHPにおいても自分たちの否定派の意見を補強する調査結果や記述を見つけ出して説得的に主張していたことが決め手になったようです。聞いていてほんとうに面白い対戦でした。
②は、身近なテーマに思えますが、根拠を提示しながら論を進めていくという意味では、少し難しいテーマだったのかと思います。途中のやりとりでは、少し揚げ足取りのような意見も出てきていましたが、うまい例え話を入れたり、ダーウィンの進化論を引き合いに出して、社会も教育も変化していくべきなのだ!と携帯電話を持っていかせることに賛成する意見もありました。否定派からは、携帯電話を持たせたくない保護者目線に訴えかける具体的な商品も提示され、具体的な議論ができていました。
どのグループも、発言者が固まることなく、それぞれが役割を持って参加していたのが印象的でした。ゼミナール大会にむけて、資料を調べること、根拠を示して主張すること、そして堂々と発表することのよい練習になったのではないかと思います。
3回生、4回生のゼミでも、ディベートをやってみようかな・・・と新たなアイディアも。また実践した時には報告したいと思います。
Ma34.
2014.06.24
急性と慢性
2014.06.23
ラボミーティング
昨日は、朝9時半から夕方にかけて、研究室の院生、ポスドクの先生方に集まってもらいラボミーティング(研究室ミーティング)を行いました。毎週、修士、博士と分けて研究の進捗は確認していますが、研究室メンバー全員が顔あわせる機会が少ないため日曜日に全体のラボミーティングを開催して、研究室メンバーが行っている研究の相互理解を深めるとともに、研究計画、研究データのディスカッションを行いました。海外滞在中の【栗】先生にもスカイプで参加してもらいました。学部の4回生の【Yo香】さん、【純】君も積極的に参加して、ディスカッションにも加わっていました。
全体としてみれば、メンバーの研究が順調に進捗しているのが確認でき、かつ学部生、前期課程の院生にとっては、議論の視点も学べたラボミーティングとなりました。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
高校インターハイの地区予選が行われる時期になっています。先日、西京極陸上競技場に、近畿地区予選を見にいってきました。その中で、試合を終えたチームが、円陣を組んで指導者からのコメント(訓辞)を受けているのみました。生徒たちは直立して、言葉を聞き逃すまいと指導者の方を直視していました。牽引型のスタイルを感じました。一方で、リラックスした雰囲気で生徒へアドバイスしている後押し型の指導者も数は少ないですが見かけました。指導スタイルと教育効果(短期、長期)について考えを巡らす機会となりました。
【忠】
2014.06.22
スポ健な人 (8)
皆様、いかがお過ごしですか?
今週も、スポ健で頑張っている学生を
紹介したいと思います。
今回、紹介する学生は、yuririn さんです。
yuririn さんは、愛媛県出身で
後藤ゼミ所属の現在三回生です。
マラソン大会に出場する一方で、
成績優秀者として西園寺奨学金も得ている
文武両道の学生です。
そんな yuririn さんにインタビューです。
Q: 「普段頑張っていることは何ですか?どんな大会に参加しましたか?」
A: 「今は特にフルマラソンに力を入れて、日々トレーニングに励んでいます。
その過程で、学部で学んだスポーツ科学の知識を実践に活かせるように努めています。
また、大会はロードレースを中心とした、市民マラソン大会によく参加します。」
Q: 「どんなことをスポ健で勉強していますか、特に興味がある分野は?」
A: 「競技力向上のためのトレーニングから健康増進のための運動など、
幅広い分野を勉強しています。
その中でも、自分が好きな陸上の長距離については、特に興味を持って勉強しています。」
Q: 「将来の目標・夢を教えて下さい」
A: 「自分が記録向上に努めるのはもちろん、ランニングの素晴らしさを
より多くの人に伝え、実践してもらうのが夢です。
現在は大学の同好会の活動のみならず、社会人の
市民ランナーの方とも交流しています。このつながりを広げて、
心も体も健康になってもらいたいと思います。」
Q: 「後輩・高校生へのメッセージを御願いします」
A: 「私は『長く楽しく幅広く』というのをモットーにしています。
自分がやりたいこと、やってみたいこと、積極的にチャレンジしてください!」
yuririn さんには、怪我に気を付け、これからも
文武両道の学生生活を貫いてもらえることを願っています。
それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
敦
2014.06.21
市民社会における“行政”の役割…
キャリア形成科目「スポーツ健康科学セミナーⅡ」の授業において、本学のOBで、内閣官房企画官の高木秀人氏をお招きし、「市民社会を形成するための行政の役割」と題する特別講義をしていただきました。高木氏は、現在、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室で、大会を成功に導くための仕組みづくりをする仕事に携わっていらっしゃいます。
2013年9月7日に開催されたIOC総会で東京が開催都市に選ばれた後、1週間足らずで、下村文部科学大臣が東京オリンピック・パラリンピック担当大臣となりましたが、1964年の東京五輪、札幌で開催された冬季五輪の際にはいずれも担当大臣の発令が開催都市決定から2年後であったことを事例に取り上げ、2020年の東京大会開催に対する国の思い入れや期待の大きさについて説明されました。
ちなみに…
1998年に開催された長野五輪の際には、担当大臣は発令されなかったとのことです…。
「東京でオリンピック・パラリンピックを開催する」ということの重みと、それにともなう国民の暮らしと国益を守るため、国が壮大な仕組みを築き上げなければならないと実感したのは、上図のスライドに示されるように(見にくいですが…)、競技力向上にかかわる文部科学省だけでなく、非常に多岐に渡る省庁の協力や連携が不可欠であるということです。
オリンピック・パラリンピックという華やかな舞台を演出するために、サイバーテロに対する防止対策、外国人選手や観光客を受け容れるための入国審査と受け入れ体制の整備、また日本文化の振興や観光事業との連動など、多岐に渡るだけでなく、非常に緻密な作業を、今後、国は整備する必要があります。安倍首相が「あと7年もあるではなく、あと7年しかない…という気持ちで大会開催に臨まなければならない」と述べられたようですが、首都東京で大会を開催することの重みがこの発言からも理解することができます。
高木氏が講演中に、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催に向けて、普及・啓発活動の一環として、教育プログラムを実施するとなれば、どのようなことを考えなければならないかを、学生に10の質問形式で問いかけられた内容を見ても、国や地方自治体といった行政が熟慮し、検討すべきことが幅広く、緻密であるかをうかがい知ることができます。
問1.普及・啓発の教育プログラムを実施する際に、公立小中学校で、通常の体育の授業とは別に、独自のスポーツ関連の授業を行うべきか?
問2.どのような教材を使用するのか?(教科書検定の問題)
問3.誰が教えるのか?(教員免許との関係、大学の教員養成課程、中学校の教科担任制など)
問4.教える教員の資質向上はどうするのか?(教員研修の問題)
問5.授業時数の確保はどのようにするのか?(土曜日、7時限目…)
問6.独自授業により、減らす教科の扱いはどうするのか?(学習指導要領との兼ね合い)
問7.教育プログラムにおける中学校や高等学校などの上級の学校への接続はどうするのか?
問8.生徒の転入・転出の扱いはどうするのか?
問9.保護者や住民にどのように説明するのか?(教育のアカウンタビリティ)
問10.改めて…普及・啓発の教育プログラムを実施する際に、公立小中学校で、通常の体育の授業とは別に、独自のスポーツ関連の授業を行うべきか?
「仕組みを考える…」という行政の仕事が、いかに縦と横の連携なくしては成し遂げられないということを象徴するような問いかけだと痛感させられます。
ちなみに…
問9まで熟考して、「では、やならない…」という選択はナンセンスであるというのが高木氏の見解です。
行政の仕事は奥が深い…。
Jin
2014.06.20
抽象的⇔具体的
2014.06.19
高校生からの質問
高校訪問やオープンキャンパスなどにおいて、高校生や保護者の方々から「スポーツ健康科学部は理系学部ですか?」「スポーツ科学に興味はあるのですが、理系科目に不安があり学部での学びに対応できるか不安です」といった質問や意見を頂くことは少なくありません。確かにスポーツ健康科学部での学びの中には、「理系の要素」が多く含まれています。また、私は「スポーツ科学コース」に所属しており、その点では「理系」領域の教員です。ただし、スポーツ健康科学部の教員すべてが理系領域を得意にしているわけではありません。私自身、中~高を通して理系科目が苦手で苦労をしてきました。それでも「理系」領域の教員として大学で講義を行い、研究者としてもそれなりに頑張っています。このような自身の経験もふまえ、「スポーツ健康科学部での学びは文理融合であり、必ずしも理系科目の得意な学生のみが集まるわけではありません」という話をよくしています。それでも「やはり理系ですよね」と質問を受けた場合には(どうも理系学部という回答が欲しいようです。。)、「どちらとも言えませんね。強いて言うならば、体育系ですね」と半分冗談で応えています。
帰りの電車の中で、今回出会った生徒達のことを思い浮かべていました。「今回の模擬講義が進路選択に少しでもプラスになったのか?」「日々の勉強や部活動に積極的に取り組む上で良い刺激になったのか?」こればかりは本人達でないとわかりませんが、私にとってはとても有意義な時間でした。1年後あるいは2年後、私の愛する「スポーツ健康科学」の世界への進学を選択肢の一つに加えてもらえれば嬉しい限りです。