2014.07.08
2014.07.07
専門演習発信WEEK
先週から、昼休みを利用して、それぞれのゼミの活動を2回生、1回生に紹介し、この学部で専門的に学べることを体験する「専門演習発信WEEK」が行われています。
私のゼミでは、3回生ゼミ長のShimoH君が中心となって準備を進めてくれました。例年よりも多くの1,2回生が集まりました。昼休みの短い時間でしたが、ハイスピードビデオを用いた実習、PPTを使ったゼミの活動紹介、4回生のYo香さんの卒論研究の紹介など盛りだくさんの内容でしたが、構成良くまとめていました。3回生、4回生のゼミ生も協力してくれて、参加した下級生からは多くの質問もあり、好評でした。
これからも各ゼミで行われますので、是非、関心のあるなしに関わらず、学部で学べる専門性を実体験して、これからの学習、ゼミ選択に活用して欲しいです。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
昨日からボストンで開催されているWBC2014に参加しています。World Congress of Biomechanics2014の略ですが、4年に1回開催される、「バイオメカニクス」に関する最大の学会です。今回の参加者は1万人近くになるかもしれません。生物のバイオメカニクス、臓器のバイオメカニクス、臨床バイオメカニクスからスポーツバイオメカニクスまで、広範囲な研究テーマが発表され刺激一杯です。詳細は来週に。
今日は七夕。インテグレーションコアの入り口に笹が飾られ、願いをこめた短冊がつるされています。「世界平和」「やせる!」など思い思いの願いがかかっています。願いが叶いますように。
現在、『スポーツ健康科学サマースクール』の締め切りを延長しています。関心のある方は是非HPをご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/
【忠】
2014.07.06
スポ健な人 (9)
皆様、いかがお過ごしですか?
今週も、スポ健で頑張っている学生を
紹介したいと思います。
今回、紹介する学生は、Kensuke くんと Maiko さんです。
Kensuke くんは、京都府出身、Maiko さんは、滋賀県出身の
二回生です。二人は、Academic Advisor (AA) として、
一回生の基礎演習をサポートしてくれています。
そんな二人にインタビューです。 (M: Maiko さん / K: Kensuke くん)
Q: 「AA の仕事を教えて下さい。」
K: 「主に新入生への勉強面のサポート(学生生活支援含む)を行っています。
具体的には、入学直後に、履修相談会・体育会ガイダンス・施設紹介などがあり
AAが主体となりこれらの企画を進めていきます。
勉強会なども開講し、新入生の不安を
できるだけ解消することができるよう努めています。」
M: 「基礎演習の授業に参加し、円滑に進めるためのサポートや
実際に授業を行います。特に後期の基礎演習では
ゼミナール大会に向けてそれぞれ準備をするので、
AAはそのサポートをしていきます。」
Q: 「Maiko さんは、なぜ AA になろうと思ったのですか?」
M: 「AAという団体に入って責任感のともなう仕事をすることで、
自分自身を磨くとともに、今後多くのことに対して
自分が1歩踏み出すきっかけにしたいと思ったからです。」
Q: 「Kensuke くんは、どうですか?」
K: 「1回生の時にAAさんに相談にのってもらい
たくさん助けていただき、自分もこうなりたいと思いました。
また、これまで積極的に自分からなにかをするということはなかったのですが、
将来の為にそんな自分を変えたいと思っていました。
そのきっかけになればと思いAAになることを決めました」
Q: 「なるほど積極的に一歩前に踏み出すために、お二人とも
AA になったのですね。それでは後輩・高校生へのメッセージを
お願いします。」
K: 「立命館大学スポーツ健康科学部では横のつながりはもちろん、
縦のつながりがとても強く、先輩や先生方ともたくさん
コミュニケーションをとることができる事がひとつの魅力です。
充実した環境、信頼・尊敬できる先生や先輩方がたくさんいる中で
一緒に自分を磨いてみませんか?」
M: 「この学部では、おそらく他のどの大学よりも施設や設備が整っています。
自分のやりたいこと、興味のあることをやらせてもらうこともできます。
また、AAのように先輩が1回生のクラスに入るため、
先輩とも仲良くなれて不安な大学生活も有意義に過ごせると思います。
先生方も優しく気さくで楽しい方が多いので、話しやすく
学生との距離もとても近く感じます。
私たちと一緒に楽しい大学生活を送ってみませんか(*^-^*)?」
お二人ともありがとうございました。
他にも各クラスの沢山の先輩が、AA やオリターとして、
新入生をサポートしています。今後、このブログで
紹介して行けたらと思います (写真は、AA団のメンバーです)。
それでは、また。失礼致します。
良い休日を
敦
2014.07.05
クラブビジネスの本質…
2014.07.04
車いすバスケットボール
2014.07.03
コントラバーシー(討論会)
さて、今回私が提示したテーマは以下の2つです。
1. HIT(高強度でのインターバルトレーニング) vs. Continuous Training(中強度での長時間運動)
2. Altitude Training(高地トレーニング)vs. Hypoxic Training(低酸素室を使用したトレーニング)
各チーム3名ずつわかれ、討論を繰り返します。この際に求められることは、「論理性」です。したがって、「私は〇〇だと思う」といった発言は評価されません。自らの主張をサポートする客観的な資料(過去に行われた研究の結果など)を示すことが重要となります。今回は、まず始めに各チームが10分間の【チームプレゼンテーション】を行い(ホワイトボードを使用)、自分達の立場の優勢を主張しました。その後、私が採点をした審査結果(中間審査)を発表し、後半のディスカッションに向けての作戦会議(どの資料を提示するか)を行います。
後半は【フリープレゼンテーション】です。10分間でそれぞれのチームが交互に発言をします。相手チームの発言(質問)に対して返答をする、あるいは相手チームに対して質問をする形式となります。両チームが向かいあった形で討論を行うのですが、私はそれぞれの発言終了後に0~3点の点数を発表します。客観性が高く、説得力のある発言には3点、逆に、主観や思い込みが強く客観性に乏しい発言は0~1点と評価をします。最終的には、前半・後半を通しての総得点数をもとに勝敗を決定します。
このコントラバーシー、議論を優位に展開する上で幾つかのポイントがあります。ま1つ目は、資料を十分に揃えることです。自分達の立場の優位性を示す先行研究や資料を事前に調べ、討論の中でそれらを提示する準備を行います。そのため今回も直前の2回の授業を利用して、資料収集や資料の読み込みを行いました。2つ目のポイントは、相手の立場の優位性への反論となる資料を準備することです。たとえば、今回、HITのグループは、「私達の多くは運動が健康に良いと知っているにも関わらず、運動を行いません。なぜなら、日々の生活が忙しく運動を行う時間がないからです。したがって、短時間・高強度での運動で体力を高めることが可能なHITは、まさに現代人にとって最適な時間効率性の高い(time efficient)トレーニング方法なのです」といった論の展開を行いました。これは実際に、欧米の研究グループが論文の中で主張している内容です。これに対して、Continuous Trainingのグループは、早稲田大学の研究グループが発表をした「運動を妨げる要因」の調査結果を提示しました。その調査結果によると、運動を妨げる要因の上位は「腰痛や膝の痛み」「運動は疲れる」といったものであり、「時間がない」という理由は最上位ではありませんでした。これは見事な切り返しでした。HITグループが提示をした「時間効率性が高く、忙しい現代人に適したトレーニング方法である」という主張に対して、信頼性のあるデータをもとに異論を唱えたのです。
実は今回のコントラバーシーでは、この攻防を最も期待していました。一般に、異なる立場から討論を行う際には、自らの立場の優位性を主張します。しかし、今回取りあげた4つのトレーニング方法は、いずれも効果的であることは明白です。したがって、自分達のトレーニング方法の有益性を主張するだけでは、他者を納得させることは難しいのです。その際に、相手側のトレーニング方法の弱点や限界点を客観的なデータをもとに指摘することができれば、相手側の主張を切り崩すことが可能です。相手の出方を予想し、対抗策となる最強のデータ(資料)をぶつけるという高度な戦略です。
学生にとっては、自分の発言がすべて採点されるというプレッシャーの中での討論であっという間に時間が経過したと思います。事前に準備していた資料をすべて出し切ることはできなかったかもしれません。しかし、「論理的な思考や議論」を行う能力を養う上で、今回のコントラバーシーは良いトレーニングになったと感じています。近いうちに、第2弾を企画するつもりです。次回は3回生と4回生の攻防も見てみたいものです。
2014.07.02
朝食実習2014
今日は基礎演習、前期の最終クラスが我がAクラスでした。
今年も、7時半から始まる運動プログラムがきつかったので
私は半分位の参加。それでも汗がびっしょりでした。
男子が盛り上げてくれて、写真では伝わらないですが、
雄叫びに近い声出しのなかでの運動プログラムでした。
(みんな、さすがのスポ健生!)
その後、RecOスタジオにて朝食。
残念ながら今日は田畑学部長がいらっしゃらなかったのですが、
ちゃぶ台を囲んで、みんなでわいわいと食べました。
その後はお片づけと、SATシステム(食事メニューのサンプルを使って
栄養計算のできるソフト)でお勉強タイム。
うちのクラスは実は真面目な学生が多く、一つの活動もじっくり、こだわってやる学生が多いのが良いところ。
このSATシステムでも、✩5つの最高記録が出したくて試行錯誤。
その結果、✩5つが出ました!記念写真がこちらです。
運動も、朝食も、団結しながら、配慮しながら進めることができるのはクラスの良いところ。
もう少し色々な部分に自分たちから気がついて動けるようになるともっとよいですが、
今日もよい時間が過ごせたのではないかなと思います。
前期も残すところ、あと2週。
いよいよ、後期のゼミナール大会を視野にいれつつ、
前期の締めくくりとなります。
1回生クラス対抗の「チャレンジカップ」、そして試験・レポートと、初めてのことがてんこ盛りの
前期締め、の時期ですが、みなさん、楽しんで充実した時間を過ごしてくれれば何よりです。
ma34.
2014.07.01
Egg of Columbus
Hassyです。
現在私はアムステルダムで開催されるヨーロッパスポーツ科学会議に向かっております。
今回は、敦先生のブログでも紹介されていたHassyゼミの4回生の44kawaさんが、昨年に引き続き発表します。
次週にまた、学会の様子をお伝えしたいと思います。
さて、先週に、博士人材リーダー養成講座
https://www.ritsumei.ac.jp/ru_gr/g-career/program/list/article.html/?id=42
に招聘された(株)ファーマフーズ代表取締役社長の金武祚氏のセミナーに、ポスドクの1wanakaさんと参加しました。
私たちと同じように、機能性食品の開発をされており、興味深かったためです。
金氏は1980年代前半に、私も研究留学していたカリフォルニア大学バークレー校(UCB)に留学しておられ、自己紹介のときにUCBの懐かしい話を交わさせていただきました。
氏は人生の折り返し地点を越えてから起業を決意され、仲間3人で「10年間は1日も仕事を休まずに頑張ろう!」との強い意志で頑張り、4年半で上場された経緯をお持ちです。
動物実験で、GABA(γ-アミノ酪酸)がストレス軽減作用を有することはわかっていたものの、その有効性をヒトで検証し、そのエビデンスを基にチョコなどと混合して、ストレス軽減食品の流通経路を開拓されたことが、会社を大きく発展させたようです。
その実験方法はユニークで、奈良県十津川村の谷瀬の吊り橋を渡る前にGABAを摂取すると、唾液で検出するストレスマーカーの増加が抑制されることが確認されたというものです。
(写真:十津川村観光協会HPより)
高所恐怖症の私の場合どう反応するか、一度試してみたいものです。
いや、すみません、やはり吊り橋は渡りたくないです。。。
現在は、「タマゴのチカラを科学する」ということで、鶏卵に秘められた有効性を顕在化させ、様々なサプリメントや化粧品に応用されています。
「牛乳」と「卵」はどちらもタンパク質が豊富で健康食品の代表例にも挙げられますが、決定的な違いは、卵は温めるとふ化してひよこが誕生する!こと。
温めて数日で血管がはりめぐらされ、骨が形成され、毛も生えて来る、、、そうした、当たり前のことで、常識ではあるけれど、じゃあ卵のどこにそうしたチカラがあるのか?
それを科学的に探究し、そこから様々な商品を開発されています。
氏の話で印象的だったのが「常識の盲点」です。
卵のふ化、常識的に見過ごしていたことも、どうして?と疑問に思い、実際に自分で確かめてみることで、誰も気付いていないことに気付くことが多い、ということです。
まさに「コロンブスの卵」です。
コロンブスのアメリカ大陸発見に対して「偶然でしょ?」との多くの妬みに対し、「誰かこの卵を立ててみてくれ」と促したが、誰も卵を立てれなかったという逸話があります。
(結局コロンブスは殻を少し破って立て、皆がずるいと指摘したことに対して「種明かしされると簡単なようだけど、最初に成し遂げるということは難しいことだ」と諭したということです)
それで金氏は「立春の卵」の話を紹介されました。
コロンブス以来、卵は立たないという常識に対して、「立春の日には卵が立つ!」というニュースが世界を席巻したわけです(主に中国とアメリカ)。科学者たちはその理由付けに躍起になるも、中谷宇吉郎先生が立春でなくても10分程頑張れば、誰だって卵を立てられることを論述されています。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53208_49866.html
このように、実際にトライしてみると、常識だと思われた卵は立たないことも実は違っていたことが判明したわけです。
(ちなみに私は5分間頑張りましたが、不成功(涙))
知らないうちに色々な「思い込み」が私たちの周りにはあって、でも真実は異なる!
そうしたことが多くあるのでしょう。
科学の世界でも多くの盲点があるのかもしれません。
そうそう。
2014.06.30
企業研修会
昨日、一昨日の2日間、ある企業の研修としての実習会を開催しました。この企業は、スポーツトレーナー業務を企業、大学などから受託している(株)PTTです。スポーツ健康科学研究科の院生【F原】君が勤務している会社です。彼から、「毎年各方面で社内研修会を行っているのだけれど、今年は『研究を現場に活かす』ということをテーマにしたいので、協力して欲しい」と依頼され、何度かディスカッションを繰り返し行い2日間のプログラムを作り上げました。
初日の実習は、当方の研究室が担当しました。「現場に活かすバイオメカニクス」を中心に据えて、午前中は歩行動作を行いました。この歩行動作をトレーナーの眼で判断し、その上で介入プログラムを処方し、その場で行わせ、再度、歩行動作を計測します。歩行動作は、動作解析していますので、トレーナーの判断、指導がどのようにうごきに改善させたかを客観的データで分析しました。午後は、筋力トレーニングとして、代表的に使われるスクワット動作中の筋電活動と床反力を同時計測して、スクワット動作のしかたを少し変えた時に、筋活動、床反力が変化するかを実感してもらいながら、客観的データとつきあわせてもらいました。
日頃のトレーナー活動で積み重ねている経験知と客観的データとの突き合わせによって、より合理的な指導ができるようになると感想を寄せてもらい、良い研修となったと安堵しました。
もし、このような体験実習を希望される方がおられましたら、現在、『スポーツ健康科学サマースクール』の参加者募集中です。関心のある方は是非HPをご覧ください。昨年の映像も見られますので。
https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
学園広報UNITAS WebにRITSUMEIのWAという記事があります。教職員のWA(輪)をつなげるということで、紹介されたら、次の人を紹介するページです。大西克樹さんに紹介されて記事を書きました。ついでのときにこちらもご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/staff-all/unitasweb/?
【忠】
2014.06.29
7/6 (日) に東京で入試相談会を開催します
急激に大量の雨が降る今日この頃ですが、
皆様、いかがお過ごしですか。
今回は、来週開催の入試相談会についてお知らせします。
スポーツ健康科学部は、オープンキャンパスに加え、
受験生の皆さんと直接コンタクトを取るべく、
様々な入試イベントを開催しています。
立命スポ健は、 7/6 (日) 10:00〜15:00 に
新宿の体育進学センターで開催される
入試相談会に参加します。
関東にお住まいで、なかなか直接スポ健にアクセス出来ない
受験生と保護者の皆さんにぜひお会いして、
スポ健について、様々な情報をお伝えできればと考えています。
皆様からの様々な質問をお待ちしております!
今回の他にも、下記に示すように
様々な地域で相談会が開催されますので、
ぜひお近くのイベントにお越しください。
詳しくは、web で。
それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
敦