2014.07.18

3年生のミニ論文

今年は、3年生の専門演習の形式を少し変更して、「実践」でモチベーションをあげる(あげたい)ことにしました。
具体的には、今もっとも知りたいことを知るために、自分たちで答えを探す。そのプロセスを文章にまとめる、「ミニ論文」作成を前期の課題としました。
どうかな~?と思っていたのですが、嬉しい裏切りで、結構楽しそうに真面目に取り組んでいます。テーマはとくかく知りたいこと。誰かがすでにやっていても、「こんなんでいいの?」も関係なし。少しでもわくわくする題材でプロセスを学ぶことに主眼をおいています。前期は、全員でテーマについて討論し、質問項目を何度も何度も全員で行ってみて修正を重ね、実施までこぎつけました。

いくつか、そのテーマをご紹介したいと思います。
【なぜ、今、競馬場にカップルが増えているのか?女性は競馬をどう捉えているのか?】
すでに、競馬場に足を運び、カップルに突撃インタビューを行い、30組近くから回答を得てきました。どうやら、女性は競馬をスポーツと捉えているらしい・・・という回答を得たようです。また、芝生の青さや馬の美しさと回答する女性も多いようです。次は、その馬と寝食を共にする調教師さんにお話しを伺うべくアポ取りの最中です。

【交際期間が1年以上と1年未満のカップルは何が違うのか?長続きする秘訣を探る】
男子学生二人のテーマです。彼らも何度も調査内容を練り直し、いざ突撃調査へ出て行きました。50人以上の人に回答してもらえたようです。なかなか面白い内容の答えが多く、現在のところ見えてきたものは・・・「長続きするカップルにはあまりルールがない」ということらしい?さらに人数を追加するようです。

こんな風に書いていると、真面目なテーマ(本人たちは全員真面目で真剣であることを確認し)はないの?とご指摘を受けそうですが、あります。
【障がいのある人との関わり経験の有無とボランティア参加への積極性】
【傷害からの回復期間におけるメンタルトレーニングの重要性】
【インテグレーション・コアおよびラルカディアにおける電波速度と改善策】

などなど。全部は紹介できないので一部ですが。

4年生と同じタイミングだったせいもあり、3年生も同じようにミニ論文概要をA4用紙1枚にまとめ提出してもらい、進めたところまでの発表会を7月12日(土)に実施しました。一人(1組)持ち時間20分。いろいろ質問も出て、結局4時間の長丁場となりましたが有意義な時間でした。今週が最後の授業でしたが、次のステップとして、何を言いたいのか、集めたデータをどうすれば言いたいことが言えるのか、統計?質的分析?それらを学ぶことにしました。私からではなく、『自分たちで・・・』。統計学習グループは、授業内で本を1冊決定。同じものを購入して自主グループ学習。質的手法グループは、「質って何?」の状態をまず打破するために、図書館で分かりやすい本をそれぞれが選び持ちよって1冊を決めるところから出発。それぞれの内容を夏休み中に自分たちで学ぶ+調査の結果を12~15枚程度の論文の体をした形にまとめる。

この課題、どれほどのブーイングの嵐になるかと少し不安でしたが、思ったほどでもなくホッと一安心。競馬とカップルについての先行研究はありませんが、恋愛に関する論文は結構出ていて、なかなか楽しそうです。今回は、計画をしっかり立て、研究の枠組みを作ってスタートしてはいませんが、一通り研究のプロセスを踏めたらいいかと思っています。まずまず生き生きしながら実施している姿を見ると、やはり「やりたい」テーマを早く見つけることが卒論への近道だと改めて思います。

2014.07.17

新しいスタート

4月以降数回にわたり、昨年度学部を卒業した1期生が研究室を訪問してくれる機会がありました。卒業式は約4ヶ月前、まだ半年も経過していないのですが、現在の仕事の様子などを聞くと時間は確実に経過していることを実感します。

さて、先週から今週にかけて、私のゼミ出身のTomoくんが研究室を訪ねてくれました。私は彼の基礎演習(学部1回生の小集団科目)の担任だったのですが、入学直後から「卒業後はアメリカに留学して、将来はアスレティックトレーナーになります」と宣言していたことを今でも覚えています。けれども宣言だけでは夢は叶いません、、、「先生、具体的にまず何をすれば良いいでしょう?」という相談を受け、当時、女子陸上部でアスレティックトレーナーをされていた方を紹介し、彼の夢に向けての道のりが始まったのです。その後は、学生トレーナー団体(RAM)に所属し、4年間様々な勉強・経験をしてきました。

そのTomoくん、4年前の宣言通り今週から渡米します。まずは半年間、語学学校に入学し、その後の大学院への入学を目指します。夢の達成までまだ長い年月を要するでしょう。けれでも、その道を本格的に歩み始めたTomoくんを心から応援したいと思います。

彼の素晴らしいところは、「4年間、気持ちがぶれなかったこと」「夢の実現に向けて実際に行動を起こしたこと」の2点に尽きます。多くの学生は学部入学時に「私は将来●●になりたい」「将来は●●になり活躍したいです」とそれぞれ夢を語ります。けれでもその後、夢の実現に向け実際に1歩を踏み出すことのできる学生は僅かです。1歩踏み出すだけで僅かでも夢に近づくのですが、、、、行動を起こすことのできない学生を数多く目にしてきました。Tomoくんのような例は稀であるかもしれませんが、教員としては、未知の世界に足を踏み出そうとする学生の背中をそっと押してあげたいと考えています(あまり強く押すと前のめりで転倒しますので。。。)。

彼とは、「アスレティックトレーナーとして成功した後には、エクササイズプログラミング論(私が担当)の授業でゲストスピーカーとして招聘する」という約束をしています。数年後、その日が現実となることを楽しみにしています。頑張れTomoくん!!

2014.07.16

オリターさん感謝祭

こんにちは。
ma34です。

今日は基礎演習の前期の最終の授業でした。
1限めの授業の時間では、後期に開かれるゼミナール大会にむけてのグループわけと、
メンバーのやりたいテーマを探っていく時間となりました。

班わけは少し時間がかかりましたが、
最終的にはみんなが納得できる形になったのかと思います。
テーマを挙げていくときには、紙製のホワイトボードが大活躍。
何度も消せるというのが大事で、ああではないこうではない、とアイディアを出しやすいのでしょうか。
ホワイトボードのまわりに頭が集まって、真剣に話している姿が見られました。


そして、2限目のサブゼミ。
1回生が、前期の間にとてもお世話になった2回生のオリターさんに感謝の気持ちを込めて、
90分の企画をしたそうです。

ロシアンルーレット、なんでもバスケットなどのゲームに、
最後にはムービーもつくるなど、テスト・レポート前の忙しいときにも
オリターさんへの思いを伝えるために、素敵な企画を計画・実施していました。

2回生のオリターのなかには、私が1回生のときに担当した学生がおり、
その学生の最後の涙ながらのスピーチに、こちらも涙腺がゆるむ一場面も。
ただ、湿っぽくおわらないのが、スポ健の文化なのでしょうか。
最後には、こんな姿になった2回生がおりました。。。


テスト・レポートの週がやってきて、それが終わると夏休み。
怪我や病気のないように、気をつけながら、夏休みを満喫してほしいと思います。

ma34

2014.07.15

敢えて取りこぼす

Hassyです。

本日からM1の構想発表会が始まりました。


学部生の皆さん、来週までアイコア1Fに貼っているので積極的に見て回り、
疑問が湧いたらM1の発表者に聞いてみましょう。
本番発表は今週木曜の祇園祭の日(私がいよいよアラフォーに突入します・・・)の5限です。
学部生は聴講可能ですので、ゼミ選択や卒研の参考のために是非参加下さい。

さて、先週末、私がトイレで小用を足した後、息子が入り
「さっきお父さんトイレした?なんかいつもと違うニオイで臭い」と。。。
「ええ!?」と尿が脱水でニオったのか、、、焦りました。
しばらくすると息子同様鼻の利く妻が「あっ、このトイレットペーパー臭い!」と、
真犯人を突き止めたのでした。

何と左の白いペーパーは粘土の匂いというか、大そのものの匂い(すみません;)というか、がするのです・・・
目には目を、同じニオイには同じニオイを・・・ではないでしょうが、びっくりしました。
そこで急遽アロマの香りがするもの(右のピンク)を購入し、何とか相殺させました。

この話を強引に繋げさせて頂きます。

今、卒研生が手がけている実験では、ある食物の成分が脂肪を吸着し、脂肪が腸から吸収される前に大便として排泄させることを狙いとして実施しています。
市販の物では、某ウーロン茶で同様の効果を狙ったものがあります。
これは脂っこい食事と一緒に某ウーロン茶を飲用すると、余分な脂の体内吸収を未然に防ぎ、大便で排泄するものです。
どのような結果となるか、1か月後が楽しみです。

2014.07.14

WBC2014 in Boston

76日から12日にかけて、アメリカ・マサチューセッツ州・ボストンで開催されたWorld Congress of Biomechanics 2014に参加してきました。この学会は、「バイオメカニクス」に関する世界最大の学会で、4年に1回開催されます。スポーツ健康科学部では、「スポーツバイオメカニクス論」、大学院スポーツ科学研究科では、「バイオメカニクス特論」が専門の講義としておかれていますが、あくまでも対象は人間の動作、その動きのメカニズム解明に焦点が当てられています。

このWBCでは、動物の動きを扱うバイオメカニクスはもちろんのこと、機械材料系の物性を扱うバイオメカニクス、細胞の動き、挙動をあつかる分子レベルのバイオメカニクスまであり、まさに分子レベルから個体までを対象に扱われていました。発表演題数も4000題目以上となり、質量とも世界最大のバイオメカニクス学会でした。そのおかげで、普段はあまり馴染みのない、骨、血管の物性特性を扱った研究、動物のロコモーション研究、進化からみた二足歩行研究などにも触れることができました。

スポーツ健康科学部・大学院同研究科からは、助教のK原先生(現在、USCで在外研究中)、F本先生、ポスドクの本Jさん、F谷さん(現在、カルガリー在外研究中)、大学院博士後期・JR丸君、大学院博士前期の伊T君の発表がありました。大学院生は初めての国際学会でしたが、助教の先生方の深夜までの予演会で無事発表を乗り切っていました。研究発表、研究情報収集、研究者交流を含めて収穫の多い学会でした。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

ボストンといえば、東海岸を代表するハーバード大学、MITがあります。世界のトップの大学のキャンパスにも足を踏み入れて来ました。ハーバード大学では、学生によるビジターツアーがひっきりなしに行われていました。案内係のハーバード大学生の自信にみちた案内ぶりが印象でした。また、自然史博物館の充実した収蔵にも驚かされました。「前足接地」のNatureにのったリーバーマン先生の写真が、遺跡発掘調査のところで写っていて、人類考古学をベースにしたバイオメカニクス的アプローチの強みを感じました。

 


(案内) ひらめき☆ときめきサイエンス 「立命館大学 身体のミクロからマクロの世界へ  

高校生対象 申し込み締め切り 7/18 Webで 是非、関心のある高校生へご案内ください。

https://www.youtube.com/watch?v=SEbyVIIO9VQ

https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/hiratoki/hiratoki.html

【忠】







2014.07.13

第二回理系女子シンポジウム

今週は台風のせいで毎日雨のニュースが続いていますが、
皆様、いかがお過ごしですか。

今回は、夏に行われるスポーツ健康科学部が参加する
シンポジウムを紹介したいと思います。

今回、紹介したいシンポジウムは、
「理系女子的学び方、働き方、暮らし方」です。

このシンポジウムは昨年の12月に第一回目を行い、
パナソニック株式会社R&D本部先端研究所グループマネージャーで、
人工光合成を研究なさっている 山田 由佳 先生 にご講演頂きました。
その模様は、web で。

第二回目今回は、インターネットのブラウザ開発を
されている 瀧田 佐登子先生 にお越し頂きます。
(ブラウザって何?という方は、このページを見るために
開いたソフトこそがブラウザです!)

今、女性研究者を増やす必要があると強く言われていますが、
特に IT 系での研究者が不足しています。
総務省の「我が国の科学技術を支える女性研究者 - 総務省統計局」によると
大学の女性研究者の割合の平均が 25% に対して、
情報分野の女性研究者の割合は10.0% とかなり低いと言わざるをえません。

今回の瀧田先生に触発されて、情報分野に進む
女性研究者が生まれることを願っています。
また「理系に興味があるけれど、キャリアはどうなんだろう?」とか
「娘が文理の選択時期だけど、理系に行かせて大丈夫だろうか?」という
疑問や悩みをお持ちの学生さん、保護者の方にもぜひ参加してもらって、
理系にどんどん進んで行ってもらえたらと考えています。

シンポジウムの詳細や申し込みは、web から。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を。







2014.07.12

“スポーツ用品メーカー”で働く…

学生の中でも、スポーツ用品メーカーで働きたいと思っている人は多いと思います。部活動で競技を続けていた学生は、自ら使う用具・用品への思い入れやこだわりも持っているでしょうし、その用具・用品に改良を加えて、アスリートのパフォーマンス向上や人々のスポーツ・シーンがより充実してほしいという願いを持って、スポーツ用品メーカーへと就職を希望することでしょう。

一般的にスポーツ用品メーカーは、“スポーツ用品製造・流通業”と呼ばれ、日本標準産業分類によれば、「スポーツ用衣服製造業」「運動用具製造業」「スポーツ用品・娯楽用品・玩具卸売業」「スポーツ用品小売業」に分けられます。

ミズノやアシックス、またデサントといった企業は、自社ブランド製品の製造・卸売・小売業向けの販売の他、OEM(他社ブランドの製造)にも手掛ける総合メーカーといえるでしょう。またヨネックスやモルテン、ミカサといった特定のジャンルの製造・卸売・販売に手掛ける企業は、専門メーカーと捉えられています。

また多くの学生が憧れているナイキジャパンやアディダスジャパンは、それぞれアメリカ本社、そしてドイツ本社が100%出資する外資系企業で、日本では非上場であるため、証券取引はされておらず、社内の公用語も主に英語のようです。両企業は、本社のブランド製品の輸入・販売を請け負い、その製品の広報や宣伝、また販売促進を行っています。

そして、ゼビオ、アルペン、ヒマラヤ、つるやゴルフといった本学部の1期生の幾人か就職している小売業は、海外ブランドと国内ブランドの製品を、一般消費者に店頭販売したり、学校を中心とした法人向けの販売をしたりしています。

意外と学生たちが気づいていない企業が、海外ブランドや国内ブランドの製品を、国内小売企業向けに販売するZETTやSSK、またXanaxなどの卸売企業です。ZETTやSSKは、主軸は野球用品ですが、バスケットボールやフットサルといった種目の用具・用品も取り扱っています。SSKには、私の大学時代の先輩や親友が勤めていますが、その親友は、社員の福利厚生事業としてマンネリ化し、低調な活動となっている社内運動会をプロデュースし、社員の健康増進だけでなく、チームワークや一体感、また興奮を生むような運動会の演出に手掛けています。またXanaxは、500万アイテム、40万もの製品を取り扱うスポーツ総合商社といえます。

このようなスポーツ用品製造・流通業の取り組みや課題、また可能性は、どのようなところにあるのでしょうか?
来週のキャリア形成科目「スポーツ健康科学セミナーⅡ」では、最近、学生たちがよく着用しているアンダーアーマーの用品を取り扱う株式会社ドームの担当者の方に来ていただいて、ご講演いただきます。株式会社ドームは、ウェアやサプリメント、またメディカル商品の販売やアスリートのパフォーマンス向上にかかわる情報提供といったアスリートを支援するための「パフォーマンスサポート事業」と、アスリートや競技団体へとスポンサードし、スポーツ産業をより成長へと導こうとする「マーケティングパートナーシップ事業」といった大きく2つの事業を展開しています。

「スポーツを通じて社会を豊かにする…」という企業理念を掲げ、急成長を遂げている株式会社ドームの取り組みと可能性について、次回は紹介したいと思います。


Jin





2014.07.11

スポーツを続けますか?

7月3日(木)の特殊講義Ⅲにゲストスピーカーをお招きしました。講義に聞き入ってしまい、写真を撮ることを忘れてしまいました。スピーカーは、齋藤直氏。障がい者専門に様々な運動プログラムを提供する日本での唯一のNPO法人 アダプティブワールドの代表です。http://adaptiveworld.org/
「今現在、何らかのスポーツを行っている人?」・・・半数以上の学生が手を挙げました。
「そのスポーツ楽しい人?」・・・半分くらいの手が下がる。
「楽しくないのになぜやめないの?」・・・やめるタイミングを逃してやめられない。「え~だって。。。」(回答になってない回答)
「そのスポーツを卒業後も続ける人?」・・・その手がほとんど下がり、残った手はたった1名の手。
「どうして、今やってるスポーツ続けないの?」
 ・普通の女子したい(ランチ行ったり、ショッピングしたり・・・)
 ・痩せたい(競技特性上、太らなければいけないことが苦痛)
 ・もうやりつくした。
 ・環境が整わない。
 ・草(   )ならやってもいいかな。草野球、草ラグビー・・・・
「他のスポーツなら続ける人?」・・・パラパラ。

齋藤氏曰く、どこで講演をしても大体同じ結果になる。某体育大学でも同じで、体育あるいはスポーツ関連の学部ほどその傾向は強まると言う。ほとんどの人が現在のスポーツを続けない、他のスポーツも積極的にすると言う人は少ない。

「そういう人の一部が指導者になるんだよね。僕の立場から言うと嬉しいことではない。(昔は楽しんだかもしれないけど)、最後はスポーツをやめたいと思う形でスポーツから離れる。その人がスポーツの楽しさを教えらるかと言われると、僕の経験上、技術は教えられても楽しさは教えられない。」

スポーツには、様々なプラス面がある。「競う」という行為もその一つである。しかし、競技志向が強くなればなるほど、「勝つ」ことが求められ、それが重圧となりそのスポーツから、あるいはスポーツ全般から足を遠のかせることになる。

齋藤氏は、自身の体育大学時代の経験を踏まえ、3年生が次のステージの選択期だと言う。中学校、高等学校は最終学年の3年生は校種自体の移行期であり、当然継続か否かの選択をする。大学生においても3年生の時点で、自分の将来と現在のスポーツに対する姿勢とのバランスを見極め決断する時だと。受講生からも出た、「楽しくない」けど「やめるタイミング」を逸して「最後まで続ける」、こういう大学生は多いことを実感しました。

さらに、齋藤氏は、「皆さんが好きだった、印象的な指導者はどういう人だった?」と続けられた。技術指導の上手い人。やる気にさせてくれた(=そのスポーツを好きにさせてくれた、のめり込ませてくれた)人。いつから、どのように、そのスポーツを好きでなくなり、スポーツそのものを続けないという思考になるのか。齋藤氏が言う、「そういう人が指導者になるんだよね・・・」を受け止め、授業で検討したいと思います。

2014.07.10

「前期の振り返り」の中で感じた学生の成長

前期の授業も第14週目に入り、残すところあと1回の講義を残すのみとなりました。今週の学部ゼミ(3回生)では、前期の振り返りや後期に向けての抱負を、1人ずつ数分間で話をしてもらいました。まず、それぞれの学生が4月からの自分の歩みを的確に自己評価していることに驚きました。決して過剰評価することもなく、過小評価することもなく、とても冷静な評価で思わず納得してしまう内容でした。また、興味深かったのは、多くの学生が「人前で話をすることに慣れてきた」と自己評価をしたことです。ゼミではほぼ毎週何らかの形で自分の意見を発表する機会を設けてきましたので、これらの取り組みが良い方向に作用しているのだと感じています。また、「もっと上手に話せるようになりたい」「心に響くプレゼンをしたい」「人前で話をする際の姿勢(フラフラしない)や口癖に気をつけたい(あ~、え~、などを減らす)」など、自身の能力をさらに高めたいという強い意志やそれに向けての具体的な課題を提示するゼミ生が目立ちました。「前期も終わりだから振り返らないと・・・」といった若干軽い気持ちで始めたのですが、学生の成長を感じることが出来て私にとって思わぬ収穫でした。

彼ら・彼女らが学部を卒業し社会で活躍するまであと1年半(3回生の場合)、「控え目で恥ずかしがり屋の性格であっても人前に出ると胸を張って堂々と自分の意見をアウトプットできる」、そのようなスキルと自信をもったスポ健生を1人でも多く育てていきたいと思います。

2014.07.09

1回生チャレンジカップの様子

こんにちは。
ma34です。

今日は基礎演習に引き続きのサブゼミの時間に、クラス対抗での「チャレンジカップ」があると聞き、
わたしもカメラを片手に見に行ってきました。

チャレンジカップは、2回生のオリターさんが企画した1回生クラス対抗の催しで、
各クラスがダンスを披露し、競い合うという会でした。


それぞれのクラスの雰囲気が出ていて、とても見ていて楽しいものでしたし、
練習時間もきっとあまり取れないなかで、衣装や小道具、演出にもこだわった各クラスでした。

ダンスにキレがある人が多いのも、スポ健だからでしょうか。
私はきっとどんよりした動きしかできませんので、さすがだなあと見ていました。



最後の表彰までいられなかったのが残念。
どこが賞をもらったのかな。。。

賞をとれたクラスもそうでないクラスも、きっと達成感は大きいものだったと思います。
オリターさんが1回生のことを考えて、夏のこの時期に、一つの「達成感」を感じてもらうこと、
そしてゼミナール大会に向けてクラスの団結を今一度強くできたら、、、という
思いの詰まった企画だと思うと、胸が熱くなりました。
クラスの演技が終わった時に、オリターさんが「涙が出ました」というコメントを笑いながら言っていましたが、
その言葉は本当だと思います。

来週がいよいよ前期最終の週となります。
1回生にとっては、初めての試験やレポートを控え、勉強会へ参加したい!という前向きな声も聞かれていました。
台風が接近中で、急に蒸し暑くなったりと体調を崩しそうな気候ですが、
前期の学びをしっかりとふりかえり、準備してほしいと思います。

ma34