先日、長野県松本市にある松本大学を学部ゼミ生と訪問しました。長野県は現在、男女とも各都道府県で長寿NO.1となっています。今までは沖縄県がNO.1でしたが、今では肥満者の割合が全国1位となっていて、長寿のランキングから外れてしまいました。欧米よりの食事と活動量の低下が原因の1つと考えられます。それに対して長野県は気候もよく、県民の健康意識が非常に高いことで知られています。リタイア後は長野県へ移住する高齢者も増えているようです。
松本大学では、O研究室のゼミ生3名とsanaゼミ3回生2名、ab先生ゼミ3回生1名が参加しました。最初は、健康運動指導士の情報交換会、その後、各ゼミ生による卒論に関する発表等を行いました。松本大学は、全国の大学の中でも健康運動指導士の希望者が非常に多く、入学者のおよそ半数が、健康運動指導士を希望してくるそうです。これは、地元の高校の教員、特に進路指導部や体育教員の健康運動指導士に関する認識が高く、高校生の段階からアピールされていることが理由のようです。さすがは、長寿NO.1の県だと思いました。学生へのアピール方法等とても参考になりました。2日目は、身体教育医学研究所を訪問させていただきました。こちらの施設では、診療所、福祉施設、研究所、スポーツ施設が一か所に集まっています。福祉施設の入居者は50名程度ですが、スポーツ施設を利用する地域高齢者は1000以上で、とても活気がありました。全国の福祉施設のモデルともなっており、医療費を数年間で半減させた地域として報道ステーションでも紹介されたそうです。ここでも、健康運動指導士が数名常勤で働いていました。全国にこのようなモデルが広まって、健康運動指導士の活躍の場がさらに増えるといいですね。sana