2019.08.29

2020東京オリンピック出場決定(体育会カヌー部OB)


 

ゼミの卒業生が、東京オリンピックへの出場が決まりました(祝)

 

藤嶋大規(ひろき)君で、スポーツ健康科学部が設置される前の経営学部サービスマネジメントインスティコース(スポーツ科学を学ぶコース)の卒業生(20113月)です。

 

https://www.nhk.or.jp/shutoken/miraima/articles/00647.html

(藤嶋君の活躍が、NHKで紹介されています)

 

日本は出場枠を獲得するのが非常に難しいカヌースプリントの世界で、藤嶋君はロンドンオリンピック(2012年)でカヤックペア200mに出場し決勝Bで2位(全体10位)と活躍しました。

しかし、リオオリンピックでは、日本トップであったのに日本の出場枠を獲得できず出場できませんでした。

その後、東京オリンピックで上位を目指すためカヤックフォア500mのチームが編成され、チームメンバーとして再挑戦してきました。

 

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<藤嶋君(右側)が東京オリンピックを目指すことを報告に来てくれた時に、急遽同窓会幹事馬場君(中央)を呼び出して激励会をしました。>

 

 

藤嶋君の奥さんもゼミ生です。

お二人の間に二世が誕生し、我々仲間らは大規パパちゃんよりも奥さんや子供さんの元気な様子の情報を共有していました。

ただ、大会結果は気になっていましたが、ほとんど戦績に触れることなく、静かに見守っていました。

 

825日(日曜日)

「世界選手権最終予選(ハンガリーにて)で、順位決定戦アジア最上位で全体の12位、オリンピック出場決定」という情報を、同窓会幹事がラインで発信してきました。

 

仲間たちが一斉に返信

「祝 オリンピック出場や、応援に行く!」

「大規パパちゃん、おめでとう!!」

「さきちゃん(奥さん)、おめでとう!!」

「さきちゃん、本当に本当にご苦労様! パパちゃん、さきちゃんに感謝しろ!」

と祝福してきました。

 

 

この18名のゼミ生は、

アーティスティックスイミングで日本代表になりながらオリンピック選考で残念した仲間

レスリングで学生チャンピオンになったけど、代表の壁が高くオリンピックを残念した仲間

アルペンスキーで、一人でヨーロッパ遠征を続けポイントを集め日本トップになったけどオリンピックに参加できなかった仲間

応援団チアーリーダーの女性キャプテンで、試合前にアメリカンフットボール部や野球部の選手に、「あんたら気合入ってるのか~明日は勝て!負けたら許さん!」と涙を流しながら檄を飛ばしていた仲間

等を含む熱い体育会集団たちです。

 

 

この仲間たちの自慢は、「俺たちの夢を大規パパが叶えた」「俺たちが、大規パパを見守った」という大規パパへ心から「ありがとう」と感謝を言った825日の瞬間なんです。

 

nao

 

 

<トップ写真の左側が学生時代の藤嶋選手、右側が藤嶋君の一年後輩の松崎君(現在 富山県の高校体育教員として活躍し、さらにカヌーの普及で頑張っています)>


2019.08.28

運動生理学会に参加してきました

Hassyです。
先週末に日本運動生理学会@広島大学に参加してきました。
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今回は学部生3名が発表です。
内2人は初めての口頭発表、そして1人は初めての学会発表です。
口頭発表は若手を対象とした大会奨励賞の対象発表として発表しました。

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T君は学部2回生ながらこれまでポスター発表で国際学会も経験しています。
ただし、今回は口頭発表。
練習ではとても緊張していて、自信なさげでしたが、そこから睡眠時間を短縮して練習を重ねたようです。
本番では時間ぴったりの素晴らしい発表で、質疑応答も立派にしのぎました。

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S君もポスターでは、国内外で数をこなしてきましたが、口頭発表は初めてです。
彼も見事な発表でした。

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D君はこの4月から実験をスタートし、精力的に実施した結果、今回発表に至っております。
初めての発表で、対話も最初はぎこちない感じでしたが、しっかりと応答していました。
これからどんどん経験を積んで行って欲しいですね。

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こちらはGoto先生が教育講演として登壇された様子です。
院生が中心となって積み上げた多くの知見を、最新のデータも含めて提示されていました。
また、しっかり10th記念ロゴも示して来年の10周年を宣伝いただきました。

そしていよいよ奨励賞の発表です。
一応、、、受賞したときの挨拶を練習させておきましたが(笑)、まあ口頭発表デビューで受賞できるほど世の中甘くはなく、受賞者2名は流石の方々でした。
その1人が、Goto先生のラボの1期生で現在法政大学の森嶋さんです。
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発表も興味深い内容で、私も質問致しましたが、しっかりと回答してくれました。
受賞後、やはり当研究科でこれでもか、というくらい発表の場があって評価された(先週ブログ参照)ことが効いています!と言っていました。

卒業生そして現役生の素晴らしい活躍が目立った学会でした。

2019.08.27

2019年後期に向けて

こんにちは、かわいです。


2019年後期の準備をしながら、前期も一区切りしつつあることを感じます。

一息つきながら、後期に向けてのことをつらつらと。


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課題も少なくなく、次々とやってくる新たな状況に負けそうな時もあります。
スポーツ健康科学部・研究科の学生の皆さん、教職員の皆さんと手を取って
進んでいければと思います。

後期からは、学習科学論など新しい科目も始まります。
後期のブログではそれらの科目の学びも紹介できればと思います。

なんといっても、4回生が卒業論文を書きます。彼らの人生の糧になる
よう挑戦と支援を送りたいと思います。

8月末には、全国の大学で学生支援に取り組む職員さんの研究会で
講演をする予定です。

引き続き、よろしくお願いします。

かわい

2019.08.26

佐川美術館

 みなさん夏休みは如何お過ごしでしたでしょうか?
 災害級の猛暑があり、台風がありました。
 元気に、充実された休暇であったと願っております。

 私の方もおかげさまで、しっかりと充電することができた夏休みでした。
 諸々ありましたが、ひとつ紹介しますと、

 守山市にある佐川美術館に行って参りました。落ち着いた美術館です。今回は、特別企画展示として、
『名刀は語る 美しき鑑賞の歴史』 がありました。
   
   [aikoa]20190826

日本刀は武器でもありますが、それを持つ武士にとっての精神のよりどころにもなっており、ひいては日本の精神文化にも影響を与えているものと考えられています。さらには、その見事な美しさは、美術品としても高く評価されています。
「鎬(しのぎ)を削る」 「鐔(つば)ぜり合い」「付け焼き刃(やきば)」 など刀にまつわる言葉も多くあります。

各国に、刀はありますが、その形状、製造過程、仕上げなどにはそれぞれの特徴があります。そのあたりは、各国の歴史的背景の影響があるのかもしれません。比べてみても面白いところです。

 いずれにしても、刀は武器としてこれから使われることはなく、美術品、文化を伝えるものとして受け継がれることを願っています。

 常設展示として、平山郁夫さんの絵、佐藤忠良さんの彫刻、樂吉左衛門の陶器があります。平山郁夫さんのシルクロード、平和への祈りの風景を描いた作品もとても素晴らしく、いつも情感を刺激してもらえます。
 芸術はありがたいものです。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
いよいよ本年度の後半となります。多方面の課題もありますが、引き続きしっかりと進めて参ります。
【忠】

2019.08.25

国立国語研究所

お盆休みも終わりましたが、
みなさまいかがお過ごしですか?

先日、国立国語研究所 (National Institute for Japanese Language and Linguistics) 
を訪問してきました。

国語研は、その名が示す通り、日本語や日本語学を研究する
国立の (そして唯一の) 研究所です。

国語研の建物は、著名な建築家である 
槇 文彦氏がデザインしたもので、
全面ガラス張りの非常におしゃれな外観をしています。

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現在進めている研究でたいへんお世話になっている先生が
国語研におられて、今回、研究結果の解析について
打ち合わせを行うため、訪問してきました。

今回は日帰りの訪問だったので、慌ただしい訪問となり、
かつ予想通りの研究結果とはいかず、
残念な結果に終わりましたが、
また秋学期の研究で頑張りたいと思います。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を
Atsushi

2019.08.24

ゼビオアリーナ仙台ご訪問と市場調査 in 仙台

お盆の真っただ中、ゼミ合宿で仙台を訪れてきました。
まずは、ゼビオアリーナ仙台にご訪問してきました。
Apollo先生がご紹介してくださったこともあり、大変丁寧にアリーナについてご説明をしていただきました。
Bリーグ(プロバスケットボールリーグ)は、エンタテインメント性の追求を一つの使命として掲げています。
スポーツ観戦市場では、試合の提供だけではなく、アリーナでの演出による楽しみの提供が一つのキーコンテンツです。
2012年に竣工したゼビオアリーナ仙台は、先駆的にデジタル演出を用い、エンタテインメントの提供を可能にしてきた施設です。

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ここは多目的アリーナですので、スポーツだけではなく、様々なイベントが開催されます。
訪問日の翌日も人気アイドルグループのライブが予定されていました。
学生たちがそのお話を聞いて何故かソワソワしていました。


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ご訪問後は、仙台でのメインイベントの一つである、卒業論文に向けた調査を2つ実施してきました。
2つとも質問紙を使ったいわゆるアンケート調査です。
一つは、街中にいらっしゃる東北の方々にお声がけをして、アンケートをお渡しし、回答していただくものです。
回答してくださる方にとっては、歩いているところに知らない者に呼び止められ、アンケートを依頼されるわけです。
そのため、調査を実施する方にとっては非常に難易度の高い調査になります。
もう一つは、スポーツツーリストに対する調査です。
スポーツ観戦を目的に仙台を訪れたツーリストであり、かつ既に宿泊施設に滞在した人が調査対象になります。
まずは条件にあう方々を探すのがとても難しく、その上で、アンケートにお答えいただけるかをお伺いしなくてはなりません。
そのため、こちらもまた非常に難易度が高い調査です。
調査責任者である2人の学生は、仙台での調査実施に向けて、夏休みが始まってからも頻繁に研究室に通っていました。

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合宿に参加したその他7人もまた、仙台では自分ごとのように調査員として活躍してくれました。
状況によっては10人に声をかけて1人協力していただけるかどうかです。
2日目も朝から夕方まで空いている時間でを見つけ、それぞれ難易度の高い調査に、互いに知恵と知識を提供しあって取り組んでいました。
私も調査員として参加しましたが、学生たちの協力体制と取り組みの力強さに驚きました。
調査責任者の2人は、ゼミの仲間が協力してくれて収集できたデータをとても大事に扱っています。
非常に暑い中、朝から晩まで歩き続けて疲れているはずなのに、それぞれから笑顔があふれていました。


写真はゼビオアリーナ仙台と調査の様子
撮影:ゆ+ゼミ生
写真の無断転載はご遠慮ください

#調査にご協力くださった東北の皆様、御礼申し上げます。
#来週もゼミ合宿の様子を報告します。
#8月の一日平均歩数が10,000歩近いです。
#楽しく学びまじめに遊ぶ

2019.08.23

猫の話

みなさん、こんにちは、嶋村です。暑い日が続いたと思ったら、今度は雨の日が多い。。。なんか早くも秋雨の時期らしいですが、僕個人としては早く秋・冬になって欲しいです。


今週もこれと言って書くことがないのですが、実家の猫の話を少ししたいと思います。先週末実家に帰ってきました。何度か話したことはあるかも知れませんが、僕の実家は奈良でして、昔平城京があったところに住んでいます。ちなみに今は平安京があったところです(笑)。


まあどうでもいい話ですが、僕は猫派です。今のマンションではペットを飼うことができないのですが、実家には猫(オス)が1匹います。スコティッシュフォールドという種類の猫で、結構ぽっちゃりしています。もう今年で 10 歳で、人間で言うと 60 歳近いのでだいぶおっさんです。それで彼がうちにやってくる前にアメリカンショートヘアーがいて(たしか)16 年生きて天国に旅立って行きました。亡くなった日のことをよく覚えていて、僕がまだ日本の大学院にいた時でした。修士2年目でその日は、動物の葬儀屋さんが亡くなった猫を引き取りに来たのを見届けてから大学に行きました。とても悲しかったのですが、なんの縁かわかりませんが、その日に今の奥さんになる人と出会いました。なんか不思議なもんですね。それで、修士論文の謝辞に「亡くなった猫に捧ぐ」的なことを書いたのですが、修論の口頭試験の最初の質問が「君は猫が好きなの?」だったことも覚えています。


実家の母も猫好きでして、結局アメリカンショートヘアーが死んでしまってあまり間をおかずに、今の猫が実家にやって来ました。そのタイミングでうちの奥さんと付き合い始めたので、今年で奥さんと 10 年一緒にいることになります。長いようで短い感じですね。


まあ今日はそんな感じで。またまた。

2019.08.22

日本語の勉強を頑張っています!


「日本語は、難しいよ~」「敬語の使い方が、めっちゃ難しいよ~」と話す馮吉爾(ヒョウ 大学院博士前期課程)さん。

日本に来て、まだ5ヶ月目の中国からの留学生です。

中国にいる時、独学で日本語を勉強しました。

「読んで書くことは、かなりできるようになったけど、話すことが難しいよ~」と言います。

女子大生のように、可愛い日本語で話すようになりたいと。


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中国で、どのように日本語を学んだの?と聞くと、日本のアニメ(ワンピ-ス)で勉強したそうです。

彼女にとって、アニメは日本語学習の最高の教材だと言います。

漫画で、場所、雰囲気を見ながら使われている言葉を学ぶそうです。

女の子のキャラクターが話す日本語を頑張って覚えているのだけど、先輩方や先生と話している時、仲のいい仲間と話すような話し方(タメ口)になってしまい、「そこは、〇〇のように話す方がいいですね」と指導されています。

 

馮さんとの共同研究で、データ分析をサポートしている亀井誠生さん(BKC社系研究機構研究員)は、「馮さんは、たった5ヶ月でこんなに聞き取れて話ができることは凄い!」と褒めています。

私は亀井さんといつも話すのですが、「正直に言って、俺たちの日本語は変だよね! 関西弁、京都弁、草津弁?」「俺たちが、女子大生が使う可愛い日本語指導ができるのかな?」と不安を持ちながら、「馮さん、この言葉の最後の“よ”を使わない方が、可愛い感じかな~」と伝えています(笑)。

 

今週末は、研究室仲間らと四川料理のランチに行き、中国の文化・スポーツ事情を教えてもらってきます。

馮さんは、「京都は、ヒトが少なくて良い町だよ!」と言いいます。

「エッ マジ?」 さすが2630万人が住む上海出身者ですね。

 

nao

 


2019.08.21

発表とその評価

先週は春学期の成績評価の大詰めでした。
思えば、発表が成績評価の大きなウェイトを占めるものが多いなあ・・と感じています。

もちろん先般紹介した「専門英語」では、英語での発表が評価対象です。
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最後はポスター発表でした。
オープンにしましたので、受講生以外の積極的な学部生や院生、先生方も聴講くださいました。
ありがとうございました。

学部2回生では、3回生以降の専門演習、いわゆるゼミでの学びを深めるための導入科目として「研究入門」という小集団科目を配置しています。
春学期は、学際的なスポーツ健康科学の根幹を成す自然科学と人文・社会科学における研究の特徴を理解することを目的としました。
私は健康運動科学コース担当で、関連ゼミの卒業論文を題材に、それらの概要を作成し、最終的にスライドにまとめて簡潔に発表するグループ課題を課して評価致しました。
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コース内では横断研究や縦断研究など、多様な研究スタイルがあり、卒論も多様です。
それらに触れることで特徴づけができたのではないかと思います。

また、大学院でも博士前期課程、後期課程それぞれの学年で研究の中間報告会を実施しました。
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それぞれ修士論文、学位論文作成に向け、本番の夏を迎えます。
自然科学と人文・社会科学、双方の教員から多様な観点からの鋭い指摘をいっぱい受けております。
院生にとっては充実した夏を過ごすための肥やしになったことだと思います。

Hassy

2019.08.20

教学実践フォーラム

こんにちは、かわいです。


「論理的思考力・探究心」を育てるアカデミック・ライティング

― 言語の枠を超えた「書く」指導のあり方 ―

 (kawai)20190807_2

というフォーラムが催されました。ライティングは、大学教育に携わる

人の共通の関心事で、会場は非常に盛況でした。


議論は盛り上がるのですが、どうすれば、学生たちが

「論理的思考力・探究心」を育てるアカデミック・ライティング

ができるようになるのか、という点については、難しい課題だという

点より先に進めませんでした。


報告があった社会科学系の学部では、基礎演習25クラスで

学部の教員が共通の素材を用いてアカデミック・ライティングを

教えておられます。1つの科目だけでなく、複数の科目で、

さらには正課内だけでなく、正課外でもライティングをサポート

していくことが大事だという方向で議論がまとまっていきました。


大事なことは、

第一に、学部として学生にライティングの型を提示し、

それがマスターできるような機会を構造的に用意していくことだと

思いました。

その前提の上で、第二に、学生にフィードバックを行なっていくこと

が重要だと思います。今年度、2回生向け科目で、担当されている先生と

連携して、学生のレポートにフィードバックをしたところ、学生たちの

反応は上々で、いい機会になったようです。


効果的にフィードバックを設けることで、彼らのアカデミック・ライティング

の力を向上させることができるかもしれません。それはさらに、探究・研究

の基礎ともなることでしょう。


いい循環が回るにはどうすればいいのか、悩ましい課題です。



かわい