2010.08.08

生体医工学会 サマースクールが開催されました

暑い日が続いておりますが、
みなさん、いかがお過ごしですか?

スポーツ健康科学部では、8/6 〜 8/8 まで、
生体医工学会サマースクール が開催されました。

まず初めに、MRI の権威である滋賀医科大学の
犬伏 俊郎 先生 がご講演下さり、その後で、
私も、fMRI実演ということで参加させて頂きました。

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医学部の1回生の学部生から、大学院生、
さらには、実際の現場に立たれている社会人までと
かなり幅広い層の方に参加して頂きました。
また、色々、鋭い質問も頂き、とても良い経験になりました。

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スポーツ健康科学部では、最先端の研究の成果を、
みなさんにお届け出来るよう、これからも頑張っていきますので、
注目して下さいね。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
               敦

 

2010.08.07

文理融合:スポーツ健康科学部のめざす方向

"文理融合"という言葉、みなさん、聞いたことがありますか?

 

まぁ、読んで字のごとくなのですが、なかなかイメージしづらいこともあるでしょう...。

そもそも全ての学問の基礎には、哲学が存在し、「哲学は文系...」と考えがちですが、古くから哲学の研究対象は、数学、物理学、化学、生物学などにも及びます。1つの学問領域にとらわれず、文系と理系の双方の考え方を同時に扱ったり、統合させたりする考え方が"文理融合"ということになります。個別の学問領域による横断型の研究として、"学際的研究"という呼ばれたりもします。

 

私の研究分野であるスポーツマネジメントやその関連領域でも文理融合、または学際的な研究が進みつつあります。その典型的な例が行動経済学です。

従来の経済学では、"合理性"や"効率性"を追求することが学問上の命題でした。つまり、経済学の立場に立脚すれば、人間は、ある一定の目的を達成するために合理的な選択をし、得られるであろう効用を最大化しようと行動する、これが前提条件でした。言い換えれば、「完全無欠な人間が完全な情報を得て正しい判断をする」ということになり、これが経済学でいう経済人(ホモエコノミクス)であると考えられてきました。

 

しかしながら、現実的には、どうでしょうか...

これは、学問上に描かれた姿にしかすぎず、こんな人は、実際、いないことでしょう。いや、そんなこと、できないことでしょう。我々の周りには、あまりにも多くの情報があふれ、それを完全に処理することなど、現実的に無理です。多くの人が経験していることと思いますが、あれだけ情報収集したにもかかわらず、買い物をした後で、もっと安い店があることを知って後悔する...こんなことは、よくあることでしょう。


また株式投資、オークション、競馬、宝くじなどなど...人間は、経済学でいう「ホモエコノミクス」とは裏腹に、非合理な行動を繰り返してしまいます。その他にも、喫煙、飲酒、ダイエット...。吸ったら、身体に悪いのに...飲み過ぎて二日酔いで痛い目に遭っているのに...これを我慢したら、痩せられるのに...我々の行動には、"のに...""たら...""れば..."という接尾語のつく行動の多いこと...。これらの行動は、往々にして、失敗しがちです。


たとえば、喫煙行動でいえば、喫煙者の大多数がたばこによる身体的なダメージのことを理解しながらも、「食後の一服は、至福の時!」「イライラを解消し、精神的な安寧が得られる!」とタバコを吸うことが自分自身にもたらす効用を提示しようとしたり、タバコを吸う行動を合理化したりします。

(※ これは、心理学でいう"認知不協和理論"で説明できる行為です。ippo先生から学んでください!)

「自己利益の最大化」のために「最も合理的な」選択をするという人間の原則は、現実を反映したものとはいえない!なんて、大それたことをいうつもりはありませんが、このような「誤り」や「非合理・不合理」をパターン化したり、構造化しようとするのが、昔でいうところの"経済心理学"であり、現在の行動経済学です。

 

で...(前置き、長っ!)

8月5日に早稲田大学スポーツ科学部が行っている「東伏見スポーツサイエンス研究会」に参加してきました。

私の恩師である原田先生と博士課程に在籍する押見さん、そして彼末先生が登壇し、「感情(情動)」を共通テーマに社会科学(スポーツマネジメント研究)と自然科学(神経生理学)のそれぞれの立場からプレゼンが行われました。

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私の恩師とその学生さんは、"Beyond Satisfaction:スポーツの感動を科学する"という内容で、また彼末先生は、「感情・情動の生理的・社会的意味」という内容で発表されました。詳細な内容は、紙数の関係で?(笑)割愛しますが、私の恩師たちは、行動経済学や"ニューロマーケティング"というキーワードで話を進め、購買行動のみならず、観戦行動、広告から受けるブランド認知など、生理的、認知的、行動的な側面から文理融合の学際的研究の必要性と可能性を主張しました。


スライドは、原田先生のプレゼンに用いられた資料の一部です。記憶を司る「海馬」、そして意思決定を司る"DLPFC"の活性化が脳断面図の写真で提示されました。

 

"文理融合"は、スポーツ健康科学部のめざす方向です。【泉】学部長も、「学部・研究科で設定されているコースや研究領域は、あくまでも教育上のカテゴリーであり、25名の教員は、学問領域の垣根を越えて、互いに交流し合い、刺激し合い、そのような姿を学部生や大学院生に示すべき」ということを常々おっしゃっています。

 

スポーツ健康科学部には、立派なMR室があり、【栗】先生や脳科学の専門家の【敦】先生がいらっしゃいます。ニューロマーケティングで用いられる生体情報や測定技術は、脳内血流(fMRI)、脳波(EEG)、皮膚電位(GSR)、視線・瞳孔(アイカメラ)にまで及びます。

 

"ボケとツッコミ"以外では、【敦】先生との接点はないと思いましたが(笑)、アカデミックな研究で今後接点が生まれるかもしれないと思えば、ワクワクします!

といっても、知識や技術(脳科学のみならず、お笑いの科学も...)では、全く足下にも及んでいないので、さらなる勉強が必要ですが...。

【敦】先生、ご指導のほど、よろしくお願いします!

 

 

 

2010.08.06

暑い、熱い!研究発表

 暑い日が続いていますが、スポ健はその暑さに負けず熱い研究発表に奮闘しています!

鹿児島で開催された日本運動生理学会でスポ健の【聡】先生がシンポジストとして、研究内容を熱く、熱く発表して頂きました(写真)。【聡】先生は、ヒトを対象にした研究で、運動による骨格筋のアミノ酸合成に関する研究内容だけでなく、サプリメントによる骨格筋のアミノ酸合成に関する最新のデータを発表し、多くの先生方から質問を受けていました。現在は、高齢者の生活の質の向上にむけて筋力向上と循環器疾患リスクの軽減の両方の効果を実現するために、運動とサプリメントの両面から検討している世界で注目される研究をしています。今後の【聡】先生の研究は必見です!!

 

 

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Moto】は今日、生体医工学サマースクールで自分の研究内容や測定技術の解説と実習を行いました。大学院生や社会人の方など22名程度が参加して、超音波装置や血圧計を用いて心臓・血管の形態や動脈硬化の指標などを実際に触れて測定してみる体験をしました。みなさん非常に熱心に興味を持って話を聞いて、実際に測定してなかなか盛り上がりました!

 

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by Moto

 

 

 

 

 

 

2010.08.05

夏休み

 前期の定期試験もオープンキャンパスも終わり、夏休みの雰囲気も漂い始める頃になりました。

院生は、自分の研究を進める"稼ぎ時"です。

 

 

出張先の静岡で、ヒット商品を発見。前任校のある研究室(岩崎教授:マーケティング)の話です。地域の活性化を目指して、理論的かつ実践的な取り組みをされている先生とゼミ生さんたちです。今も、勉強させていただいている先生・研究室です。

 

その研究室で開発された、"ふりかけ"「ふりーらフローラ」が今、ヒット中とのこと(4月の発売以来3万本も売れているそう)。発案者は、ここのゼミ学生。味は4種類(お茶、アメーラトマト、三ケ日みかん、紅ほっぺいちご)で、素材はすべて静岡特産のフルーツや野菜を使用しているようです。ヨーグルトやフレンチトーストのトッピングに使うふりかけ、という新しい感覚の商品らしく、今度試してみたいと思います。学生がとても苦労をしつつ、休みの日も取り組んでいる様子を傍でうっすらと見ていたので、うれしいニュースです。私には絶対にない、学生の潜在能力や発想のユニークさを感じます。

 

アイコアからも、学生の力が結集して情報発信される日ももうすぐのはず。スポーツ健康科学部を目指して、仲間に加わってくれるメンバーが増えることも、とても楽しみです。何が飛び出すやら...!

 

【ippo】

 

 

 

2010.08.04

オープンキャンパスで学んだこと

7月31日~8月1日まで、オープンキャンパスがあった。(詳細は、7月31日版【Jin】先生、8月1日版【敦】先生のブログを参照してください。) 当日は、大変数多くの方に参加して頂いた。有り難いことである。

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また、スポーツ健康科学に、多くの方が関心を持っているということは、私たちにとっても、嬉しい限りである。

私も、【Jin】先生のブログでもご紹介頂いたが、「スポーツ教育」に関して、模擬授業を担当した。

どんな方が来られるのかな?、と思いながら、準備をした。

写真は、私の模擬講義の時の写真であるが、会場は、ご覧のように、ほぼ満席であった。

高校生とその保護者の方に、私の話が受け入れられたかどうかは、参会者の評価を待つしかないが、話していて、楽しい一時であった。

 

さて、今日のブログのテーマです。(前置きが長くなってすみません。)

実は、今日、ブログで書きたいと思ったことは、私の前に模擬講義をされた【Hassy】先生のことである。この写真の右上で、時計だけが見えている【Hassy】先生は、ご自分の担当終了後も、教室に残ってくださっていた。

 

【Hassy】先生の話はとても面白かった。そして、話が乳酸のことになった時、一層、語りに熱が入った(ように思う)。そして、本当に、大変分かりやすいことに驚いた。さらに、【Hassy】先生は、これらの内容を、とても楽しそうに話されていた。【Hassy】先生は、乳酸に関する研究がご専門であるとのことであった。

 

私の講義では、優秀なスポーツ指導者の一つの考え方を少しお話しし、それらの指導者が指導上で適用している理論である内発的動機づけについて話をしたのであるが、【Hassy】先生は、まさに、内発的に動機づけられて、研究をされているなあ、と感じた。

 

内発的に動機づけられていることは、人間の行動にとってとても重要なことである、ということを、【Hassy】先生を通して、今更ながら学んだ次第である。

 

【 智 】(写真 20100801 オープンキャンパスの模擬授業)

 

 

 

2010.08.03

abゼミの季節。

<RecO便り 16>
 蝉(セミ)の声が暑さを誘う中先週末行われたオープンキャンパス、RecOでは予約イベントとして大阪ガスさんの協力を得て(芝田室長、いつもありがとうございます!)、「夏を元気に乗り切るための調理実習」を開催しました。
 
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 講師の大阪ガスクッキングスクール久保先生がご用意いただいたメニューは、タコとオクラの冷製パスタ、鶏もも肉の南蛮酢(野菜添え)、豚肉と夏野菜のクレープごまソースの3品をワンプレート盛りに、そして、ダッチオーブンで作った、びっくりBIGプリン。どれも、夏の体を考えた、おいしく華やかなレシピです。

 事前予約のページがわかりにくかったため、当日初めて知って来られた一部の方には、材料の関係でお断りせざる終えず申し分けなく思いました。

 イベントには高校生とそのご家族に混じり、大学院入学希望の学生も数名いらっしゃいました。「こんな施設初めて見ました!」と皆さん驚いていましたが、RecOがスポーツ健康科学部の「理論と実践」を象徴する場所の一つであり、同時に学生、院生の生活力を養う場所でもあることを、今回のイベントで実感していただいたようです。

(写真上:参加者の立命館高校野球部3年生。出来上がったプレートを手に笑顔。クレープも上手に焼けました!)

 
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さて、今回のイベントには、サービスマネジメントインスの私のゼミ生3名が両日手伝いに来ました。彼らはゼミでも、また私のイベントがある度に準備や後片付けの手伝いでRecOを使っていますので、動きがとてもスムーズになってきました。先週ご紹介した「準備力」がついてきたようです。
 特に今回感心したのは、周りへの気配りができるようになったこと。
 挨拶から始まって、参加者や関係者が何を必要としてるかを察し、笑顔で対応できるようになってきました。
 りがけゼミ長からは「夏休み中、他に手伝えることありませんか?」。うん、ゼミ長、成長したね(涙)。

(写真;準備の動きに安定感と余裕の出て来たインスabゼミ生3名。ちなみに左がゼミ長)

今回の手伝いのうちの2人のゼミ生の紹介として、インスのabゼミの様子が
「+Rな人』で紹介されました。

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 https://www.ritsumei.ac.jp/rs/categoly/r_na_hito/100728.html

 彼女たちのピカピカの笑顔とともにゼミの様子をご覧いただければうれしいです。

【abc.】

 

2010.08.02

北から、南から

 7/24-26は、札幌で開催された第18回統合医療機能性食品国際会議に行ってきました。札幌までは、飛行機でした。関西は晴れていて、札幌も飛び立つ時の情報では曇りでしたが、到着時は案の定!?雨でした。同行の【聡】先生、【ippo】先生からも冷たい視線を頂きました。札幌の花火大会の日で、観客のかたもずぶ濡れのようでした。

 今回の上記の会議には本学から、スポーツ健康科学部の【聡】先生、生命科学部の西澤先生、木村先生の発表がありました。名前の通り、機能性食品(サプリメント)に関する国際会議で、14カ国から350名を越える参加者がありました。同時通訳(英語、中国語、韓国語、日本語)もあり、参加者は得意な言語で発表し、それを4つの言語で同時通訳されます。【聡】先生はもちろん英語で講演し、各国の研究者から研究内容、プレゼンも含めて注目を集めていました。研究の内容は、オリゴノール(ライチから抽出のポリフェノール)を摂取することで脂質代謝を亢進させる可能性がある、というものでした。今後もデータを積み上げて、研究成果としてしっかりとしたものにまとめていかれるでしょうから、今後も注目しておいて下さい。

 

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20100726-2.JPG 会議の合間を縫って、恵庭近くにある北海道ハイテクアスリートクラブの中村監督にインタビューさせてもらいに【ippo】先生と伺いました。ご存じのように、陸上の女子100m日本記録保持者の福島千里さんを指導されている先生です。屋内の130mの直線走路、トレーニング施設を備えたスポーツ施設には、随所に工夫と最新の機器が備えてありました。お話しの中で興味深かったのが、指導者は指導しすぎてはいけない、というお話しで、指導するときは簡潔に「一言だけ」を話すように心がけているとのこと。教えきるのではなく、選手が考える、創意工夫する余地を残して指導することを意識した考え方です。このインタビュー記事は、日本トレーニング科学会の機関誌『トレーニング科学』の連載「一流コーチに聞く」に掲載予定です。次号もしくは次々号を楽しみしておいて下さい。

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 桜島に傘のような雲がかかっているときは傘が必要のサイン

 残念ながら3日とも傘つき桜島しかみれませんでした。

 噴火直後の桜島、フェリーの上から、特別桟敷での花火見物

 

7/30-8/1は、第18回日本運動生理学会大会に参加のため鹿児島でした。今回も飛行機で、予め天気予報をしらべみると、鹿児島地方は、「雨なし」の様子。念のため、折りたたみ傘は持参、同行の【聡】先生と相談し、レンタカーも借りることに。到着のあと、天気は曇りがちながら持つような感じでしたが、高速に乗ったあたりからワイパーを最強にしなければならないほどの「ゲリラ豪雨」に遭遇!翌日、早朝のジョギングでは晴れていて安心していたら、窓を激しく叩く音で外を見ると、ビー玉ほどの「雹(ひょう)」が降って来る始末。あげくには、学会初日を終えて、桜島へ渡った途端に、「噴火」に遭遇。【moto】先生、曰く、「先生と同行していると空から降って来るも のは何でも観られますね!?」とお褒めの言葉を頂戴しました。さらに、隕石でも降って来るのを観ることができれば、などと考えてしまいました。

20100731-chiro.JPG20100731-sashimi.JPG 学会初日の夕食は、【Izumi】先生のご実家で、お母様の手料理をご馳走になりました。桜島の花火が正面にみえる「特別桟敷席」にて、豪華料理に舌鼓をうち、花火を堪能し、贅沢な夜を与えて頂きました。ありがとうございました。

  

 学会の方は、初日に【聡】先生がシンポジストして、2日目に【真】先生と私が2題続きの口頭発表を行いました。中高年のセラバンドを用いた筋力トレーニングの効果について、【真】先生が形態と機能、血液性状から報告、私がピンチングコントロールに関する効果を報告しました。詳細は【moto】先生の次のブログをご覧下さい。

 会場からもいくつも質問を受け、関心を持って発表を聞いてもらうことができました。また、この大会を通じて、立命館大学スポーツ健康科学部についての注目がされているのを強く感じました。

 

【忠】

 

 

 

2010.08.01

夏のオープンキャンパス II

暑い日が続いていますが、
みなさん、いかがお過ごしですか。

昨日、Jin 先生が書かれていたように、
7/31 と 8/1 は、晴天の中、
オープンキャンパスが開催されました。

スポーツ健康科学部の説明に、
非常にたくさんの学生さんと保護者の方が
参加して下さいました。

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また、スポーツ健康科学部の学生さんも、
施設ツアーや、学生による説明会などで、
大活躍してくれました。

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(キャンパスツアー)


 

 

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(学生説明会)



 

この中から、来年度、我々と共に
学んでくれる学生さんが
現れることを期待しています。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を
                 敦


 

2010.07.31

オープンキャンパスが開催されました!

7月31日と8月1日は、びわこ草津キャンパス、衣笠キャンパスにて、オープンキャンパスが開催されました。今日は、その1日目...

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出会いがある。発見がある。「絆」がある。+R

これが今回のオープンキャンパスのキャッチフレーズです。

35℃を超す猛暑日の中、200名を超す高校生諸君やその保護者の方々が本キャンパスに足を運んで下さいました。本当にありがとうございます。

 

私は、「人と組織と社会を動かすスポーツマネジメント」というタイトルで、模擬授業をさせてもらいました。

 

 

私の目をじっと見つめて、話に聞き入る高校生に圧倒されないように、 自分と組織(部活動や学校)の関係を2つの円で描いてもらう簡単なワークをしたり、緊張の面持ちで、微動だにせず、椅子に座っている高校生の興味を引くように、北京五輪直前に北京市内で放映されたコカコーラとペプシのCMを流したり...。

 

模擬授業が終わった後、一番前の座席で熱心に講義に耳を傾けてくれていた女子高生の方から、「全てのお話しが興味深く、本当におもしろいと思いました!」といってもらったときには、本当にホッとしました...。おつきあい、本当にありがとうございました...。

 

こんなオープンキャンパスを陰ながら支えてくれている人がいます。

OC2.JPGそれは、在学生で今度の春に入学する高校生諸君にとっては、先輩となる人たちです。

炎天下の中、えんじ色に"R"のマークがついたTシャツと帽子をかぶり、会場やプログラムの案内を保護者の方々や高校生に親切に説明してくれます。

キョロキョロする高校生や保護者の方々を見つけたら、自ら率先して声を掛けたり、キャンパス内を歩く人たちにさわやかな笑顔で、"こんにちは!"とあいさつをしたり...。

 

彼らは、ディズニーランドのキャストに優るとも劣らないオープンキャンパスの大切なナビゲーターです。

 

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左の写真は、私が「写真、撮ってもいい?」と声を掛けたら、さわやかな笑顔で、「こんな華奢なボクでもいいですか?」と屈託のない笑顔で接してくれた学生さんたちです。暑い最中、本当にご苦労さまでした...。

 

もちろん、スポーツ健康科学部の1回生諸君も学部の施設案内やキャンパスツアーで、高校生や保護者の方々を先導してくれました。

 

3年ほど前の秋頃に、仕事で衣笠キャンパスに訪れた際に、ちょうど、オープンキャンパスをしていたのですが、その時にもえんじ色にRマークのついたトレーナーを着た学生諸君が、オープンキャンパスに訪れた高校生や保護者の方々にさわやかな笑顔で、ハキハキと対応する姿を目にして、感心するとともに、いい経験をしているなぁという気持ちになりました。

 

 

相手の気持ちになって行動する、誰かをおもてなしするという行為は、この先の大学生活のみならず、社会人になっても必ず役立つ能力だと思います。それだけでなく、このような活動への参加は、"立命館"に対する愛校心、愛着心を醸成します。

 

在学生の諸君は、"ビジット・ボランティア"という制度があるので、この夏休み、地元の高校に戻って、ぜひ、立命館大学での学び、キャンパスライフ、そしてこの大学に入学して本当によかったという気持ちを、ぜひ母校の先生や後輩たちに伝えてきて下さい。

 

オープンキャンパスは、明日も1日、開催されます。

明日は、スポーツマネジメントコースのホープ、ippo先生とエースの【智】先生が模擬授業をされます!ippo先生、【智】先生、高校生や保護者の方々を、魅了して下さいね!

 

 

 

2010.07.30

成長していく大学院生たち

 暑い日が続いていますが、スポーツ健康科学部の学生たちは前期試験の真っ最中!みんな頑張っています。もう少しで夏休みです。

 それとは裏腹に、スポーツ健康科学研究科の大学院生のみなさんは、実験真っ盛りです。【Moto】の大学院生【K村】君も実験を開始し始めました!!

 

 

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 【Moto】研究室では、生活習慣病、特に動脈硬化に対する運動効果に関する研究を行っています。今回は、あるサプリメントに対する動脈血管への影響やホルモンの変動を検討して、運動と併用することでより効果的にならないか?という研究を企業と連携して行っています。その研究の一部を院生【K村】君が先週から開始しています。

 実験というのは1人ではなかなかできるものではありません。同級生や多くの先生の力を借りて実施しています。今回も【Dr.隆文】先生、【聡】先生、【Koji】先生、大学院生【M谷】君【M嶋】君に手伝ってもらい実験を行いました。人の支えに感謝しつつ、いい結果が出るよう頑張りたいと思います。また、成長していく大学院生にも注目してあげてください!

 

by Moto