2010.08.18

インターンシップ 東京書籍

過日、大学院生のH君と、東京にある東京書籍本社を訪問した。

インターンシップの事前打ち合わせのためである。

 

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東京書籍は、教科書作成・販売では、大変大きなシェアを持っている我が国有数の会社である。

東京書籍のご厚意により、我がスポ健の大学院生を受け入れてくださることになった。

大変有り難いことである。

 

他大学の学生さんも来るようであった。大学院生は、立命館大学スポーツ健康科学部からのみ受け入れられている。

出社時間のこと、緊急連絡のこと、業務のこと等、打ち合わせは滞りなく終了した。

H君には、プレッシャーがかかるが、後輩達のために、是非とも、無事に終了してもらいたい。

 

【 智 】(20100806 写真は東京書籍本社前と東京書籍本社社屋)

 

 

2010.08.17

RecOと甲子園。

<RecO 便り18 >

 暑い日が続く中、甲子園球場では今年も高校野球の全国大会が行われています。そこで今週は、RecOと高校野球の関わりを一つご紹介します。

 今年の春、滋賀県立彦根東高校野球部監督、今井先生と地元の富久や(弁当屋)さんが、出来たてのRecO studio にいらっしゃいました。

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 今井先生とは15年以上のお付き合いで、この間断続的にですが、彦根東高校野球部の栄養サポートをしています。

 今まで先生とは色々な試みをしてきましたが、この春から富久やさんの協力で、練習後すぐに学校で夕食を取り、その後勉強して、うちに帰ってなるべく早く寝て、朝ごはんをしっかり食べる、という試みを始めました。

  自宅から通学している選手の場合「練習後、補食を取って、帰ってから夕食」というのが一般的ですが、これだと、遠方から通学する選手は、途中疲れて、帰ってからの食事が食べられなかったり、勉強の効率も落ちてしまうため、この英断となりました。
 
  この試みについては、私の毎日新聞の連載http://mainichi.jp/life/health/chie/archive/
でも何度か紹介しましたが、こちらの想像以上の結果となり、彦根東高校野球部は滋賀県予選でノーシードから決勝まで勝ち上がりましたが、決勝で1−3で北大津高校に惜敗。でもそれまでの殆どの試合を逆転で勝ち抜いた、彼らの底力の一端には、今回の食事の試みが影響していたと思います。

 今回の試みについては、これからデータをまとめ、またご報告するとともに、これらのデータを基にした「部活食」を今後展開する予定です。

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 甲子園へのバトンを渡した北大津高校は2戦目を突破!
 代替わりをした彦根東野球部を含め、今後も高校野球を見守りたいと思います。【abc.】


写真;(上)今井先生、富久やさんとRecOで部活食の打ち合わせ、試食の様子。(下)彦根東高校野球部逆転勝ちで校歌斉唱(準々決勝・皇子山球場にて)。


 

2010.08.16

先生方の夏の活動

まだまだ暑い日が続いています。熱中症も例年よりも多く発生しているようです。熱中症は屋内でも発生しますので、水分補給、体熱のコントロールには注意して下さい。また、クーラーで冷えすぎて屋内外との寒暖差が大きくなると体調を崩しやすくなりますので、クーラーの温度、風にも気を配って、実りの多い夏を過ごして下さい。

 

この間のブログにみられますように、学部生は試験が終わり、インテグレーション・コア、ラルカディアから離れて、それぞれの活動のために思い思いのところで頑張っているようです。大学院生は、実験に調査にと、まとまった研究時間をフルに生かすべく充実した活動を行っています。先生方も実験,調査が本格化してきて、インテグレーション・コアを活発に利用しています。

 

夏の期間は、研究活動のみだけでなく、教育の内容をより充実するための研修会、調査に出かけることもあります。FDFaculty Development)活動とよばれるものです。実は、今日から3日間、【ab】先生、【智】先生、【ippo】先生と名桜大学(沖縄・名護市)に調査へ出かけます。詳しくは来週の月から木のブログで連続的にご紹介しますが、スポーツ健康科学部の人材育成目標に掲げている「リーダーシップ」を備えた人材育成のために、各授業がどのようにつながりをもって、学部の目指すリーダーシップを要請できるのかについて必要な情報を得るとともに、教員同士で議論しながら、カリキュラムマップ(科目と科目との関係を明らかにした一覧表のようなもの)を作成することが今回の狙いです。

 

気になるのは、やはり天気です。私が出かけると雨になることが多いので・・・。下の写真は、先日家族でいった、立山の室堂での写真です。立山連峰の清々しい山並みを眺めることを期待していましたが、室堂周辺に台風が接近しており、「暴風レポート」のような状況でした。ただ、翌日は何とか晴れて、皆さんに「涼」を届ける写真も撮れました。

 

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 今回の出張中の天気は、同行者のみならず、学部の教職員の皆さんにも注目されています。何とか「雨なし」の出張を願っての出発です。

 

【忠】

 

 

 

2010.08.15

みなさん、お盆はいかがお過ごしでしたか?

もうお盆休みも終わりですが、
みなさん、いかがお過ごしですか?

先週は、fMRIの調整をしていて、
自分自身が被験者となって、実験を体験しました。

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金曜日には、お昼過ぎから、Jin 先生の車に乗って、
学部長、香里先生、哲先生と一緒に、
草津駅周辺の自然食レストランに連れて行ってもらいました。
非常に美味しかったです!

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みなさんも、夏休み後半に入り、忙しいとは思いますが、
精一杯、頑張って下さいね。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を


 

2010.08.14

祭りのあるまち:阿波踊り...

我が国の様々な地域には、世界に誇れる祭りが数多く存在します。

 

青森のねぶた祭り、郡上八幡の郡上おどり、岸和田のだんじり祭り、京都の祇園祭、徳島の阿波踊り、また博多の祇園山笠など、そのルーツや形態、また規模や継承は各の地域によって異なりますが、日本を代表する祭りや郷土芸能が日本国内に数多く存在します。

 

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祭りのあるまち...

前回、「祭りのあるまち...祇園祭」の時は、結局、十分なブログがアップできませんでしたので(笑)、今回は、力まず、"祭りのあるまち..."第2弾をお送りします。

今回は、私が京都の次に長く住み、私を育ててくれたまち、徳島の阿波踊りをご紹介します。

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

現在、阿波踊りは、8月12日から8月15日までのお盆期間中に「観光事業」の一環として開催され、徳島市観光協会に設置される阿波踊り実行委員会の調べによれば、踊り子と見物人とを合わせて、4日間で約140万人もの人出によって、徳島市内中心部を熱狂の渦に巻き込む祭りです。

 

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そもそも阿波踊りは、約400年もの歴史を誇り、日本三大盆踊りの1つにも数えられる全国的にも有名な郷土芸能です。阿波踊りの起源は、「精霊踊り説」「築城落城説」「収穫感謝説」「風流踊り説」「黒潮伝播説」「ええじゃないか説」といった6つの説が唱えられているようです(中村, 1996)。

 

先ほど、阿波踊りは、「観光事業の一環として...」と書き記しましたが、そもそも阿波踊りは、日本三大盆踊りとして位置づけられるように、死者の霊を慰める盆踊りとしての意味合いが強い伝統芸能です。

神戸在駐のポルトガル領事の職を捨てて、若くして亡くした愛妻「オヨネ」さんの生まれ育ったまち、徳島に移住し、晩年を過ごしたポルトガル人作家のモラエス(1854年~1929年)さんは、大正時代であった1916年に母国で「徳島の盆踊り」という本を出版しています。

その盆踊りとは、現在の阿波踊りのことを指しています。つまり、モラエスさんが記した書に込められた意味は、亡くなったオヨネさんを慕う気持ちの表れであり、またその霊を慰めるための盆踊りとして、母国に徳島の盆踊りという伝統芸能を紹介したものといえるでしょう。

 

8月13日付けの徳島新聞のコラム「鳴潮」では、『徳島の盆踊りが阿波踊りと呼ばれるようになったのは昭和初期。芸能研究家の林鼓浪(ころう)が名付け親とされる。観光化の狙いは当たった反面、盆踊りとしての意識が薄れたことは否めない。』と触れられているように、約140万人が熱狂するこの祭りは、確かに行き過ぎと思われる面もあります。

 

4日間で徳島市内に25万人の人口の5倍以上もの人出が詰めかけると、商店街、屋台、飲食店などにもたらされる経済効果は、当然大きく、中心市街地活性化にも一躍を買うことは間違いありませんが、そのゴミの量は半端ではありません。この数年間は、JTがサポートし、祭りが行われる市内中心部でゴミ袋の配布や清掃活動が実施されています。

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また阿波踊りのお囃子は、横笛、大小様々な太鼓や鼓、三味線、そして鉦によって、すばらしいハーモニーが奏でられます。ところが、有名連と呼ばれる技術的に優れた同好の人々で形成される集団の中には、鉦と太鼓のみで、地響きがするぐらいの大きな音と男踊りのみで演舞をウリにし、阿波踊りの本質から一線を画するような感じにも受け取れるような連も存在します。

さらには...

阿波踊りでも学生が形成する連は、「盆踊り」という意味合いとは、ほど遠く、横笛や三味線といった特殊な技術が求められる鳴り物を無視して、ドンチャン騒ぎをするためだけに、「ホイッスル」を口にくわえて、踊りに出かける輩も存在します。博多の祇園山笠でも同様の傾向を目にして、本当に残念な気持ちになりました。彼らの頭には、文化や伝統芸能を理解するという発想どころか、盆踊りとしての阿波踊りの意味合いなど知るよしもないという感じです。

 

その一方で、徳島に訪れる観光客が阿波踊りのお囃子に引き寄せられて、見知らぬもの同士が、場の雰囲気に同化し、即興の"にわか連"という群衆や集団を形成し、踊り始めます。踊りに興じる姿や県内外の人々が交流し、踊りの渦へと人々が巻き込まれていく光景を目にすると、阿波踊りという伝統芸能の持つ魅力と、我々人間に流れる潜在的な文化享受能力のすごさを感じる知ることができます。

 

また私が徳島に住んでいて、本当によかったと感じる光景があります。

ゴールデンウィークを過ぎ、6月に入れば、徳島城公園、助任川沿い、藍場浜公園、吉野川の河川敷...まちのあちらこちらで、阿波踊りの練習をする光景を目にすることができます。

 

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忙しい仕事の合間を縫って、踊りの基本動作や鳴り物のリズムやトーン、また踊りと鳴り物とのバランスなど、タオルを首に掛け、ジャージ姿や作業着のまま、真剣なまなざしで踊りの練習に向き合う人たち...。

 

先ほど述べたような、盆踊りとしての阿波踊りの意味合い、また400年もの歴史を積み重ねてきた阿波踊りという伝統芸能を保全しようとする気持ちが、これらの人たちに、どれほどあるかどうかは、別にして、彼ら彼女らが地域文化に対峙する姿は、大変美しく、その姿に私はいつも目を奪われます。まさしく、これぞ、「祭りのあるまち...」です。

祭り当日の華やかな雰囲気もいいのですが、徳島に訪れる方は、ぜひ、祭り前にまちのあちらこちらでみられる"粋な"光景を見ていただければ、徳島というまちの魅力をより一層、感じ取っていただけると思います。

 

阿波踊りが現在の8月12日から15日に開催されるようになったのは、1975年頃とのことです。それ以前は、その期間で行われることはほとんどなく、8月初旬、下旬、また9月に入ってから行われていたこともあったようです。

徳島にずっと在住されている私の親しい方に聞けば、「阿波踊りが終わったら、夏も終わり...」というように、阿波踊りは、先祖の霊を弔い、夏の終わりを告げるものとしての印象が強いということでした。

阿波踊りが終わった翌日の8月16日には、京都で先祖の霊をあの世へと送り届ける"五山送り火"が行われます。

 

 

 

 

 

 

2010.08.13

研究のテクニックを学べ!

 夏休みのお盆の時期になると学生も減り、大学はシ~ンとなっています。しかし、スポ健の研究は盛んです!

 先日、【真】先生、【Moto】、大学院生の【K村】くん、【M美】さん、なぜか東京都健康長寿医療センター研究所【福先生】も参加して5名で最大酸素摂取量の測定を行いました(写真)。最大酸素摂取量とは運動時にどれだけ多くの酸素をかだらの中に取り込めるかを測定し、持久力(有酸素性能力)の指標となる王道の測定方法です。大学院生のK村】くん、【M美】さんは測定方法を勉強するため数日間練習しましたが、この夏で測定技術を見つけるために奮闘中です!!

 

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 また、先週【Moto】が生体医工学サマースクールで自分の研究内容や測定技術の解説と実習を行いましたと伝えましたが、次の日には、私の大学の先輩である、名古屋大学【片山敬章先生】が低酸素トレーニングに関するご講演がありました(写真)。大学院生や社会人の方など22名程度が参加して、低酸素トレーニングに関する最新知識の学習だけでなく、サッカーワールドカップで使用した低酸素機器を使ってみる体験など、盛りだくさんでした(写真)。みなさん非常に熱心に興味を持って話を聞いて、盛り上がりました! 

 

 

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by Moto

 

 

2010.08.12

この1週間のいろいろ

夏休みと聞くと、なんとなく"いい感じ"がします。と言っても、ふだんとほとんど変わりのない生活なので、何がいいのか?と聞かれると、なんとなくという程度なのですが。

 

いろんなイベントがあるのも、いい感じの一つ。

ひらめき☆ときめきサイエンスが、日曜日に行われたとき、【Moto】先生、【Hassy】先生、【松チャン】先生が担当の実習教室にしのばせてもらいました。DNAが生で見られるとのうわさを聞きつけて、これは逃してはならぬ!と思って。

身の回りにあるものを使って、DNAが抽出できることを知って驚いたり、実際に出てきたDNAを見て興奮したり。DNAを抽出する合間も、【Moto】先生のトークで和やかに楽しく過ごすことができました。

今回見逃した方は、ぜひ次回!一見の価値、大アリです。

 

そして、いい感じのもう一つは、いろんな場所に出かけられること。

週末、女性2人で奈良をめぐってきました。室生寺~長谷寺コースでした。

400段近い階段を登りつめると、そこは長谷寺。眺めのよい場所(清水寺のようなつくり)でした。400段近くもあるとは知らずに上り、帰りに立ち寄った美味しい奈良漬けのお店の方に言われました。1段がとても低いので、苦にならずに、ちょっとしたエクササイズができたのでした。こちらもぜひ!

 

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左:長谷寺の階段、続く、つづく...

右:登りつめたら、緑の中...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010.08.11

「サクサクとケンサク」は、どう?

最近、私がスポーツ健康マネジメント領域の大学院生にメールを送る時の文書の最後に、「サクサクとケンサク、しましょう。」という一文をつけることが多い。

 

実は、立命館大学図書館に、結構高価な「SPORTSDiscus」というデータベースが入った。

 

【Hassy】先生、【Hamaoka】先生、【ippo】先生、【Jin】先生、学部の先生方、さらに、図書館の方、特に、【Ms.Kuritani】さんを始め、大変多くの方のご尽力を得た。

心から感謝致します。

 

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このデータベースは、体育・スポーツ分野において、多くの領域、特に、スポーツ教育学、スポーツマネジメント等のスポーツに関する人文科学系のデータベースとして、とても優れている。また、スポーツ分野の自然科学系の基礎的な文献もカバーしている。

しかも、論文の抄録ばかりでなく、文章全てがダウンロードできる。

このことが、何を意味するかといえば、世界で行われた研究結果が、即座に手に入る、ということ。

少し、大げさに言うと、世界に瞬時にアクセスできるルートを手に入れた、ということである。

(注意しなくてはいけないことは、世界で「行われた」という過去形での表現。世界の各地で、今、現実に研究が進められているが、それらについては、予想することはできても、知ることはできない、ということ。)

 

ともあれ、このデータベースは、スポーツ健康科学部のソフトに関する強力な基盤になり、スポーツ健康科学部のパワーアップに大きく貢献するに違いない。

 

けれども......、しかし......、だが......、使わないと、全く、意味がない。

 

そこで、「サクサクとケンサク、しましょう。」である。

 

【スポーツ健康科学研究科の大学院生の皆さん、一日一回、ログインですよ。そして、「サクサクとケンサク、しましょう。」 ねっ。】

[ 余談 ] 今、TVで、「●たやでケンサク」、というCMが流れている。が、それとこれを比較した場合、キャッチコピーとして、結構、「サクサクとケンサク、しましょう。」は、イケテルと思うのだが、某N氏からは、「「サクサクとケンサク」って、あれは、いかんなあー」という評価を頂いた。私は、某N氏のセンスを疑っているのだが、皆さんはどう思いますか? ]

【 智 】(本文中の絵は、立命館大学図書館から引用しました。)

 

 

2010.08.10

夏の訪問者。

<RecO 便り17>
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8月に入り、RecO studioには、たくさんの見学者の方々がいらっしゃいました。

 まず、5日は、滋賀県立膳所高校ラグビー部の皆さんとお母様方がいらっしゃいました。
お盆開けから、菅平での合宿を控えていると聞いて、合宿の成功のために、夏にしっかり食べるためのお話と3食で食べられない時のための簡単にできるおやつレシピを選手のみなさんで実習していただきました。

写真上;膳所高校ラグビー部実習風景(父母の方撮影・提供)

 
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9日は私の母校である大妻女子大学の高波先生が10名の学生さんと一緒に、さらに同日、国立スポーツ科学センター(JISS)に在籍してた時の仲間(研究員の他、この中には母校の後輩である管理栄養士と元実業団バスケット選手で栄養士の資格を取得中の短大生も含まれます)が来訪。 せっかくなので、こちらの皆さんにも、簡単なおやつを実習していただきました。
 女子大生のみなさんからは、スポーツと栄養に関する、様々な質問をたくさんいただき、私もいろいろ勉強になりました。

写真下;大妻女子大学+JISS関係のみなさんが一緒に実習

 今後も来訪者のみなさまには、できるだけ実習を取り入れ、RecOを実感していただければと思っています。
 お越しいただいた皆さん、暑い中ありがとうございました。
 ぜひまたRecO studioを味わいにいらして下さいね。
 お待ちしています。【abc.】
 
 

2010.08.09

夏のイベント

 
 
先週末に2つのイベントをインテグレーションコアにて開催しました。

ひとつは、「第8回日本生体医工学サマースクール -スポーツ健康科学の最先端研究に学ぶ-」

MEposter 2010_1.pdfです。もうひとつは、「ひらめきときめきサイエンス -スポーツ健康科学の最先端研究を体験してみよう-」
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でした。

 

 第8回日本生体医工学サマースクールは、若手研究者(大学院生、企業の研究者など)を中心に、講義、実習を織り交ぜて、2泊3日の合宿形式でのセミナーでした。講演者として、滋賀医科大学の犬伏先生には、「MR計測」について基礎から応用ならびに注意点を非常に分かりやすく開設して頂きました。また、インテグレーションコア3Fの低酸素室を体験した後に、「低酸素トレーニングの応用」と題して、名古屋大学の片山先生に講演して頂きました。

 

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左:犬伏先生

右:片山先生

 

 

 

 

 

 

 スポーツ健康科学部の木村助教、吉岡助教には、講演ならびに長時間の実習の責任者として頑張ってもらいました。若手研究者のロールモデル(模範生)として、研究へ打ち込む態度、意欲、情熱も注ぎ込んだ内容で、受講生からの評判も非常に良かったです。

 

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左:木村助教

右:吉岡助教 

 

 

 

 

 

 

 

 【敦】先生には、fMRIについての解説と実習、【Goto】先生には、低酸素室の案内と体験実習、【Moto】先生には、超音波法を用いた血管の抵抗性(コンプライアンス)計測をご担当頂きました。それぞれの分野の最先端研究を行っている先生から実習を通じた情報は、論文では得ることのできない、『ここだけの情報』を持ち帰ることができ、受講生たちに多くの関心と喜びを与えていました。

 

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左:【Goto】先生

中:【Moto】先生

右:【敦】先生

 

 

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左:修了式の一コマ

 

 

 

 

 

 

 

  「ひらめきときめきサイエンス -スポーツ健康科学の最先端研究を体験してみよう-」は、高校生を対象に、インテグレーションコアにある最先端機器を使っての実習体験でした。実習①自分のDNA を観察する、実習②MR 装置で身体の内部構造を調べる、実習③スポーツ動作を高速度カメラで解析する、実習④脂肪と筋の厚さと筋力を測定するから構成され、高校生は今まで経験したことのない実験を体験し、これまでのスポーツ健康科学への見方、概念を大きく変えるきっかけになったことでしょう。人の身体のおもしろさ、不思議さ、奥深さを感じるとともに、身体のメカニズムの精妙さと曖昧さも感じ取ってくれたと思います。

 

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 左:【聡】先生の講義

 右:【真】先生の筋厚計測 

 

 

 

 

 

  今回のイベントには、教員スタッフ以外にも大学院生の強力なサポートがありました。大学院生の協力なしにはこのイベントのスムーズな運営、成功はありませんでした。また、彼らにとってもこのイベントを通じて多くの交流、多くの経験、自らの研究へのフィードバックなど、これまでの院生生活では味わえなかった刺激を受け、多くのものを得たことでしょう。

  

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 このようなイベントを開催するには大きなエネルギーが必要です。その一方で、イベントを運営するための組織づくり、協力体制、実施、フォローアップなどを通じて、参加者のみならず運営者(ならびに参画者)にも多くのメリットを手にするのは間違いありません。このあたりは【仁】先生の専門ですが、いずれにしてもこのようなイベントが教育研究にも充分にフィードバックされ、スポーツ健康科学部の学生、院生、教職員にとって大きな成果が得られることと確信しています。

 今後も積極的にこの種のイベントを開催するつもりですので、先生方、院生、学生の協力をお願いします。

 

 

 
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左:未来博士号(スポーツ健康科学)の授与式

右:データの手ほどき(浜岡先生)

 

 

 

 

 

  イベントに参加の先生方、院生の皆さん、関係者の皆さん、ご苦労さまでした。

 

 

【忠】