2018.05.26

歴史への入り口


1回生を対象とした授業、基礎演習において
今週は、「木瓜原遺跡」を遺跡を訪ねました。
歴史へと続く階段は、テーマパークのアトラクションに続く階段のようでした。


1回生には、「木瓜原遺跡」について
調べてたうえで、レポートを提出するよう
事前に課題を出していました。

クラスを担当する私はもちろん、AAさん、オリターさんも
木瓜原遺跡を訪問したことが無かったので
皆のレポートが事前の学習に非常に役立ちました。

私自身は、院生時代を含めると
2年すこし、同じ景色を見ていたのに、
木瓜原遺跡に全く気付かなかったことを
なんとなく恥じるような気持ちになりました。

スポーツ健康科学部に複数の専門領域があるように、
同じ現象を見ていても、それぞれの気づき、
興味、関心は異なります。


それ以前に、同じ景色を見ていても、
気づく人と気づかない人がいます。
同じように景色に気づいていても、
その景色に疑問を持つ人と持たない人がいます。

スポーツに関する現象に関しては、
目の前にある現象に気づき
何故だろうと考えることが好きで、
大事にしてきたのですが、
「BKC=スポーツ」という
思考回路で固まってしまっていたのかもしれません。


スポーツ健康科学部のあるBKCは、
恵まれた滋賀の自然の中にあるキャンパスです。
意識的に歴史や文化、四季を意識しながら
日々を過したいと感じています。


木瓜原遺跡に
これから訪問される方々もいらっしゃるかと思いますので、
ここでは遺跡について詳細は記しませんが、
「木瓜原遺跡がどこにあるのか」ということは
写真とハッシュタグでヒントを残しておきます。

写真は遺跡訪問の様子と遺跡のヒント
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください


#木瓜=ぼけ=クインス
#スタジアムが歴史の入り口
#歴史に続く階段は圧巻
#遺跡そのものはあっという間
#歴史の上に今がある

2018.05.25

P3 の中間発表に向けて

みなさん、こんにちは、金曜日担当の嶋村です。だんだん暑くなってきましたが、みなさんはどうお過ごしでしょうか?熱中症などには気をつけてくださいね。


っと、まあ無難な書き出しで始まった今日のブログですが、今日も「ネタがないな~」と悩んでいたところ、学生さんがたくさん質問しに研究室に来てくれたので、その様子について書きたいと思います。今、英語 P3 は中間発表をやってまして、来週発表する学生さんがたくさん来たのですが、研究室に入り切らなかったので 1F のアカデミックラウンジに場所を移して対応しました。写真はその様子です。



かなり準備ができている人もいれば、ちょっと頑張らないといけない人もいて、まあどうなるかな~という感じです。発表は英語で 4 分ほどスライドを使って自分の研究を話してもらうのですが、自分の主張を客観的にサポートするのが難しいようです。データや参考文献を効果的に提示し、論理的な議論をしなければなりません。僕は論理的な議論をするには国語や数学などの他の教科をしっかり勉強してきたかが重要だと思いますが、これまでそういうことを怠って恣意的に感覚や自分の主観だけで物事考えてきた人はなかなか大変ですね。。。


巷では早期英語教育なんて言っている人もいますが、まずは日本語できっちり論理的・客観的に物事を考えられるようになるのが重要だと思います。基礎的な学問的体力をつけてそれを下地に英語を勉強すれば、まあ英語なんてそんなに難しいものではないと思うんですけどね。


というわけで、今回はちょっとイヤミな感じですが、質問に来てくれた学生はみんな一生懸命頑張っていたので、彼らの来週の発表がうまくいくことを願っております。


ではまた来週。

2018.05.24

昨日から雨ですね。


こんにちは、shinoです。

昨日から雨ですね。
また少し涼しい感じがします。
暑さ寒さが一定しないので体調を整えるのが大変です。気を付けて下さい。

先週末は、また女子なでしこサッカーの試合のマッチドクターをしてきました。



先週末は過ごしやすい天気だったので、サッカー観戦には良かったと思います。



女子サッカーは、以前と比べると、
かなりコンタクトシーンも増え、激しくなったのですが、
私がメインで行っているラグビーと比べると、傷害の発生はかなり少ないです。
全く傷害が発生しない試合もあります。

出番が無い方が選手にとっても良いですし、
私も試合の観戦をすることができるので嬉しいです。

と思って観ていたのですが・・・

今回は少し怪我人が出てしまいました。。。

選手は担架でピッチサイドに運ばれました。



その後はマッチドクターの出番です。
診察をするためにグランドに降りていきました。大きな怪我だったら・・・と、少し緊張する瞬間です。

診察の器械や道具は基本的にはほとんど無いので、
触診と、これまでの経験で大きな傷害ではないかをチェックしていきます。

今回は緊急性もなく、大きな怪我では無さそうでした。
良かったです、ホッとしました。

試合中の選手、スタッフ、観客の安全を担っていると思うと、
毎回、責任の重大さを感じますし、かなり緊張感があります。

選手が気持ちよくプレーでき、観ている人が安全で楽しめるようにすることができれば、
スポーツへの関心、人気もさらに高まっていくと思います。
そのために、メディカル面でしっかりサポートし、
できる限りお手伝いしていくように努めていきます。

2018.05.23

パナソニックオープン2017で観戦者調査!!

おはようございます。
Apolloです。


今日は1ヶ月ほど前のお話です。


4月18日から22日に、茨木カンツリークラブ西コースで、パナソニックオープン2017が
開催されました。



プロスポーツにもいろんなものがありますが、そのそれぞれに独特の仕組みがあります。
そんな仕組みを学ぶのもスポーツビジネスを勉強する楽しみです。


スポーツには、「観るスポーツ」と「するスポーツ」がありますが、いずれのスポーツも
スポーツの原点は楽しむこと。
したり、観て応援したりすることで、笑顔になったり、一体感を感じたり。。
それこそがスポーツが社会に果たすことのできる大きな使命です。


今回は、ニールセンスポーツジャパンから、お声掛けいただき、学生たちが観戦者調査を
行いました。


種目によって、観戦するファンの属性もいろいろ。
それを知ることによって、ファンのニーズを知ったり、もっとファンの層を広げたりする
ヒントを得ることができます。


学生たちも興味津々です。

今回の観戦者調査では、ファン層は比較的高齢の方が多く、SNSの活用はあまり効果がない
とも考えられますし、若年層のファンを広げるためにはSNSを活用するべきだという考えも
成り立ちます。


調査の後、観戦者調査に参加した学生たちがゼミで報告し、今後のプロゴルフの発展をテーマ
に活発な議論を交わしました。


スポーツ健康科学部には、いろんな学びのチャンスが溢れています!!

2018.05.22

「国民年金と障害基礎年金」

「国民年金と障害基礎年金」

20歳以上のみなさんは、毎月国民年金を支払っていますか?
よくあるのは、大学に入学し、一人暮らしを始めた人が支払い開始をうっかり見逃してしまうケースです。
国民年金支払い開始の通知は、住民票のある住所に届きます。
そのため、大学への入学に伴い、一人暮らしを始めた市(区)役所に移している場合、その住所に支払い通知が送られ、保護者の方も気づかないことが多くあります。
結果的に、未払い(滞納)となり、その期間分の保険料が減額され支給、あるいは不支給ということが起こります。

しかし、それ以上に大変なことが起きるのをみなさんはご存じでしょうか。

国民年金に加入している間に、一定の障害の状態になった場合、「障害基礎年金」を受給できるのですが、その条件として「国民年金」の納付があります。
例えば、学生のみなさんが、事故やスポーツなどにより、けがを負い、障害の状態となった場合、その初診日の「前日」において、下記の要件を満たしていなければ「障害基礎年金」を受給することができません。
(1)初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間の2/3以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
(2)初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと

この2つの条件ですが、うっかり忘れていたという理由は一切受けつけてくれません。
条件に記されているように、国民年金には「免除」という仕組みが申請制で設けられています。
また、大学生の間は、「学生納付特例制度」を利用することができます。

ご自身の国民年金の状況、様々な年金の仕組みとしなければならないことを確認してみてはどうでしょうか。
http://www.nenkin.go.jp/index.html

2018.05.21

駅伝発祥の地

気温の乱高下が激しく、衣替えをしたにもかかわらず、長袖などを引っ張り出すことが続いていました。

昨日の日曜日は清々しい晴れの天気で、いよいよ夏に向かってスタートという感じでした。

いい天気でしたので、京都・西京極陸上競技場周辺にでかけてきました。中学、高校、大学の陸上の試合、Jリーグ・京都サンガの試合などで活用されています。その前に、下の写真のような「駅伝発祥の地」の記念碑が建っていました。

     

説明を読むと、「1917年、日本発の駅伝は、京都三条大橋から東京上野不忍池までを23区に分けて開催された」と記載されていました。その100年目を記念したものでした。京都の三条大橋にも、「駅伝発祥の記念碑」がありますのでお立ち寄りのときにみてください。

     

上記の記念碑の横に、オリンピックで活躍した女子マラソン選手の有森裕子さん、高橋尚子さん、野口みずきさん(左から順)の足型がありました。彼女たちは、いずれも京都・西京極で開催された全国女子都道府県駅伝の出場者であり、この駅伝から巣立ったといっても良いかもしれません。

駅伝という、襷をつないでみんなで協力する、というのはチームワーク、組織を考える上で重要な示唆を与えてくれます。日本中のみなさんが熱心に応援するのも納得できます。

チームだけでなく、時代を超えてつないでいくことも考えて、スポーツ文化、日本の文化、世界の文化を大事にしていきたいですね。

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の土曜日の夕方に、BKCで全国父母教育後援会の幹事の集まりがありました。47都道府県のご父母の代表の方が集まっていただきました。学生である子息の成長を大学と共に支えてもらっています。今回の懇親会では、「おうみんち」さんから料理を出していただきました。100円朝食のカレーもあり、保護者からも大好評でした。
【忠】

2018.05.20

頑張る大学院生

5/29から6/2にアメリカのミネアポリスにおいて第65回アメリカスポーツ医学会(ACSM)が開催されます。スポーツ医科学関連では最大規模の学会で、大会期間中に2000以上の研究発表が行われ、日本からも多数の教員や大学院生が参加をします。

ACSMにおける発表は口頭発表(前に出てパワーポイント・スライドを使って発表するスタイル)とポスター発表(B0サイズの大型ポスターを掲示して、その前で参加者と質疑応答を行うスタイル)に大別されます。発表形式は演題登録時に本人が選択できるのですが、口頭発表が可能な会場数には限りがあり、演題の大部分はポスター発表となります。ポスター発表は巨大なホールで実施され(数百枚のポスターが同時に掲示されます)、発表者は自らのポスターの前に立ち、ポスターを訪れた参加者と質疑応答を行います。この他に、ポスター発表の一部の演題はThematic poster sessionとして小会場(部屋)で実施されます。このセッションはまず参加者が自由にポスターを閲覧し、その後、一人ずつ発表内容を説明した後に、10分間の質疑応答を行うという特殊なスタイルです。壇上で発表する口頭発表と同様に難易度が高く、日本人にとって苦手とする発表形式です。

Thematic poster sessionは、登録された演題の中から特に注目度の高いトピックに関する演題を主催者側が選出しているようです。私の研究室の発表はこのThematic poster sessionに割り当てられることが多いのですが、今年も大学院生2名が「低酸素トレーニング(Hypoixc training)」のテーマでThematic poster sessionでのプレゼンを行います。そのうちの1名のYくんはスポーツ健康科学部を卒業後、4月から大学院に進学をした博士課程前期課程1年生の大学院生です。学部時から体育会(カヌー部)でアスリートして頑張る一方で成績も良く、学部成績優秀者である西園寺育英奨学生としても選ばれていました。



学会発表は学部時に経験しているものの、国際学会での発表は初の経験です。そしていきなりThematic poster sessionということもあり、連日、発表練習や質疑応答の練習を繰り返しています。自身の実験もあるために平日は7時過ぎには登校します。日中は実験やデータの解析、授業、研究室のミーティング(勉強会)などが続きますが、それ以外の時間をみつけ毎日最低でも1時間は発表練習や質疑応答の対策を行っています。大学院生というと比較的時間に余裕のある生活をイメージされるかもしれませんが、特に、スポーツ健康科学研究科では彼のように終日、スケジュールが詰まっている大学院生は珍しくありません。一方で、このようなトレーニングを大学院入学直後から繰り返していくことで、短期間で急激に力をつけていきます(本人にとっては大変ですが)。発表練習は地道な作業です。ただ、毎日同じ練習を繰り返す中で、Yくんの確実な成長を感じることができます(教育者としての一番の楽しみですね)。現時点で仕上がりは50-60%程度といったところですが、渡米までの約1週間で最後の追い込み練習をサポートできればと思います。学会での発表の様子は現地から改めて報告いたします。




2018.05.19

MRを知る 体験型学習

今週の基礎演習Dクラス(1回生)は、
MRを知るという授業でした。
MRIは、かねてから設置されていましたが、
本年度から新しい装置に入れ替えがありました。
これにより、立命館大学スポーツ健康科学部は、
国内のスポーツ系の学部で唯一3TのMR 装置
を設置する大学となったそうです。


まずY先生からMRについての基本的な説明に加え、
利用にあたっての注意事項、危険性の説明などをしていただき、
その後S先生から、実際にMR室内で、画像を用いながら
スポーツ健康が各領域におけるMRの必要性などを
大変わかりやすく教えていただきました。

私はこれまで10回近く患者としてMRを利用してきたので、
MRは、スポーツ健康とは程遠いイメージのものでした。
しかしながら、今回、普及や選手育成、
強化に対して重要な知見をもたらすことを知りました。
また、病院では、なぜその検査が必要なのかと
患者自身が考えることの重要性を教えていただいたように思います。


両先生からMRを用いた院生・学部生の論文の紹介をしていただき、
その後、2人の学生が実際にMRの撮影対象となりました。
撮影だけではなく、その画像を見ながら、
ここからどのような研究ができると思いますか?
どんな研究をしてみたいですか?
というS先生からの問いかけは、
大変恵まれた環境だからこその問いだと思います。
今回の授業で、MRを知り、体験した学生達には
S先生の問いを考え続けてほしいなと思います。


普段何気なく通っているところの扉を開けるとMR室があります
立命館大学スポーツ健康科学部は大変恵まれた環境において、
様々な形で学生の興味を引出し、社会に貢献する学びができる場所です。


MRの紹介はこちら https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=362

写真はクラスDのMR体験の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#大学施設を有効に利用しよう
#撮影に臨んだ2人はアスリート並みの大腿部
#私はMRの中で熟睡できます


2018.05.18

三条会商店街の話

みなさん、こんにちは。金曜日担当の嶋村です。


最初に書いた自己紹介の記事からも分かる通り、僕は京都市に住んでいます。そして僕が住んでいる所の近くに三条会商店街という 800m くらいある長い商店街があります。聞いた話によれば、マラソンで金メダルを取った野口みずきさんは、雨の日この商店街でトレーニングをしていたらしいです。


さて、それはさておき、先週末この三条会商店街で地ビール祭りが開かれました。毎年 5 月に開催され、日本中のいろいろな地ビールが集まり商店街のお店もフードを提供して、たくさんの人が集まっていました。

僕は、奥さんと子供と奥さんの友達と去年までスポ健にいた hitomi 先生と一緒に行きました。当日は雨でしたが人だらけで1~2時間かそこらで撤収してしまいました。


以下の写真はその時の様子です、うちの娘は奥さんの友達が大好きなので終始ごきげんでした。(hitomi 先生、写真ありがとうございます)





さて、久しぶりに hitomi 先生と話して、「いつもネタに困ってるんです。一回担当してください」ということになったので、今週は hitomi 先生に担当していただくことにしました。


―――――(ここから hitomi 先生です)


みなさんお久しぶりです!「そろそろネタが無くなる頃だろ?」と先輩風を吹かせてやってきた、おせっかい焼きのスピードワゴンことHitomiです。

今日は、嶋村先生に許可をいただいたので特別に友情出演です。(去年たくさん出てもらいましたしね)


まさか初回から私の毒舌をばらしてくるとは思いもしませんでした…。

私のは毒舌じゃなくてツッコミです。

なんなん、トップ写真?一人だけコーヒー飲んでかっこつけやがって!インスタか!(笑)


というわけで、相変わらず元気にやっております。

木曜日に来るたび、先生方や事務さんに笑顔でお声がけいただき、大変うれしく思っています。

ゼミのほうも順調です。4月中はやはり気を張っていたのか、自分のゼミ生の顔を見た時には、心底ほっとしました。

「毎週滋賀に通うなんて大変だ~」と思っていましたが、思わぬ形で元気をもらっています。


とは言え、そろそろ「抑うつ状態」、いわゆる「五月病」の増える時期です。

新入生の皆さん、そして他にも様々な形で環境が変わった方々はお気を付けください。

人と話したり、紙に心境を書くだけでもストレス低減の効果があると言われていますので(e.g.,Pennebaker et al.,

1988)、自分に合った方法を見つけてストレスマネジメントしてくださいね。


あれ?よく考えたら、私の毒舌も実はストレス解消に役立っているのかも…。

というわけで、金曜日のおしゃれブログに画面の向こうからツッコミつつ、毎日の記事を楽しみにしています。


それでは…また!? Hitomi


―――――


ということだそうです。ちなみにトップの写真はけしてかっこつけているわけではありません。僕のありふれた日常の一コマです(笑)。


では来週以降また頑張って僕が書きます。

2018.05.17

暑くなりましたね。

こんにちは、shinoです。

かなり暑くなってきました。
日中はかなり暑く感じます。



朝夕の気温差が大きいので体調を崩さないようにしないといけないですね。

私は、先週末、研究会で講演をさせてもらいました。
関節リウマチの研究会で、関西を中心とした若いドクターが中心となって行っている研究会です。
若いと言っても私と同年代ぐらいです。
その研究会から依頼をいただき、先週末に講演をしてきました。

内容は、私が行っている基礎研究のテーマで、
腱や靭帯が骨に付着している部位の構造に関してです。

私の主な研究のテーマは、『スポーツ傷害』なのですが、
その中でも臨床研究と、基礎研究を行っています。
臨床研究は、実際にスポーツ傷害を患った人に対する治療や、リハビリテーション、
トレーニングに関する内容となります。
それに対し、基礎研究は、スポーツ傷害の病態解明を目的として、解剖や組織学、動物実験を行っています。

ということで、私は基礎研究として『腱や靭帯が骨に付着している部位』という人の体の中でも
極々小さい部分を、飽きもせず、10年以上研究しています。
この分野もまだ分からないことが多くあり、もっと知りたいと思う気持ちで、
ここまで研究を続けてきています。
分からないことを明らかにするというのは非常に面白いです。
研究している人は少なからずそう思っている人が多いと思います。

最近、関節リウマチの研究において、その『腱や靭帯が骨に付着している部位』に注目が集まっており、
そのため、今回、私が講師として呼ばれました。

普段、講演をする時は、整形外科の先生や、理学療法士、アスレチックトレーナーなどのスポーツ従事者に
行うことが多いのですが、今回は、整形外科の先生より内科や小児科の先生が多く参加されていました。

講演では、質問の内容や、発言される意見もやはり分野が異なると違っていました。
視点が異なる分野の先生や研究者の方と話をすると、
考え方が異なっている部分や、同じように考えている部分が見えてきて、
私にとっても非常に勉強になるディスカッションとなりました。

新しいことに積極的に参加することで、自分に新しい視点をもたらしてくれ、
それが次のステップにつながっていくと思います。

特に、スポ健は、様々な分野に気軽に触れることができる学部だと思うので、
いろいろな事に興味を持ち、取り組んで、自分をどんどん成長させて欲しいと思います。