[ 2010年10月 ] の記事一覧

2010.10.11

港町・横浜

20101011-1.JPG前回,ご紹介したように,横浜市のシンボルとして「横浜ベイスターズ」の本拠地,横浜球場があります.この横浜球場は,『横浜公園』内にあります.横浜は,港町として交易の要所でもあります.
 

 

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写真にあるのは,外国船の出入国も扱う,大桟橋です.興味深いのは,その大桟橋の上をウッドデッキ上にして,市民が景色を楽しんだり,ウォーキング,ジョギングで汗を流したりできるようにしています.興味深いことに,傾斜がつけてあり,離れてみるとくじらの背中のようにも見えます.平地を歩くだけでなく,適度な傾斜は筋への刺激をたかめ,同時に姿勢制御を行うために脳神経系の刺激にもなります.『大さん橋プロジェクト』でできた建造物ですが,この構想に関わった行政の方,市民の方の中に,スポーツ健康科学の知識をお持ちの方がいたかもしれません.我々の学部,研究科で学んだ方は,このようなプロジェクトでも活躍できると認識を新たにしました. 

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 『大さん 橋』の隣に「山下公園」があり,市民の皆さんが休日のひとときを楽しんでいました.景観を守るために,海上ではゴミ集めの漁船がでていました.公園内ではボランティアによる芝生育成がありました.さらに,公園内のローソンは,看板の色も全体に合わせるように,港色を使っていました. 

 

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【仁】先生の語るように『ソーシャルキャピタル』を,市民,行政がともに参加のもと高めていることを感じました.

 

 

 

【忠】

 

 

 

2010.10.10

「立命生の一日」ドキュメンタリービデオ撮影

世間では三連休の中日、
みなさん、いかがお過ごしですか。
(ちなみに立命館では、明日の体育の日は、普段通り、授業です!)

先週の木曜日に、大学の 広報課 に協力頂いて、
「立命生の一日」(仮題) というドキュメンタリービデオの
撮影が行われ、私も立ち会わせてもらいました。

このドキュメンタリーの主人公として、
スポ健一期生の女子学生が選ばれました!

このビデオでは、朝の通学風景から、授業風景、
そして、放課後の課外活動まで、
スポ健生が、立命館大学で、どのような生活を送っているのかが
分かるようになっています。

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(写真は、トレーニング授業撮影後の哲先生と、
カメラマンの J さん、スポ健学生の 友 さんです)


公開は、11月初旬を予定しています。
ぜひご期待下さい!

それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
               敦



2010.10.09

New as a way of life:サロンドケンジに参加して...

New as a way of life!

 

8日金曜日の夜に、帝国ホテル大阪で開催された「サロンドケンジ勉強会」に参加してきました。

この会は、その名の通り、前参議院議員であり、冬季オリンピックの金メダリストでもある荻原健司さんが主宰する勉強会です。

 

"New as a way of life"というフレーズは、"常に新しいことを!"という意味で、今回の勉強会の講師であったスポーツマーケターの第一人者であるジョン・スポールストラさんが、何度も口にされた言葉です。

 

SK1.jpgスポールストラさんは、スポーツビジネスに携わる人々の多くが手にした「エスキモーに氷を売る:魅力のない商品をいかにセールスするか」という本の著者であり、「ニュージャージー・ネッツ」という、かつてNBAのチームでは、万年最下位で、契約選手の5名が刑務所行きというような、まさに札付きの「最低・最悪」のチームのGMを務められた方です。

 

スポールストラさんが、このような「最低・最悪」のチームといわれたネッツに招聘され、GMに就任した後、これまで一度も完売したことがなかったチケットを、わずか5年足らずで、ホームゲーム38試合中、36試合を完売にさせるという、まさに「奇跡のマーケティング」を成し遂げてきた人です。

 

今回のセミナーのテーマは、"チケッティング"、すなわち、チケット販売に関する内容でした。

スポールストラさんは、スポーツビジネスの成否は、「チケッティング」が生命線であるため、全エネルギーをチケット販売に注ぐべきだとお話されました。

 

 

 

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スポールストラさんは、チケッティングを考える際に重要なポイントが3つあると主張され...

 

①すべての試合の価値は同じではない、つまり、すべての試合が同等に扱われるべきではないということを、まず認識すること...

②セールスを特化させること...

③チケット販売を成功させるために、徹底的にチケットセールスの営業マンをトレーニングすること...

 

ということでした。

 

お話の中で出てきた事例には、これまでどのチームも当たり前のように行ってきた三つ折りにされてきたチケットをやめて、8ページものカタログ形式にし、友達に語りかけるような優しく、簡単なメッセージでチケット情報を掲載する方式に変えたり、最も人気のある5つのゲームを、イベントの開催やお土産などをセットした1つのパッケージとして販売し、ファンのチケット購買意欲をかきたてるようにしたり、メタボな人たちが多いまちでは、あえて食べ放題プランをウリにし、食べ放題以外のアイスクリームやビールといった有料の商品で売り上げを上げるようにしたり...

 

とにかく、豊富な実務経験とその成功に裏づけられた数々の事例がお話しされました。

 

"New as a way of life"...

スポールストラさんは、「常に新しいことに目を向ける!」ということ、そしてそれを実践することの重要性についてお話しされましたが、それはすべて新しいものを生み出せということではなく、これまでスムーズに事が進まなかったことを還流させるように、同じような取り組みでも別の角度から眺めて、視点を変えて取り組むことが重要だとお話しされました。

 

「エスキモーに氷を売る」、そして「エスキモーが氷を買う時」という2冊の本には、スポールストラさんの過去の取り組みが数多く掲載されています。

スポーツビジネスの実践家をめざす1回生の諸君は、必ず一読を...

 

 

 

 

2010.10.08

健康運動指導士の重要性

 ここ数日、日中は暑く、夜は寒いという日が多いせいか、風邪を引いている人をよくみかけます。健康には気をつけましょう!

先週末の土曜日に、立命館大学で「健康運動指導士登録更新講習会」が行われ、約40名の健康運動指導士が集まり、資格更新のための単位取得の講習会を受講ました。健康運動指導士とは、健康を維持・増進させるためにはどのような運動をすればいいのか?について専門的な知識を有する指導者の資格で、スポ健の学生もこの資格を取ることを目指しています。

 

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 この講習会にて、午前中は「平成22年度 健康運動指導士基礎講座」として、スポ健の学部長の田畑先生がお話されました。午後からは「行動変容 健康行動の開始・継続を促すしかけづくり」について、近畿医療福祉大学の堤俊彦先生にお話をいただきました(上写真)。昼休憩のときには、学部長が、インテグレーションコアのRecOスタジオ、MRI室、3階の体力・健康測定機器などのプチ見学ツアーを実施され、充実した施設に大変驚いていらっしゃいました!!(下写真)

 受講者の方は様々な職種で、薬剤師さんやスポーツクラブのインストラクターの方、中には立命館生活協同組合の職員の方もいらっしゃいました!それだけ、運動に対する知識を持って健康を維持増進することはいろんな分野で必要だと思わされる1日でした。

 

by Moto

 

 

 

2010.10.07

人脈

後期の授業が着々と進みつつあります。

基礎演習は、ゼミナール大会に向けて動き始めています。前任校の卒論生たちは、卒論の中間報告会に向けて大わらわです。私自身があたふたしているのに、基礎演習の学生も卒論生も一緒にがんばってくれるので元気をもらうことができています。

 

そんな合間(週末の夜)に、こんなマークを配布している会に誘われて出かけてきました。

 

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こういう場だからお会いすることができる方々がたくさんいらっしゃいます。こういう場だから、静岡の産業界の事情について初めてうかがう情報を耳にすることができることもあります。いわゆる"人脈"を広げる場ですし、その人脈の中で(裏?)情報を広げる場です。いつ声をかけていただいても応えられるようにするには、何よりも体調を整えて"健康"でいなければいけません。同時に、健康のうちにこういう情報を知るにつけ、地域、企業組織を対象にした研究をすることのむずかしさを感じて家路につくことも...。

 

人脈づくりには時間がかかりますし、時間をかけて育てたいと思います。・・・が、同時に、ある方に「自分の価値を高めれば、人脈づくりにかかる時間は短縮できる」と言われたことを思い出したりもします。

 

後期、これから半期間を駆け抜ける間に、みなさんはどんな人とのチャンスがあるでしょうか。

あたふたする中でも、私もそういうチャンスがあれば大切にしたいと思います。まだ顔を会わせていないみなさんと近いうちに出会えますように...できれば、アイコアで!

【ippo】

 

 

 

2010.10.06

「新学年 新天地」から、半年。

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ブログを書き始めて、半年がたった。

新天地に移り、半年がたった。

スポーツ健康科学部の1回生も、スポーツ健康科学研究科の1回生も、入学してから半年がたった。

この半年に、成長したのかな。

新しい同僚と、新しい職場で、新しい仕事をやり始めてから、半年。

 

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職員の方は、みな気さくな方ばかりで、お世話になりっぱなしである。

分からないことがあると、本当に、「即座」に対応してくださる。 

  こんなに有り難いことはない。そのうえ、この学部を盛り立てようとしてくださっていることを、強く感じる。

 

 

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  教員は、といえば、意地悪な人はいない。

 「人間性が大事です。」と某先生が言われるとおり、周りの先生方には、嫌みな人はいない。

そして、「何か、新しいことやろうぜっ!」という感じで、本当に「元気ハツラツゥ」としている。

 

こんな職場に感謝しながら、この半年間にできなかったことを整理しながら、今年度の後半に臨みたいと思っています。

【 智 】(20101005 インテグレーションコア6階 研究室からの写真 3枚とも)

 

 

 

 

2010.10.05

スポーツの秋。食欲の秋。

<RecO便り25>
 先週日曜日、滋賀県立体育館に女子バスケットの試合を見に行ってきました。立命館大学VS武庫川女子大学、結果は見事、立命館パンサーズの勝利! 

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女子バスケットボール部は、衣笠キャンパスが本拠地のため、選手に直接会う機会が少ないのですが、衣笠キャンパスには、立命館生協の管理栄養士、武部さんがいます! ラスト10分のプレイがちょっと気になったので、今度、彼女たちの食事について、聞いてみようと思いました。




一方、BKCに本拠地を置く、ラグビー部には私が「ラグビー食」というページの連載を協力していている「ラグビークリニック」(ベースボールマガジン社)の取材協力をお願いしました。こちらは立命館生協BKC担当栄養士、奥井さんが中心に進めている、「アスリート食」の紹介です。(写真 撮影風景 左はカメラマンさん、右の女性はラグビーマガジン編集者さん、なんと草津市出身!)

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部員のみんな、飛びっ切りの笑顔で対応してくれました。
(写真 パートさんと一緒に。手前のご飯の量の多さ、わかります?)
この様子は、今月末発売の「ラグビークリニック」に掲載されます。

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さあ、各運動部のこの秋の活躍、見逃せません!【abc.】


 

2010.10.04

横浜ベイスターズを訪問して・・・

先日,横浜ベイスターズのトレーニングコーチと会ってきました.お一人はファーム(2軍)担当の塚原コーチです.現在,2軍のコンディショニングについてチーム編成を従来のやり方とガラッと変えてきていると聞いています.いわゆるメディカルコンディショニング,アスレティックトレーニング・コンディショニング,栄養,これらを統合した形で総合的に選手のコンディショニング作りをするというふうなシステムを考えられておられるのです.

 

立命館のスポーツ健康科学部ならびにスポーツ健康科学研究科の概要として,今現在の学生・院生の様子の意見交換もございました.本学部の学生の中にもスポーツトレーナーになることを考えてい

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る学生がたくさんいるということを話したところ,「是非,そのような立命館の卒業生にきてほしい」という要望を伺い,心強く思いました.

 

翌日に横浜ベイスターズの本拠地の見学ならびにトレーニングの見学をさせていただきました.紹介いただいたのは,1軍担当のトレーナーの平野さんです.14時からのデーゲームのため本拠地チームの練習は10~12時まで行なわれ,その後,相手チームの練習が1時間,その後に各チームのシートノックが行なわれ,ゲームとの流れになっていました.グランドの奥の方では,各種コンディショニング,リハビリに使う道具もあります.ippo先生お気に入りのバランスボールもあります.

 

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選手たちは,それぞれの技術練習,並びにコンディションを整えるための準備を整えてゲームに臨んで
いるようです.

「さすがだな!」と思ったのは,外野選手への練習のノックでした.ノックを打っているコーチは,本当に狙ったところに,ピーポイントでノックをあげるとともに,時にはまっすぐ,回転のあるボール,ドライブをかけたり,スライスをかけたり,自在に球を打ち分けながら,選手を思い思いのところに走り込ませ,キャッチの練習をさせていました.一流のスキルを持ったコーチと感心して見ていました.

 

スタジアム周辺では,いろんなイベントがありました.横浜ベイスターズが献血をサポートしている献血車があったり,地元の少年団のPRがあったり,商店街が商品を売ったり,まさに球場一つがコアとなっている.市民・ファン・そして大勢の人々を巻き込んで,スポーツを基軸にしながら,街全体を発展していく動きも見学することができました.

【忠】

 

 

 

2010.10.03

Future Campus が、国際シンポ (10/23) に向け、リニューアル!

秋の紅葉も、近いような寒さが続いていますが、
みなさん、いかがお過ごしですか。

スポーツ健康科学部のイメージサイト
Future Campus のトップページが、
リニューアルされました!

今回のリニューアルは、10/23 (土) 13時半から開催される
国際シンポジウム「身体活動が未来を拓く」に、
スペースシャトルに搭乗経験のある宇宙飛行士が
シンポジストとして、参加して下さることにちなんでいます。

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「スポーツ健康科学と宇宙飛行士」と聞くと、
関連が無さそうに思う人も多いと思いますが、
「宇宙飛行士」になるためには、
心身ともに「健康」であり、
搭乗員それぞれが「学際的な知識」を身につけ、
チームとして「コミュニケーション」を図れなければならない、
以上の点が、我々、スポーツ健康科学部の
教学の精神と一致しており、学部として、
将来、ぜひ宇宙飛行士を輩出したいと希望しています。

みなさんの国際シンポジウムへの参加をお待ちしております。
それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
                        敦

 

 

 

2010.10.02

"Business"ってどういう意味?

"Business"という言葉を聞いて、みなさん、どのようなことをイメージするでしょうか?

 

金儲け?商売?仕事?サラリーマン?

私が授業で、学生にそう尋ねれば、おおむねこのような言葉が返ってきます。

この"Business"ってなに?ということに、明快な答えを提示してくれる授業が、"プロスポーツ・ビジネス論"です。

 

NFL1.JPGプロスポーツ・ビジネス論は、まだスポーツ健康科学部の授業として開講されていないのですが、経営学部の「特殊講義」という授業で、【Joe】先生とNFL Japanの代表取締役社長である町田さんがタッグを組んで、プロスポーツ・ビジネスについてのお話をされています。

 

またこの授業は、"世界で最も成功しているスポーツビジネス"といわれるNFLが立命館大学との「協定科目」として開講しているものです。

  

 

 

ちなみに...

NFLの市場規模は、8,000億円といわれています。

Jリーグの市場規模が約10分の1の850億円、日本のプロ野球ですら、1,250億円といわれているわけですから、NFLがいかにすごいかということが、マーケットサイズだけでもおわかりになることでしょう...。

8,000億円?

まぁ、ピンとこないとは思いますが、ユニクロの取引高が約8,500億円ぐらいです。

 

話を本題に戻しまして...(笑)

昨日は、NFL Japanの町田さんが「スポーツビジネスって、一体、なに?」というお話をされました。

NFL2.JPG多くの人々が「Businessイコール金儲け」のようなイメージを持ってしまうのは、我々の周りでビジネスをする組織といえば、民間企業のことを思い浮かべてしまうからに他なりません。

 

周知の通り、民間企業は、「利潤追求をする」ことを一義的な目的としているため、目的を達成するための"手段"であるビジネスのことを、我々は、当然、金儲けの道具と考えてしまいます。したがって、多くの人々が「Businessイコール金儲け」と想像してしまうのも無理はありません。

 

  

ただ、ビジネスは、組織の目的を達成するための手段ですから、民間企業だけが手掛けるものでもありません。"Business"という英語を日本語に翻訳すると、"事業"という言葉になりますが、市役所や教育委員会といった行政機関、公立の学校、NPOといった営利を目的としない組織も、実際、ビジネスを行っています。年間事業計画、事業企画書という言葉は、このような組織でも頻繁に用いられます。その様に考えれば、「Businessイコール金儲け」だけではないということが理解できることでしょう...。

 

そのビジネスについて、町田さんは、「BusinessイコールSolution」という説明をされました。

つまり、企業の商品やサービスは、現在、そして将来の「誰の問題」を、「どの様に解決することができるのか」ということが問われるため、「ビジネスとは、ソリューションである」という論理が成り立つという解説をされました。

 

また興味深いことに、我々多くの人間がビジネスを進める際には、"How"ということに目を向け、そればかりを考えようとしがちですが、ビジネスをすることにおいて最も重要なことは、"Why"という問いかけに対する答えを見つけること、すなわち、"Why(なぜ?)"を考え、"What(なにを?)"を考え、そして、"How(どのように?)"を考える、それが"Solution(解・解決策)"であると説明されました。

※ 多摩大学で教鞭に立たれており、本学の客員教授で立命館大学スポーツマネジメントスクールを主宰されている広瀬先生も同様のことを、お話しされており、2週間ほど前のブログでも、「Howから考えるのではなく、まずはWhyについて考える」ということをご紹介しました...。

これは、実務に携わっておられた方々の経験知が、ロジックを生み出した典型的な例なのかなぁと...

 

したがって、スポーツビジネスとは、「スポーツが現在と将来の日本の"何の問題"を、"どのように"に解決できるのかを考えること」であり、スポーツビジネスを学ぶということは、突き詰めると、「人間とは何か」「社会とは何か」を考えることでもあると、町田さんはお話しされました。

 

NFL Japanの代表である町田さん...実は、早稲田大学時代は、文学部で宗教学を専攻されており、講義中のスライドや、お話に含蓄があるような雰囲気が漂うのは、まさに専攻されていた「宗教学」の影響なのかなぁという感じがしました。

さらにおもしろいことに、学生時代は、映画と音楽に明け暮れていたそうです。映画をみた数も半端ではないらしいのですが、ご自宅にある音楽のアルバムのコレクションは、1万点を超えるそうです...(笑)

しかも...

町田さんは、NFL Japanの代表であるものの、アメリカン・フットボール経験はおろか、散歩以外は、ほとんどスポーツにも携わったことがないということです。町田さんは、スポーツマン同士が、多くの言葉を語らずとも、スポーツ独特の雰囲気や空気、一体感や感動を共有することも重要であるものの、スポーツをビジネスの対象と考える際には、スポーツの持つ価値やスポーツの機能を、主観的に評価するのではなく、客観視することが重要であるともお話しされていました。

 

「"井の中の蛙..."に陥らないこと、そしてスポーツビジネスを発展させるのは、ビジネスを進める上で書くことができない人・モノ・情報・資金といった"外側の力"であるということを理解することである」...

私自身も大変考えさせられました。

 

このプロスポーツ・ビジネス論は、マスコミ、メディア関係者、またアメリカでスポーツビジネスに手掛けられる様々な方々がゲストスピーカーとして招かれ、授業が進められます。

私自身、ワクワクしています!また機会があれば、ご報告します...。