立命館大学スポーツ健康科学部ならびに大学院スポーツ健康科学研究科が開設され2年目を迎えました。この4月1日には、学部247名、研究科24名の新入生を迎え入れることができました。キャンパスでは既にオリエンテーションが始まり、学部では基礎演習のクラス懇談会を中心に同級生のネットワークづくり、クラスづくりが始まっています。
このクラスづくりに欠かせないのが、オリター(新入生の学習生活をオリエンテーションする先輩学生のこと)です。ことしは各基礎演習のクラスに3名のオリターがつき、非常に手厚いサポートが得られています。このオリター団は、一期生の新2回生によって構成されています。一期生は先輩がいない中で、他学部のオリターによって1年間サポートを受けましたが、何もかもが新しい環境で、戸惑いと苦労を重ねてきました。その分、初めてできる後輩たちを思いやり、気遣う気持ちが非常に強く、基礎演習担当教員の右腕として活躍してくれることでしょう。
教員においても、今年から佐久間教授(スポーツ心理学)、大塚助手(スポーツバイオメカニクス)、山本嘱託講師(プロジェクト英語)を迎えました。また、研究の推進役として共同研究に携わって頂く藤岡さん(ポスドク)も着任され、新しい先生方によって、学部・研究科の教育・研究がさらにパワーアップすることになりました。
今年の学部・研究科のオリエンテーションの折りに、学生、院生に3つのことを問いかけました。
1つめは、「あなたの夢・目標はなんですか?」
2つめは、「あなたはこの学部・研究科に何を期待していますか?」
3つめは、「あなたはこの学部・研究科に対してどんな貢献をしますか?」
です。この3つを初心にしっかり持ってこれからの学生生活を充実させて欲しいとの願いからです。
学部・研究科の『未来予想図』を決めるのは、教職員だけではなく、学生・院生、そして将来の卒業生、関係者のすべての思いがエネルギーとなります。とりわけ、そのための文化風土、土壌の形成主体は、学生・院生の活動(生活、文化、交流、学修、研究など)にあります。これからのスポーツ健康科学部・同研究科の文化は、同級生相互の関係を横糸と考えると、回生ごとの関係は縦糸とみなして、これらの縦糸と横糸を組み合わせて絨毯を織るように形成されていくことでしょう。時間とともに、色柄がはっきりしてきますが、何よりも織り始めの時期が肝心なのはいうまでもありません。学生・院生のみならず、教職員も含めて、「燦然と輝く未来の絨毯」を楽しみながら、日常のコツコツした地道な作業を相互に協力しながら推進していきましょう!
今日の午後は、京セラドームで入学式です。昨年は、学部総代として、一期生の福山まりあさんが見事な新入生代表の挨拶を披露してくれました。今年は、研究科総代として、二期生のクリッチェリィ香津美さんが、研究科代表の挨拶を披露します。未来を担う若者たちが、日本の、そして世界の未来をつくることができるように、今年も初心に戻って教育・研究に専心いたします。
【忠】
追伸、入学式に合わせるように、本日からブログの表紙が更新されました。また新しいブログの書き手も登場します。本年度も引き続きご愛顧、ご愛読下さい。