先週の土曜日スポーツ選抜入試のガイダンスに参加させてもらいました。スポーツ強化オフィスからの入学までの過ごし方と課題の説明に続く、種子田先生からの「立命館大学のアスリート像」についてのお話は、これから本学の体育会を背負うであろう生徒達にとって、本学学生選手の在り方を説かれたものでした。特に、スポーツの教育的な側面を話され、4年間努力することによって得られたものが、英知となって社会人としての活躍に活かされるものであることを力強く話されました。
組織一般に通じるのかも知れませんが、強いクラブの条件をあげるならば"意欲のある学生"とそれに精一杯応えてようとする"指導者"がいることではないかと思います。意欲の在る学生とは、考え創造すること、努力をすること、責任をもつこと、思いやりがあることではないかと思います。そして学生選手には、勝利至上主義・結果主義といった考えを持ってもらいたくないと願っています。ある著名なメンタルトレーナーが言っておりましたが、試合で全力を出すことは、同じ時間と空間を共有する相手に対する敬意と思いやりであり、結果ではない。従って、指導者は勝ち方を教えるのではなく、戦う姿勢を教えるのだと。
スポーツを通して学ぶことは非常に沢山あります。その為にもまず最初に、しっかり課題をやり遂げ4月の入学式を迎えてもらいたいと願っています。(老ブロガー・ハル)