[ 2012年12月 ] の記事一覧

2012.12.11

年末にふと振り返る

ブログ担当も、ふと振り返れば9カ月ほど経ちました。
この間、色々な人から聞いた感想を思い出すと。。。

「小さい字コーナー、毎週チェックしなきゃ」(Byゼミ生)
「今週の小さい字コーナー、面白かったです」(By事務室)
「小さい字コーナーに出ている彼は、誰ですか?」(By教員)

その他、小さい字コーナー多数。

ということで、どうやら小さい字コーナーだけでもいいのかもしれません(笑
今度、実験的に小さい字コーナーを先にして、
「つづく」以降で、普通の話をしてみるとか。
そしたら、誰も「つづく」を押してくれないかもしれない。。。

そんな内輪ネタは置いておいて。。。

そういえば、この先のカレンダーを見ると、クリスマスと正月も担当だ。。。
ネタ考えなきゃ。。。

じゃなくて、年末を振り返った普通の話。




今年は一年間、色々な再会や出会いがありました。
OB・OGとも何名かと会いましたし、
その一部とは(本当に一部ですが)、地方巡業の際に飲んだりしていました。

人とのつながりを増やす年にしよう、と思っていましたので、
ほぼ実行できたかなぁ、と思います。
ただ、慌ただしかったですが。

もう少し(4か月ほど)で不惑の年。
人間的にもっと成長して、惑わぬ人生を送りたいなぁ、と思います。
そして、
安きに流れず、
自らを律して、
自分で自分の存在に満足できるようになりたい、
と思っています。
ふと振り返ると、人生も平均寿命から見ると半分過ぎました。

昔々、ミシマと葉隠に影響されて、後悔せず、いつでも死ねる覚悟を、
と思っていたのが、若かったなぁ、と思ったりもします。
なんか、還暦のメッセージみたい(笑

とりあえず、また一年の計は元旦にあり、
ということで、元旦に続きでも書こうっと。

ではでは。

PS:人気の小さい字コーナー(内輪ネタのコーナーとも言いますが)
ここのところ、ネタが多いので、どれからいこう。。。
古くなる前の前ネタ続き。
幸せを得たゼミ生は、デートでワンピース展に行ったそうです。
今度デートに行くけれど、絶対に当てられない、と自信を持って言っていたのは確かに。
時期が時期なので、ルミナリエでも行くようなライトアップ系でも行くのかと思っていたら、なんとまあ。
ロマンチックさ、というのは、彼にはきっとないに違いない(笑
きっと記念日も何もせずに、怒られるタイプだな。
とりあえず、もっとすっきりした小さい字コーナーのはずが、だんだん長くなっていく。。。(笑

2012.12.10

教員紹介 その10

出張中のためTAN塚君にスポーツ健康科学セミナーの概要を送ってもらいました。その内容にもとづいて各先生を紹介します。

 

20121210-1.jpgポスドクの佐藤先生 イギリス留学中にプロサッカーチームからスカウトが来る程の腕前の佐藤先生。現在は生活習慣病の発症リスクが高まる40歳代になると性ホルモンが減少することに注目し、性ステロイドホルモンの増大が糖尿病を改善させるかというテーマで研究。性ホルモンの元となるDHEAという物質は筋内でも作られることを発見。この物質は肥満の改善が期待でき、運動が健康に効果的であるという新たな根拠となりそうです。今後は運動と栄養の組み合わせでの効果をさらに検討するために、実験を積み重ねて行かれます。実技も旨く格好良く文武両道の先生です。

20121210-2.jpgポスドクの東田先生 いかに安全に持久力を高めるか。東田先生の研究テーマです。ラットの実験では高脂肪食を摂ると持久力が向上したという研究を紹介しながら、持久力向上のメカニズムについて解説していただきました。今後は太らずに持久力を向上させる食事というのが研究課題とのことです。また、女子マラソン選手の記録を参考にしながら、スゴイ記録の裏にはドーピングの危険性があること、そして持久力向上の研究をすることでドーピングの抑止に繋がるという言葉が印象的でした。落ち着きのある洞察力を備えた次世代のホープです。

20121210-3.jpgRAの黒澤先生 クレアチンと言えば、代謝に重要なエネルギー要素です。近年、脳にクレアチンのない患者が認知機能や言語能力等に障害があることが確認さ、脳でもクレアチンの重要性が認められました。黒澤先生の研究は、①動物モデルを遺伝子操作して作成し、②そのモデルがヒトに近いのかを検証し、③そして新薬の投与で効果を見るといった流れで進んでいます。興味深いことにクレアチンを投与するよりも新薬の方の効果が高かったという結果が出ました。将来、認知症の改善にもつながるかもしれない研究内容を紹介していただきました。非常に研究熱心で頭脳明晰なかつ温和な人柄の先生です。

今回の先生方の研究は今後の健康分野を支える非常に興味深い内容です。近いうちに、スポーツ健康科学部から健康分野へ新たな指標が出来るかも知れません。

 

20121210-4.jpg<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

その1 12/1-2 第25回日本トレーニング科学会が無事に開催できました。参加者の皆さん、関係者の皆さん、ご協力いただきありがとうございます。

  http://www.ic.fc.ritsumei.ac.jp/trainingscience2012/

  (当日のダイジェスト映像もあります)

その2 アメリカのUSC(南カリフォルニア大学)に2日ほど滞在してきました。Dr.Kulig先生のラボミーティングで、現在、滞在研究中の【栗H】先生が1時間のプレゼンを行いました。これまでの研究内容のみならず、学部の紹介を交えながら、かつ笑いもしっかり取っていました。ラボの院生、教員スタッフとすっかり溶け込んでいるのが分かりました。今回の滞在で、Dr.Kulig先生、Dr.Gregor先生、Dr.McNitt-Gray先生とディスカッションでき、多くの刺激を受け、研究を含めて多くのアイデアが湧いてきました。

【忠】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012.12.09

私を国立競技場に連れてって

今日、大阪長居スタジアムに行ってきました。ラグビー大学選手権のセカンド・ステージ初戦、福岡工業大学と対戦する立命館ラグビーチームを応援するためでした。試合結果は4217でみごと勝利し、心技体ともに好調を維持している姿を見せてくれました。

 例年とは少し異なった状況に、担当する卒業研究SF(サービス・インス最後の卒研クラス)は直面しています。普通ではこの時期、アメフト部が甲子園ボウルや正月のライスボウルへの出場権と勝利に向けて切磋琢磨しています。ラグビー部は関西Aリーグを4番手辺りで大学選手権へ滑り込むも、初戦突破が難しくて、四回生は、学生選手としての公式試合をすでに終わっていました。本年度はアメフト部が関西リーグ最終戦で関西学院に敗れ、逆の立場になっています。でも、前回の卒研クラスでの集まりで、ラグビーの応援に行こうと誰からとなく声が出て、私も出かけたしだいです。

 この56年間はサービス・インスの演習と卒研クラス生のなかに、アメフト、ラグビー部に所属する学生達の占める割合が相対的に多くなっていました。その中にはキャップテンや副キャップ、あるいは攻防の要プレイヤーになる人もみられ、三~四回生にかけて急速に成長する姿に何回も接することが出来ました。彼ら自身も偉いと思いますが、クラブの指導スタッフの苦労も味のあるチョコレートの表裏の紋様だな、と私は合わせ感じているところです。

 

 2019年ワールドカップラグビー、日本大会の開催決定を受け、ラグビーの統括組織からも学生競技界にちょっとしたてこ入れがなされています。

例年ならば正月三ヶ日の準決勝、半ばの日曜日に決勝と、いずれも国立競技場で開催です。人気、注目度ともに高いこれらのイベントに向け、関東、関西および九州を主とした複数リーグの順位代表によってトーナメントが繰り広げられます。あるリーグの下位校が他のリーグの上位校と初戦で当たれば、そこでもう終わりという結果でした。今年度から、各出場校の試合数の増加、また、実力の接近した大学同士の試合を増やすことで、大学ラグビーの強化をはかるための新方式になっています。

1118日(日)からファーストステージが始まり、中四国や東海その他のいくつかの地区の大学にも参加の道が開かれました。128日(土)からはセカンド・ステージ入り。4チーム4グループに分かれてのプール戦が行われています。立命館は、帝京大、拓殖大、福岡工大と1つのプールを形成しています。強豪の1つ帝京大とは、23日秩父の宮ラグビー場で対戦予定です。

 

上記のラグビー界の1つの改革の動きと、立命ラグビーチームの奮起・努力とが、期せずしてこの時期に一致していると、私には感じられます。キャップのO君には、まだまだ先に年を越してからお疲れさま、と言いたいと思います。そして、「・・をボールパークに・・・」に倣って、「私を国立競技場に連れって!!」と心の内に秘めて応援したいと思います。

 

【善】

 

 

2012.12.08

I Didn`t Want to Eat, But My Hormones Made Me!

早朝から、ある雑誌の連載として【睡眠時間と肥満】の関係に関する原稿執筆をしています。とても身近なテーマですので、今回はこの内容について簡単に紹介させていただきたいと思います。

現在、日本では成人男性の約30%がBMI(身長と体重から計算する体格指数)25以上の肥満に該当することがわかっています。肥満者増加の要因として、食習慣の変化(欧米化)や生活の利便化に伴う身体活動量の低下など複数の要因が考えられますが、その1つに【睡眠時間の短縮】が関わるのではないかと言われています。海外で行われた1000名以上を対象にした大規模調査(Taheriら、2004)では、日常の睡眠時間の長さ(横軸)とBMI(縦軸)との間にはU字の関係がみられています。すなわち、睡眠時間が適切(7-8時間)な人はBMIが低い傾向にあり、睡眠時間が短い(7時間未満)人ではBMIの高い傾向にあるようです。【寝る子は育つ】とよく言いますが、【寝ない子は太る】ということでしょうか。。。

さて、なぜ睡眠時間が短いと太りやすいのか・・・この質問に完全に答えることは難しいですが、1つのヒントとして【食欲の増加】が指摘されています。たとえば、Brondelら(2010)の研究では、睡眠時間を4時間に短縮した翌日の食事摂取量は、8時間眠った翌日に比較して約22%(約559kcal)高値を示すことが報告されています。559kcal・・・これは大きいです。仮に週末に夜更かしをして睡眠時間を削り、翌日に食べ過ぎてしまう生活が週1度続いたとすると、1年間を通して少なくても26,000kcalは余分にエネルギーを摂取することになります(これは、体脂肪3kg以上に相当します)。

それでは、なぜ寝不足になると翌日食べてしまうのか?実はこのことには体内でのホルモンの分泌が関わっています。これまでの研究から、睡眠時間を短縮すると、翌日にグレリンの量が増加することが明らかにされています。グレリンは直接的に脳に働きかけ空腹感を増加させるホルモンですので、食事量を増加させる1つの要因となります。ちなみに、このグレリン量、たった1晩、睡眠時間を7時間から4.5時間に減らすだけでも増加することがわかっています。

レポートや試験前夜遅くまで勉強した翌朝に、なぜかお腹が減ってたくさん食べてしまった経験があるかもしれませんが、実は体内のホルモン量の変化が深く関係していたのです。まさに、I Didn`t Want to Eat, But My Hormones Made Me(私は食べたくなかったけれど、ホルモンが食べさせたんだ!)です。食べ過ぎてしまった時の自分への言い訳として覚えておきましょう。

これらの話はスポーツ健康科学部の授業(トレーニング科学)でも取り上げていますので、スポ健生はぜひ楽しみにしていて下さい。

GOTO

2012.12.07

教師も学生も走る!

いよいよ12月に入り、ここ数日は寒さもひときわ厳しくなっています。マスクを掛けた学生も結構目にしますが、学部の名に恥じないように健康管理に気をつけてもらいたいと願っています。

 年の終わりを意味する"師走"が、師が走ると書くとはいえ、普段は落ち着いて(のんびり?実態は違うのですが)いる先生でさえ忙しく走り回る月を意味するかのように変わった訳は?でも、本来はお坊さんを意味したと聞いたことがあります。また、ある本に師走とは為果(しは)つで、しは為る、はつは果てると言うことで、仕事を成し遂げ締めくくりをつける月と書いてありました。

 

"じれったく師走を遊ぶ針とがめ"が川柳の本に紹介されていました。この川柳は、世間の人が多忙なこの月に、自分一人が何もできないつらさ、後ろめたさを詠んだ句と解説されていましたが、これまでは比較的のんびりしていた3回生も、12月に入り就活に奔走しています。いろいろな場面に出会うとは思いますが、何事も経験!自己理解、自己評価の第一歩と考え積極的に行動し、笑顔を見せてもらいたいと願っています。

 

 

2012.12.06

年末年始のダイエット その1 -なぜダイエット(体重コントロール?)をしますか?-

Hamaです。

今年も残すところ、あと一ヶ月を切りました。

 このシーズンは、いろいろと生活が不規則になることが多いです。
寒いので、どうしても外出がおっくうにもなりますし。。。

 

そこで、気になるのは、運動不足や食べ過ぎ、そして体重増加。
冬は脂肪を蓄えた方が、暖かくていいのです、と思われる方はいいのですが。

 ところで、日本では、20084月に特定健康診査・特定保健指導が導入されました。
特定健康診査は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診で、以下の項目について、検査を行います。メタボリックシンドロームは、心臓病や脳卒中の危険因子となります。


基本的な項目
質問票(服薬歴、喫煙歴等)
身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
血圧測定

理学的検査(身体診察)
検尿(尿糖、尿蛋白)
血液検査
・脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
・血糖検査(空腹時血糖または HbA1c)

・肝機能検査(GOT,GPT,γ―GTP)

特に、腹囲については男性85㎝以上、女性90㎝以上または体格指数((体重)/(身長)2BMI)が25以上であれば、メタボリックシンドロームの危険性があることになります。

これらの検査結果により、その後の保健指導が異なってきます。

 

 次回は、体重コントロールの必要性についてさらに話を進めていきます。

 

【今週の1 shot!!
IMG.jpg













【おまけ】

 先日行われた、第25回日本トレーニング科学会大会にて、大学院2年生のI田君が初発表を行いました。初発表とは思えないほどの、堂々とした発表でした!
yuta.JPG




















2012.12.05

やきもき・・・。基礎演習ゼミナール大会まであと一週間。

おはようございます。ma34です。

いよいよ、来週の基礎演習はゼミナール大会本番(分科会)です。
一週間前の今週は、まえから予定していた、リハーサルの回。

(・・・あと一週間もあるのに、そこで準備ができるのに、、、という声も聞こえてきそうですが、
   グループでの発表ですし、一週間前にはやっぱりある程度出来ていないといけません。
   と、強制的にリハーサルを組みました。)

どの班も、きっと先週の論文提出から一生懸命に作成したのだろうというのが良く見えました。

論文で書いたことを伝えたい!という思いは感じられました。


けれども。。。
論文を書いたことで引きずられてしまったのでしょうか。

どの班も、情報過多で、読み原稿もものすごく早口で読まれて
聞いている方としては理解が追いつかない・・・。
せっかく面白い内容であっても、理解してもらわなければ、
伝えられなければ意味がありません。

各班に講評を伝え、みんなからのコメントも書いてもらい、
今日できることはしましたが、本当に「やきもき・・・」です。

みんなの頑張りが、ちゃんと伝わるプレゼンテーションになりますように。

これから一週間は、勇気をだして「削る」「絞る」「効果的に見せる」「魅せる」ことを
意識して、練り直してほしいと思います。

来週の分科会。
Aクラスのみんなの頑張りが直に見られないのはとても残念です。
ファイナルに残るチームが出て、その勇姿をホールで見たいなあ~と思っています★

ma34.

2012.12.04

師走

師走となりました。
今年もあと1カ月。
講義も10週目を過ぎて、そろそろ後期も終わりつつあります。

さて、ゼミの一次合格の発表日が今日だったと思いますが、
色々あるようです。

ちょうど2回生の10月ぐらいから始まって、最後は1月で全員の所属が決まります。
このゼミに所属することで卒業論文まで書いていきますので、
大学生活の後半2年間を決める、という重要な回です。

ゼミ選択で思ったのは、受け身の学生が多いなぁ、と。
そして、友達がいなければ活動できない人と、いなくても活動できる人、
この差が大きくなっているなぁ、と思っています。

面接日を設定して、3時間ぐらい面接をしたりしたのですが、
どうも意識の差が激しい印象があります。
意思が表にあまり出てこないなぁ、と思ったり。





今年は定員を1名オーバーしたので、そうすると落ちる人が出てきます。
落ちる人が出る、ということは、自分を精いっぱいアピールしなければならないのですが、
このアピールができません。

緊張しているわけでもなく、ただ聞かれた事には答えますが、
絶対に通ってやる!という強い思いや熱意をほとんど感じませんでした。
残念。。。

他のゼミの様子を知らないので、全部そうなのか、
それとも私のゼミを選択しようとした人がそうなのか、
はわかりませんが、とりあえず残念、です。

そうそう10大ニュースではありませんが、
今年もスポ健で色々とイベントをしました。
特に、初の3回生がいるので、キャリア企画をしたり。。。
その時にも、教室によっては、何でも吸収してやる!という思いがなく、
よく分からないけれど、静かにしていなきゃ、という態度だったようです。
折角の機会なのに、残念。。。

色んな機会があって、いろんな出会いがあって、
人と人はつながって生きている、しかもつながりの強さだけではない、
という事があまり意識されていないようです。

まあ、最近の傾向かもしれませんが。
もうちょっと、みんな積極的になって欲しいなぁ。

今日は、ちょっと変わった感じですが。、
ではでは


PS:ゼミで飲み会をしました。
一人、恋愛が成就したとかで、地に足がつかず、自慢したい、というオーラを出していました。
前に、京都に行くから良い場所はないか、と聞かれて、祇園にある縁切り寺を教えたのですが残念です(笑
ついでに、恋愛すると大学に来なくなる、という男性が多いので、そもそもサボりがちな彼が大学に来なくなって、ギリギリ4回生で卒業できるかの単位の瀬戸際が悪化しないかは心配です。
卒業のためには、きっと分かれた方が良いに違いない。。。

2012.12.03

教員紹介 その9

20121203-1.jpg「立命館には、この学部設置の前の年に来ました。この学部の先生方は、皆さん尊敬できる方ばかりで、この学部で働けるのは本当に嬉しく、毎日楽しいです」と、スポーツ健康科学部の「広報担当」と自他共に認める【敦】先生。専門は、「認知言語学」。fMRIを利用して研究を進めています。脳血流を手がかりに、言語、運動、脳機能との関連を、映像などを使って分かりやすく説明してもらいました。キャリアとの関連において、学部生へ向けてメッセージをもらいました。①科学する姿勢を身につける(疑問に思う姿勢・関心を持つ姿勢)、②様々な分野を幅広く学ぶ(視野を広げる)、③積極的に自分から行動する、④将来を予測しながら行動する(人口の推移、世界情勢の流れ、グレーバル化の加速)。質疑応答の時、学生から、お子さん誕生のお祝いのメッセージも寄せられる人気の先生です。公私ともに益々充実される【敦】先生です。

 

20121203-2.jpgスポーツ健康科学部の工学分野を担う【成弘】先生からは、生体工学については、「生体模倣:生物の機能を模倣して工学製品に応用」、を用いて説明。ベルクロテープ(マジックテープ、ゴボウの実のフック状の棘を模倣)、サメ肌を模倣した水着(水の抵抗を低減)。人間工学はヒューマンなファクターのモデル(SHEL モデル)から説明。S;ソフトウエア、H;ハードウエア、E;環境、L;周囲の人たち。S,H,E,Lの形は複雑、お互いの関係は複雑となり、その隙間がヒューマンエラーの原因になる。逆に隙間がなければ人間の特性にあったつやいやすいものになる。本学部には、「電気機械工作室」があり、機械工作、電気電子回路の製作が可能で、新しいスポーツ健康科学の機器やセンサが開発可能。【成弘】先生は、スポーツ健康科学部の"エジソン"といえるでしょう。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

先日、東京の学部相談会に出かけてきました。キラキラと眼を輝かせた受験生、保護者とお会いして、本学を本命に考えている方々に会うことができました。中には、「入学したら、こんな勉強したい!こんな活動に取り組みたい!」とイメージしていて、保護者から「その前に受験があるでしょ!」と突っ込まれている受験生もいました。スポール健康科学分野を目指す受験生から支持され、入学後にしっかり能力を高められ、のぞむキャリアへ巣立ってもらう。このことをより一層強く意識できた説明会でした。

【忠】

 

 

 

 

2012.12.02

INDOOR CYCLING

平成24121日(土)、2日(日)、ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館 第2競技場)において、第43回 全日本室内自転車競技選手権大会が行われています。以前にこのブログで紹介したサイクルサッカーとサイクルフィギュアの両方を合わせて、室内自転車競技(Indoor Cycling)と呼ばれています。

サイクルフィギュアは、英語でアーティスティックサイクリング(AC)と呼ばれ、ドライビングエリア(サイクルサッカーのコートと同じ)内で演技の美しさや難しさを競うスポーツで、バランス、集中力、勇気を必要とする難しい技を展開させるところがフィギュアスケートや体操競技と似ています。サイクルフィギュアは華麗かつ繊細で、見て楽しい競技といえます。

先のサイクルサッカーは、英語表記ではサイクルボール(CB)と呼ばれていますが、試合形式がミニサッカーと似ていることから、そのような呼称が使われました。およそ半世紀前に我が国に伝わり、競技者・愛好者の発掘および競技文化の普及に携わった初期の人たちの苦労やアイディアが伝わってくるような気がします。

imgCSBIKE01.jpg

同じように自転車を使うけれども、運動目的に従って自転車の形状は随分異なっています(写真1と2番目)。ボール操作を行う、手の延長としてのCB車のハンドルと、バランス・ポーズの土台となるAC車のハンドルを見ただけでも明です。さらにCB車のサドルは不使用のため結果的に退化、逆にAC車のものは、中央部分の重要な土台としてむしろ頑丈さを増すように進化しています。

また、同じように室内で行いますが、発生の経緯や室内で行われるようになった経緯は異なっています。CBは屋外の芝地サイクポ  ロやサイクルボールが屋内に入ってきたもの

imgACBike04.jpg

です。ACは、19世紀の末頃に自転車を娯楽として楽しむ人たちやクラブが、お祭りや集会などで自転車ショーとして、アクロバティックな曲乗りからグループによるマスゲーム的なものまで、バラエティーに富んだ競技会を開催しました。いつ頃からか、それらがドッキングして1つのイベント内で相補う形で開催されるようになった、と推測されます。


競技が行われている様子を示す写真が、3番と4番目です。CB7分ハーフで、ハンドボール・ゴールよりやや小さめのゴールに前

imgsoccerMatch2.jpg

輪でボールを蹴り込む、前後輪固定ギアでかつギア比1対1ペダルを前後にゴー・ストップ、ターンとジャンプ等々、激しい動きを示します。一方ACでは、演技者が定義された技の中から30種目を選び出し、演技中に流す音楽と一緒に演技リスト(審査表)を提出して、審査を受けつつ技の完遂を目指します。ソロ、ペア、ミックス・ペア、グループなど、多彩で優雅、かつ静的筋力の発揮が求められます。

ちょうど「静のAC」と「動のCB」と表現できる位対照的です。

imgfigur4.jpg

この2つが、2日間のプログラムの中に、交互に配置されて大会が運営される予定です。まだご存じでない方や実際を観ていない方には、是非お勧めしたいと思います。

 


 

 

【善】