昨日の3回生ゼミでは、先週開催された京都市立高倉小学校の研究発表会の事後検討会を行いました。事前検討会で提出されていた視点を含めて、参加したゼミ生を中心とした振り返りを行いました。
グループ学習や司会役の児童を設定する授業でのメリット・デメリットや「パフォーマンス課題」の意義、そしてオープンスクールの教室の是非についても、色々と意見が出されていました。
実際に授業を「見る側」になると、子どもたちのつぶやきに耳を傾けたり、子どもたちの思考の流れを見ることができ、「教える側」(教師)の目線だけでは見えにくい部分も見えてきます。ゼミ生たちも、実際に目の前で子どもたちの発言やワークシートの答えを見て、具体的にそうした部分を見つけられたのが今回の成果でした。
今回は「算数科」「読解科」(高倉小・御所南小・御池中学校校区の独自設定科目)の参観・検討でしたが、それぞれに子どものつまずきの典型例が見られ、教師の働きかけの在り方も考えさせられる興味深い授業でした。授業をされていたのも若い先生方だったのにもきっと刺激されて、参加した学生は、授業後の歓談でいろいろと意見を交わしていました。
・・・そうなのですよね、こうして授業を一緒にみて、検討することが楽しいのです。
大学院生時代に院生仲間の先輩・後輩と授業検討会を開き、そこでたくさんの学びを得ました。それが今の私の大事な土台となっているように思います。
「よい授業とは?」という問いに対する答えを探しながらゼミ生とともに学び合える、そんな一日となり、私にとっても充実した時間となりました。
ma34