[ 2016年04月 ] の記事一覧

2016.04.20

組織心理学ゼミの1回目

 新3回生のゼミがスタートしました。静かなスタートかと思いきや、いつからそんなに仲がよかったのか!? と思うような雰囲気で始まりました。
 初回は、前任校にいたときから必ず学生たちに「お題」を出します。それは、この1年間「どんなテーマ」について、「どんな形式」で学びたいかを自分たちで決めてもらいます。この2つのことを自分で考えて、自分たちで決めたことであれば、ゼミでの活動にしっかりコミットするようになります。このゼミが何のゼミなのかも再認識してくれるかもしれません。

 でも最初は、【写真】のように、どこへ行くのだろう?と思う内容が出てきたりすることもあります…。ただ、これも学生たちのご愛嬌です。眺めていると、その後すぐに、ゼミのキーワードを登場させて話し合いを続行。その様子は、90分も (!) ある授業時間でも足りず延長し、それでも足りなければ宿題 (!) を自分たちで出し合います。ちょっとした驚きの場面でもあります。

 ちなみに、デシとその研究グループたちは、内発的動機づけの研究を行っています。内発的動機づけに重要な要素は3つです。ひとつは、有能感をもたせること。もう一つは自律性(自分で意思決定すること、自分で決めたことだと思えること)。そして関係性、の3つです。今後、自分で動いて考え、ゼミの仲間と一緒に過ごす中で、「自分(たち)が考えたことは形になる」と思える経験(有能感)を積み上げてくれますように…。

2016.04.19

「気遣う」ことからはじめる支援

この度の熊本地震により被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、犠牲となられた尊い命とそのご遺族の方々に深く哀悼の意を表します。
いまだ被害の全貌が明らかになっていない被災地の現状を報道で見聞きするたび、心を痛めております。
一刻でも早い救出活動、そして復旧・復興が始まるようにお祈り申し上げます。

スポーツ健康科学部にも熊本やその近県を出身としたり親族がいる学生・教職員がおられます。
その方たちが中心となり、被災地へ向けての募金などの義援・支援を開始する動きもあるとのことです。
また、私自身もできることを考えていきたいと思います。

報道を見聞きしていると、今すぐにでも行動をおこして、手伝いたいという気持ちになります。
しかし、実際に行動をおこすことができなかったり、その行動が上手く支援につながらない場合も多いようです。
特に今は、救助や救命、救援の専門的知識や技能を備えた人の支援がなにより必要です。
こうした専門知識持たない私は、ひとまず被災地や支援者の方々のことを「気遣う」ことからはじめたいと思います。

以下に立命館大学の災害復興支援に関連するリンクを掲載しておきたいと思います。
立命館大学サービスラーニングセンター
立命館大学災害復興支援室 Facebook




●さて、下の写真は、すこし前のこととなってしまいましたが、今年度の大学院新入生歓迎会の様子です。
当日は、前期課程(M)と後期課程(D)に新しく入学して来られた院生のみなさまを囲んで歓迎会が開催されました。それぞれの領域に関わる方との交流はもちろん、他領域の先輩・教員とも活発的に交流し、学際的な研究フィールドをもつスポーツ健康科学研究科ならではの刺激的な会となりました。


【ken】

2016.04.18

Jリーグ・立命館 JHC教育・研修コース

先週の土曜日は、【Jin】先生とともに東京のお茶の水へ出かけてきました。

 表題にあるように、Jリーグと立命館が協力して、プロスポーツ界のスポーツエグゼクティブを育成する研修コース(1年間)をつくっています。その第2期生の開講式がありました。
http://www.jhc-ritsumei.jp/

 昨年は、【みち】先生がコーディネータを務めて、スポーツ健康科学部、経営学部、心理学部の先生方を中心に講座をもち、未来のスポーツエグゼクティブを目指す受講生と熱い授業を展開してもらったようです。一期生のコメントからもそのことが伺えました。

 第二期は、経営学部のstone崎先生をコーディネータとして、経営管理研究科、MOT研究科、スポーツ健康科学部を中心に担当いただき、Jリーグの事務実習を含めて、実践的かつ理論的な講習会のプログラムとなっています。


 このJHC教育・研修コースは、誰でもが入れるわけではなく、選抜されます。Jリーグ・チェアマン、本学の先生も面接に加わります。将来、Jリーグのチームマネジメントを担う可能性もありますので、厳しい観点から審査されます。村井チェアマン(写真 ©J.LEAGUE PHOTOS) が、語られた人事選考の基準は、①アート、②科学、③行動力、④胆力(メンタリティ)、⑤人間力でした。これらの観点からふるいにかけて選考されていたようです。さらに、プロスポーツのマネジメントに関わる行動規範として、「PDMCA」を掲げておられました。通常、Plan Do Check ActionのPDCAサイクルは良く聞きますが、DとCの間にMがあります。これについての説明は「M Missという意味であり、サッカーはミスの連続である。もちろん、人間もミスをする。ただし、許容する仲間であり、成長する仲間である。このことを頭に入れて行動することが求められています。」との説明でした。MissをMissで止めずにより良き改善へどのようにつなげるのか。その方策にも多くの選択肢があり、最善につなげるための評価と行動が求められることを示唆いただきました。開講式に相応しいお話しを頂きました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 バンコクでテニスコーチをされている沢田さんにお会いしお話しを伺いました。大学卒業後に会社勤務をされていて、どうしても再度テニスがしたくなり、オーストラリアへ行き、そこで世界ランキングに関わる大会に参加し、選手としての活動を終えました。そこから帰国のトランジットで立ち寄ったバンコクで、タイ選手権を観たときに、「凄い選手がいる!」と世界を観てきた眼でとらえた選手に惚れ込み、大会事務局に、「俺をナショナルチームに関わらせてくれ!」と直訴。認められて、そのまま、タイのナショナルチームに帯同。タイ選手権で観た選手は当時、世界ランク300位ぐらいだったが、最終的にはトップ10入り。アジア人では、錦織選手より早くトップ10入りした選手に育ったとのこと。現在も沢田さんはバンコクを拠点に、日本人ジュニア選手の育成に奔走中とのこと。前向きに、積極的に活動している方と出会うと、こちも元気になります。興味がある方は、下記を参照ください。
 http://masea.cloud-line.com/
【忠】

2016.04.17

クアキニ・ハート・プログラム

今回はハワイ大学医学部老年学科の疫学研究拠点、
クアキニ・ハート・プログラムを紹介させていただきます。
このプログラムは1900-19年に生まれた8,006名の日系アメリカ人が母体となり
ライフスタイルや体力、健康状態を、約50年間追跡した
世界的にも見ても大規模で長期的な縦断研究プログラムです。
現在までに数多くの研究成果が発表されています。



そのうちの1つで2014年に発表された論文の著者、ウイルコックス先生
(ハワイ大学教授)は、日本人男性の背の低さと長寿には直接的な関係があった
と報告しています(PLOS ONE、2014)。身長が低いほど長生きするということですね。
しかし、身長の高い人は必ず短命となるわけではなく
好ましいライフスタイルでこれに関連する遺伝子を相殺できることも述べています。
ウイルコックス先生は今回私のハワイ大学でのプログラムを紹介してくださった先生です。

ハワイ州はアメリカでもっとも長寿の州だそうです。
クワキニ・ハート・プログラムの参加者のうち約1,200名が90-100才まで生き、
現在でも約250名が存命だそうです。
この中に日系人が数多くいることも理由の1つと考えられます。
スポ健でもこれくらいのコホートを作っていきたいですね。
あと40年はかかりますので、これからの大学院卒業生に期待したいです。

Good day!

sana

2016.04.16

やっかいで複雑なスポーツ人文社会科学領域!?

 写真は、スポーツ人文社会科学領域の教員と前期課程の院生である(全員ではありません)。立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科には、スポーツ人文社会科学と身体運動科学の2領域がある(先週のおさらい)。

 実は、この「スポーツ」に関連する考え方や言葉は、「人文社会科学」を基盤として成立している。それは、スポーツは、人間がいることを前提にした文化だからです。スポーツ人文社会科学領域は、人間、すなわち、漢字の「人」を対象とする学問領域です。




 人間は、とても「複雑」です。例えば、好きな人から、「ディナー」に誘われたら、すっごく嬉しいですよね。私だったら、俗に言う「有頂天!」になりますね~。けれど、もし、その人が次の瞬間に、「うっそ~。」って言ったら、どうでしょうか。。。私だったら、「ガックリ」して、泣いてしまいます。


 写真の中の人達を見てください。

 上の写真は、「ブログですよ~。」と、一言話した直後にシャッターを切った写真です。下の写真は、私が自分たちの座っている所を、自撮りした所です。 皆さん、結構、にこやかでしょ? 

 でも、次の瞬間に、私が、「廊下に幽霊がいるっ!」と、叫んだら、恐怖におののく、かも知れません。つまり、スポーツ人文社会科学領域が扱う「人」は、一瞬で喜んだり、一瞬で悲しんだりする、とってもやっかいで複雑、なんですよね~。




 そんなやっかいで複雑な「人」が、スポーツや会社経営や起業したり、同輩・先輩・後輩や同僚・上司・部下になったり、スポーツ集団・企業集団を形成したり、教育や法律や行政を担ったりしているんですね。そのやっかいで複雑な「人」がやっていること、具体的には、スポーツ、教育、行政、会社、「人」そのもの、等々を研究対象としているのが、スポーツ人文社会科学領域です。

 やっかいで複雑な「人」がやっていることを対象としているので、課題を解決する方法も、当然、複雑で多様になりますよね。そして、答えも、たった一つ、に決まることは、なかなかありません。


 やっかいで複雑だから、一筋縄でいかないからこそ、面白い! この領域の特徴かも知れません。


 このような特徴を持つ本研究科のスポーツ人文社会科学領域は、極めて広範な学問領域を扱っています。

 スポーツという名を冠した学問領域に関しては、スポーツ教育学、スポーツ心理学、スポーツ情報処理・統計、スポーツコーチング、スポーツ栄養学、スポーツマネジメント、アダプテッド・スポーツ。

 基盤的な学問領域に関しては、経営学、産業・組織心理学、精神生理学、健康心理学、発育発達学。

 学校教育に関する学問領域に関しては、体育科教育学、栄養教育論、学校保健学。


 結構、多様でしょ?


 さて、やっかいで複雑な「人」について、極めたい「人」、どうぞ、スポーツ人文社会科学領域に、お出でください~。


 因みに、2016年度のこのブログ、火曜日「ken」、水曜日「ippo」、金曜日「nao」、土曜日「智」の4人が、スポーツ人文社会科学領域の教員です。


写真は、スポーツ人文社会科学領域の教員と大学院生(一部です)。


2016.04.15

学生コーチという役割

大学体育会は、指導体制が各運動によってかなり異なります。
多くのプロコ-チを有するチ-ムから、学生主体で活動している運動部までいろいろです。

ほとんどの体育会運動部は指導体制が整備されていませんが、「勝つ」ために苦しい練習を日々行っています。
試合に負ければ、「根性がない」「甘い」「だらしない」などと外野から厳しい評価を受けます。これが体育会運動部の厳しさです。

このような運動部は、優秀な指導者に教わりたいと願っても、プロコ-チを雇用するだけの財政基盤が各運動部(OB会や父母会などの資金)ないため、結局は学生主体で取り組んでいます。
また仲間から学生コ-チを選び、活動している運動部があります。


そこで、本日紹介するのは、男子バスケットボ-ル部の松浦拓哉(スポ-ツ健康科学部4回生)学生コ-チです。
彼は、休日しか練習に参加できない監督の指導受けて、日々の練習から公式戦の采配までを担っています。
大学男子バスケットボ-ル連盟1部リ-グで、学生コ-チ主体で試合を戦っているのは立命館だけです。



松浦君は他大学の有名な指導者から試合前に揺さぶりをかけられ、頭が真っ白になったり、采配ミスで試合に負け仲間から厳しい叱咤を受けたり、仲間を試合に出さなかったことからお互いの関係がギクシャクしたりと様々な苦労をしています。
これが同好会的なサ-クルであればいいのですが、体育会立命館大学という看板が全ての面で彼の背中に重くのしかかっています。



チ-ムの準レギュラ-や補欠の仲間たちからみれば、レギュラ-と同様に松浦君を支えたいという意識はあるのですが、自分らも試合に出たいという気持ちが先行して、上手く支えれないという悩みもあります。

松浦君は、「仲間に厳しく言えない」「仲間にどのように厳しく接すればいいのか」といった監督心をもっと勉強をしなくては~と自己評価しています。
指導者は負けから学ぶと言いますが、負けを許さない体育会の厳しさと闘い続ける松浦君のような学生コ-チに拍手を送ります。

監督は、「選手と○○のように接するべきだ」と教科書に書かれていますが、選手のレベル、コ-チのレベルによって全く接し方が異なってきます。教科書通りの行動なんて絶対にできません。
私は松浦君のような大学チ-ムの若いコ-チは、コーチ業のしんどさを素直に選手に伝えることで様々な力(選手との関係)が生まれてくるのではないかと思っているのですが~どうでしょうか?


2016.04.14

JOINT LINER

2016年度の授業が開始されてから1週間がたちました。新入生も授業やクラブ、サークルなどで友達ができ、少しは大学生活になれてきた人も多いと思います。また、立命館大学は学生数が多く、しかも様々な地域から来ています。

大学の近くに下宿している学生は徒歩や自転車が多いと思いますが、最寄駅の南草津駅からバスで通学している学生も多くいます。

そういった意味でバスも学生生活を支えてくれる重要なもののひとつです。

私もJRで南草津駅まで行き、南草津駅からバスに乗ることが多いです。
(徒歩では、南草津駅から立命館大学まで40分ほどなので、ゆっくり歩くのもお勧めです。)

バスでの通学/通勤は快適なのですが、朝を中心に混雑することがあります。

そんなバスに乗ることが多い私が楽しみにしていたものにやっと出会えました。
それが下の写真です。



4月から近江鉄道バスさんが導入した連節バス「JOINT LINER」です。連節バスというのは複数台のバスがジョイントで連結されたものをいうようです。導入された「JOINT LINER」は2台のバスがつながった形をしています。通常のバスと比べて約50人も多く乗れるということで、一気にたくさんの人を運び、混雑緩和が期待されます。

ちなみに中はこんな感じです。



(長すぎで先頭まではうまく写りません、、、)

色々なタイプの席が用意されています。また乗り心地も良かったです。

「JOINT LINER」に早く乗ってみたかったのですが、タイミングが悪いのか、これまでなかなか出会うことができませんでした。

海外では比較的よく見るタイプのバスではあるのですが、日本ではまだあまり導入されていません。近畿では2例目ということで、まだまだレアなバスですので、「一見の価値あり」です。

主に通学/通勤時間帯に運行しているそうですので、南草津駅が立命館大学バス停を探してみてください。

naru

2016.04.13

のんびりな!? 一本の桜の樹

 今年の入学式は、桜の見ごろにぴったりのタイミングでした。種類によるそうですが、専門的なことを知らない者にとってみれば、とてものんきに花開く1本の桜の樹が学部棟のすぐそばにあります。

 葉桜になりつつある傍の桜の木を横目に、今から咲き揃おうとしているくらいののんびり屋さんです。
 でも、毎年、必ず咲いてくれます。桜散らしの雨風があっても、固く蕾んでいるのでびくともしません。

[before: 1週間前の学部棟とともに]
 そして自分に合った時期がくると、(何かを合図にしているのか…)少し濃い目のピンク色で咲き始めるのです。ちょうど今です!

[after: 昨日くらいか蕾が開いてきました!]

 人も同じなのだろうと思います。スポーツのことならどんなマニアックな技能・戦略でも一発でやってのける学生もいますし、研究の楽しさに目覚めて没頭していく学生もいます。コツコツと、でも確実にものにしていく学生などさまざまです。同じ“学生”と言っても、それぞれの能力と成長の姿を見せてくれています。
 花開かせようとしている学生、まだ自分の気持ちが整うときを感じ取ろうとしている学生たちを、積極的に見守る力を持ちたいものです。

2016.04.12

ゼミナール

スポーツ健康科学部では、今年度の専門演習が始まりました。
【ken】の担当する専門演習も、本日より開講いたしました。
専門演習は、「ゼミ」と呼ばれますが、これは、ドイツ語の “Seminar” の発音 [zeminá:r] (ゼミナール)が省略されたものです。その具体的な授業実施内容については、通常の講義形式ではなく、教員と学生が1つのテーマについてディスカッションをしたり、文献を輪読するといった授業形式になります。これにより、自主的で深い学びが展開されることになります。

今回は、第1回目ということで、オリエンテーションを行い、ゼミの進め方などを決めました。その後、予め課していた課題である「各自の春休みの出来事を5分程度にまとめて総括し、プレゼンテーションする」という内容を実施しました。これは、春休み中のさまざまな体験を互いに共有するとともに、短時間で印象に残るプレゼンテーションをどうするかを実践するという意味もありました。さすがに3回生となると、これまでのスポーツ健康科学部の学びのなかで培われた技能を十分に活用し、春休み中のさまざまな出来事(部活合宿、ボランティア活動、旅行、アルバイト等)をもとに、それらをどうこれからの大学生活に役立てていくかについて、時折ユーモアを交えながら報告してくれました。
これにより、まだ配属が決まって互いに知らないところがある受講生間のコミュニケーションの促進になるとともに、それぞれの個性がよくわかる発表になり、次回からのゼミのよいスタートになったと思います。



ところで、こうした「ゼミ」の語源について気になりましたので、少し調べてみました。ドイツ語の “Seminar” の語源は、ラテン語の “Seminarium” とされており、これは日本語では、「苗床(なえどこ)や温床」という意味だそうです(羅和辞典より)。苗床とは、ご存知のとおり、種子を発芽させ、安定した成長をさせるための苗にするまでの場所です。
つまり、これを、大学における学びに転用して考えると、ゼミとは、あらゆる領域を横断的に学んできた学生たちが、いよいよ将来結実させたい自分の種子(シーズ)を発芽させ、育てる場所ということになります。

この苗床を、しっかりと空気や養分がいっぱい含まれた土にしたうえで、これから1年あるいは2年という時間をかけて、それぞれのシーズを発芽させ、社会のニーズに貢献する苗として送り出したいと思います。


※先日、羅和辞典(LEXICON Latino-Japonicum)を買いました。翻訳をしている時どうしても意味がわからない言葉が出てくると、語源とくにラテン語を調べることが必要とされます。その際ラテン語辞典をみると、そもそもその語が持っていた意味が理解できたり、他言語の共通性から、語彙が増えたりといったことがあります。辞書を引いているとき、[lat.]という記載があれば、ぜひ羅和辞典を引いてみてください。意味ある「寄り道」ができるかもしれません。

【ken】

2016.04.11

春真っ盛り

各先生のブログにあるように、先週から授業が始まりました。
新入生にとっては、高校よりも1つの授業時間が長く(90分)、
かつ規模の大きい講義、小集団のアクティブラーニング、反転型の授業など、
高校で体験していなものも有るように思います。

学生の学びを深めることを念頭に、この間、
教学システムを練り上げてきた方法で授業実践していますので、
慣れる時間は必要かもしれませんが、しっかり学びの質を高めてもらえると確信しています。



春の良い時期となり、多くのスポーツもシーズンインとなっています。
本学の学生アスリートたちも各大会で活躍しています。
もちろん、本学でスポーツに携わる学生アスリートは、
学業との両立を果たしながら、

「立命館スポーツ宣言」

に掲げられたスポーツの文化的意義と価値を広める役割を担っています。
また、就職活動をおこなっている学年は、リクルートスーツでの活動が本格化しています。
自らのキャリアへ向けて、本格的な取組中です。
「働くこと」の意義も自らに問いながら、目指すべきところへと進んで欲しいと願っています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週のブログで、学部・研究科のビジョンを書かせてもらいました。
そのビジョンに基づいて、『スポーツ健康科学プロフェッショナル』宣言を作成しました。
この文章の中身にも出てくる「プロフェッショナル」の行動指針は、次のように整理しました。

高い志・目標を持ち(integrity)
飽くなき挑戦(challenge)を
創意工夫(original)と
用意周到な準備・研究(research)

に基づいて
本気で、全力(effort)で取り組むこれらの単語の頭文字をつなげるとi-core(あいコア)となり、
我々の教育研究棟(integration core)のニックネームになります。
おかげで建物をくぐるたびに、このあいコア精神をリマインドすることができます。