2016.04.20
組織心理学ゼミの1回目
初回は、前任校にいたときから必ず学生たちに「お題」を出します。それは、この1年間「どんなテーマ」について、「どんな形式」で学びたいかを自分たちで決めてもらいます。この2つのことを自分で考えて、自分たちで決めたことであれば、ゼミでの活動にしっかりコミットするようになります。このゼミが何のゼミなのかも再認識してくれるかもしれません。
でも最初は、【写真】のように、どこへ行くのだろう?と思う内容が出てきたりすることもあります…。ただ、これも学生たちのご愛嬌です。眺めていると、その後すぐに、ゼミのキーワードを登場させて話し合いを続行。その様子は、90分も (!) ある授業時間でも足りず延長し、それでも足りなければ宿題 (!) を自分たちで出し合います。ちょっとした驚きの場面でもあります。
ちなみに、デシとその研究グループたちは、内発的動機づけの研究を行っています。内発的動機づけに重要な要素は3つです。ひとつは、有能感をもたせること。もう一つは自律性(自分で意思決定すること、自分で決めたことだと思えること)。そして関係性、の3つです。今後、自分で動いて考え、ゼミの仲間と一緒に過ごす中で、「自分(たち)が考えたことは形になる」と思える経験(有能感)を積み上げてくれますように…。