[ 2017年03月 ] の記事一覧

2017.03.11

北九州市の挑戦!

先日、北九州市にお邪魔しました。そこで、お話しをして来ました。

写真01 講演会場の様子



写真02 講演の様子



北九州市は、およそ人口100万人の政令指定都市です。
コンパクトながら、やはり大変大きな都市です。

小学校はおよそ130校、児童数はおよそ5万人、教員数はおよそ3,000人弱です。

2013年から、本研究室のUme垣先生と共に、北九州市のある小学校に関わり出しました。
その後、Ume垣先生に紹介を頂き、2015年の冬から、北九州市全体と関わり出しました。

本ブログでも【ken】先生が時々紹介してくださっていますが、
体力向上で今年の春から市内の小学校全体で取り組みが開始されました。
その結果、一昨年度までは、全国最下位に近かった順位が、全国平均を超えるまでになりました。
市長、教育長も大変肯定的に捉えておられ、一層取り組みが進むようになっています。

その勢いを受けて、来年度、2017年は、本丸の体育授業の改善に進みます。

体育授業の改善は、なかなか手強いものです。
先生方が、体育授業の理論を踏まえた実践を、行わなければならないからです。
先生方、といっても、130校、3,000人です。

さて、どうしたものか。北九州市教育委員会ばかりでなく、北九州市小学校校長会と十分な打合せと綿密な計画が必要です。

まずは、小学校の校長先生方はもちろんのこと、教頭先生、研究主任、あるいは、体育主任の先生方が、どのように体育授業の改善を図るのかが、具体的に分かる必要があります。

写真03 校長先生等、先生方による具体的な取り組みの様子



そのような趣旨の話をするために、先日、北九州市に、Summer Princess先生とともに、お邪魔してきました。
上手くいくかどうか、なかなか、手強いのですが、全力で取り組み、子供たちが楽しいと感じる体育を実現できるように、強力なサポートをしたいと考えています。


それでは、良い週末を!

【 智 】

今日は、3月11日です。
「2011年(平成23年)3月11日午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴って発生した津波、およびその後の余震により引き起こされた大規模地震災害」(ウィキペディア)を、私たちはいつまでも忘れてはならない、と思います。

2017.03.10

京都府スポーツ賞に多くの仲間が受賞されました

naoです

先日、京都府スポ-ツ賞の表彰式に参加してきました。

私が頂いたのではなく、立命館大学の多くの選手が受賞されていましたのでお祝いに行ってきました。
立命館関係者の受賞者は以下のとおりです。

<競技スポ-ツ振興功労>
渡辺 孝先生(BKC教職センタ-)京都府高等学校体育連盟事務局長、理事長、会長など歴任





<優秀賞 個人>
〇稲葉映美さん(4回生 相撲 全国女子選抜 優勝、世界3位)
〇梅原紗月さん(4回生 陸上 インカレ 400m優勝)
〇今 日和さん(1回生 相撲 全国女子選手権 優勝)
〇近藤 礼さん(3回生 バトントワリング 全日本 女子大学部門 優勝)
〇清水里佳子さん(2回生 ウエイトリフティング 全日本女子学生選手権 優勝)
〇新岡浩陽くん(4回生 カヌ- 日本カヌ-スプリント 優勝)
〇藤田渓太郎くん(1回生 陸上 アジアジュニア陸上選手権 走高 優勝)
〇細矢裕香さん(2回生 トライアスロン 日本学生スプリント 優勝)
〇馬淵優佳さん(4回生 水泳飛び込み 日本室内 優勝)
〇宮脇正人くん(2回生 ライフル射撃 全日本学生選手権 優勝)
〇山本康貴くん(2回生 トライアスロン 日本デュアスロン選手権 優勝)
〇山本紗弓さん(2回生 バトントワリング 全日本選手権 優勝)


<優秀賞 団体>
〇立命館大学女子陸上競技部 (全日本女子選抜駅伝競走大会 優勝)
〇立命館大学体育会カヌ-部 新岡・佐山ペア (全日本学生選手権 優勝)
〇立命館大学体育会カヌ-部男子カヤックチーム(全日本学生カヌ-選手権 優勝)
〇立命館大学体育会弓道部 (全日本学生選手権 優勝)
〇立命館大学体育会相撲部 (国際女子相撲選手権 団体優勝)


上記の受賞者の中には、スポ-ツ健康科学部の多くの仲間が含まれています。
2020年東京オリンピックに、多くの立命館関係者が出場されることを祈っています。

2017.03.09

研究室同窓会

3月に入り、学位授与式(卒業式)まで2週間を切りました。スポーツ健康科学部・研究科があるびわこ・くさつキャンパスでは、下記の通り、3月22日(水)に学位授与式を行います。


スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科
学位授与式(卒業式)

    日時:3月22日(水)14:30
    会場:立命館大学びわこ・くさつキャンパス
            BKCジム
                               ※詳細はこちら


スポーツ健康科学部・研究科からもたくさんの卒業生、修了生が巣立っていきます。うれしいと同時に送り出す身としては少し寂しくなる時期でもあります。

そのように「別れの季節、、、」と思っていたのですが、先週の土曜日に卒業生数名が研究室の同窓会を開いてくれ、懐かしい面々に再会しました。



同窓会といっても在学生も参加OKの会にしたようですが、元気な顔に久々に出会うことができて、うれしかったです。また、「仕事をがんばっている」、「実は今、こんなことをしています」、「春から新しいことを始めます」など、近況も聞くことができました。社会に出て、もちろん大変なこともあるようですが、まだ社会に出て少ししかたっていませんが、みんなしっかりとした社会人になっていました。

次は、夏にまた同窓会を開いてくれるみたいです。楽しみにしています。

naru


2017.03.08

2017春の足音

キャンパス内の桜のつぼみ、ずいぶんと膨らんできました(まだ昼間に吹雪く日があって、目を疑いましたが)。
そろそろ、今回のブログが始まってから1年が経とうとしています。

 (桜のつぼみと改修中のクイーンス:もうすぐ春です!)

卒業生からのうれしい知らせを見聞きすると、気持ちの上ではすっかり桜満開のような状態です。
ippoゼミでも、すでに、そしてこれから結婚のお式を控えている卒業生がいます。
先日は、その前撮りとかで、ここスポ健に戻ってきてくれました。たくさんの思い出の地がある二人が、その一つにこの学び舎を選んでくれたことは、本当にうれしいことでした。卒業論文を手にして、二人そろって来てくれました。
日曜日にも関わらず、【It's me】先生がちょうど研究室にいてくださったので、一緒に写真撮影したり・・・ 私にとってすごくうれしいひと時でした。



幸せ顔ってこんな顔、こんな雰囲気なのですね。本当にきれいな表情の卒業生でした。こんな表情・雰囲気になれるように、それぞれの道を選びたいですね。

ippo

2017.03.07

子供の遊びを豊かに

紀貫之が「春霞 たなびきにけり 久方の 月の桂も 花や咲くらむ」(後撰集18)と詠んだ春の月は、秋とは違った趣があり、春の霞におぼろになった様子は、またよいものです。草津市も少し霞がかかっており、昼間でも遠景がおぼろとなっております。


今回は、現在私の研究室のゼミの学生が取り組んでいるプロジェクトを紹介したいと思います。
その内容はタイトルにもしましたが、「児童の運動遊びを豊かにする!」として、小学校の休み時間(長休みや昼休み)に、大学生が小学校を訪問し、スポーツ健康科学部でこれまで学んできたトレーニングやコーチングの知識や実践力を活かして小学生にさまざまな運動遊びを教えることで、外遊びをする児童の数や、運動遊びのバリエーションを増やすことを目的としています。

今週は、そうした成果を検証するために、まずは、現在の小学生児童が、昼休みにどのような遊びを行なっているのかを、事前の調査に出かけております。あらかじめ大学近隣の小学校に連絡を取った上で主旨を説明し、学校長の許可をいただいた上で、対象校の児童の1週間の昼休み校庭で行われている運動遊びを調査しています。

具体的な調査項目は
  • 運動遊びに校庭に出てきている人数
  • 運動遊びの種類・内容
  • 校庭の滞留時間
としており、ビデオを複数台設置し、休み時間に校庭で遊んでいる児童をじっと撮影しながも、適宜人数をカウントしたり、メモをとりながら、調査しています。



その結果は、現在集計・分析中ではありますが、
運動遊びの種類・内容をみてみますと、ドッチボール、サッカー、縄跳びが圧倒的に多く、そのほかの遊びは、少人数の児童が、固定遊具を用いた滑り台、ブランコ、ジャングルジムなどで遊んでいる程度で、校庭で遊ぶ児童の遊びの内容は、バリエーションに欠けるものでした。たとえば、あんたがたどこさ等の伝承遊びはほとんどみられないようでした。

次年度には、実際に大学生が昼休みに小学校を訪問し、伝承遊びを含めたさまざまな運動遊びを提供することとなっております。
この介入により、児童の遊びがどのように変化するのでしょうか?
また、この介入の効果が児童の運動に対する有能感、さらには体力・運動能力にも影響を及ぼすのでしょうか?
大変興味深いところです。

今後のゼミ学生の頑張りに大いに期待したいと思います。


※追記
「人間と遊び」を考える際に、是非とも読んでおきたい文献としては、やはり「ホモ・ルーデンス」(Huizinga,1938)を挙げる必要があります。オランダの歴史学者であったホイジンガは、人類の歴史をひもときながらもあらゆる文化および文化的装置に「遊び」が深く関連している様子を圧倒的な博識と、円熟した筆致で展開して、人間存在の根源的な様態として「遊び」を位置付けました。そして「すべては遊びなり」という結語で本書は締めくくられます。校庭で遊ぶ子供たちが我々に指し示してくれるのは、我々人間に必要なすべての根源的なものかもしれません。それを見つめる学生らがなにをどう受け取り、どう語ってくれるのか、大変楽しみです。


「ホモ・ルーデンス」ホイジンガ著, 高橋英夫訳, 中公文庫





【ken】

2017.03.06

「健康維持は死ぬまで自転車操業-タンパク質は壊されないと生きられない-」

この講演タイトルは、非常にインパクトがあります。オートファジーと健康に関する内容でした。

R-GIRO研究拠点成果報告シンポジウム の基調講演者として、木南先生(順天堂大学)が招かれ、そのときの講演タイトルです。


大学院生(特に博士)の研究指導で、研究タイトル(申請書タイトル)などを長年指導してき手いる観点からもインパクトを与えてもらったタイトルです。

講演の中身も非常に興味深く、人間の生体維持システムの精妙さに感激もしました。

人間の身体を構成しているタンパク質は常に入れ代わっています。1ヶ月で全身が入れ代わるともいわれています。ときに不良品のタンパク質ができたりします。不良品がでると壊すシステムが働く。ただし、エネルギーを使うことになりますが、そのままにしておくと病気に成ることにつながるので、選択的にいらないタンパクをみつけて壊し、細胞の正常状態を維持する。

このあたりのシステムが、『オートファジー』といわれているところです。

ただし、単に壊すだけでなく、部品として再利用もされています。ですので、講演のタイトルにあるように、造っては、壊しの自転車操業で、人間の身体は維持されています。

人間と自動車の違い も説明されていました。
人も車も、食物(ガソリン)を食べ、活動(仕事)をし、排泄物(排気ガス)をだし、やがて老化する。車は、部品の交換を必要なときに行っている。けれども、人間では部品の交換を常時行いながら、身体を維持している。まさに、自転車操業です。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
基調講演の後、拠点の分科会に分かれて、この4年間の研究成果を各グループリーダー、若手研究者から行ってもらいました。その分科会後の記念写真です。


 【忠】

 

2017.03.05

第6回健康運動指導士養成大学全国連絡協議会

今週は、健康運動指導士の養成大学が全国から集まる
連絡協議会に行ってきました。
今回は、新潟医療福祉大学が主幹となり
新潟市のコープシティ花園にて開催されました。

健康運動指導士養成大学全国連絡協議会は、
養成大学での担当教員と資格を出す健康体力づくり事業財団と合同で
資格取得者の状況や大学側からの要望を財団側に伝え
学生の資格取得の利便性を高めるための有意義な情報交換がなされます。
冒頭ではスポ健前学部長のTabat先生が会長の挨拶をされ
研修1では「スポーツを通した地域活性」として新潟医療福祉大学の
西原先生がご講演されました。



健康日本21(第二次)では、健康づくりのための街づくりが
新たに追加された大きな目標の1つとなっています。
社会学と健康科学の融合が今後は重要であり
健康運動指導士にも地域コミュニティ形成のためのノウハウが
今後必要となります。
我々教員もそれぞれの分野の融合研究を進めなければならないと感じました。



研修2では「メディカルフィットネス その現状と現場が求める人材像」
として、猫山宮尾病院の内科医である太田先生にご講演いただきました。
メディカルフィットネスは一般的なフィットネスに加えて
健康診断や栄養指導、保健指導等の医療的サービスも提供できる施設となります。
対象は主に生活習慣病発症者で、医師の管理のもと運動を行うことができます。
太田先生の所属されている施設「CUORE」では、健康運動指導士が7名所属しています。
全ての会員が担当運動指導員とのマンツーマン指導を受けることができます。
運動指導員は取得した会員データをまとめ、国内の学術会議にて発表も行っています。
11名の指導員が在籍されていてそのうち3名が大学院に所属されているそうです。
メディカルフィットネスは、全国に160施設ほどあり、関西地域にも多数あるそうです。
指導員の皆さん、是非立命館大学のスポーツ健康科学研究科へお越しください!



2日目は、「新潟医療福祉大学の取り組みについて」佐藤先生が講演され、
健康体力づくり事業財団からは資格の現状や課題、試験傾向、カリキュラム、
手続きなどが報告されました。
新潟医療福祉大学は、健康スポーツ学科だけではなく看護や介護等の医療系の総合大学で
2期生から学科を超えた小集団ゼミが展開されており、
幅広い医療分野の学生とのコミュニケーションが行えます。

健康体力づくり事業財団からは以前、この会でも議論された要望がいくつか実現しており、
卒業生でも科目等履修生として取りこぼした単位が取得できるなど
資格取得の利便性が高めっていることが確認されました。


Good day!

sana

2017.03.04

第14回 教授会FD研修会!

写真01をご覧ください。2月28日(火)のアカデミックラウンジの様子です。

写真01 先生方全員がアカデミックラウンジにいる!



先生方が一堂に会していますね。それも、アカデミックラウンジに!

先生方が一堂に会して、様々な審議・報告等を行う会議は、
通常、インテグレーションコア2階の大会議室で行っています。

実は、この日は、我が立命館大学スポーツ健康科学部・同研究科が、
1年の間に夏季と春季の2回、教員と職員が合同で研修を行う
教授会FD研修会が、アカデミックラウンジで開催されていました。
朝から夕方まで、一日中行っています。

スポ健はこれからどうあるべきか、
我々はどのような方向に進むべきか、
我々の進んでいる方向に誤りは無いか等、
スポ健の過去・現在・未来について、
情報を共有し、論議し、時には激論を交わす会が、
この教授会FD研修会です。

この研修会には、教員は全員参加、
職員は、関係の箇所に参加です。

写真02 をご覧ください。

写真02 教授会FD研修会の様子


ご存じ、我らがDANちゃんです。

スポ健の現在について、学部長・研究科長と共に、
教員に極めて分かりやすく、堂々とお話し頂きました。
本当に素晴らしい我らがDANちゃんでした〜!
DANちゃん、ありがとうね〜!!

そして、以下の写真をご覧ください。

写真03 総長がご出席!



総長自ら、男女共同参画社会の重要性、多様性の重要性等、
立命館大学の在り方について、我々にお話ししてくださいました。
超多忙なスケジュールを調整して頂き、本学部までお越し頂きました。
大変ありがとうございました。

さて、この教授会FD研修会、2010年の学部・大学院博士課程前期課程開設と同時に、
開催されることになりました。今回で、14回目です。

私が前任の大学に在籍している時に、
毎年ニュージーランドの国立のクライストチャーチ教育大学に訪問していました。
現在、国立クライストチャーチ教育大学は、国立カンタベリー大学に吸収されています。
この措置により、ニュージーランドに6つあった国立大学が、5つになったと記憶しています。

その学部長であったイアン先生と仲良くして頂いていたのですが、
有る時、彼が、「来週、学部にとって極めて重要な2日間がある!」というのです。

私  「何があるの?」
イアン「明日から2日間、学部教員全員泊まり込みで、会議をする。」
私  「泊まり込みで何するの?」
イアン「半年間の学部の方向を決める。」
私  「何で泊まり込みなの?」
イアン「徹底的にするからだよ。夜を徹してやるために泊まり込みだね。
私  「大変なの?」
イアン「Terrible!」

weblioによると、
terribleの主な意味は、「恐ろしい、怖い、ものすごい、ひどい、
つらい、厳しい、非常に悪い、実にいやな、ぞっとするような、(…に)すごく下手で」
だそうです。

酷い意味ですね。けれども、彼に言わせると、「この会議がないと、私の学部はやっていけないんだよね。」

本学部では、「Terrible!」にならないように、今後も、明るく、楽しく、実りのある、教授会FD研修会であって欲しいと願っています。


それでは、良い週末を!

【 智 】

2017.03.03

第29回京都府立高等学校体育系研究発表大会に参加してきました。

naoです

京都府立6校の体育系学科やコ-スで学ぶ生徒らが参加して開催されました。
個人やチ-ムで研究した研究発表の中から各高校の代表研究が発表されました。
本学も1回生時の基礎演習で研究成果をまとめますが、ほとんどの発表が大学生と同等以上であったと感心しました。





私のコ-チングという分野で興味を持ったのが、「洛北高校男子ハンドボ-ル部がインタ-ハイで第3位になれた要因」というテ-マの発表でした。
洛北高等学校のハンドボ-ル部は、京都府内では常にトップの座にあります。

球技では、急に優勝するチ-ムを作ることはできません。
都道府県内で2回戦程度で負けるチ-ムが、「全国大会出場」という目標を部室に掲げていますが、具体的な練習目標を立てられず、結果として1~2回戦で負けるという実態があります。
全国大会に出場するためには、まずは優勝争いをするレベル(ベスト4)に到達するための具体的な練習プランを作成し、試行錯誤しながらチ-ムマネジメントをしていきます。
そして、少なくとも3~4年間は2位、3位をし続けることで、結果として優勝をつかむことが出来ます。
この3~4年が、コ-チングの難しさで、教科書に記載されていないのです。
このチ-ムは、たとえ優勝できなくても次年度もまた同じチ-ムレベルで活動することが出来るのです。

洛北高校ハンドボ-ル部は、そういった過程(多くの先生方の指導の積み重ね)を得て現在では京都府内では不動の地位を得ています。
選手らは、さらに高い目標を掲げ「全国で勝つ」ためにどうするのかという視点で研究を進めていました。
まずは、上記に示しましたが、『全国で優勝争いをするレベルにチ-ム力を高める』という視点で分析したようです。

ゲ-ム分析という視点で、自分たちのチ-ムと敵チ-ムを丁寧に分析していました。
「攻撃成功率」「守備成功率」「シュ-ト成功率」「ミス率」「ノ-マ-ク決定率」から洛北高校の力を全校大会出場チ-ムと比較検討していました。
このデ-タを算出するためには、①誰が、②どこで、③なにを、④どうした といったデータをPCを用いて入力分析したものと思います。

分析の結果、チーム目標としていた守備成功率が高まったことから全国で3位になったが、敵の体格や戦略に対応したシュ-ト成功率を如何に高めていくのかが来年の課題であると優勝へのシナリオ(後輩たちへの宿題)を報告してくれました。

よく高等学校の強豪チ-ムは、先生(監督)がキャプテンを兼ねていると言われますが、この報告を聞いて、『まずは3位をめざし、常に優勝争いをするという生徒たちの熱意が先生(監督)を動かしている』洛北高校の伝統を感じました。
全国優勝することを楽しみに応援したいと思います。


他にも興味ある研究報告が沢山ありました(発表者名の記載は控えます)。

「負荷設定における錯覚がタイムに及ぼす影響」(西城陽高校)
「剣道競技おける高身長の選手と低身長の選手の技の比較」(久御山高校)
「2020年東京オリンピック・パラリンピックに対する意識調査」(綾部高校)
「打撃フォ-ムと飛距離の関係性」(乙訓高校)
「ソフトテニスがオリンピック競技になるためには」(鳥羽高校)



これ以外にも、各高等学校の年間行事やボランティア活動の様子などの資料が展示されており、京都府立高等学校体育系の先生方の日々の汗やご苦労、そして熱意が伝わってきました。



今回の発表者のある生徒さんが、本学部入試に合格されていることを聞き、私たちも高校の先生方以上に熱く学生と向き合っていかなければと思いました。


2017.03.02

メディカルジャパン2018

少し前になりますが、2月15-17日にインテックス大阪で「メディカルジャパン」という日本最大の「医療・介護の総合展」が開催されました。



メディカルジャパンは複数の展示会で構成されており、今年はすべての展示会を含むと1067社の出展がありました。大きな展示会ですので来場者も多く、3日間の合計で約3万人が参加しました。全体の様子はこちらからご覧になれます。
この展示会に我々が開発研究を行っているスマートウェアも出展しました。

私の研究室の研究員のSさん、大学職員のHさん、そして私の研究室の学部3回生のNさんが出展者として参加しました。



Nさんは卒業研究のテーマとしてスマートウェアの開発にも関わっています。なかなかこういった大きな展示会で学部生が参加することはないのですが、しっかりと対応してくれました。



ロコモティブシンドロームやサルコペニアとの関連に関しても聞かれたようですが、そこはさすがスポ健生です。私見も交えかなり詳しく説明していました。

その他、Nさんは空き時間にまわった関連展示についても報告してくれました。普段からスマートウェア開発に貢献してくれているNさんですが、たくさんの最新研究や来場者からのコメントに触れ、スマートウェアの開発研究をより発展させてくれると期待しています。

naru