2015.03.14
[ 2025年06月 ] の記事一覧
2015.03.13
卒業
2015.03.12
将来に向けて
2015.03.11
今年最後のラン智タイムセミナー
今日は東日本大震災から丸4年の日です。
犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を表します。また、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
その日を忘れずにいなければならないと強く思っております。
今日は今年最後のラン智タイムセミナーでした。
長年立命館でご研究・教育をされ、今年度で定年退職される佐藤善治先生、そして三浦正行先生、
に混ぜていただき、今年退職となる私、ma34がお時間を頂くこととなりました。
トップバッターの私は、本当に何をお話すべきか考えておりましたが、
学部の授業で学生に伝えてきたこと、伝えたかった私の信念を
改めてお話させていただきました。
一つに、自分自身の、体育でつまずいた経験、辛い想いをした過去をもとに
将来指導者になるだろう学生には、子ども(学習者)のつまずきを
マイナスに見るのではなく、そこにこそ指導のポイントがあるとして
「プラスに」捉え、尊重してほしいと思っています。
つまずくにはその理由が必ずあり、指導者はそこにこそ指導のポイントがあります。
それを授業ではずっと色々な教材や視点を介して、伝えてきたのだと思っています。
もう一つに、学生自身の成長を自分で感じて欲しい、と思ってきました。
自分の学びがどんどん深まっていること、あるいは出来ることが増えてきたこと、
それを可視化できるような機会づくりと声かけをしてきたと思います。
そんな話を、授業の一コマを紹介しながらさせて頂きました。
三浦先生のお話では、立命館大学の歴史のなかで、施設の充実をはじめとして、
スポーツ健康科学部の理念の先駆けとなるような学部構想があったことを知りました。
スポーツ健康科学部が出来たことにより、立命館がこの領域で世界を率いていくことを
今後も楽しみにされていると強いエールを贈っていただきました。
佐藤先生は、1964年東京オリンピックでの短距離のスタート場面の臨場感あふれる写真パネルを紹介されました。
代々、先輩の先生方から受け継がれているとのことです。
写真を撮った写真家も立命館出身の方であり、海外でも数々の賞を受賞されたそうです。
写真という文化を通して、スポーツの素晴らしさを伝えるという文化的な財産、
さらにスパイクの発達に見る技術的な財産、科学的な財産なども、スポーツを総合する視点からは大事にしていかねばならない、と展開されました。
この写真パネルは、事務室の段野さんが譲り受けるとのこと。
きっと素敵な場所に飾られるのだと思います。楽しみですね。
この写真パネルでも、白色人種、有色人種の分け隔てなく、誰もが同じスタートラインに立っています。
スポーツの持つ平和創造の力という意味でも、とても素敵な写真です。飾られた際にはぜひ見てくださいね。
最後に記念写真を撮りました。
こうやって真ん中に座らせていただくと、「卒業」が近いのだなあと少し実感が湧きます。
このように、5年間の立命館大学の生活も、あと少しとなりました。
ですが、その最後に、やりたかったことをもう一つだけ実施したいと考えています。
佐藤先生が今日見せてくださったパネルのような、写真展がイギリスで開かれました(2011年10月)。
今回その写真展に、有志の学生さんが日本語訳を付ける作業を手伝ってくれました!
インテグレーションコア1Fにて3月17日~3月26日まで展示する予定です。
ぜひ、ふらりと、お立ち寄りください。
スポーツの持つ、より良い世界を創造する可能性を感じるキッカケになれば幸いです。
2015.03.10
あれから
2015.03.09
若手奨励賞受賞
先週土曜日のブログにJin先生が書いていますように、京都滋賀体育学会第144回大会が、3月7日立命館大学衣笠キャンパスで開催されました。
この学会は、京都、滋賀の大学、高校の先生が中心となり、「体育、スポーツ」に関わる科学的な理論、実践を研究する場です。今回は、年に1回の学会大会でした。
41演題の一般発表があり、かなり盛り上がった大会となりました。スポーツ健康科学部からの多くの発表がありました。残念ながら、下記の結婚式で参加できませんでしたが、発表を済ませた学生、先生方からの報告を受けて充実した内容であったことを感じました。
今回の発表演題の中から、若手研究奨励賞(優秀賞5名、最優秀賞1名)が選考され、なんと優秀賞4名に本学部4回生が選ばれました。
その4名は、写真左から、田中貴大君、鳥取伸彬君、古嶋大詩君、御前 純君です。いずれも4月から大学院へ進学してさらに研究を深めることになっています。さらに飛躍してくれるでしょう。
【受賞演題】
「長距離選手におけるランニングパフォーマンスと足関節柔軟性の関係」
田中貴大 ほか
「小中学生におけるスタンディングスタートの前後足配置と足の使い方」
鳥取伸彬 ほか
「日本人成人肥満男女を対象としたサルコペニア簡易評価法の開発」
古嶋大詩 ほか
「バーチャル・リアリティー・システムを用いた野球打者のスイング停止動作の解析」
御前 純 ほか
今回の受賞演題以外でも、本学部ならびに本学大学院の発表は、非常にレベルが高かったと多くの先生方からも伺いました。良い意味で、高いレベルでの研究の競争と深化を楽しみにしています。
これから卒論に取り組む学部生にとっても、我こそは! とチャレンジしてみてください。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
研究科修士2期生の吉田君の結婚式が先週土曜日にありました。職場、大学時代の友人が集まった非常に和やかな会でした。吉田君は、商品開発にたずさわっていて、上司のスピーチによると、特許案件となる商品開発ができるまでに実力を発揮しているとのこと。修了生の活躍は嬉しいですね。
【忠】
2015.03.08
アメリカ便り (21): Visitors#2
こちらでは、またもや大寒波が襲い、
木曜日と金曜日が休校となりました。
(火・木の授業は、計10回の授業で、4回目の休講です・・・
ただこちらの大学は休校の判断が早いので、
授業を受ける身からすると大変助かります。
ここらの判断の早さは、立命も見習うべきだと思います。)
今週は、前回に続いて、D.C. を訪問してくれた
Syuhei 先生の事を書きたいと思います。
今回、Syuhei 先生は、生命・薬・スポーツ健康科学部の
学生が参加しているカリフォルニア州立大学 Davis 校での
英語研修プログラムを視察後、D.C. に来て下さいました。
Syuhei 先生は、スポーツ健康科学部が2010年に開設した際に
外国語嘱託講師として、プロジェクト英語の授業を担当して下さり、
スポ健のプロジェクト英語の歴史を作り上げて下さった大恩人です。
現在は、生命科学部准教授として、プロジェクト発信型英語プログラムの
中心となってご活躍されています。
http://pep-rg.jp/
Syuhei 先生は、ご自身がミシガン州立大学 (Michigan State University) で
学んでおられたので、アメリカの大学事情に大変お詳しく、
今回も色々と話を聞かせてもらいました。
https://msu.edu/
Syuhei 先生のお話の中で、一番印象的だったのは、
"まっとうに苦労する" という言葉です。
昔と比べると、日本の大学生は本当に真面目に授業で出て、
レポートを書き、発表を行うなど、勉強するようになってきました。
ただアメリカの学生と比較すると、授業や就活のシステムの違いもあり、
まだまだ改善の余地があるのも事実です。
アメリカのトップ校の学生は、文字通り激烈に勉強しています!
意味もなく勉強させるのは論外ですが、
その科目について精通している先生が、学ぶべき内容、
大学生として達成すべき水準を達成させるために、
学生にかなりの課題を課し、学生は必死に食らいついていく。
(私も、授業で、小テストを必死に解いています (苦笑))
このことを、Syuhei 先生は「まっとうに苦労する」という表現で
表しておられるのだと思います。
世界がグローバル化した現在、日本も、アメリカで学位を取った
外国人と競争する社会となっていく可能性が高いと思います。
(日本では、グローバルと言えば、全て英語で授業したり、
或いは TOEIC のスコアが高い、というような事を言う人がいますが、
個人的には、そんなことがグローバルとは全く思いません。)
その際にベースと成るのは、大学で培った知識や学び方です。
その部分が、日本の大学は、諸外国と比べて、弱いのでは感じています。
この春に、スポ健に入学してくる学生も、今いる学生も、
さらに頑張って、世界で戦える人間になって欲しいものです。
それでは、また。失礼いたします。
良い休日を
敦
<<街でよく見かける英語表現#21>>
Syuhei 先生も、寒いミシガン州で学ばれていたこともあり、
暖かいカリフォルニア州で学ぶ友人と話されていた時、
"Cheat State" (ずるい州) と呼んでいたとのこと。
確かに寒い東海岸からすると、
暖かい西海岸は「ずるく」見えますね (苦笑)
2015.03.07
京都滋賀体育学会
地方学会は、若手研究者の登竜門のようになっており、30題以上の発表が行われましたが、その多くが学部生や大学院生の発表でした。しかもほぼ全てが自然科学系の研究発表でした。
スポーツ健康科学分野における社会科学系の大学院生は、どこの大学も少なくなっており、進学する人の多くは、留学生か社会人となり、大学院に進学する意味、また魅力づくり、さらには、若手研究者の養成は、高度職業人を養成する大学にとっても急務といえます。
京都滋賀体育学会では、若手研究奨励賞という制度を設けていますが、昨日、最優秀賞を含め、6題の優秀賞を受賞した研究発表のうち、3題がスポーツ健康科学部の学部生の発表でした。このような表彰制度が、次世代を担う若手研究者の“やる気”を促進するものとなり、地方学会が潤うことを期待したいと思います。
Jin
2015.03.06
障がいのある学生のサポート
2015.03.05