2015.01.03
[ 2025年06月 ] の記事一覧
2015.01.02
変わりゆく風景
家の近く、徒歩一分のところにお寺があります。幼い頃は、敷地内の山の中でよく遊びました。そこらじゅうの木に登り、段ボールを使って滑り降り、なかなか見つけることのできないかくれんぼをして毎日のように駆け回りました。両親が共働きだったため、学校が終わると学童保育で時間を過ごすはずでしたが、毎日のように逃亡しては山に入っていました。お寺の和尚さんに怒られるたびに「わ~」と逃げていましたが、子どもながらに和尚さんが私たちのことを心配してのことだと理解でき、みな和尚さんのことが好きでした。そのお寺も時間の経過と共に代替わりが進み、それに伴いお寺は刻々と姿を変えました。通学路として使わせてくれていたお寺の中の道は封鎖。3分で通えた小学校は20分の道のりに。金ピカのお堂がいくつも建てられ落ち着いた趣は姿を消していきました。敷地のあちこちに「犬の散歩見つけたら1万円」「無断駐車したら2万」などの貼り紙が貼られ、何か所からも入ることのできた開放的なお寺は、1か所の入り口を残しすべて閉鎖されました。その変化と共に地元の人が足を運ぶこともなくなり、閑散としています。除夜の鐘の時間になると家の前をわいわいがやがや通っていた人たちの気配も今年はなく、なんとなく寂し気持ちになりました。都会の風景が劇的な速さで変化するほどではありませんが、地域と共にあったお寺まで変わっていくことが異次元にも当然にも思う不思議な感覚です。2015年、またいろいろなことが変化していくのだと思います。変わりゆく風景の中で、私もまたその一つになるのかもしれませんが、変わりたくない私自身の風景を大切にしたいと思います。
皆様の2015年が素晴らしい年になりますように。
2015.01.01
あけましておめでとうございます
2014.12.31
一年、ありがとうございました。
とうとう、大晦日になりました。
昨晩は、今年一年で成し遂げられたこと、成し遂げられなかった課題について
あれこれと思いを巡らせていました。
今年は私のはじめてのゼミ生が卒論を無事に提出できたことが
もっとも大きな出来事でした。
途中、自分自身の指導不足を多々実感することもありましたが、
学生さんの頑張りと洞察力が発揮される場面も多く有り、
私の方が学生から学ばされることも多かったと思います。
一方で、課題は、きりがないほどあります。
研究も教育も両輪がそろってこそ、なのですが、
研究ではお世話になる学校現場が広がり、素敵な先生方に囲まれ充実した一年となりましたが、
教育の面では、私自身が授業をしていて面白い!と思う授業(満足いく授業)は
数えるほどでした。
そんな思いから、この冬休みは斎藤喜博の『授業』や東井義雄著作集をちょっとずつ読み返し、
反省をしています。。。
そして、私に圧倒的に足りないのは、学生の実態をよく把握すること。
教える(教え込む)ことに一生懸命になりすぎて、
ぜんぜん相手が見えていないことが大きな課題だと気づきました。
新しい年には、学生とよくコミュニケーションを取り、色々と挑戦してみようと思います。
もう一つやり残した課題があります。
フェイスブックでも同じことを書いたのですが、
2015年は、「戦後70周年」を迎えます。
そこで、わたしにできることの一つとして、
スポーツと平和に関する写真展(英語版)を和訳し、
スポ健やBKCのどこかで展示会をしたいと思っています。
2015年3月末の卒業式シーズンに、
いろいろな方の目に触れるものに出来ればいいと思っています。
時間はあまりないですが、協力してもいいよ、という方は
ぜひお声がけください!
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最後になりましたが、
2014年の一年間、お世話になりました方々、
読者の皆様、大変ありがとうございました。
2015年もどうぞよろしくお願いいたします。
2015年は、それぞれの方にとって、
日本で、そして世界で、
これまでの課題が少しでも前にすすみ、
前を向いて輝ける一年になりますように。
ma34
2014.12.30
本年もありがとうございました
2014.12.29
ことし最後のゼミ
早いもので、2014年も残り3日となりました。新年に仕事を残さないように!と思いながら、仕事に追われる年の瀬を迎えている先生方も多いのでは?
大学の授業は、先週の木曜日で終了しました。私が担当するゼミも木曜日で年内最後でした。卒業論文提出後でしたので、4回生ゼミ(2限目)は、年明けの口頭試問のプレゼン資料を持ち寄って、発表の練習をしました。3回生ゼミ(1限目)では、いよいよ「卒業論文」作成に向けて、『実験計画』について発表してもらいました。4回生も1限目から参加してくれて、3回生の立てた実験計画にコメントしてくれました。
3回生には、春の段階から「就活時期」の変更される年であるから、早め早めに卒論テーマ、内容、計画を立てるように話していました。できれば、3回生の春までには、データを取得して、そのあと解析、論文執筆のペースで、ということを意識してくれたのか、春休み中には実験ができそうな計画が発表されていました。担当教員としても嬉しい限りです。
ことし1年間、特に前期の間、4回生は1,2限ともにゼミに参加して、3回生の実験スキルを上げてくれ、ゼミの運営のサポートをしてくれました。まさに、3回生の伴走をしながら、後輩の成長を支えてくれました。そのサポートを受けつつ、3回生も研究アプローチを学び、ゼミを運営できるまでに成長してきました。
ことし最後のゼミがクリスマスということもあり、ケーキを食べて1年のゼミを締めくくりました。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
ことし1年、いろんな出会い、できごとがありました。また、多くの研究に関わり、情報に触れることができました。元気に身体を保てたおかげです。来年もバリバリ、アクティブに活動できるよう、「運動、栄養、休養」につとめたいと念じています。ブログのご愛読に感謝し、またご愛読の皆様にとって、来年はより一層輝かしい年になりますことを願っております。
【忠】
2014.12.28
アメリカ便り (11): Fall semester
皆様いかがお過ごしですか。
メリーランド州立大学 College Park 校では、
先日、fall semester が終了致しました。
Finals と呼ばれる学期末試験も終わりました。
学生達は写真に見られるように全力を出し切り、
今週からはクリスマス休暇に入り
学内はがらんとしています。
fall semester は、9/2 から始まりましたので、
日本よりも随分早くに15週間が修了しましたが、
非常に内容の濃い15週間でした。
受けている授業数であれば、日本の大学生も
週10コマとか受けているので、トータルの授業数であれば
こちらと余り変わらないと思うのですが、
以前このブログでも書きましたが、
こちらの授業は、同じ科目が90分週2回、
もしくは60分週3回が基本で、
4 ないし5科目を受講し、大量の課題をこなしますので、
日本よりも少ない科目をより深く学ぶことになります。
大学院の講義では、改訂途中の論文が紹介されたり、
大学院生が進行中の最新の研究状況について毎週発表し検討するなど、
日本にいては得ることの出来ない貴重な体験を積むことが出来ました。
1/5 からは Winter Semester が始まります。
言語学部でも、Winter Storm と言って、
学生が主体となって、様々な勉強会を実施する予定ですので、
積極的に参加して、刺激を受けたいと思います。
それでは、また。失礼いたします。
良いお年を。
敦
<<街でよく見かける英語表現#11>>
クリスマスがありましたが、"Merry Xmas" と
書かれるよりは、"Happy Holidays!" という表現を
目にすることの方が多かったです。
これは様々な文化的背景を持つ人への配慮 (politically correct) から、
クリスマスというキリスト教徒重視の表現を避けたものです。
ちなみに、日本では Merry X'mas とアポストロフィー (') を
つけて堂々と書かれているのを目にしますが、
アポストロフィーは省略を意味し、この場合何も省略されていないので、
間違いですので注意しましょう。
2014.12.27
素晴らしい新年を…
2014.12.26
当事者研究
2014.12.25