こんにちは。
Ma34です。
台風が来て冷気が来て、風邪の季節がやってきました。何事もゆっくりマイペースの私ですが、風邪をひくのだけはいち早い動きを示しています。皆様も、お気を付けください。
さて、この土日月の(世間では)三連休の中日には、姫路城の目の前の会場で開かれた小学校英語関連のシンポジウムに参加してきました。J-SHINEという、小学校外国語活動で活躍する外部人材の登録、派遣をしている団体が主催で、文部科学省後援の会でした。
※写真は姫路城。改修工事で「白塗り」になりすぎたとのこと。(帰りの電車で隣に座ったおばあさまが教えてくださいました。)
シンポジウムでは、官房審議官の伯井美徳氏も登壇され、2020に向けた英語教育改革のなかでの小学校外国語活動の5,6年教科化の話、それを受けた3,4年生の外国語活動の展開についてのお話を伺うと、いよいよ改革が進みはじめたのだという実感を得ました。
ただ、問題は山積です。学校現場でも、行く地域によって様々、地域の中でもいわゆる「拠点校」とその他の学校での温度差は結構あります。大学院生の時にお世話になっていた先進校で得た学びや、研究で得て発信してきた知見(phonics, phonemic awarenessに関する指導)も、全ての現場で必要とされているわけではなく、まだまだ時期尚早であると感じることも多々あります。
けれども、その会場で、大学院生の時に大阪のとある自治体でお世話になっていた先生や、同じ「Whole Language」研究をされている先生、わたしの論文を初めて引用してくださった先生(今回初めてお会いできました)にお会いして議論をしていると、いよいよこれからが本番、発信すべき時であると応援していただきました。
また、地域間、学校間、教師間の隔たりが埋められ、現場の先生方の創造的なパワーが相乗効果を生み出していけるような関係性を構築するためには、そうした「つなぎ目」になる人が必要で、つながりが築かれた地域では、小中連携もうまく行っているようです。最近、学校現場を回る機会に恵まれ、それぞれの事情を踏まえた授業を参観させていただいていますが、そうした経験を踏まえて、私も微力ながら「つなぎ目」になれるよう、色々と学び取り、還元していきたいと思っています。
Ma34