今週火曜日、高大連携偉業の1つとして乙訓高校の研究発表会に行ってきました。高校に向かう途中、歩きながら自分が研究に興味を持ち始めた時のことを思い出しました。目に見える事象や経験から入って行ったこと、まず、走フォームやエネルギー効率、こんなことにまず興味を持ち始めた頃、「あなたたちが考えつくようなことは、だいたいのことはみんな考えてるんだよ」と先生から助言頂いたことなどを思い出します。でもそこからがスタートで、どうやって謎が解明しているのかを調べて行く事から始まります。かならず、解明されていない方向が見つかります。スポーツや健康というキーワードに結びつけられることは我々の特徴でもあるので、方向性は無限に!?(言い過ぎですみません)広がると思っています。
発表の対象は高校2年生。みなさん夏休み前から一生懸命準備し、研究発表にこぎ着けました。スライドの作り方には非常に驚きました。動作分析の実験は伸先生、光O先生を中心にご指導頂きました。スタートダッシュ、バッティング、バドミントンのスマッシュ...パフォーマンス室で実験を行った結果を発表してくれました。
お二人の力はすごい!とても良い発表になっていましたよ!ご苦労さまでした!ただ、パワポのアレンジに圧倒されて、内容を聞くのがおろそかになってしまった部分がありましたが(笑)やっぱり、高校生らしいな、と思った瞬間でもありました(^ ^)きっと、「うわ!こんなこともできるんや!」とか、言いながらグループで作成したのでしょう。。。
野球部さんが多かったのでデータ分析のグループもあり、私の方はそちらを担当させて頂きました。およそ490試合の得点、打率などなど、コールドゲーム以外、全て調べあげ、「硬式野球の試合において流れは存在するのか!?」というテーマで発表しました。私自身が不思議に感じていた「ラッキー7」。このキーワードと生徒さんと一致する部分があり、「試合に流れってあるの?」という彼らの疑問を調べていきました。全身疲労も含め、生理・生化学的に「ラッキー7」の原因がわかれば対処法を考えることができ、現場貢献に少しでも繋がるのでは!?と安易に思ったりしているのでとても興味があります。
発表会場に入った瞬間、生徒さんと目が合い、とても嬉しそうに「あっ、先生や!」と言って隣の生徒さんと楽しそうにしていた姿がとても印象的でした。私も嬉しくて思わず笑顔。。。やっぱり、自分たちの成果を見もらうことは生徒さんたちにとって、一番嬉しいことなのかもしれません。
さて、現在、卒論生を担当させて頂いています。生命科学部から里子に出されたHaruhiさん。昨日は論文要旨も無事提出。学生さんがいると実験室も楽しいです。来年度、再来年...実験室はもっと活気が出てくるでしょう。それとともに、私の任期も近づくので、たくさん経験を積ませていただき、次への生命をつなげようと思っています。香