[ 2025年06月 ] の記事一覧

2011.02.14

2/14 バレンタインデイ

2月14日は、バレンタインデイとして、女性が「チョコ」を好きな人、気になる人に渡して、告白する日ということが定着してきました。チョコを渡す、というのは日本のチョコレート業者が、50年前に考えたキャンペーンが始まりだそうです。欧米では、恋人、友達、家族などが、カードや花束、あるいは食事に出かけたりしながら、お互いの愛情を育む機会のようです。

日本では、すっかり「チョコ」が定着しています。ただ、恋人だけに渡す、「本命チョコ」から「義理チョコ」、友達にわたす「友チョコ」など、日頃の感謝を伝える手段にもなっているようです。

話は変わりますが、エジプトでは、30年間続いたムバラク政権が、市民のデモにより倒されました。インターネットを使った市民運動が、圧倒的権力を持つ、大統領を大きな被害を出さずに倒しました。このようなことは、これまでの歴史では考えられませんでした。「ホワイト革命」といわれる今回の政変で、感心したのは今朝のニュースです。デモで汚れた町中を若い市民を中心に清掃しているところがTVで流されていました。自分たちの街は自分たちで築く、という決意を持って清掃に当たっている若者の力強い顔に朝から感激しました。

組織は、そこに集う参加者が目標に向けて力を集結してこそ大きなエネルギーを生み、多くの成果をあげます。中でも若い世代がその牽引力となるような組織は、「生き生き」と活動するのでしょう。

身の周りの、日本の、そして世界の平和へ、それぞれが少しずつ一歩が踏み出せればと感じました。

 

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娘が焼いたチョコレートケーキ。

 

 

 

 

 

 

【忠】

 

 

 

 

 

2011.02.13

交換留学の面接をしてきました。

またもや冬将軍が到来し、日本各地で
大雪となっていますが、
みなさん、いかがお過ごしですか。

私は、今日、所用のため、BKC キャンパスに
来ているのですが、朝に来た時は、
こんな感じでした。

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ところで、先週に、交換留学の面接官をするために
衣笠キャンパスに行ってきました。

今回は、前回と違って、1日だけだったのですが、
学生さんの志望先は、
・スウェーデン
・アイスランド
・香港
と、ヴァラエティに富んだもので、面接の中、
彼らの「なぜその大学を志望するのか」を聴いていて
たいへん興味深かったです。

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立命館大学では、世界の様々な大学と交換留学提携
しています。
(具体的には、海外留学の手引きをご覧下さい)
その提携の幅広さは、日本有数ですので、
「内向きな若者」と言われて久しいこの時代ですが、
スポ健の学生には、積極的に海外に打って出る気構えを
持って欲しいと思っています。

 

 

 

 

 

 

それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
             敦


 

2011.02.12

因幡の豆京都...鹿野町での総合型クラブ研修会

総合型地域スポーツクラブの研修会に招かれて、鳥取県鹿野町に行きました!

 

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年末年始にかけて、米子では、電車が2日以上もストップするほどの大雪に見舞われた鳥取県...。


承知の通り、昨日から全国的に寒波に被われ、都市部でも雪が積もるような天候...。


鳥取にたどり着けるのかなぁという一抹の不安を抱きながら、朝7時6分の特急スーパーはくとで鳥取に向かいました。

 

 

 

 

鳥取市内中心部から約20kmほどに位置づく鹿野町は、因幡の国の旧城下町で、司馬遼太郎さんが「水の底のように静かで、えもいえぬ気品をもった集落である」と称えたぐらい、情緒漂うまちでした。

 

400年の時を超えた小さな城下町には、町中に鹿野城主であった亀井公が造った水路がそのまま至る所にあり、人々の生活を支えていた様子がいまでもうかがえます。


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鹿野町は、全国から数多くの地域が視察に訪れるほど、このような資源を活かしながら、まちづくりに取り組む熱心な地域のようです。

そのようなまちに私が招かれたのは、総合型地域スポーツクラブの中心的な役割を果たすクラブマネジャーと行政担当者から2つのリクエストに応えるためでした。


1つは、「総合型地域スポーツクラブに対する町民の理解を促してほしい...」ということ...。

もう1つは、「まちづくりなどに熱心に活動されてきた方々が少々疲れ気味なので、その人がたちが再びイキイキとするようなアドバイスがほしい...」ということでした。

 

1つめは、様々な活動に取り組んできた地域で、また新しいアクションを起こすために、「また...」という雰囲気が漂い、クラブの意義や価値がなかなか伝わらないということのようです。

これについては、総合型クラブが持つ機能や可能性について、全国の事例をご紹介しながら、"新しい公共"を実現するために、自助・共助・公助をどのように実現するのかについて、お話ししました。


2つめは、市町村合併で、鹿野町が鳥取市に吸収合併された関係上、これまでのように行政が手厚くまちづくりや町内での活動に支援することができなくなったため、市民組織に自律性がより一層求められるため、住民主体の組織体制への変革と自治意識を促してほしいということのようです。

お話をうかがえば、地域内での活動は、熱心な人たちによって支えられる傾向にあり、市民パワーがアンバランスで、ある意味、「自発性パラドックス」に陥っているようでした。

 

ちなみに、自発性パラドックスとは、慶應義塾大学の金子先生が用いられた言葉で、自発的に始めたはずのボランタリーな活動において、ある意味、熱心さが徒となり、その後も期待がかかり、活動から抜け出せなくなったり、未熟さに悩んだりして、自らをつらい立場に追いこんでしまうようなことを意味します。

自発的に行った行動の結果が、自らを苦しい立場に立たせてしまうという、一種のパラドックスを引き起こすことから、このような言葉が用いられました...。


「言い出しっぺが損をする...」「1つの物事を引き受けたら、芋ずる式で、次々と仕事や役割が回ってくる...」こんなことは、どこの社会にも存在することです。

これについては、オープンシステムとしての組織のあり方や分業・調整に関する組織論のお話を、私の経験に基づいて、お話ししました。

 

ちなみに...
このような状況に、個人が陥ったときの「気の持ち方...」については、カウンセラーの【ippo】先生以上に、逆境に強く、組織の中で生きるということに腹が据わってる?いや、腰が据わっている【忠】先生からアドバイスをもらってください(笑)!

 

鹿野は、少ししか町の様子がうかがえなかったのですが、美しく、また訪れたいと思うまちです。

 

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画像にあるように、4月には、伝統的なお祭りが行われているようですが、これも担い手不足で隔年でしか開催されないとのこと...。

 

今年は、お休みの年なので、来年は、胃薬持参で、ぜひ鹿野に来てくださいといわれました(笑)。

 

鹿野の祭りは、岸和田のだんじり祭りと似たところがあり、祭りの時期は、無礼講のようで、地域の方々のお家に招かれ、お酒や食事が驚くほど、もてなされ、そのようなお家を何軒もはしごするのが慣例ということのようです...。

 

ソルマックを持参し、その来るべき日に備えたいと...いまから楽しみです。

 

 

 

 

 

2011.02.11

論文発表

 今日、全国的に雪が多いという予報でしたが、草津市も雪がちらつく天気でした。先週、、【Moto】、【Koji】先生、【聡】先生などの共同で研究した論文がアメリカ生理学会のAmerican Journal Physiology Endocrinology and Metabolism という有名な雑誌に掲載されることが決まりました!!どんな研究内容かといいますと、糖尿病などの高血糖状態の人は、性ホルモンの分泌量が低下していますが、それを補充したり、運動を行うことで性ホルモン分泌を増加させると、骨格筋の糖代謝を亢進させて、糖の取り込みを増大させる、という研究内容です。この研究は、今後、新しい糖尿病の治療法として応用できるかもしれない、研究です。その研究結果が、評価されての掲載です。現在は、実際の糖尿病モデル動物を用いた検討を実施しており、いい結果が出ています!!また、ヒトへの応用研究に向けて、どんな運動がいいのか、また、低下した性ホルモンを補充するための食事なども考えて今後研究していきたいと思っていますので、興味のある方は是非、一緒に研究してみませんか?

 

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by Moto

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011.02.10

女性プロゴルファーで研究者

今日の「スポーツ健康科学セミナー」は、女子プロゴルファーとして初めて博士号を取得されたという、野澤むつこ先生でした。

 

博士号を取得されるまでのご苦労話(秘話?)とゴルフバイオメカニクスの話をしてくださいました。学部生や大学院生も参加し、ユーモアを交えたご講演でした。

 

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一般の人に通用するもの・伝わるものを科学的に研究したいという想いで、研究の道を進まれたとのこと。"「科学的・客観的に示すこと」と「本人の完成・感覚を活かすこと」の融合を目指している"との言葉は印象的でしたし、メンタリティの問題、心理的な要因の重要さも触れて下さったことは、その分野を勉強する私にとっては心強いメッセージでした。

  

「世界で勝つための選手の育成」という明確な夢をお持ちだからでしょうか。いつお会いしても(と言っても、まだ2回目ですが...)、とてもパワーを感じさせてくださる先生です。そういうふうに周りから見られるようになりたいものです。

  

ippo

 

写真:野澤むつこ先生。

   ご自身を語れるだけの"強み"をお持ちでいらっしゃることは、研究者として

   目指したい姿です(でも、実際にはむずかしく...今日もまた修行...!?)。

 

 

 

2011.02.09

学習者の心の理解

「教育現場では、いじめ、不登校、反社会的行動、発達障害をかかえる学習者への対応、学力不振等が起こっている。おそらく、多くの指導者がそのように感じているであろう。さて、どう考え、どうすればよいか。」

  

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こんなテーマについて、特別非常勤講師として、日潟淳子(ひがた あつこ)先生を招いて、教職科目総合演習IIで講義をして頂いた。日潟先生は、スクールカウンセラーとして活躍されている。

 

 

  

 

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その話によれば、学校では、指導者とスクールカウンセラーが役割分担をして、それらの問題行動を持つ学習者に対応することが最も効果的である、ということであった。

 

 

 

 

もう少し具体的に言うと、個々の学習者が生き生きと学校生活を謳歌し、自己実現を図っていくためには...

 

 

1) 指導者は、指導と生徒理解という役割を担う

2) スクールカウンセラーは、生徒理解と無条件の受容という役割を担う

 

 

このような話を、どこかで、スポーツ健康科学部の学生や院生に、聞いて欲しいと思っている。

 

【 智 】(20110106 日潟先生の講義)

 

 

 

2011.02.08

湖の健康と子供の成長。

<RecO便り44>
 先週火曜日、滋賀県主催のセミナーで嘉田由紀子知事に初めてお会いしました。
  想像通りの気さくな方で、研究者としての視点から琵琶湖の今後についてのお話しも伺うことができ、琵琶湖の健康を守ることが、滋賀県人の、ひいては日本の健康を守ることにつながることを再認識しました。
 スポーツ健康科学部の活動についてもとても興味があるとのこと。是非一度、こちらにも来ていただきたいと思いました。
 
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 そして土曜日には、ヘッドラインニュースにもご紹介いただいた、草津リトルパンサーズの選手とその保護者のみなさんにセミナーを行いました。




 

 

 


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 草津リトルパンサーズは、小学生・中学生を対象とした、フラッグフットボールのクラブチームです。中学生は今年、ライスボールの会場での全国大会に西日本代表として出場した実力のあるチームです。
 
 

 
 
 今回の栄養・食事セミナーは、過去、小学生・中学生のアスリートからたくさん頂いた質問を元に、Q&A式で行いました。
 また、要所要所、必要なところはメモを書いてもらいました。最初の質問「どうして今日、食事の話を聞かなきゃいけないの?」の答えの時、大きな三角形を書いてもらったら、写真にあるような、みんなが紙からはみ出しそうな、本当に大きな三角形を勢いよく書いてくれました。
 セミナーの中では「滋賀県の子供たちのアドバンテージ」ということで、湖の食材や近江米、そして地元産の野菜の話をしました。「うれしが。おいしが。」これらのおいい力をしっかり受け取って、たくましい選手に成長して欲しいと思います。

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次回は「たくましく育つためのおやつレシピ」をRecOで実習する予定。
 今から楽しみです。【abc.】
 
 
 

2011.02.07

マグマの力

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写真左:飛行機の上から,右:空港からみた新燃岳の噴火

 

先週の月曜日に,鹿屋体育大学へ出張したしたときに,霧島連山の新燃岳が噴火して噴煙を噴き上げているのを飛行機の上から眺めました.山並みは所々白く,噴火口からは黙々と白い煙が吐き出されていました.鹿児島空港から,車で南下すると,桜島を正面にみることができます.この桜島も大きな噴煙を吐き出していました.火山灰が巻き上げている間は,洗濯物を外に干すことができず,コインランドリーは超満員であることを,鹿屋医体育大学の大学院生から聞きました.また,桜島が噴火したときは,窓が揺れるので分かるようです.いわゆる"空震"が起きるようです.新燃岳の噴火ではかなり強烈な空震が起こり被害が出ています.

 

20110207-4.JPG火山の噴火は,目には見えない地下のマグマの圧力が貯まり,その圧力が猛烈に高まることで,マグマが吹き出てきます.スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科にとっての「マグマ」は,学生・院生,教職員の夢・目標,支援して頂いている保護者,関係者の熱い思い,本学部・研究科を志望する志願者,高校関係者の熱い思いでしょう.このようなマグマを,スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科という山で,教育・研究という刺激(圧力)をかけて,火口から社会へ送り出すことになります.インパクトを与える人材を送るためには,普段は目にすることのない「マグマ」へ刺激を与え続ける地道な営みが必要です.この地道な作業を怠ると,休眠状態の休火山として目立たない存在となってしまいます.

 

スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科という山の火口から地上高く舞い上がり,まさに燦然と輝く星々になって欲しい.2つの火山の噴火が,このことを改めて考えるきっかけをくれました.

 

【忠】

 

 

 

 

 

2011.02.06

BKC でも、一般入試が行われていました

ここ数日は、小春日和が続いていますが、
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

立命館大学では、2/1 から、一般入試が行われていますが、
BKC キャンパスでも、たくさんの受験生の姿が
見かけられました。

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また、大学生協の書籍部では、スポ健の先生方が
推薦した新入生にお勧めの本が並んでいました。

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「すきになる分子生物学」から「言語の脳科学」そして
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
と並ぶ本棚を見て、改めてスポ健の学問分野の広さを実感しました。

明日からも、一般入試は続きます。
ぜひ春にスポ健に合格して、沢山の本を読んで、
しっかりと勉強して下さいね!

それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
              敦


 

2011.02.05

大阪体育大学大学院の集中講義にて...

2月3日から今日までの3日間、大阪体育大学大学院の「地域スポーツ経営論特論」という科目の集中講義で、熊取町に来ています。

朝の9時から夕方の18時まで...びっちり5コマを毎日、行っています(笑)。

 

地域におけるスポーツマネジメント研究の視座、スポーツマンシップ、スポーツがもたらす社会的ベネフィット、スポーツプロダクト、スポーツ振興政策の流れ、新しい公共の担い手となる総合型クラブなどなど...。

講義形式ばかりでなく、ディスカッションを多く取り入れ、授業を進めました。

 

最終日の今日は、大学院生による事前課題の発表でした。

文献は、ドラッカーの「マネジメントの基本と原則」やマートンの「官僚制の逆機能」、またエドガー・シャインの「組織文化とリーダーシップ」、さらには、ラッシュとバーゴの「サービスドミナントロジック」などなど、経営学の古典的な文献から最新の文献までを抄読し、発表してもらいました。

 

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大学院生は、膨大な課題?のために寝不足ながらも、熱心に授業に取り組んでくれました。

 

このような授業は、もちろん、立命館大学でも行っていますので...(笑)

 

むしろ、うちの大学院生たちが他大学の大学院生たちと、授業をシェアし合いながら、同じ学びの場で、互いに刺激しあうことができればと思いました...。

 

まぁ、学会に行けば、それに近いことは味わえますが...。

 

 

発表は、後2つ...

コミュニティ・オブ・プラクティスとサービスドミナントロジックです...。

 

このブログをご覧になった方々も、どうか刺激的な文献と学びの場に身を投じてください!

我々は、両手を広げて、皆さんの進学をお待ちしています~