[ 2025年06月 ] の記事一覧

常任理事会 総長報告(4回生伊藤さつきさん)

私を含め立命館大学の学部長は、毎週水曜日午後、立命館大学朱雀キャンパス(京都 二条駅近く)で、学校法人立命館の常任理事会に参加し、学校法人の様々な課題について議論をしています。これに出ることにより、学校法人立命館の理事として各自の学部のみではなくAPUや付属校を含む全立命館の課題や方向性が見えてきます。以前、電車の中で、立命館宇治高校の学生さんが最近さー・・・というような話をしていると、耳をジャンボのように広げて聞いていたこともあります。 

常任理事会では審議事項に先立って総長報告として、総長(現在は吉田美喜夫先生)が体育会及び文芸各部で活躍した選手やコーチ・部長を紹介します。これは、立命館大学が課外活動の意義を認め、それらの活躍を非常に重要視していることの表れです。昨日、(4月15日(水))は、本学部4回生の伊藤みさきさんが紹介されました。彼女はスキー部所属で、3月に秋田県田沢湖で開催されたモーグルのワールドカップ・デュアルモーグル競技で第2位に入り、さらに全日本選手権でもデュアルモーグルで優勝しました。

彼女は、立命館大学でスポーツ健康科学を自ら学び、それを基に競技力を強化するという期待を胸にスポーツ健康科学部に入学したと言うことです。それが、このような形に具現したことは大変うれしいことです。ワールドカップの時は、彼女の測定で現場にいました。目の前で、世界の一流選手を次々に破っていく伊藤さんの姿をみて、どきどき わくわくし、観るスポーツの感動を味わいました。今後、2018年に開催されるピョンチャン冬季オリンピックに向けて、学部として応援しようと思っています。

 

スポーツ健康科学部の話題

 スポーツ健康科学部では、写真のような学部独自のパンフレットを作成し、資格の取得に力を入れています。スポーツ系の学部では、保健体育の教員免許をとれることが知られています。立命館大学スポーツ健康科学部では、それに加えて在学中に指定された単位を取得すると、生活習慣病の予防や治療のための健康に関する運動の指導を行う「健康運動指導士」の資格取得のための試験を受けることができます。厚生労働省・国は、この資格を持っている人の養成をスポーツ健康科学系の大学・学部に強く求めています。ぜひ、多くの学生さんがこの資格を取得し、社会を健康にすることに貢献して欲しいと思っています。