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2019.02.18

立命館慶祥中学・高等学校 訪問

2月6日、7日と立命館慶祥中学・高等学校を訪問してきました。立命館慶祥中高への訪問は毎回楽しみにしていますが、今回は、北海道らしい冷え込みに遭遇しました。特に、2日目の2月7日は、82年ぶりに最高気温がマイナス11度。まさに記録的な冷え込みでした。そんな中でも、気持ちの良い、明るく元気な生徒の皆さんに出会えました。
  

初日のスポーツ健康科学部の学部紹介には、中学3年生から、高校2年生までの約90名が参加してくれて、質問も多数してくれて、スポーツ健康科学部の魅力を十分に伝えられたと感じています。今回、立命館慶祥中高の訪問をFBにて紹介したところ、2期生で立命館慶祥出身の竹内くんが、会いに来てくれて、竹内君からも学部の良さをメッセージしてくれました。そのメッセージを聞いたときに、卒業生の成長も感じ、さらに嬉しい気持ちになりました。

 

2日目は、昼休みの時間に、教職員の皆さんと懇親会をさせてもらい、学校での取り組み、これからのアイデアなどを聞かせていただきました。その後、来年度スポーツ健康科学部入学予定の高校3年生との懇談をさせてもらいました。写真は3名ですが、もう1名は現在、留学中で卒業式前に帰国のようです。いずれにしても面談した3名は、それぞれにしっかりとしたキャリアイメージをもって、スポーツ健康科学部に進学してくれることが分かり、今から非常に楽しみです。立命館慶祥、ならびにスポーツ健康科学部の卒業生で、職員の加藤君も、別件用務で来校しており、新入生懇親会に参加してくれ助けてくれました。

 

新入生懇談会の後、模擬講義を約90名の前でお話しさせてもらいました。楽しい時間を共有させて頂きました。多くの生徒さんに、スポーツ健康科学を理解してもらい、関心を持ってもらいました。

進学してきてくれるのを楽しみにしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
北海道2日目の夜は、立命館慶祥中高の保健体育の先生方と懇談させてもらいました。課外クラブ活動の新しいカタチについても議論させてもらいました。こちらは引き続き議論を深めていくことになりそうです。
【忠】 

2019.02.17

研究成果を現場に活かす取り組み

研究室では年間を通して様々な実験(研究)を行っていますが、それとは別に本学の運動部所属のアスリートに対する科学的サポートにも取り組んでいます。特に、インテグレーションコア3Fには低酸素室が設置されていますので、この施設を利用した「低酸素トレーニング」を積極的に導入しています。低酸素トレーニングというと以前はマラソン選手など持久性スポーツ種目の選手に対してのみ使用されてきたのですが、研究を通して、球技種目の選手など10秒以内のパワー発揮を短時間の休息を挟んで繰り返す「間欠的なパワー発揮能力」の改善に有効であることが明らかになりました。さらに、低酸素トレーニングの恩恵とは縁がないと考えられていた陸上競技の短距離種目の選手を対象にした研究においても、通常環境で行うトレーニングと比較して効果の大きいことが認められています。

これらはすべて実験室での研究を通して明らかにしてきたことですが、私達の最終目標は研究から得られた成果を実際のトレーニング現場に還元し、選手の強化に活かすことです。このような点から、1月中旬から約4週間にわたり、女子陸上部短距離種目の選手数名が低酸素トレーニングを継続してきました。室内の酸素濃度を減らした常圧・低酸素環境内で、専用の自転車エルゴメータを用いた数秒〜60秒程度の高強度でのペダリング運動を複数回繰り返すという大変厳しい内容です。低酸素環境では通常酸素環境と比較して筋肉内でのグリコーゲンの利用が亢進することから、乳酸の産生が増加します。また酸素摂取量は低下しますので、「少ない酸素で大きなパワー発揮を繰り返す」ことが求められ、このことが筋肉や呼吸循環系に対し強いトレーニング刺激をもたらします。トレーニング期間の前後では、数種類のパフォーマンステストを実施し、低酸素トレーニングの効果が十分に得られているかを徹底的に検証します。先日、トレーニング期間後のパフォーマンステスト(ポストテスト)を行い、予定していたすべてのスケジュールを終えました。

毎回のトレーニングには大学院生が立ち会い、マンツーマン体制でサポートをします。普段、大学院生の研究活動は実験、論文執筆や学会発表などが中心です。一方で、スポーツ科学(トレーニング科学)は応用分野ですので、研究を通して得た最新の知見をスポーツ現場に活かして欲しいというのが私の考え方です。そのため、2010年の学部開設時から今回のような科学的サポートに取り組んでいます。

幸いにも、低酸素トレーニングの導入を含む科学的サポートの依頼を学生側から受けることも増えてきました。しかし、すべて対応できるわけではありませんので、依頼を引き受けるかどうかは慎重に判断をしています。その際の判断基準としては2つあります。まずⅠつ目は、選手が本気であるかどうかという点です。2つ目は、その選手が所属するチームと密に連携が取れるかどうかという点です。所属する運動部で強化に尽力されているスタッフ(監督、コーチ、トレーナー、マネージャーなど)と意思疎通が図れるか、事前に議論ができるか・・・これはきわめて重要な点となります。選手を個人的にサポートするのではなく、「チーム」と「研究室」という組織同士での連携ができるか否か、この点を見極めています。こちらにも責任がありますので、安易に引き受けることは決してありません。

今回、嬉しいことがありました。トレーニング期間後のパフォーマンステスト終了後、サポートを担当してきた3名の大学院生に対して選手から感謝の気持ちを示す色紙などのプレゼントがあったようです。選手達に「サポートをしてもらって当然」という思いはなく、感謝の気持ちをもってトレーニングに参加してくれていたことがよく理解できます。「強くなりたいという選手」と「自分達の専門性を活かして選手強化に貢献したい若手研究者(の卵)」が大学という組織の中で上手く融合し、互いに成長していることが感じられました。

ちなみに、今回の科学的サポートを主導したNobukazuくんは、4月からは国立スポーツ科学センター(JISS)において研究員として勤務する予定です。科学的サポートの対象を、本学所属の選手からオリンピックを目指すトップレベルの選手にまで広げ、まずは2020年に迫った東京オリンピックに向けての選手強化に存分に力を発揮してくれることを願っています。
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2019.02.15

はしかと京都マラソンの話

どうも、こんにちは、嶋村です。寒い日が続きますが、皆さんどうお過ごしでしょうか。僕は基本的に論文を書いたり読んだり相変わらず自分のことをして過ごしております。まあ研究会やら出張やらがちょっと控えておりその準備なんかもしないといけないなあ~と思ってもいますが。。。


さてこの寒さで体調を崩してしまう方もおられると思うのですが、どうやら世間では麻疹(はしか)が流行っているそうですね。昨日もテレビのニュースでもやっていましたが、はしかにかかるとしばしば合併症を起こして重篤な状態になり、最悪死んでしまうこともある怖い病気だそうです。最近の若い人は2回予防接種を受ける必要があるらしく、2回受けると抗体もしっかり体内に形成され、罹患する可能性が低くなるそうなのですが、問題なのは 30 代や 40 代などの1回しか予防接種を受けていない世代だそうで、テレビに出演していたお医者さんは予防接種を改めて受けるように警鐘を鳴らしておられました。ちなみに僕はこの世代に属しているのですが、留学をする際にもう一度 MMR (はしか、おたふく風邪、風疹の3種混合)のワクチンを受けさせられたので、2回受けたことになっています。本当はアメリカの大学に証明書さえ出せば問題なかったのですが、なんせ子供の時に受けたので、それを子供の頃に通っていた小児科に行って英語にしてもらってどうのこうのというのができなかったので、結局注射することになりました。ちなみに注射は僕が世の中で嫌いなものの中のトップ3に入っています。どうでもいい話ですが、しばしば言語学者の中にフィールドワークをする人がいます。つまり調べたい言語が話されてる国や土地に行って実際に言語データを現地の話者からインタビューを通して取ってくるというのですが、それが例えばアフリカ大陸なんかになるとそれに応じた予防接種をいろいろ受けないといけません。僕の知り合いもそういう人がいますが、注射嫌いの(そして海外旅行があまり好きではない)僕は遠慮しておきたいですね(笑)。今の所自分の研究対象はゲルマン語系と日本語なのでなんとかなっています。。。あ、あとこういう医療系の証明書を英語で出す時に文書作成料を結構取られますので、留学を考えている方は気をつけてください。。。


ちなみに今週末の日曜日は京都で京都マラソン 2019 が開催されます。そして僕も参加して来ます。ただ最近寒すぎてあんまりちゃんと準備ができていません。。。体重も落とそうと思ったのにそれほどダイエットができていない。。。というわけで、前に書いたサブ 3.5 という目標を 3.75 ぐらいにしようかな~、いや 4 かな~。。。とにかく頑張ります。そう言えば、12 km 過ぎの給水所は衣笠キャンパスの近くらしく、立命の学生さんがボランティアとして参加してしているそうです。さすがにそこを通る頃はまだまだ元気があると思うので、恥を晒さなくていいですね(笑)。


ではでは。 また来週。

2019.02.13

ボート部と相撲部

こんにちは。

今週の月曜日は体育会歓送会でした。
体育会のこの一年を振り返り、入学以来頑張ってきた
4回生を送る会です。
ボート部、相撲部も4回生を歓送し、両部から沢山の選手、
スタッフを表彰していただきました。

みんな、本当によく頑張ってきました。

しかし、いつも頑張っている体育会の部員たちは、自分の
競技に忙しく、他の部の活動をあまり知りませんし、
ほとんど観たこともありません。

今、ぼくは、例外的ではありますが、ボート部と相撲部の
二つの部の部長を拝命しており、この機会にお互いの部を
よく知り、応援し合える関係になることを強く願っています。

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ボート部と相撲部…
どちらも大きなクラブではありませんが、長い伝統を持ち、
立派な戦績を修めています。
両部ともスポーツ健康科学部の学生たちも所属し、
アットホームな雰囲気を大切に、みんなで切磋琢磨して
頑張っています。

私は、その中に部員一人ひとりの成長があると確信しています。

そして、その部に関わっている私も、彼たちら、彼女らに
励まされて成長しようと努めています。
人はいくつになっても成長できますから。

みんな、頑張ろう。

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写真は、体育会歓送会の会場で交流するボート部と相撲部の
部員たち。
そして、4年間頑張ってきた両部の部員たちです。

これまで競技を通じて培ってきた力を、人としての自分の
力に一般化して、胸を張って元気に笑顔で社会に羽ばたいて
くれることを願っています。

幸せは笑顔から生まれます。

みなさん、
今日も元気に笑顔で充実した一日をお過ごしください。

Apollo

2019.02.09

Bリーグアルビレックス新潟BB観戦 in 長岡市


新潟県長岡市でBリーグの試合を観戦してきました。
Jリーグ(サッカー)の「アルビレックス新潟」の
ホームタウンは新潟県新潟市ですが
Bリーグ(バスケットボール)の「アルビレックス新潟BB」の
ホームタウンは新潟県長岡市になります。
Bリーグの観戦はまだ2回目で、初観戦は
2016年9月22日に国立代々木第一体育館でTip offとなった
記念すべき開幕戦でした。

2016年の開幕戦、あるいは今回もBリーグの観戦者には
いかにも「バスケットボールをやっています(きました)!」という感じの方が
他のスポーツと比較して少ないのではないかと感じました。

公益財団法人日本バスケットボール協会の公式発表によれば、
2017年のバスケットボールの競技者登録数は63万人程度です。
同年のサッカーの競技者登録数は
91万人(公益財団法人日本サッカー協会公式発表)、
ラグビーは10万人(公益財団法人日本ラグビーフットボール協会発表)です。
「みる」スポーツから「する」スポーツへ導くことの難しさをお伝えしましたが
数字だけを追うと、「する」スポーツから「みる」スポーツも同様なのかもしれません。
しかしながら、そもそも会場となるアリーナの収容人数が
NPBのプロ野球やJリーグの試合会場よりも少なく
アルビレックス新潟BB戦が開催された
アオーレ長岡の収容人数は5,000人であることを考えると、
バスケットボールの競技経験者ではない、
多様な人が楽しみを求めてアリーナに集っているとも言えます。

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スポーツマネジメント領域において、Bリーグおよび
リーグに所属するチームの挑戦から学ぶことは数多くあります。
既に我が国のスポーツ組織の常識となってきた
健全経営の追求と地域に根差したスポーツクラブ作りは
一つの試合からも垣間見ることができます。
当日は様々なイベントが開催され、地元の酒造とのコラボ商品も販売されていました。

(ゆ)2019020902

Bリーグは使命として、
・世界に通用する選手やチームの輩出
・エンターテイメント性の追求
・「体育館」ではなく「アリーナ」作りの3つを掲げています。

今日の試合は良かった、あのプレイは最高だった、ではなく
「今日は楽しかった!」が重要なのです。
競技そのものに理解がある、スポーツする人たちだけが「試合」を楽しむのではなく
これまで縁のなかった人たちがその時間や空間を楽しめる
エンタテインメントの一つとして人々や地域の幸せを創造することを追求しています。
雪深い長岡市にて大歓声のアリーナにいながら、
私も「あぁ、楽しかった」というひと時を過ごせました。


写真はアルビレックス新潟BBの試合会場
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#対戦相手は、琉球キングス
#試合以外の演出が豊富になると
#観戦者調査は難しいのです

2019.02.06

スポ健3回生、高野君、頑張ってます!!

こんにちは。

先週の金曜日、先のアジア大会で舵手なしペア4位入賞のボート部員、
スポーツ健康科学部3回生の高野晃帆君が、立命館大学の
「東京オリンピック・パラリンピック活動助成金」の受給者として、
京都、滋賀の主要地方紙、京都新聞の取材に応えました。

取材では、立命館大学の学生として、またボート競技のトップアスリートの
一人として、その両者を相立たせるために全力で努める高野君の姿が
語られました。

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朝5時から練習して、大学に出て授業を受けて、帰って練習する・・・
開講期のボート協会の合宿には、授業と重なってなかなか参加できず、
その分、部員たちと直向きに練習して、合宿メンバーに置いていかれない
ように頑張る・・・

そして、いつも元気に明るい笑顔!!

「東京オリパラ活動助成金」は、そんな高野君への力強い支援です。

しかし・・・
高野君に限らず、ウチのボート部員たちはみんな立派や!!
みんな、いろいろな葛藤の中で一生懸命考えながら笑顔で頑張ってる。

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そんな彼ら、彼女らに励まされて、私もますます頑張ります。

Apollo

2019.02.04

ライスボールセミナー in 立命館高校@長岡京キャンパス

みなさん、ライスボールセミナーをご存じでしょうか?
https://www.facebook.com/riceballseminar/

BKC、衣笠、OICの各キャンパスで、昼休みの時間を利用して、研究者である大学の先生、若手の研究者が、最先端の研究トピックスを紹介するセミナーです。既に10年以上は続いています。
お昼休みなので、「ライスボール」の名のとおり、おにぎりを食べながらのセミナーです。参加者は、おにぎり、コロッケ(会場によって違うかも)を頬張りながら、頭の方も最先端の研究に触れられ、刺激を受けることが出来ます。

実は、このライスボールセミナーのネーミングをしたのは、小生です。これがスタートしたきっかけは、スポーツ健康科学部ができるまえ、理工学部に所属している折に、研究部のスタッフと話しをしていて、教員同士、ならびに研究部のスタッフが、教員の研究をあまり知らない、というところからスタートしました。であれば、お互いの研究を知るとともに、そこからシナジーが生まれるのでは?ということではじまりました。

ライスボール(おにぎり)は、主食であるお米と中の具でできています。どんな具材を選ぶのか、そしてそれを包むご飯の炊き加減、塩加減、握り加減によって、おにぎりの味は決まります。つまり、研究者同士の組み合わせ、掛け合わせの工夫によって、より美味しいおにぎりになる、という発想でネーミングしました。

いまは、発表者がキャンパスをクロスして、普段とは違うところでも発表してもらっています。まさに、異分野融合、連携をねらったものです。よりグローバル、ダイバーシティに富んだ、味わいになっています。

 [aikoa]20190204

さらには、
「長岡京キャンパス通信 No.299」 第1回 RICEBALL SEMINARを 開催しました!
で報告(写真)されているように、 
「スポーツ科学を通して社会に貢献する研究者を目指して」のテーマで、
小島千尋さん(立命館大学スポーツ健康科学研究科 博士後期課程3回生)が、長岡京市にある立命館高等学校で発表してくれました。こちらは、異世代の伝承にもつながっています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
昨日は節分。今日は立春。いよいよ春です。
大学入試はまだ続きますが、それぞれの春を受験生が手にされることを願っています。【忠】

2019.02.02

サービスラーニング 草津市教育委員会様への報告会

今週の水曜日、今年度サービスラーニングを受講していたNさんが
草津市教育委員様でサービスラーニングの実施報告会をさせていただきました。
サービスラーニングとは、地域社会のニーズと学生の大学での学びを
奉仕活動(実践活動)というサービスを通して融合させてることを目的とした学習法です。
また、この学習方では、「振り返り」も重要視しています。
報告会むけて何度も教員のアドバイスを受けながらスライドを作り直すことで、
「振り返り」ながら実践を通じた学びと経験を深めることができた捉えています。

草津市教育委員会様との取り組みは、今年で8年目になります。
教員を目指す学生が大学の学びを活かして、学校体育の授業や体育行事に関わりながら
教育現場でイベントの運営や児童への指導を実践するのが主たる内容になります。
受け入れてくださる学校側の先生方からも体育の授業が充実すると
評価をしていただいているようです。

サービスラーニングを受講する学生にとっては、限られた期間に指導内容を考えたり、
初めての場所に足を運んだりしながら、規定された時間をこなさなくてはなりません。
今年度サービスラーニングの担当となり、最初は不安な顔をしている学生をみながら
やや心配もしていました。
しかしながら、Nさんからの報告を受けるうちに、
教育委員会さまや教育現場の先生方の陰ながらのサポートをいただきがあり、
学生たちに対して学びの場をご提供いただく一方で、
期待をしていただいているようにも感じていました。

特に今年度は、自然災害が重なり、イベントの中止や延期がある中
各小学校の先生方や教育委員会の方々からのご尽力やご配慮をいただきながら
なんとか全プログラムの終了することができ、年が明けてからの報告会となりました。

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当初Nさんは、様々な事案を抱えながらサービスラーニングの
スケジュールをこなすのが精一杯という様子でしたが
徐々に手ごたえを感じてきたようで、報告会に向けて振り返りを重ねることで、
具体的の将来を描くことができる達成感を得たようです。
また今回の報告会では、Kenji先生のゼミ4回生のHさんも卒業論文の発表をさせていただきました。
こちらも実際に小学校に訪れ、児童に対してプログラムを介入した興味深い研究で、
報告会に参加されていた教育委員の方々から多くのご質問をいただくことができました。

多くの方々に支えられたサービスラーニングを充実した報告会で終えることができました。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。

写真は草津教育委員会さまでの報告会の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#学内では、
#Kenji先生の陰ながらのフォローもあり、
#事務室の方々の手厚いサポートもあり、
#こちらも御礼申し上げます

2019.01.30

滋賀レイクスターズ賀詞交歓会

こんにちは。

先週の木曜日、Bリーグ、地元の滋賀レイクスターズの
「賀詞交歓会」が大津市内のホテルで開催されました。

そしてそこには、敬愛する友人でニールセンスポーツジャパン
社長のAndy 秦氏が記念講演に。

滋賀レイクスターズの西村社長から私もお声がけいただいたのですが、
残念ながら、所用で私の出席は叶わず・・・

残念、と思っていましたら、滋賀レイクスターズでインターンとして
お世話になっているゼミ生、ゆーた、ハコちゃん、リコちゃんの
三人が、私のゼミ生だということで、Andyに挨拶に行ったのだと。

この写真をAndyが送ってきてくれました。

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なんとも厚かましい連中やなぁ、と、ゼミ生の逞しく成長した姿に
触れ、たいへん嬉しく感じました。

スポーツ健康科学部の教員は、分野を問わず、それぞれが貴重で
豊富なネットワークを持っています。

みなさんもスポーツ健康科学部で、それらのネットワークを十分に
活用して、自分の無限の可能性を形にしていってください。

Apollo

2019.01.29

二次災害のはじまり

あまり明るいお話ではないのですが。

昨年9月の台風で、大阪以南はかなりの被害を受けました。
堺でも、あちこちの家の瓦や外壁が飛びました。
私の住む村のすぐ下には大きな池、近くには川があります。
そこから吹き上げる風の威力はすさまじく、両隣家は大きなダメージでした。
小さな村の中のほとんどの家の屋根や壁にはブルーシートがかかっています。
どこの家の修理も手つかずで、修理開始時期もめどが立っていません。
「春までは無理」と言われていたのが、「夏以降」となっています。
職人さんはもちろんですが、瓦がない、外壁の材料もない、という状態だそう。

これらの状況は、しかたないとあきらめ、気長に待っているのですが、
このところ、二次災害ともいえることが起き始めています。

ブルーシートを押さえている土嚢が、風や雨で劣化し、袋の中の土がどんどん
飛ばされてきます。洗濯ものも土だらけ。家の中にも土が舞い込む。
屋根の上の袋はもう空っぽの状態に近くなっています。押さえるものがなくなった
シートは強い風でなびき始め、徐々にロープが切れていき、あちこちに飛びます。
劣化し続けている瓦は、小さく割れ始め、これも風によって飛ばされてくる。
庭にも道路にも、細かいレンガや瓦の一部、トタンの一部が増えてきました。

困ったことに、全壊に近い家の持ち主は、引っ越して不在で、近隣の人たちも
連絡先を知らされておらず、連絡のしようがない状態です。ため息ばかりが出ますね。
どのお家も、このような状態をどうにかしたいと思ってはいるものの、業者さんは
手一杯で来れないという。しかたないと思おうとはしているのですが、反面、また
大量な瓦と外壁が飛んできた9月の状態になるかと思うと落ち着けず、今にも飛んで
いきそうなシートをただ、眺めているだけです。