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2018.09.19

いざ仙台へ─ゼミ研修旅行

こんにちは。

先週、ゼミのみんなで一泊二日、仙台に行ってきました。
「学びのコミュニティー奨励奨学金」の支援を受けた研修旅行です。



一日めは、楽天生命パーク宮城で行われた楽天vsソフトバンクの
ナイトゲームを観戦。

観戦といってもただの観戦ではありません。
スポーツビジネスを学ぶ学生たちの観戦です。

楽天生命パーク宮城は、旧態依然の県営宮城球場の運営権を楽天が取得し、
さまざまに工夫を凝らした席種のスタンドを増設したり、観覧車や
メリーゴーランドなどの遊具を備えたり、ゲームデーには地元の名店が
たくさん屋台を並べたり、球団オリジナルのビールを販売したり、
観戦中の観客の姿を捉えて大きなディスプレイに映し出したり…
エンターテインメントの要素をふんだんに取り入れて、ゲームに勝っても
負けても観客が楽しめるハードウェア、ソフトウェアを展開しています。

広島のマツダスタジアムも素晴らしい球場ですが、楽天生命パーク宮城は
球場外にも広がりをもって展開されているという点で、よりアメリカの
ボールパークに近いと思います。
しかもそれが、かなり老朽化の進んだ県営宮城球場のリニューアルである
ことがまた驚きです。

そんなゲームデーを観客として肌身に感じ、翌日の午前中は、スポーツ
健康科学部一期生で現在、楽天球団で働くゼミの卒業生、谷口健人君の案内で、
スタジアムツアーです。



普段見ることのできないスタジアムの各所を存分に見せてもらいました。
そこには、スタジアムへの来場者にゲームデーを楽しんでもらえる工夫が
満載です。

前夜の観戦チケットも谷口君が段取りしてくれました。

タニケン、今年もありがとう。



そして、午後は、仙台市長町にあるゼビオアリーナ仙台の施設を見学。

ゼビオアリーナ仙台は、まだ日本では数少ない複合型総合アリーナです。

床はコンクリート。床下には製氷装置が組み込まれています。
アリーナを利用する種目に応じて、それに適したフロアを敷き詰めます。
製氷装置はスケートリンクを作るためのもの。
これまで、羽生結弦選手や浅田真央選手のアイスショーも行われました。
もちろん、アイスホッケーもできますよ。
アーティストのライブにも利用されています。

日本のこれまでの体育館は「する人」のためのもの。
このアリーナには「みる人」が楽しく、見やすく、快適に観戦できる様々な
工夫が凝らされています。

舞台裏に回ると、選手たちが、またアーティストが観客の前で最高の
パフォーマンスを発揮できるように、ストレスや不便を感じず過ごせる施設が
整えられています。

これからの日本ではこうしたアリーナがますます増えることでしょう。



この夏、アメリカのスポーツビジネスを視察してきたゼミ生は、日本のスポーツ
がここまで進化してきたことに驚き、いよいよこれからの日本のスポーツを
支え、発展させるのは私たちなんだなぁ、と感想を述べていました。

小池館長、
今年も受け入れていただき、ありがとうございました。

このように私のゼミでは学んだことと社会での実際を結び付けて理解することを
重視しています。
来年2月には、沖縄へプロ野球春季キャンプを視察に行きますよ。

2月には沖縄への研修旅行の様子をご紹介できると思います。

Apollo

2018.09.18

2週間経っても

9月4日の台風から今日で2週間。
周辺で被害のあったすべての家にまだブルーシートがかけられています。
吹き飛んだ瓦も外壁もガレージのドアも、そのままの状態。

近所の人と道で会っても、話題は台風のことに尽き、ため息ばかりです。
どの家も、業者さんが修繕に入るのは、数カ月先という状態です。
ひどいところは、来年の春と言われ、他の業者さんを探しておられます。

車のガラスを修理しようにも、ガラス工場が電話に出ないようで、修理屋さんも
対応に追われていました。私が持って行ったときには、すでに、修理待ちの車で
駐車場が溢れていました。

その間にも、雨が降り続け、二次被害も続出しています。
しみ込んだ雨により、我が家の隣家のベランダが倒壊し、また瓦礫の山です。
どこも大変だから…とわかっているものの、茫然としてしまいます。

ホームセンターには、トタンの波板が1枚も残っておらず、懐中電灯も完売。
手に入らなかったブルーシートは、少しずつ入荷し始めているようです。

確かに、かなりの風と雨に見舞われ、被害も小さくはなかったのでしょうが、
もっと大きな災害が起きている場所があり、どのように復旧していくのかと
考えてしまいます。

被害そのもののストレスはもちろん大きいのですが、なかなか修繕のめどが
立たず、被害の現状を維持したままの生活が人の気持ちを暗くするのだと、
実感しました。

そんな中、始まった岸和田のだんじり。
私の村でも10月にだんじり祭りがあります。
被害を受けた祭り小屋を青年団が片づけ、近辺の道路すべてに提灯が設置
され、落ち込む多くの人の気持ちを少しだけ明るく照らしたようです。

来週から秋学期が始まります。
気持ちを切り替えて、学生たちとの時間を楽しみたいと思います。

2018.09.17

ISBS2018@Auckland

先週、紹介しましたように、学会続きの最後の学会が、
Internal Society of Biomechanics in Sports (ISBS) でした。

ニュージーランドの北島にあるオークランドで、9/11-15の期間、開催されました。

    

この学会の特長は、「スポーツ」に特化したバイオメカニクスにあります。ですので、演題のほとんどが、スポーツに関わる研究内容でした。そのため、パフォーマンス向上に関わるものが多く見られました。

    

同時にバイオメカニクス研究に必要な機器開発、システムについても紹介、展示されていて、これからのアプローチを考える上でも多くの情報を得ることができました。

今回の参加者の中で、日本からの参加者がかなり多くありました。その中でも立命館大学の院生、先生方を含めた発表は、立命チームの存在感を大いに示すものでした。

    

学会発表、シンポ、キーノート以外にも、ミレニアムスポーツセンター(日本のJISSのような施設)の見学とそこでの研究内容のワークショップがあったり、マオリ文化を学ぶセッション(NZ代表が試合前に踊る“ハカ”や歌、伝統料理)もあり、盛りだくさんの内容でした。

この学会は、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアの3大陸を順繰りに、開催地を回っています。来年は、アメリカのオハイオ州での開催です。

*写真は、小生のFBにあげたものです。FBには他の写真もありますので良かったらみてください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
少し秋めいて来たようですね。寝やすくなり、夏の疲れを癒す時期にもなります。体調にはくれぐれもご注意下さい。【忠】

2018.09.16

大学院生の世界大会への出場

前回のブログは学会期間中の更新となり、福井県で開催された学会大会(日本体力医学会)に関して紹介をしました。ちなみに、この学会では研究室の大学院生は1名(Yくん)を除き全員が発表を行いました。さて、Yくんは何をしていたか・・・と言いますと、学会期間中にポルトガルで開催されたカヌーマラソン世界選手権(2018 ICF canoe marathon world championships)に日本代表として出場していました。

Yくんは現在、大学院の博士課程前期課程の1回生です。学部在籍時から本学体育会カヌー部に所属し、大学院に進学後も競技を続けています。今回、国内大会での戦績が評価され、日本代表としての選出に至りました。

大学院生の生活はイメージすることが難しいかもしれませんが、授業や日々の研究活動があり実は(?)非常に忙しいのです。Yくんについても自身の研究(低酸素環境でのスプリントトレーニングの効果に関する研究)に加え、研究室内で行われる他の研究にも積極的に参加しています。授業のない期間であっても午前中は連日実験があり、午後はデータの解析、投稿論文の執筆や勉強会、学会での発表準備も行います。指導教員の立場からすると、「いつ練習をしているのだろう?」と不思議に感じることもあります。実際には早朝や午後の隙間時間を使って「川(瀬田川)に行ってきます!」と言い残し、短時間で集中して練習を行っています。1日24時間を上手にタイムマネジメントする能力に優れており、学部在籍時にも成績優秀者が対象となる「西園寺記念奨学金」を授与されています。

競技と研究活動との両立は容易ではありませんが、彼ならば実現できるのではないかと思いその奮闘ぶりを見守っています。そして今度は研究活動の方での「日本代表」クラスの活躍を楽しみにしています!

GOTO




2018.09.15

新任教員FDプログラム

今年度は自然災害が続いており、
9月に入ってからも、台風に地震と生活を脅かす災害が続いております。
被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げるとともに、
一日も早い復旧と復興を心からお祈り申し上げます。

私は、2008年から北海道日本ハムファイターズの方々と
ご一緒にお仕事をさせていただく機会に恵まれました。
ライフラインが整わない中で、まだまだスポーツどころでなないという方々も少なくないかと思いますが、
今回の地震で球団で働く方々もまた困難な生活を強いられながら、
北海道日本ハムファイターズは、非常に早い段階で球団のスタッフ全員の無事を確認し、
道民やファンに対して力強いメッセージを発信し続けています。
プロ野球団として地域の人々の生活に寄り添うことを使命としている球団の姿から多くのことを学び、
その経験もまた、私の「今」に非常に強い影響を与えています。
私の「今」の大きな一つとして、今年度から教員活動を本格化させています。



今週は、朱雀キャンパスで2日間「新任教員FDプログラム」を受けてきました。
FDとは、Faculty Developmentの頭文字で、
ファカルティディベロップメントとは、
「教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称」(文部科学省HPより)です。
これまで時間の許す限りFDに参加してきたのですが、
今回は日本語を母国語とされない先生や英語で講義をされている先生が複数参加されており、
一部日本語と英語で実施されました。
内容は、授業の設計や、模擬授業の実施や作成したシラバスの改善点の発見とディスカッション等盛りだくさんでした。



他学部の先生の模擬授業を拝聴でき、課題や対応策を共有できる良い機会にもなりました。
来年1月には、コース・ポートフォリオを通じ、自分自身の教育信念を問うという課題も待ってます。
実務を通じて経験できた数々のことをどのよう学びと成長の場に還元できるかの問いは深く長く続きそうです。


写真は朱雀キャンパス
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#来週は学部のFDです
#本ブログへの写真掲載の許可を得ましたが、
#FD中、撮影をする余裕などありませんでした

2018.09.12

ボート競技、第45回インカレ!!

こんにちは。


すっかり秋らしくなり、蜻蛉が空を気持ちよさそうに舞う姿を
見かけるようになりました。
しかし、秋学期が開講するまでにしなければならない仕事が
残っており、ちょっと焦りを感じています。


さて、先週、ボート競技の第45回全国大学選手権大会(インカレ)
が埼玉県の戸田オリンピックボートコースで行われました。


現在、ボート競技の全国規模の大会は、1964年の東京オリンピックで
使用された、このボートコースで行われます。


立命館大学ボート部からはこの大会に男女5クルーがエントリーし、
そのうち4クルーが最終日、9日の決勝に駒を進めました。


なかでも、女子の活躍は目覚ましく、女子ペアが準優勝、女子
舵手付きフォアが優勝を飾りました。





この女子舵手付きフォアは、16年ぶりにインカレに復活採用された
種目で、どの大学も力を入れてきた種目です。


女子ペアは先頭を走るクルーによく喰らいつき、女子舵手付きフォアは
序盤からのリードを最後まで守り抜きました。
本当によく頑張りました。





この準優勝、優勝メンバーに、スポーツ健康科学部の学生たちが
います。


女子ペアの福原ほのいさんは1回生。
大学生になって初めての成績発表の結果も順調で、積極的に今後、
深く学ぶ方向性を模索中です。


女子舵手付きフォアには、スポーツ健康科学部の学生が3人。
舵手の佐藤みずきさんは4回生、山浦ゼミで組織心理学を学んでいます。
舵手として、クルーをまとめ、勝利に導く重要な役割を果たすうえで
ゼミで学んだことが大きく生きています。


クルーの佐野ゆりなさんは海老ゼミでスポーツ栄養学を学ぶ4回生。
セミで学ぶ栄養の知識は、アスリートとしてのコンディション作りに
大いに役立っています。


そして、高野晃帆さんは3回生。
先のアジア大会の日本代表で、女子ペアで4位入賞を果たしました。
彼女は、学部でのスポーツ科学の学びを日々の活動に生かしています。
また、世界の舞台で学んださまざまなことを部に還元してみんなを
引っ張っています。


このように、スポーツ健康科学部での学びは、単なる机上の学び
ではなく、課外活動をはじめ、学生生活のさまざまなシーンで
生きています。


また、スポーツ健康科学部での学生生活は、大学を出た社会とも
つながりを持っています。


みなさんも、彼女たちのように、スポーツ健康科学部でのスケールの
大きな学びを通じた有意義な学生生活を送りませんか。


Apollo

2018.09.11

自然との共生

4日(火)午後2時すぎ、私の住む堺を台風21号が通過しました。
1時間半ほど、強い雨と風が続きました。しっかりと鍵を閉めた
雨戸はすぐに開き、木の葉や土、その他いろいろなものがガラス
に打ちつけられ、風圧で今にもガラスが割れそうな状態でした。
家全体が揺れ、どうなることかとひやひやした時間でした。

少し雨風が弱まり、ほっとするのも束の間。
外で人の声がしたので出てみると、家の周辺の世界が変わっていました。
どこから??としか言いようのない、鉄板、トタン、スチールなど
があちこちの玄関先に積り、道路は瓦や外壁が散乱していました。

弱まったとはいえ風は強かったのですが、外に出ていた数人が、そこら
ここらでなびいているガレージのアコーデオンドアを閉め直したり、
大きな鉄板類をわきに寄せたり、気づいていない近所に屋根や外壁が
飛んでいることを伝えたり。

それが終わると、みな呆然となり、明日を待つことになりました。
夕方からはまた強い雨と風が戻り、落ち着かない夜を過ごした翌朝、
被害の全貌が見え始めてきました。もう唖然とするしかない状態。
大量の瓦と外壁、鉄板、トタン、プランターなど、どこから手を
つけていいかわからないくらいの物が家の敷地や道路に。屋根の上
にはやはり巨大な鉄板がひっかかり、薄い紙のように揺れていました。

初日から停電のお宅(うちは2日目から)は、もう何日も不便な生活
をしています。追い打ちをかけるような大雨が、傷ついた家の隙間から
浸水し、ベランダが落ちる家も。

信号機はそっぽ向いて、ほとんど役に立っていません。停電の影響か、
交差のタイミングがおかしいようで、大渋滞。

高齢独居の方の多い村。声を掛け合い、手を出し合い、今日で4日目。
そろそろ疲れも出始め、疲れた顔をしているご近所さんが増えてきて
います。地域の集会所も会館も停電で稼働していない状態。
雨も止まず、それぞれが家に籠らざるを得ない。

自分たちでできることが少なくなってきています。
電気の復旧を待つ、業者さんが屋根にシートをかけにきてくれるのを待つ、
天候の回復を待つ。待つ・待つ・待つの状態です。

一日も早く、人のわいわい・がやがやする村に戻ることを願いつつ、
また今日も片づけの日です。

(9月8日記)

2018.09.10

学会続き

この間、台風21号、北海道地震など、生活に大きな影響を与える自然災害が発生しています。心よりお見舞い申し上げます。

皆様、ならびに関係者におかれましては、無事であることを祈念申し上げます。

表題に書きましたように、秋のこの時期は、学術学会が各分野、各地で開催されています。今年は、学会の当たり年で、
9/4-6 日本バイオメカニクス学会 @日本体育大学・世田谷キャンパス
9/7-9 日本体力医学会 @福井駅前の施設
9/10-14 ISBS (International Society of Biomechanics in Sports) @Auckland, New Zealand,

この3つの学会に続けて参加することになっています。もちろん、この間にも、方々からメールによる問い合わせ、大学の会議もありました。ネット会議ができるので、便利なようで、不便なような・・・・。

いずれにしても、秋の学会を楽しんでいます。

昨日までの、バイオメカニクス学会、体力医学会で、本学部ならびに研究科の学生さんの活躍が目立っていて嬉しく見ておりました。詳しくは、昨日のGOTO先生が記載されています。

    

写真は、体力医学会2日目にスポーツ健康科学部関係者(学生、院生、先生、OBOGなど)が圧また、「Next-R」のときの集合写真です。早いもので7回目のようです。いつも幹事をしてくれるMoto先生が、いつもバッチリな店の予約もしてくれています。

この間、35-40名は集まるようになってきています。次代をになう、Next-Rを育てていきましょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 今日からオークランド(ニュージーランド)です。南半球のため最高気温は12-13度です。参加者のみなさん、体調には注意してください。
【忠】

2018.09.09

第73回日本体力医学会

9/7(金)から本日まで福井県において第73回日本体力医学会の学会大会が開催されています。体力医学会はスポーツ医科学関連の国内学会では最大級であり、3日間を通して多数の発表(教育講演、シンポジウム、口頭発表、ポスター発表など)が行われています。



今回もスポ健からは多数の教員、研究員、大学院生と若干名の学部生が参加しています。学会期間中は複数の会場で発表が同時進行するのですが、スポ健勢の発表が同一時間帯で重複することも珍しくない状態です。発表を見落とさないように、プログラムを事前にチェックをしてその日の行動計画を十分に練るようにしています。

参加者には、今回が初めての学会発表となる学生も含まれます。口頭発表の会場において発表を聞いていても会場全体に緊張感が伝わってきます。ただし、登壇できるのは発表者のみ、会場からの質問に対しても自分の力で簡潔に回答しなければなりません。発表開始直前、会場の周辺で資料を見ながら最後の確認する姿や目をつぶって気持ちを落ち着けようとする姿を目にすると、「練習の成果を発揮できますように」「上手くいきますように」と自然に応援したくなります。学生に対しては、「十分に練習をしなさい。納得できる準備をした上でスタートラインに立ちなさい。そうすれば、本番で100%の力を発揮できなくても多くのことを得られる」と普段から指導しています。学会という舞台で発表の経験を繰り返していくことで、研究者として必要な「自分の研究内容や考えを他者に伝える(共有する)力」が養われていくものです。また、この力は必ずしも研究者においてのみ必要となるわけではなく、卒業(修了)後に社会人として活躍していく中でもきわめて重要となります。

それでは大会最終日に参加をしてきます(本日も9時からスポ健勢の口頭発表が予定されています)。






GOTO

2018.09.08

ジェロントロジー×スポーツ

研究の相談があり、恩師を尋ねてきました。
この研究室は、ジェロントロジー(=加齢発達学)に基づき、
成人、中高年を対象としたマスターズスポーツの研究とプロモーションによって
理論と実践を体系化を進めている研究室です。

私が研究生として在籍していた一年間に、
ラグビー元日本代表のK選手がラグビー競技を対象に
マスターズ競技への可能性を研究していました。
彼が日本代表時代、私もラグビー関係の仕事に携わっており、
大学の研究室で再会することにお互い驚きました。
現在K選手は、ある大学で、K先生、そしてK監督になっています。

この研究室は、マスターズ甲子園の大会事務局でもあります。
金足農業高校の活躍に沸いた全国高等学校野球選手権大会(甲子園大会)は
今夏、100回大会を迎えました。
2007年に出版された「ジェロントロジースポーツ」によると、
全国には約200万人の元高校球児がいて、
毎年約5万人が甲子園の土を踏むことが無いそうです。
仮に、甲子園に出場しても、ベンチ入りできる人数は限られていますから、
甲子園大会でプレイできるの高校生は、毎年わずかな人数ということになるでしょう。
高校時代に追いかけた憧れを手にするための舞台を創り出し、
人、地域、社会、未来を育て発展させるのが、マスターズ甲子園です。





私も何回かマスターズ甲子園の大会中に足を運んでいますが、
最初は驚きの連続でした。
試合に加え、開会式、プラカード、吹奏楽と甲子園大会の再現率は高く、
元高校球児が、家族という大切な人とグラウンドで
キャッチボールができるプログラムも用意されています。




甲子園の舞台で、マスターズの世代を輝かせるのは、現役学生の力です。
マスターズ甲子園は、数多くの学生ボランティアの力で運営されています。
興味のある方は、マスターズ甲子園のホームページをご覧ください。
マスターズ甲子園ホームページ http://www.masterskoshien.com/





写真はマスターズ甲子園のパンフレットとポスター、そして大学からの景色
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#今年のマスターズ甲子園は11月10日、11日
#学生ボランティアの延べ人数は1万人
#最近は元プロ野球選手も参加し始めています。