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2018.07.13

熱中症と鴨川の話

どうも、こんにちは、嶋村です。


突然ですが、熱中症になってしまいました。以前の投稿で毎月結構な距離を走っていると書いたと思います。今週の水曜も走りました。ハーフを走るつもりでスタートしたんですが、17 キロらへんで疲労感を異常に感じて、頭もフラフラしてきたので、途中で走るのをやめて歩いて家に帰りました。ところが家に帰って休んでも全然回復しないし頭も痛いし熱も高くなって、結局今日の朝まで寝込んでしまいました。。。まだちょっと微熱で頭がぼーっとしてますが、いつまでも寝ているわけにはいかないので大学に来ております。先週の雨とは打って変わって、今週は暑い日が続いてますが、みなさんも熱中症には気を付けてください。


ところで先週、連日の豪雨で鴨川が大変なことになっていると書きましたが、先日雨が上がってから三条大橋に行ってみるといつも僕が座っているところの岸が完全になくなっていました。。。




西日本のあちらこちらで甚大な被害が出ていて、亡くなられた方も多いようです。ご冥福をお祈りするとともに、被災地の早い復興を願っています。


では大学も夏休みまであと少しですが頑張りたいと思います。

2018.07.11

オリックスバファローズのビジネスを学ぶ。

こんにちは。

この間の日曜に、いつも私がスポーツを通じた社会貢献活動に一緒に取り組んでいる、
伊丹アスリートクラブ主催のスポーツビジネス視察ツアー2018で京セラドーム大阪に
行ってきました。


このツアーでは、普段観ることのできない京セラドーム大阪のゲームデーの
舞台裏を観て、オリックスバファローズのチケッティングとファンクラブグループを
統括する山本さんに、そのビジネスについて伺い、教えていただき、その後、
バファローズ vs ホークスのゲームを観戦するイベントです。

プロ野球チームのビジネスについて実際に観て、学んだ後でゲームを観戦すると、
それまでは気にならなかったことが気になったり、気づかなかったことに気づいたり。



立命館大学スポーツ健康科学部からも1回生を中心に積極的な学生諸君が参加。
山本さんにサッと手を挙げてなかなかいい質問をしていました。

そして、一行を統括するのは、ぼくの学部、大学院を通じての教え子、佐藤慎一君です。

積極的な学生たち、そして社会人として活躍しながら、社会貢献にも取り組む卒業生。
なんだかいろいろ嬉しくなってきました。

私に限らず、立命館大学スポーツ健康科学部の先生方は、いろんな分野にネットワークを
持っています。
そんなネットワークを積極的に活用して学びを深めるのもスポーツ健康科学部での
学び方の一つです。


Apollo


2018.07.09

保護者との懇談

先週は、猛烈な大雨でした。近畿地方でも避難指示が多くの地域で出されました。

JRも、とまった区間が多く、先週木曜日の夕方から金曜日、そして土曜日にかけて全学で休講となりました。

みなさまのところで被害が出ていないことを願っています。

下記の写真は、BKCで開催しましたオープンカレッジでの様子です。

  

副学部長のMOTO先生にコーディネイトをしてもらい、学部生、院生の3名に登壇してもらい、「学生生活・キャリア」についてパネルディスカッションを行いました。

スポーツ健康科学部でどのような学びがあり、生活があり、そして将来のキャリアをどのように描いているのか、について学生・院生として語ってもらい、それを保護者のみなさんに直接聞いてもらうという内容です。
このパネルディスカッションのあと、3つのグループに分かれて、保護者の皆さんから、直接、学生・院生に聞きたいこと、教職員への要望なども出していただき、懇談をいたしました。

普段はなかなか聞けないこと、直接触れられない情報にも接していただくことを願って、毎年、6月頃に開催しています。我々としても、直接に保護者の皆さんからご意見を頂く貴重な機会となっています。

保護者のみなさんの関心は、やはりキャリアにありますが、「この学部にきて楽しそうにしています」という声も多数きくことができ、ホッと安心することもできました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
1日キャンパス、というのも大学で展開しています。全国47都道府県を、教職員で分担して6月から7月にかけて回っています。今年は、香川県と青森県を担当させていただきました。大学がでむいて、大学の様子をつたえ、保護者の皆さんと直接お話しできる非常によい機会となります。両県とも非常に素敵な懇談が出来ました。お子様を起点として、「立命ファン」になって頂いていることも感じられ、嬉しい限りでした。
 写真は青森からの帰りの飛行機から撮影した富士山です。
   
【忠】

2018.07.07

ボルシア・ドルトムント&シグナル・イドルナ・パルク1

みなさん、FIFA(サッカー)ワールドカップをご覧になっていますか?
日本が決勝リーグに残り一気に話題性が高まりました。
スポーツビジネスでは「勝敗に関わらないマネジメントの必要性」が謳われる一方で、
一時的とはいえ、「勝利」が爆発的な話題性と人気をもたらすというのも事実です。
その一方で、「敗戦」はその国に大きな落胆をもたらします。
今回のワールドカップの大きなニュースの一つとして、
グループリーグでドイツが予選リーグで敗退したことは挙げられるでしょう。
これは、サッカー大国ドイツではどれほどのビックニュースになっているのでしょうか。
そしてお世話になっているケルン体育大学の先生方はどれほど落胆されていることか、
と少々気の毒な気持ちでいました。
その流れで、ケルン体育大学に訪問した2016年夏、
足を延ばして訪れた、ボルシア・ドルトムント(ドルトムント)の本拠地、
ジグナル・イドゥナ・パルクを思い出しました。

長くなりそうですので、今週と来週で「クラブとスタジアムの概要」
「スタジアム内部の施設」に分けて記したいと思います。

クラブとスタジアムの概要です。
ドルトムントは、1909年に創設された
ドイツ、ブンデスリーガの一部リーグに所属するサッカークラブです。
2010年シーズンからは、香川真司選手がこのドルトムントで活躍されています。
シグナル・イドルナ・パルクは、収容人数が約81,000人(ゴール裏25,000人の立見含む)です。
甲子園球場の収容人数が約47,000人、2018年現在、
サッカースタジアムとしては国内最多の収容人数の日産スタジアムが約72,000人ですので、
シグナル・イドルナ・パルクがいかに大規模なスタジアムであるかお分かり頂けるでしょうか。
シグナル・イドルナ・パルクは、FIFAワールドカップの試合会場としても使用されていますが、
通常のブンデスリーガの試合であっても、熱狂的なファンで満席になります。

アウェイチームのサポーターに「座席」は与えられず、
(最初の写真の左側の)限られたゴール裏の立見からしか応援できません。
安全面からなのか、座席など与えないという意思が強いのか、
アウェイチームの応援立見場所は、鉄の囲いで囲まれています(2つ目の写真)。
日本では、プロスポーツのチケットであっても、
ホームのチケットを完売させるにも一苦労の場合があります。
プロスポーツが日本では、考えられないことですね。


スタンドの座席にも表れているように、ドルトムントのイメージカラーが黒と黄色、
そしてマスコットは、黄色と黒を基調とした蜂の「エマ」です。
スタジアムに併設されるショップを観てもチームカラーやロゴ、
マスコットキャラクターが統一されています。
どちらに正解があるかはわかりませんが、
ここ数年日本のプロスポーツチームでは「○○シリーズ」と銘打って
、様々なユニフォームで試合が開催されます。
その時々でグッズとしてのユニフォームは売れるのでしょうが、
経年的に続けた結果、最近では異なるデザインのホームのユニフォームを着たファンがいるため、
統一感のない応援スタンドが見受けられます。


スポーツマーケティングの分野では、
1990年代ごろから一つのリーグや一つのチーム・クラブを
一つの「ブランド」として研究が進められています。
ドルトムントのようにチームマネジメントが有能なクラブは、
チームのブランドマネジメントにおいて、
チームカラーやマスコットの展開がブレていないように思います。


今回このブログを書くに当たって、
ドルトムントのオフィシャルホームページを訪れたところ
もちろんホームページもイメージカラーで統一されているのですが、
ドルトムントの日本語のホームページがあることに驚きました。
ヨーロッパの海外チームがアジアマーケットを視野に入れていることは既知の事実ですが、
独、英、日、仏、中に並んで、日本語のホームページが用意されています。
香川選手の影響もあるのでしょうか。
そういえば、
海外の研究者と春先にサッカークラブの国際化について話をしたことを思い出しました。
クラブの国際化に「選手」の影響をも少なからずあるようです。
Jリーガーのグのクラブも、大変有名な海外の選手たちがプレイするようになりました。
Jクラブの国際化も近い将来あるのかもしれません。

ドルトムントの日本語ホームページhttp://www.bvb.jp/


写真はシグナル・イドルナ・パルク
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#つづく
#試合観戦にはいつもご縁がない
#スタジアム訪問時、香川選手は日本で代表戦

2018.07.04

女子相撲インカレ!!

こんにちは。


さて、この間の日曜日に、自慢の教え子の一人、佐野芳尚君が副部長を
務める相撲部の応援に行ってきました。
女子相撲のインカレ、第6回 全国学生女子相撲選手権大会。


女子相撲の団体戦は3人制。
団体戦に出場するのは三大学で、日大3チーム、朝日大2チーム、
そして立命館が1チーム。
立命館の女子部員は3人…総力戦。
そんな中で立命館大学は団体優勝の座を奪還しました。


個人戦では、
野崎舞夏星さん 軽量級優勝 無差別級三位
今日和さん 重量級 無差別級優勝
松本渚さん 中量級三位


みんなよく頑張りました。


最上回生の野崎舞夏星さんの取組みからは毎回、気迫が満ち溢れています。
1回生の松本渚さんは今回、三位ではありましたが、相撲の取り口がなかなかいい。
これからに期待しています。


郡上八幡での全国大会、全日本選手権での大活躍を祈念します。


野崎舞夏星さんと松本渚さんは、スポーツ健康科学部の学生。
今日和さんは国際関係学部の学生。


学生スポーツの目的は、人として成長することです。
勝ちを目指して努力するプロセスを通じて、みんな成長していきます。
勝ちは結果。
それが立命館スポーツの誇りです。
そして、彼女たちは、いうまでもなく、一人の立命館大学の学生として
日々の学生生活を送っています。
彼女たちは、日ごろ、ゼミ、クラスで勉学に励み、ゼミやクラスの友人たちの
応援を受けて相撲でも頑張っているのです。



彼女たちの闘う姿から勇気をもらい、真摯な笑顔に元気をもらいました。
ぼくもまだまだ頑張りますよ。


彼女たちの姿をイギリスでドキュメンタリー番組にしようとMat率いる
撮影クルーが同行しています。
Matも彼女たちにインスパイアされた一人。
きっと素晴らしいドキュメンタリーができることでしょう。


ところで、相撲部のみんなは、ボート部主催のRitsレガッタにもクルーを
組んで参加してくれている仲間。
ボート部もこれからインカレ、全日本。
頑張りますよ。

Apollo

2018.07.03

古きよきもの

私の暮らす堺の伝統産業は、刃物・自転車・染物です。

鋼(はがね)の包丁は、だんだん使われなくなり、ステンレスが主流になってきています。
鋼は錆びやすく、敬遠されがちですが、やっぱり鋼の包丁の切れ味は抜群です。
ハンドル部分は朴の木(ほうのき)が一般的で、刃とハンドルをつなぐ口輪部分は、牛の
角でできています。自分の手にぴったりはまるものを探せば、切れ味と重なり、さらに
心地よく切ることができます。菜切(なっきり)、ペティ、出刃、刺身、この4つがあれば
家庭での料理にはほぼ対応できます。それぞれ、食材にあった包丁が作られてきたことに
感心します。本当に使いやすい。

家の近くに石津川という川があります。私が幼い時には、ここで染物の洗い作業がされて
いました。染めた生地の洗い流しをする作業ですが、川を汚染すること、川の汚れ、工場
の減少などによりその風景は姿を消しました。日本てぬぐいで有名な「毛穴(けな)町」
すぐ近くにあり、数件の工房が残っています。主に、さらしや日本手拭い、風呂敷を制
および製作しています。

日本てぬぐいは本当に便利です。
私たちが幼いころ、おしめには日本てぬぐいが使われていました。
今は、いろいろなオムツが販売され、若い人にはピンとこないかもしれないですね。
ただ、私の日常には日本てぬぐいが多く登場します。ぬか床の空気調整のために掛布とし、
お風呂での洗い、食材の水絞り、など用途は様々です。中でも、体を洗うには優しく
最適な布です。化繊のゴワゴワしたタオルは、確かに汚れをこすり落としますが、必要な
油分までもを取ってしまいます。日本手拭いはきめが細かいので、こすり落とさず、吸着
させて落とす感じがします。

大判でしっかりした風呂敷は、隅をくくり合わせて買い物用マイバックにしています。

古いものがだんだんとなくなり、便利な新しいものに変わっていきますが、古いものの中
には便利なもの、工夫次第で楽しく使えるものがたくさんあります。新しいものの便利さ
の恩恵も受けながら、古いものの価値も残したいと思います。



2018.07.02

藍星賞

 いよいよ蒸し暑い夏がやってきました。
 みなさん、体調管理にはくれぐれもご注意下さい。

 スポーツ健康科学部・大学院同研究科には、「スポーツ健康科学会」という組織があります。
   https://sites.google.com/view/spoken-gakkai/
 スポーツ健康科学に関連する学術の研究と普及を目的として、2010年から発足し、立命館大学スポーツ健康科学部の教員、学部生、院生から構成されています。

 この学会にて、『藍星賞』という表彰制度を設けました。先日の学会総会で表彰式を行いました。
研究部門、教育部門、国際部門、社会連携部門において、顕著な成果を収めた若手を対象としています。

     

2017年度の受賞者は次の通りです。
1.研究部門   大塚 光雄(立命館大学スポーツ健康科学部 助教)
2.教育部門   岡松 秀房(立命館大学スポーツ健康科学部 特任助教)
3.国際部門   西条 正樹(立命館大学OIC総合研究機構プロジェクト研究員 )
4.社会連携部門   藤本 雅大(立命館大学スポーツ健康科学部 助教)

表彰内容は、次の通りです。
https://sites.google.com/view/spoken-gakkai/藍星賞

4名の素晴らしい若手研究者をモデルにして、学部生、大学院生が活躍してくれることを願っています。

本年度も募集(自薦、他薦)しますので、「我こそは、彼こそは、彼女こそは!」という若手研究者のご推薦、自薦をお待ちしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
食マネジメント学部の開設記念行事にて、『美味礼賛』の言葉が紹介されました。
「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人か言い当ててみせよう」
「食」というのが栄養学的な観点にとどまらず、歴史・文化・社会的な観点から反映されていることを示していています。「食」も奥深いものです。
【忠】

2018.06.30

スポーツインテリジェンス in KOBE

とても暑かった6日26日(火)は講義の後、神戸に向かいまいした。

特定非営利活動法人スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構(通称SCIX=シックス)
の総会に参加するためです。
SICXは、神戸製鋼所のラグビー部を母体として、
元ラグビー日本代表監督であった平尾誠二さんが理事長になり2000年に設立されました。
SCIXがこだわってきたのは知=Intelligenceです。
スポーツにおける戦略・戦術や人材の発掘、
育成に関する様々な知(インテリジェンス)の認知とコーチングとは何か?という2つのテーマを中心に
SCIXは様々な活動をおこなわれてきました。

簡単に活動内容をご紹介すると、
毎年夏に数回、スポーツ・インテリジェンス講座として、
知見豊かな代表チームやトップチームの指導者や元アスリートの
指導論やリーダー論から人材育成のポイントを学ぶことを目的とした講座が開催されます。
また、ヴィッセル神戸、神戸製鋼所ラグビー部(コベルコスティーラーズ)、
関西学院大学アメリカンフットボール部と合同の
フットボールコーチングセミナーなども定期的に開催されています。
SICXの歩みを振り返ってみると、
神戸製鋼所、神戸市、大学、神戸製鋼ラグビー部、
SICXといった産官学民の連携もいち早く取り組まれていたように思います。
当然、トップラグビーチームが運営するNPOですので、
コベルコスティーラーズの現役選手とOBが指導するラグビークラブもあり、現在80人ほどが所属されています。
男女の7人制ラグビーがオリンピック種目と採用された2009年ごろからは、
女子選手の活躍の場の提供と普及発掘にも非常に注力しており、
私の修士時代の研究では調査対象組織にもなっていただきました。

SIXCの事務局は、引退した元コベルコスティーラーズの選手たちが代々引き継ぎでいます。
ここ数年は、立命館大学経済学部ご卒業の元トップラグビー選手Kさんが事務局の担当で、
今回の総会でも前に座って資料の説明をされていました。(写真を撮らせてもらえばよかったですね)


2019年、神戸市は第9回ラグビーワールドカップのホストシティでもあります。
今回の総会は、神戸に本社を構える企業のトップチーム、
そしてそれを母体とするNPO団体の役割は大きいという認識の中で進んでいきました。


私自身、ほとんどラグビーやスポーツマネジメントの知識を持ちえない時から、
SCIX設立の構想を関係者から直接伺うことができ、
20年近くその活動を近くで見ることができました。
こういう経験もまた、
スポーツマネジメント領域に対する知的好奇心が高まった理由だと思っています。
20年という時間の中で、会長にお伴していた一人の秘書が大学に務める一人の研究者になりました。
2019年のその先を見据え、
このような場所で私は必要とされる人材になれるのか、一つ宿題を持ち帰ったように思います。

SCIXの詳細はこちらからhttp://www.scix.org/

写真は神戸センター街
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#スポーツ×Intelligence
#2019RWC
#Beyond 2019
#ラグビー選手やや多め、エアコン設定温度やや低め


2018.06.23

本物を見る重要性


先週、国際平和ミュージアムに訪れた際、
ボランティアの方から、
インターネットでなんでも検索できる時代に、
過去にあったものを自分の目で見て確かめてほしいというお話があったことを記しました。

私は、博士論文の原稿に、トップに、
「学問をしてゆくに、実物を能く観察して、実物を離れずに、物の理法を観てゆくと云うことは、何よりも大切なことだ。
どれ程理論が立派に出来上がって居ても何所かに、実物を根底にする真実性が含まれて居なければ、
即ちそれは空論だ、空学だ。取るに足るものではない 會津八一」という言葉を貼り付けていました。

會津弥一博士(文学)は新潟県生まれの歌人、書家など様々な顔を持つ早稲田大学の教員でした。
正直私もその程度しか知りません。
なぜ、會津弥一博士に興味を持ち始めたのかというと、
會津弥一博士が、大学機関に図書館の設置をするのと同じぐらい博物館を置くことの重要性を主張していたと知ったからです。
すなわち、学ぶ上で本物を見ることの重要性を説き、
自費で実物の資料を購入し、また日本出始めて学生を率いて実習旅行を行ったとされています(早稲田大学 會津八一記念博物館HPよりhttps://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/)。

私が、スポーツを対象に研究の道を志した理由の一つとして、「今この時代を生きているから」と感じたからです。
すなわち、研究の対象としているスポーツは、時にリアルタイムで、実物をみることができます。
私の場合、博士論文書くことだけが目的になってしまって、恵まれた実践の場をおろそかにしないように、
また、恵まれた環境を活かす研究をするという使命感に似た気持ちによって、冒頭の言葉を博士論文の原稿に貼り付けていました。

現代、ありとあらゆる情報が簡単に手に入る中、あるいはたくさんのスポーツに関わる現場がある中、
適切な情報と環境を選択していく力も必要です。
時に間違うこともありますが、本物に触れ、本物を見続けることで
本物を見る目と力は養われていくのではないでしょうか。

會津弥一記念博物館は、
横山大観と下村観山の合作「明暗」という直径4mもある日本画を所有しています。
「早稲田ウィークリー(2011年5月19日掲載)」によれば、
「明暗」は「大学で学ぶことによって暗闇から明るい世界へと進む」という意味が込められているそうです。

先週の平和ミュージアムを訪問し、博士課程にいるときに
時間を見つけては會津弥一記念博物館に通っていたことを思いだしました。


写真は會津弥一が学生に向けた自筆の「学規」
引用:新潟市 會津八一記念館HPより http://aizuyaichi.or.jp/


#スポーツは現在進行形
#だからこそ理論も大切
#理論と実践+本物を見抜く力を
#記念博物館そのものが美しい
#「明暗」は常設ではありません

2018.06.22

京都の話

こんにちは、嶋村です。今週も特にこれといって書くことがないので、今週は京都の話をしたいと思います。まあ僕のブログは他の先生のに比べてあまりスポ健に関係無いことを書いているようですが、そもそも僕の専門が関係ないので仕方ないと思ってください。それに割と気に入ってくれている人もいるようです(笑)


さて初回の hitomi 先生へのリプライにも書いたように僕は大学でレアキャラです。と言っても週3回くらいは大学います。それ以外は自宅か鴨川かどこかのカフェにいます。そして論文を読んだり書いたりしています。京都にはいい感じのカフェがたくさんあります。場所的には三条大橋の近くのスタバが好きなのですが、最近は人も多いし別にスタバのメニューが好きってわけでもないので、あちこち昔からよく行くカフェに行って作業をしています。


というわけで先日は姉小路通にあるカフェに行って、論文を書いてきました。


ここのカフェは学生時代から利用していて、すごくどうでもいい話ですが奥さんと最初のデートでお昼を食べたカフェでもあります。ここのいいところは本がたくさん置いてあって自由に読んでいいというところです。小説からエッセー、ノンフィクションまでいろんな本があります。小説に関して言えば、芥川や太宰といった古い純文学から村上春樹や村上龍、三浦しをんみたいな割と新しい小説まで色々あります。ちなみに詳しい場所は内緒です。ただ京都に住んでいる(住んでいた)友達は結構ここを知っていたので割と有名なのかも知れません。ちなみにちょっとしたパン屋さんにもなっていますが、とても美味しいです。ツナとトマトとアンチョビのサンドイッチがおすすめです。


このような生活スタイルは学生時代から全く変わっていません。僕は学生時代もよく鴨川の近くのカフェに行ってビールとサンドイッチを注文して論文や専門書を読んでいました。恥ずかしながら、完全に村上春樹の影響です。。。しかし、こういうことをしてもなんだか普通のことになってしまうのが京都の良さなのではないかと思います。大阪のオフィス街で真昼間からビール飲んでたら「なんだこいつ」となりますが、京都では「なんだ、昼から学生がビールを飲んで勉強しているのか。まあこれはこれでこういう人もいるな」となる気がします。京都は観光都市であるとともに学生の街でもあります。規模的には割と小さな都市ですが、老舗のライブハウスがあったり不思議な本屋さんがあったり雑貨屋さんがあったり。。。いい古着屋さんも多いです。こういう感じの街で多感な学生時代を過ごせたというのは文化的によかったと思うし、今も住んでいますが、飽きることはありません。


ってスポ健は滋賀でしたね。。。あはは(すみません)。。。


(PS: 今回の大阪北部で起きた地震で被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。小学生の女の子が亡くなられたというニュースも聞きました。自分も娘がいるのでとても辛いニュースでした。。。1日も早く再建されること、そして平穏な日常が戻ることを願っています。)