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2018.06.20

インターンたち、頑張る!!─ルートインBCリーグインターンシップ

こんにちは。


先日、大阪北部を中心とした大きな地震がありました。
被害に遭われたみなさま、お見舞い申し上げます。
引き続き、余震等にはご注意ください。
さて、先週の週末、ルートインBCリーグインターンシップに参加する
インターンたちの激励に今回の実習地である新潟に行ってきました。


先週末の新潟は天候にも恵まれ、絶好の実習の舞台でした。


彼らは土曜日、日曜日、ハードオフエコスタジアムで行われた、
新潟アルビレックスBC 対 巨人軍三軍の試合を実習のフィールドに、
スタジアムコンコースで、運営の全てを任せていただいて、
GIANTSグッズ販売の店舗運営にあたりました。


彼らは先月、福井での試合で最初の実習を経験しており、今回は
その経験を踏まえ、観客の導線を考え、長机の配置や商品の陳列方法を考え、
どのように顧客を呼び込むのか、その他、あらゆる点を考えて努力し、
日曜日の売上は土曜日の2倍以上になりました。
金額的にも相当な額の売上です。


観客動員数は、土曜日が2,412人、日曜日が3.110人ですから、土曜日の
反省を生かして日曜日に臨み、かなり改善されたことがわかります。


そして、彼らは店舗運営にあたりながら、ジャイアンツのファンイベントの
進行を手伝ったり、入場ゲートでの業務に就いたり、グラウンドでの
イニング間のイベントを手伝ったり。


インターンたちはいろいろな業務に就くことで、プロスポーツのゲーム運営を
さまざまな側面から学んでいます。
もちろん、インターンたちの実習は、全面的にルートインBCリーグにサポート
されています。
BCリーグのみなさん、貴重な学びの機会をありがとうございます!!


また、独立リーグであるBCリーグの展開は、NPBとは異なったあり様として
大変勉強になりますし、地元の人々のレジャーの選択肢としての役割も
果たしています。
スタジアムを訪れているみなさんの顔には笑顔が溢れていました。
BCリーグ、頑張っています!!

インターンの4名の学生たちは、今回の経験の積み上げを踏まえて、来月、
今回のインターンシップでの実践の集大成として、石川県での巨人三軍との
三連戦でのイベント運営にあたります!!

彼らの成長が本当に楽しみです。

私は、新潟間の往復、空路でした。
復路、空から見る夕焼けと夜景がとても綺麗でした…

2018.06.19

非常時の家族連絡網

昨日の地震で非常時の安否確認とともに、家族の連絡網の必要性を感じました。

グラグラっと揺れたとき、私は当然ながらすでに出勤。
揺れが収まって真っ先にしたのは、80キロ離れた自宅にいる母の安否確認。
携帯から携帯へ、携帯から固定へ、固定から携帯へ、固定から固定へと、
何度も何度も電話しても通じず。何度目かでやっと通じた携帯から固定も
声は聞こえたのですが、すぐに切れてしまいました。
こういうとき、声が聞こえた安心よりも、「かすかな声だった」という妄想の
方が勝り、さらに不安が増すということも実感しました。

阪神淡路大震災で、3軒の家を失い、一週間、倒れた書棚の間にうずくまっていた
祖母のことが鮮明を思い出され、次に電話がつながるまでの数分間は生きた心地
がしませんでした。多くの人が同じ気持ちになったのではないでしょうか。

さて、夜帰宅すると、午前中いっぱい、安否確認の電話で大変だったと言う母。
よく話を聞いてみると、地震直後から、兄、弟、義理姉、義理妹、姪っ子、甥っ子と
それぞれが心配して電話をしてきてくれたそうです。それぞれ仕事を持っており、
学校に通っており、安否に関する横の連絡がとれていない状態でした。

もちろん、それぞれが心配してくれることはとてもありがたいのですが、
気持ちが揺れたせいもあり、少し落ち着きたかったこともあるのでしょうが、
なかなか大変だったようです。

この出来事があり、もしかしたら、家族の中の「連絡網」が必要ではないかと
感じました。あちこちから次々に安否確認をするのではなく、安否確認をする
者の順序と流れを決めた方がいいように思いました。
非常時に、一番目に連絡する者を決め、そこから順に連絡していく。
その後、少し落ち着いたころを見計らって、それぞれが連絡する。

ただでさえ、電話回線がパンクしている状態の中、4人も5人もが一人へ
電話していたら、繋がるものも繋がらないのではないかと思います。
情報の受け取り方、受け止め方もそれぞれ異なることも考えると、
「連絡網」が有効ではないかと強く感じています。

今回は、大事に至らなかったのですが、混乱すればするほど、冷静さが
必要となり、その冷静さの一つとしても有効ではないでしょうか。

みなさんは、非常時の決めごとを家族でされていますか?


2018.06.18

1回生の朝食実習

 2010年の学部開設の時から、1回生の基礎演習のクラスを単位として、「朝食実習」を行っています。基礎演習は9クラスあるので、9週間に分けて実施します。

担当は、スポーツ栄養学のab先生です。それから、「学部長との朝食実習」になっているので、私もご一緒させていただいています。(写真は基礎演習・Tabata先生のクラスです)

  

朝食をしっかり食べる、のは心身ともにしっかり目覚めさせ、エネルギーをチャージするだけでなく、家族、仲間と懇談しながら「食卓」を囲んで絆を深める場でもあります。

その意味で、この朝食実習は、①栄養学的な正しい理解を得ること、②同じクラスの仲間と楽しい食事をともにする体験、③食卓を囲める豊かさを感じる経験 を積むことができます。

毎週、塩鯖を中心とした朝定食とスポーツ健康科学的補食(果物、ヨーグルト)を頂戴しながら、1回生のみなさんと楽しく語らいながら頂いています。これからの夢、目標なども聞かせてもらいながら、授業での課題の多さについての愚痴も聞かせてもらいながら、でも「この学部に入学して本当に楽しいです!」との言葉が一番多く聞かれるのが嬉しい限りです。

学部長としては、彼ら、彼女らの思い描いた未来へのキャリアが実現することを願う朝食実習です。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先日、漫才師のアキナが、スポーツ健康科学部の田畑教授のもとを訪ねてきました。
  
 タバタトレーニングの直接指導を受けるためです。私にも声がかかりましたので、アキナ、学生さんと4分間タバタトレーニングをさせてもらいました。見ていた職員の方より、「結構動けてましたね!」とお褒めの言葉を頂き、次の会議に行かせてもらいました。もちろん、バッチリ集中できました!?
【忠】

2018.06.16

史実に触れ、自分のこととして考える

今日も今週の基礎演習のことに触れたいと思います。
今週はスポーツ健康科学部のO先生、K先生のクラスとも合同で「立命館大学国際平和ミュージアム」を訪問しました。
https://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/index.htmlに訪れました。
既にshino先生も記載されていますので、そちらもご確認ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/blog/archive/?arcm=2018-05


今回国際平和ミュージアムでお世話になったボランティアの代表の方から、
インターネットでなんでも検索できる時代に、
過去にあったものを自分の目で見て確かめてほしいということ、
そして、自分自身の問題として考える
自分であればどうするかをぜひ考えてほしいというお言葉を頂戴しました。

博士課程にいたころ、大学の本キャンパスにある博物館で、
大学と戦争をテーマにした展示の期間があり、足を運びました。
学内で歩く、まさに同じ道を通って学生たちが戦争に向かったこと、
そして、故郷を離れ学ぶ学生たちが、戦地に赴く前日、研究室の教員の家庭に集った写真、
戦地から家族や教員にあてた手紙などが並んでいました。
何れの手紙にも、限られたスペースに、細かい、本当に細かい字で大変丁寧に書かれていました。
今でも母校の本キャンパス行くと、この道を歩き戦地に向かった学生たち、あるいは先輩がいたことを必ず思い出します。

社会人大学院生のころには、大学から戦地に向かった学生たちに思いを馳せましたが、
今回は、学生たちと国際平和ミュージアムに訪れたことで、
親元にも帰れない学生たちを戦地に送り出した大学教員としての先人たちのことを考え、
これまでとは違った感情がこみ上げてきました。

国際平和ミュージアムでは、O先生から大学の施設の施設として、国際平和ミュージアムが存在する重要性や
卒業するまでに、家族や友人たちと何度か訪問してほしいというお話もありました。
また、オリンピアンとして活躍する卒業生のお話をもとに
国際舞台に立った時に、その場所の歴史を知っているかどうか、オリンピアンとして活躍する彼はまだまだ他国の歴史を知らないと思われているようです。
アスリート達だけではなく、マネジメントをする者として、あるいは研究者としても
国際舞台に立つことは幾度とあります。
その場所の歴史を知っているのかは私にとって大変重い問いかけとなりました。
無知と学びの浅さを知るばかりです。


写真はO先生のお話を聞く1回生@国際平和ミュージアム
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#遅刻もなしに全員集合
#熱心に見学
#ミュージアムの見学マナーはもう少し
#オリターさん、AAさんは大忙し

2018.06.13

「全国女子相撲選抜大会」

こんにちは。
この間の日曜日に「第4回 全国女子相撲選抜ひめじ大会」の
応援に、卒業生たちと行ってきました。


立命館からは、スポーツ健康科学部の卒業生で立命館大学
職員の山中未久さん、スポーツ健康科学部4回生の野崎舞夏星
さん、1回生の松本渚さん、国際関係科学部3回生の今日和さん
の4名の選手が出場しました。


彼女たちの相撲は、勝ちへの執念を感じさせる取組みばかり
でした。
結果にはその気持ちが表れています。


素晴らしい結果でしたが、一人ひとり、今日の結果に対する
気持ちは様々でしょう。
しかし、過去の上に今日があり、今日の努力が明日を創るの
ですから、新たな明日に向かって力強く進んでほしいと願います。


次の舞台は7月1日、東京でのインカレです。
インカレでは山中さんはコーチとして、団体戦には野崎さん、
今さん、松本さんの3名で女子相撲大学日本一のタイトルに挑み
ます。
立命館大学相撲部のインカレでの大健闘を祈念します。


彼女たちの力強さと気持ちに大いに励まされた一日でした。
彼女たちに学ばなければなりません。
これからまた、新たな気持ちでぼくも頑張ります。


インカレ、応援に行きます。
みんな、ありがとう‼︎

2018.06.12

Hair Donation

週末、髪の毛を31cmカットしました。
耳の下、ギリギリくらいの長さになりました。
この31cmには理由があります。

みなさんは、Hair Donation(ヘア・ドネーション)という
活動をご存じでしょうか?

ヘア・ドネーションとは…
頭皮・頭髪に関わる何らかの病気が原因で髪の毛を失い、
ウィッグ(かつら)を必要としている子ども達に、
医療用ウィッグの原料となる毛髪を間接的に提供することです。
(Hair Donation HPから)

さまざまな病気、特に、小児がんの抗がん剤治療により、
髪の毛が抜けてしまった18歳以下の子どもたちにかつらを
提供している活動です。

なぜ、人工毛ではなく、人毛でしょうか?
ファッションウィッグであれば、高温でコテを巻いたり、ある程度
乱暴に扱うこともできます。ただし、そこには自然さがありません。
一方、人毛は、手触りや見た目は自然ですです。ふわっと風にも
なびくようです。ただ、当然ですが、髪の毛自体は再生しないため、
気分により短くはできても、伸ばすことはできません。

それでも、多くの子どもたちが、人毛でできたウィッグを待っています。
かなり多くの人がその順番を待っているようです。
その理由は、1人分のウィッグを作るのに、30人分の髪の毛が必要となり、
なかなか順番が回ってこないそうです。

一人ひとりの頭の形に合わせ、その子にあった、ぴったりフィットする
ウィッグができあがります。
好みの髪型にカットしてもらっている子どもたちのとてもうれしそうな
顔を以前テレビ番組で観てから、今回で3回目の提供となりました。
提供する髪は、カラーしていても、パーマをかけていても、どんなに
痛んでいてもいいのですが、できるだけ痛まないように、伸ばしている
間はいつもお団子にしてくくっています。紫外線から保護しているせいか
カットした髪は、割とサラサラしています。

31cm以下でも提供ができるようですので、みなさんも髪の毛を切る際は、
提供してみてはいかがでしょうか。協賛しているヘアサロンがたくさん
あります。お近くのサロンを探してみてください。

https://www.jhdac.org/index.html

2018.06.11

1期生の突撃訪問

 今年の春休みのことですが、
 写真のような衣装を着た1期生の卒業生たちが、突如研究室に現れました。

   

 まだ肌寒い日でしたので、「寒い、寒い」と良いながらも薄着のダンス衣装を身にまとい研究室に来てくれました。「なんでそんな格好してんの?」と聞くと、
 「同級生で、同じクラブ活動していたSEIKOさんが結婚するので、その披露宴用のビデオの撮影です!」 ということ。

 さらに聞いてみると、そのSEIKOさんは、本学の職員で頑張ってくれていて、BKCに来るときはよく研究室に立ち寄ってくれます。そのため、突撃してきた1期生の卒業生たちからは、堅く口止めされていました。SEIKOさんの結婚披露宴が既に過ぎ、ご本人からも報告いただきましたので、本日ブログで紹介しました。

 SEIKOさんからみせてもらったビデオ映像は、なかなかのできで、想い出の地を巡りながら、当時の場所、時間に想いを巡らせながら、温かく友人の門出を祝うものでした。佐久間先生、小生とも、ちょこっと出演させてもらい、ありがたい限りです。

 あいコアの基本棟である、インテグレーションコアが、卒業生たちの想い出の地として、そして発展のベースとしてこれからもあいコアファミリーに愛されていくことを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
6/8(金) 13-18時 大阪商工会議所・大ホールにて、スポーツハブKANSAIとのジョイントで、COIの研究成果発表ならびに、一般社団法人大学スポーツコンソーシアムKANSAIのセッションを開催しました。300名を越える来場者に来てもらいました。
【忠】

2018.06.09

しっかり食べて、しっかり学ぼう

今週の基礎演習は、
0時限の活動(一限の前)から始まりました。
パフォーマンス評定評価室で運動プログラム、
その後に米国公認アスレティックトレーナー(アメリカの国家資格)を持つ
Dr. Oから、教育現場で起こる傷害に対する
リスクマネジメントの重要性をお話し頂きました。
スポーツ活動中の怪我は起こらないことが望ましいですが、
起こることも事実です。

私自身も、現場で起こった重傷事故に、
様々な対応をした経験があります。
そのとき全く知識のない私は、
なんと無力なのだろうと感じまた。
そして、スポーツ現場に携わる限り、
プレイヤーたちの安全を意識しない
スポーツマネジメントはないと強く思いました。
そんな思いもまた、私を学術的な世界へと導いたのでしょう。


Dr.Oからは、学生が体験できる形で「テーピング」を
実演して頂きました。

スポーツ健康科学部には、少なからず怪我と戦いながら
スポーツを続けてきた学生も居ます。
アスレチックトレーナーの必要性や
学術的にスポーツを学ぶことで、
より高いフェーズでスポーツが実践できることを
体で感じ取ってくれればと思います。
それにしてもDr.Oから直接テーピングして頂けるとは、
恵まれていますね。

その後は、まちにまった朝ご飯です。
朝食実習にはEbi先生の他、
学部長の忠先生も参加してくださいます。
先週の基礎演習のクラスで、インテグレーションコアの6階に上がり、
外からですが、先生方の研究室を見学しました。
1回生からは、それぞれにお話したことのある先生方のお名前が
次々に上りました。
どうやら、先生方とお話した経験は、1回生の学生たちにとって、
ちょっとした「自慢」のようです。
既に、Ebi先生や忠先生の研究に興味がある学生もいますので、
今回の朝食実習は、直接お話ができる良い機会にもなったようです。

朝食実習では、単に朝食を皆でいただくだけではなく、
どのような食事をするべきかを学ぶために、
自分で選んだメニューのカロリー計算と点数の測定が体験をぶことができます。
一人暮らしのYu君も挑戦し、満点を得たお昼ごはんは以下の通りです。

意外とたくさんの量と種類を食べる必要があるので、
皆で驚いていました。


今回Dクラス内での事前の確認や連絡がうまくできず、
Ebi先生に大変ご迷惑をかけることになりました。
来週は合同クラスで平和ミュージアムの訪問があります。
朝食実習の後、クラスに戻り反省会を開き、
今一度クラス内で注意点を確認しあいました。

全15回で構成される授業が
そろそろ後半に差し掛かってきています。
入学したての緊張もほぐれ、
リズムがつかめてきた頃なのでしょうか、
少し体調を崩したり、
学業と部活の両立に不安がよぎっている様子も見受けられます。
「がんばれ、がんばれ」だけでは前に進めないこともあるでしょう。
自分自身の心と体のマネジメント何よりも大切です。

しっかり食べて、しっかり学ぶ。
時間がかかってでも自分自身に笑顔がもたらされるよう、
そんなセルフマネジメントができるようになってほしいと思います。



写真はテーピングの様子と朝食実習、そして0時限後の記念撮影
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#ごちそうまでした
#お味噌汁にはお野菜と思いやりががたっぷり
#休息・睡眠も大切
#でも、授業中は起きててね

2018.06.08

質問に答えます

どうも、金曜日の嶋村です。ネタに相変わらず困っていますが、先週 ES をやってくれている学生さんがいろいろ質問してくれて、それをブログで答えて欲しいとのことでした。具体的には、「学生時代にやっててよかったこと・やっておけばよかったこと」、「どんな音楽が好きか」、「子育てに関して」などでした。まあ僕の音楽の趣味を知って誰が喜ぶのかわかりませんので、最初の質問の「学生時代にやっててよかったこと」に答えたいと思います。「やっておけばよかったこと」はまた別に機会に。。。


「学生時代にやっててよかったこと」

・英語の勉強

僕は何も考えずに適当に受験をして経済学部に入ってしまいました。そこで全然馴染めず大学から足が遠のき、気づけば典型的なダメ学生になっていました。その中でも語学の勉強だけはやっていたと思います。洋楽が好きだったのもあるのですが、英語だけはそれなりに勉強していました。後々専攻を言語学にしてアメリカの大学院に行ったり論文で英語で書いたりすることになったので、まあ最初は現実逃避っぽくやっていた英語ですが、それはそれでよかったのかなと思います。


・一人でぶらぶらすること

どうも大学の雰囲気が苦手だったので、経済学部時代は一人で行動することが多かったし、その方が性に合っていました。そのおかげで、一人で美術館に行ったり本読んだりしていろいろ内省することが多かったように思います。まあこれは向き不向きもあるし、学生生活を充実させる要因が人それぞれ違うので、誰にでも勧めるわけではありませんが、僕はこういう時間が今の自分にとってよかったと思っています。(ま、それなりに人付き合いはしていましたが。。。)


・いろいろ音楽を聞いたり本を読んだりしたこと

多分ある年齢で聞かなければいけない音楽とか読まなければならない本ってあるんだと思います。そういうものに共感したり何かを感じ取ったりすることができる年齢には「臨界期」的なものがあるのではないかと勝手に思っています。例えば、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を 30 代や 40 代で初めて読んだって、若い頃にそれを読んだ人が感じたものを得られるかどうかわかりません。。。音楽は僕の場合特殊で、たまたま Radiohead と Rage against the Machine (イギリスやアメリカのロックバンド)を聞いていたから、僕が今専門として研究している言語学(生成文法)を知ることになりました。まあ詳細は割愛します。。。ちなみにこれらのバンドは最近それほど聞きません。歳を取ったのだと思います。


まとめると、英語をやっていたから後々の研究生活で英語でそんなに困らなかったし、一人であれこれ考えたりするのが好きだから研究生活が自分に合っているし、洋楽を含めマニアックな音楽を聞いてたから言語学をすることになった。というわけで、それぞれは全く関係ないのですが、今から振り返ってみると点と点がつながっていることがわかります。Steve Jobs がスタンフォード大学の卒業式のスピーチでも言っていましたが、自分が今やっていることが将来何の役に立つかなんて言うのはなかなかわからないものです。将来役立てるつもりである学部に入ったのに全然関係ない仕事に就いたというのは結構あるのではないでしょうか。だけど、そこで学んだことは何かしらの形で将来役立つのかも知れません。大学の勉強もその他の経験も、とりあえず頑張ってやってみることをお勧めします。点と点がつながる時が来るかも知れませんよ。


最後に「子育てに関して」ですが、今娘は 3 歳 3 ヶ月になりました。今はこんな感じです。最近、お絵かきや紙を切って何かを作ったりと創作活動が止まりません(アーティストっぽいサングラス)。家がもれなく散らかります。。。



2018.06.04

産業技術総合研究所関西センター

 先週の火曜日に、BKCにある理工系4研究科(理工、情理、生命、薬)の先生方、事務職員の方とともに、産業技術総合研究所関西センターを訪問して参りました。

 産業技術総合研究所(産総研)は、全国に研究所がありますが、この関西センターは創設100周年を迎えるほどの長い歴史があります。ここで発明された技術が、世の中に実装されている製品もたくさんあります。

  

 上の写真にありますのは、日本で初めての燃料電池による自動車です。この研究センターで技術開発され、いまの燃料電池車の基礎をなしています。
 下記のミッションにあるように、「技術によって世の中を幸福に」というのが産総研の中心的な考えで、多くの研究者が新しい技術を開発に取り組んでいます。

  

 産総研と本学とは研究交流協定を既に結んでおり、その交流をより加速させようということで今回の訪問となりました。次回は、産総研の方からBKCを訪問していただき、大学院生も含めた交流を行う予定です。

 技術が急速に進歩する時代にあっては、連携による研究進展が必要になってきています。その意味でも双方の連携が深まり、より多くの成果が出て、世の中に貢献できるようになることが求められています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
昨日、一昨日は、東京・中野で研究会に参加していました。

  

その中で、日本スピードスケート代表のストレングスコーチ・リートヴェルトさんのセミナーがありました。「アートとサイエンスの両方をもちバランス良く進める必要性」「データの実用的関連性の重要さ」の話に興味を持ちました。
【忠】