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2018.06.02

温泉入浴効果×スポーツ

2019年からいよいよ、日本で
大規模な国際的スポーツイベントが続きます。
その最初のイベントとして、アジア初の
ラグビーワールドカップ(2019RWC)が開催されます。
オリンピック・パラリンピック大会は
東京都を中心に試合が開催されますが、
2019RWCは、北海道から九州まで
日本全国12会場で試合が開催されます。

先日、2019RWCの関連調査として、
別府市観光戦略部をご訪問してきました。

別府市といえば、何よりも温泉、
そして、立命館アジア太平洋大学を思い浮かべるでしょうか。

今回ご訪問した主たる目的は、
スポーツキャンプ地としての
別府市の取り組みをお伺いすることです。

別府市は、2019RWCの公認キャンプ地に認定されており、
今年2月には、スーパーラグビーの日本チーム
「サンウルブズ」が合宿を行っています。

2018年3月22日付の読売新聞夕刊に
サンウルブズのリーチマイケル選手が気持ちよさそうに
別府温泉のお湯につかっている写真が掲載されました。

私の研究目的とは少し離れますが、
別府市では、温泉の入浴効果が
アスリートのパフォーマンス向上やリカバリーにも有効である
という研究を進めていらっしゃるようです。
実際、選手たちからの温泉に対する評価も高いようです。


残念ながら今回は短い滞在で、
温泉に入る機会には恵まれなかったのですが、
別府市観光戦略部にお伺いし、
心温まる時間を過ごすことができました。
別府市観光局戦略部文化国際化の皆様、ありがとうございました。
2019年の先を描きながら、
研究活動にも力を注ぎたいと思います。


写真は別府駅周辺と別府市役所の方々など
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。



#2019RWC
#Beyond 2019
#ナンバー8≒別府八湯
#素晴らしい街と人との出会いに感謝
#次回は必ず温泉も


2018.05.30

みんなで応援!!─硬式野球春季立同戦─

こんにちは。

プロスポーツビジネスを学ぶ私のゼミには、硬式野球部で関西学生野球連盟学生委員総務のカズキ、ラグビー部で体育会本部役員のトモ、アメリカンフットボール部マネージャーののミカさん、三人の体育会所属学生がいます。

彼ら、彼女たちは、自らがそれぞれの実践の場で頑張りながら、プロスポーツビジネスに、
自分たちが取り組む競技がさらに発展し、より多くの学生を励まし、
また応援してもらえるようになるヒントはないかと日々、勉強しています。

そんな私のゼミ生たちは、当然、みんなで彼らを応援しています。

それで、先日はゼミ生たちと関西学生野球春季リーグ戦、立命館大学 対 同志社大学の試合に立命館大学の応援に行ってきました。




立命館大学 対 同志社大学の試合は、私が立命館大学の学生であったもう40年ほども前から、
伝統の一戦、「立同戦」としてみんなから親しまれています。

本当は、私たちが応援に行った試合で立命館大学は優勝を決めるはずでしたが、
その前節の近畿大学戦で優勝を決めてしまいました。
ちょっと微妙な感じではあります。。(笑)

けど、みんなで大いに盛り上がりました。
なんと試合は、9回ウラ、6対5で逆転サヨナラ勝ち!!

熱い!!
みんなで我が大学の爽やかなスポーツを応援する・・・
グラウンドでプレイする選手たちは、私たちみんなの代表です!!
そして、彼らも、みんなに応援されて、日ごろの努力の成果を発揮する。
それが学生スポーツの醍醐味です。

学生スポーツにおける一つの事件が、学生スポーツの意義に疑問を投げかけたり、
議論を呼んでいますが、私たちが学生スポーツのあるべき姿を忘れることは決してありません。

ゼミ生のカズキは試合には出ていませんが、彼らのマネジメントでの努力があって、
この盛り上がりがあり、勝利があるのです。
また、多くの学生の応援が勝利を呼んだとも言えます。

立命館大学硬式野球部の神宮での大活躍をみんなで応援しています!!

またみんなでラグビーやアメリカンフットボールの応援に行くのが楽しみです!!







2018.05.29

変わりゆく地域

「地域」ということばからみなさんは、何を想像しますか?
地域ということばはよく耳にしますが、どこからどこまでを指すのか、ピンとこないままでいました。
でも、最近、自分の住んでいる、小さな村の中でのひととひととの関係が「地域」かなと思います。

私の住んでいる場所は、大阪市内から30分ほどにある、もとからそこに住んでいる「地のひと」と45年ほど前に新興住宅地として開発された「地でないひと」が暮らす小さな丁番地です。
町という範囲には、1丁と2丁がありますが、入り組んだ私道に囲まれた1丁の番地の中に30世帯ほどが暮らしています。

現在、私にとって実感できる「地域」は、この30世帯ほどが織りなすひととひととの関係、ひとの行為とひとの行為がつむぐ連鎖のようなものです。

私が中学生・高校生の時代には、この地域をとても煩わしいものと感じていました。
自治会活動が盛んで、様々な催しへの参加は義務で、あちこちの井戸端会議からは、その場にいない人の陰口が聞こえてくる。
また、そこでは、ヒエラルヒーが色濃い人間関係が展開されており、窮屈さを感じていました。

その空気が、ここ5年くらいの間に、なんとなく変化し始めました。
あれこれとその理由を考えていたのですが、その大きな理由として、君臨していたボスのような存在の人が、そのようなポジションが、薄らいでいってるからです。村の若者がどんどん外に出ていき、10年前あたりから老齢化が加速しています。そのような環境の中、誰かがボスになり力をもったり、ボスの機嫌をうかがったり、違うボスをたてた別集団の組織化ができなくなったりしていったように思います。

すると…
ヒエラルヒーは崩れだし、だれもが同じ位置で、だれもが助け合う関係が出てきました。
助け合うというよりは、お互いがお互いを見守る・気にかけると言った方が適切かもしれません。

家の外を箒ではいているとき、買い物に行くために村の私道を歩くとき、どこかの家の雨戸が閉まっていれば、ちょっと気に留める。翌日も雨戸が閉まっていれば、「〇〇さんちの雨戸閉まったままだけど、旅行中かなんか?」と、道であった村のひとに聞いてみる。誰も知らなければ「いますか~」と声をかける。

老齢になり、車を運転しなくなったひとに「いつでも車を出すから、遠慮せず言ってくださいね」と声がかかる。

若い世代がちらほら戻り始め、あまり見られなくなった、子どもが外で走る回る、ミニだんじりを曳く楽し気な声が響くようになりました。そうすると、おじいちゃん、おばあちゃんも外に出てきて、その姿を眺めています。

こんなふうに、互いが互いを気にかける関係では、上下関係も、強いリーダーシップ性も、ヒエラルヒーも存在しなくなっているように思います。強い絆というものではなく、ゆる~く、でも繋がっている。そんな空気はとても心地よく、この5年ほどは、自分の住むこの村「地域」がどんどん好きになっています。

みなさんの「地域」は何を指しますか。そこではどんな変化が起こっていますか。


2018.05.28

365日晴れの街

 いよいよ気温、日差しともに夏に近づいてきました。

毎週水曜日は、会議のため朱雀キャンパスに行っております。水曜日以外にも行くことがありますが、いずれにしても朱雀キャンパスに行くときは数多くの会議に出ることになります。そのため、長時間、座りがちになってしまいます。
水曜日の常任理事会では、冒頭に3分間エクササイズ『アクティブ5』が導入されるようになり、座りがちの時間が多少緩和されるになりました。

それでも、全体としては身体活動が少なくなるので、「365日晴れの街」を歩くようにしています。これは、朱雀キャンパスの近くにある三条商店街の入り口に書いてあるキャッチコピーです。

  

約800mある商店街全体にアーケードがかかっており、日陰となり、風も良く通ります。もちろん、雨にかかることはないので、「365日晴れの街」と名付けられたのでしょう。

  

昔ながらの商店もあれば、新しいカフェ、総菜屋さん、居酒屋、スーパー、マンションなど色んなものが混在しています。修学旅行生、外国からの観光客、一般の買い物客などが入り交じって活気があります。是非、お近くまで来られたときは立ち寄ってみてください。

また、この三条商店街は、オリンピック金メダリストの野口みずき選手が、雨の日の練習に使ったことでも有名です。ランナーの皆さんは、雨の日の朝には、格好のトレーニングロードになるでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の教授会のあと、スポーツ健康科学部の懇親会「あいコア会」が開催されました。関係する教職員、家族のみなさんに集まってもらいました。今回は、歓送迎会で異動になった職員の方にも来てもらいました。理工学部の事務長に異動されたM川さんの挨拶で、「家に帰ったようなほっとした感じになります」と話してもらいました。常々、「スポ健ファミリーは永遠です」と伝えていますが、一度われわれの関係者になった方(学生、院生、父母、校友、教職員など)は、家族、身内です。生涯にわたって家族のように付き合える仲間です。
【忠】

2018.05.26

歴史への入り口


1回生を対象とした授業、基礎演習において
今週は、「木瓜原遺跡」を遺跡を訪ねました。
歴史へと続く階段は、テーマパークのアトラクションに続く階段のようでした。


1回生には、「木瓜原遺跡」について
調べてたうえで、レポートを提出するよう
事前に課題を出していました。

クラスを担当する私はもちろん、AAさん、オリターさんも
木瓜原遺跡を訪問したことが無かったので
皆のレポートが事前の学習に非常に役立ちました。

私自身は、院生時代を含めると
2年すこし、同じ景色を見ていたのに、
木瓜原遺跡に全く気付かなかったことを
なんとなく恥じるような気持ちになりました。

スポーツ健康科学部に複数の専門領域があるように、
同じ現象を見ていても、それぞれの気づき、
興味、関心は異なります。


それ以前に、同じ景色を見ていても、
気づく人と気づかない人がいます。
同じように景色に気づいていても、
その景色に疑問を持つ人と持たない人がいます。

スポーツに関する現象に関しては、
目の前にある現象に気づき
何故だろうと考えることが好きで、
大事にしてきたのですが、
「BKC=スポーツ」という
思考回路で固まってしまっていたのかもしれません。


スポーツ健康科学部のあるBKCは、
恵まれた滋賀の自然の中にあるキャンパスです。
意識的に歴史や文化、四季を意識しながら
日々を過したいと感じています。


木瓜原遺跡に
これから訪問される方々もいらっしゃるかと思いますので、
ここでは遺跡について詳細は記しませんが、
「木瓜原遺跡がどこにあるのか」ということは
写真とハッシュタグでヒントを残しておきます。

写真は遺跡訪問の様子と遺跡のヒント
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください


#木瓜=ぼけ=クインス
#スタジアムが歴史の入り口
#歴史に続く階段は圧巻
#遺跡そのものはあっという間
#歴史の上に今がある

2018.05.22

「国民年金と障害基礎年金」

「国民年金と障害基礎年金」

20歳以上のみなさんは、毎月国民年金を支払っていますか?
よくあるのは、大学に入学し、一人暮らしを始めた人が支払い開始をうっかり見逃してしまうケースです。
国民年金支払い開始の通知は、住民票のある住所に届きます。
そのため、大学への入学に伴い、一人暮らしを始めた市(区)役所に移している場合、その住所に支払い通知が送られ、保護者の方も気づかないことが多くあります。
結果的に、未払い(滞納)となり、その期間分の保険料が減額され支給、あるいは不支給ということが起こります。

しかし、それ以上に大変なことが起きるのをみなさんはご存じでしょうか。

国民年金に加入している間に、一定の障害の状態になった場合、「障害基礎年金」を受給できるのですが、その条件として「国民年金」の納付があります。
例えば、学生のみなさんが、事故やスポーツなどにより、けがを負い、障害の状態となった場合、その初診日の「前日」において、下記の要件を満たしていなければ「障害基礎年金」を受給することができません。
(1)初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間の2/3以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
(2)初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと

この2つの条件ですが、うっかり忘れていたという理由は一切受けつけてくれません。
条件に記されているように、国民年金には「免除」という仕組みが申請制で設けられています。
また、大学生の間は、「学生納付特例制度」を利用することができます。

ご自身の国民年金の状況、様々な年金の仕組みとしなければならないことを確認してみてはどうでしょうか。
http://www.nenkin.go.jp/index.html

2018.05.21

駅伝発祥の地

気温の乱高下が激しく、衣替えをしたにもかかわらず、長袖などを引っ張り出すことが続いていました。

昨日の日曜日は清々しい晴れの天気で、いよいよ夏に向かってスタートという感じでした。

いい天気でしたので、京都・西京極陸上競技場周辺にでかけてきました。中学、高校、大学の陸上の試合、Jリーグ・京都サンガの試合などで活用されています。その前に、下の写真のような「駅伝発祥の地」の記念碑が建っていました。

     

説明を読むと、「1917年、日本発の駅伝は、京都三条大橋から東京上野不忍池までを23区に分けて開催された」と記載されていました。その100年目を記念したものでした。京都の三条大橋にも、「駅伝発祥の記念碑」がありますのでお立ち寄りのときにみてください。

     

上記の記念碑の横に、オリンピックで活躍した女子マラソン選手の有森裕子さん、高橋尚子さん、野口みずきさん(左から順)の足型がありました。彼女たちは、いずれも京都・西京極で開催された全国女子都道府県駅伝の出場者であり、この駅伝から巣立ったといっても良いかもしれません。

駅伝という、襷をつないでみんなで協力する、というのはチームワーク、組織を考える上で重要な示唆を与えてくれます。日本中のみなさんが熱心に応援するのも納得できます。

チームだけでなく、時代を超えてつないでいくことも考えて、スポーツ文化、日本の文化、世界の文化を大事にしていきたいですね。

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の土曜日の夕方に、BKCで全国父母教育後援会の幹事の集まりがありました。47都道府県のご父母の代表の方が集まっていただきました。学生である子息の成長を大学と共に支えてもらっています。今回の懇親会では、「おうみんち」さんから料理を出していただきました。100円朝食のカレーもあり、保護者からも大好評でした。
【忠】

2018.05.18

三条会商店街の話

みなさん、こんにちは。金曜日担当の嶋村です。


最初に書いた自己紹介の記事からも分かる通り、僕は京都市に住んでいます。そして僕が住んでいる所の近くに三条会商店街という 800m くらいある長い商店街があります。聞いた話によれば、マラソンで金メダルを取った野口みずきさんは、雨の日この商店街でトレーニングをしていたらしいです。


さて、それはさておき、先週末この三条会商店街で地ビール祭りが開かれました。毎年 5 月に開催され、日本中のいろいろな地ビールが集まり商店街のお店もフードを提供して、たくさんの人が集まっていました。

僕は、奥さんと子供と奥さんの友達と去年までスポ健にいた hitomi 先生と一緒に行きました。当日は雨でしたが人だらけで1~2時間かそこらで撤収してしまいました。


以下の写真はその時の様子です、うちの娘は奥さんの友達が大好きなので終始ごきげんでした。(hitomi 先生、写真ありがとうございます)





さて、久しぶりに hitomi 先生と話して、「いつもネタに困ってるんです。一回担当してください」ということになったので、今週は hitomi 先生に担当していただくことにしました。


―――――(ここから hitomi 先生です)


みなさんお久しぶりです!「そろそろネタが無くなる頃だろ?」と先輩風を吹かせてやってきた、おせっかい焼きのスピードワゴンことHitomiです。

今日は、嶋村先生に許可をいただいたので特別に友情出演です。(去年たくさん出てもらいましたしね)


まさか初回から私の毒舌をばらしてくるとは思いもしませんでした…。

私のは毒舌じゃなくてツッコミです。

なんなん、トップ写真?一人だけコーヒー飲んでかっこつけやがって!インスタか!(笑)


というわけで、相変わらず元気にやっております。

木曜日に来るたび、先生方や事務さんに笑顔でお声がけいただき、大変うれしく思っています。

ゼミのほうも順調です。4月中はやはり気を張っていたのか、自分のゼミ生の顔を見た時には、心底ほっとしました。

「毎週滋賀に通うなんて大変だ~」と思っていましたが、思わぬ形で元気をもらっています。


とは言え、そろそろ「抑うつ状態」、いわゆる「五月病」の増える時期です。

新入生の皆さん、そして他にも様々な形で環境が変わった方々はお気を付けください。

人と話したり、紙に心境を書くだけでもストレス低減の効果があると言われていますので(e.g.,Pennebaker et al.,

1988)、自分に合った方法を見つけてストレスマネジメントしてくださいね。


あれ?よく考えたら、私の毒舌も実はストレス解消に役立っているのかも…。

というわけで、金曜日のおしゃれブログに画面の向こうからツッコミつつ、毎日の記事を楽しみにしています。


それでは…また!? Hitomi


―――――


ということだそうです。ちなみにトップの写真はけしてかっこつけているわけではありません。僕のありふれた日常の一コマです(笑)。


では来週以降また頑張って僕が書きます。

2018.05.15

「根を張る」と「地に足をつける」

今年の春は本当におかしな気候が続いていますが、
みなさん、体調を崩されていないでしょうか。

先週に引き続き、野菜の発芽とひとについてお話します。
今年の発芽率が芳しくないのは、先週お話した通りですが、
こんな悪条件にも負けず、がんばって芽を出している野菜たち。

どれも、見た目には同じように発芽しているのですが、
数日経つと、ヘタッとしてしまう芽があります。

ヘタッとしてしまった苗のポットを開いてみると…
「根」らしきものがありません。

小さい・小さい芽ですが、ゆっくりと伸びている芽のポットをそ~っと開いてみると…
先ほどのポットのように土がパラパラと崩れず、「根」が土に絡み始めています。

土から上の、目に見える表面的な部分は同じでしたが、
「根を張っている」かどうかに大きな違いがありました。

次に、すでに畑に定植した苗。
定植時に一番小さくて、枯れてしまうかもしれないと心配した苗がいくつかありました。
定植から2週間の間、小さな苗の成長スピードは、他の苗と比べて少しゆっくり。
ただ、不思議なことに、ほとんど虫に食べられていません。
他の苗が今のこの苗と同じくらいの大きさの時には、虫に食べられ始め、
葉が残っていないものもあります。

そこで、確認をすることにしました。本当はやってはいけないのですが、好奇心が勝ります。
苗の周囲を大きく掘り起こしてみると…
やっぱり「根!」なんです。
虫のついていない苗は「根」は、芽の大きさからは驚くほど土にどっかり張りついています。
成長スピードは速かったけど、虫に食べられてしまった苗の「根」は、か細~い。

ひとも同じですね。
背伸びをするばかりでは、表面上は勢いよくても、内実が伴わないためいつか崩れます。
まずは、「地に足をつける」ことが大切ではないでしょうか。
大学の学習の中で言えば、まずは基礎を確実に修得することだと言えます。
小さな芽が大きな芽を追い抜く姿は、ひとで譬えられる「大器晩成」に似ていますが、
そこにも「地に足をつく」「基礎をおさえる」という「根を張る」下地があるように思います。

新年度が始まり2か月が終了するまであとわずかになりました。
みなさん、それぞれにとって「根を張る」「地に足をつける」とは何を意味しますか。




2018.05.14

R-GIRO 10周年記念シンポジウム

立命館大学には、立命館グローバル研究機構(R-GIRO)という研究機構があります。
この機構は私立大学としては極めて特異で、かつ大胆な機構です。

“21世紀における地球の重点課題に取り組む”
という大きなテーマを掲げ、重点研究領域を設定して、文理融合から構成されるメンバーによる公募によって、プロジェクトを選定し、研究資金を提供するという形態です。その金額、規模においても私大において特異的です。
https://www.ritsumei.ac.jp/rgiro/

かつ研究資金の大半は、若手研究者(ポスドク、助教)の雇用にあてることが義務づけられており、次世代を担う若手研究者の育成にもつなげられています。

今回、このR-GIROの10周年記念シンポジウム 
『高齢化先進国としての日本モデルを目指す』
というテーマで、5月11日朱雀キャンパス 大講義室で開催されました。

基調講演3つ
「少子高齢化にどう対応するか」 APU学長 出口先生
  健康寿命延伸しかない→定年をなくし、年齢フリーではたらけるようにする
「科学と未来社会」 理化学研究所理事長 松本先生
  研究者は今の社会のみならず、未来の社会にも貢献する
「R-GIROの10年間の歩みと今後」 R-GIRO機構長代理 村上先生
  高齢者の仕事創り・生産者の夢創り・若者の未来創り
ならびに研究成果発表4つがありました。
今回、その成果発表の最後にお話しさせていただき、R-GIROのプロジェクトから発展して、文科省のCOI 「アクティブ・フォ・オール拠点」の取り組みについて話をさせてもらいました。

 

5時間にもおよぶシンポでしたが、時間を忘れるほどの充実でした。ただし、身体は大分に座りがちでしたので、最後に「ACTIVE5」を皆さんとともに、させていただきました。

総長、理事長をはじめ、会場のみなさん全員で3分エクササイズをしていただき、終了後に、身体がほぐれました!という喜びの声も頂戴しました。企業の方からは、早速3時のエクササイズに取り入れます、という声も聞き、健康寿命延伸に一役買ってくれることを願っています。

(客員研究員のM田さんが撮ってくれた動画です)
https://www.facebook.com/tadao.isaka.7/

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の土曜日は、授業日でした。授業を終えた後、飛行機で鹿児島へいき、鹿屋体育大学の荻田先生、中本先生と懇親会議をさせてもらいました。
      

翌日の日曜日には、スポーツパフォーマンス研究棟の内部をご紹介いただき、また中本先生のスポーツ心理学実験室の見学もさせてもらいました。見学しながら、もろもろのアイデアを交わさせていただき、ゆったりとした時間で大いに刺激を頂くことができました。このような研究交流は本当に大切と再度、実感いたしました。
【忠】