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2016.05.20

源内古道を走って~(ファルトレクトレーニングコースの紹介)

naoです

野山など起伏のある不整地を走り、ランニングスピードを変化させながら持久力を向上させるBKCファルトレクトレーニングコースを紹介します。
BKCの正門から京都方面に向かって約2.5㎞の場所にびわこ文化公園があります。



その公園の南西角に位置する源内峠遺跡の横に源内古道の入口があります。
この古道は、瀬田丘陵から信楽へ繋ぐ奈良時代からの街道であったそうです。
昭和の初期まで、人や牛による物流道路として重要な役割を担っていたそうです。



現在、保存会の方々のご苦労によって田上川(大戸川)近くの金毘羅神社常夜燈まで復元整備されています。
びわこ文化公園(源内峠遺跡)から源内峠を越える約2㎞のコースですが、落ち葉や小枝などによるクッション性に優れたコースだと思います。
木々の緑がとても新鮮です。
昔の物流道路として用いられていたこともあり、道幅も狭くなく十分走れる幅です。
写真で示すように動物画の看板が等間隔で設置されていることから、道に迷うことがありません。
大学から出発して約60~70分程度で帰って来る気分転換には最高のランニングコースです。



特に、古道を走るファルトレクトレーニングの楽しさは、登り坂や降り坂を一歩ごとに道を確かめながら走るところです。
疲れを全く感じることなく自然の景色を堪能できます。
個人的には、もう少し距離があればと思います。
ファルトレクトレーニングを実践したことがない方には、びわこ文化公園の起伏のある芝広場を走ることを組み入れた独自のランニングコースを作ってほしいと思います。

2016.05.16

朝食実習とその前のエクササイズ

 先週の中盤から急に暑くなってきました。気候の変化が著しいので体調にはくれぐれもご注意ください。

 スポーツ健康科学部では、1回生の小集団クラス「基礎演習」において大学での学び、学部での学びの導入を行います。本学部では、学部開設以来、基礎演習のクラスにおいて朝食実習を入れています。それから、大型機器であるMRI装置の実習とその原理を習います。9クラスあるので、週ごとに入れ替わりながら、これらの実習を体験します。


 先週から、【ab】先生の指導のもと朝食実習が始まりました。その朝食実習の前に、7:40から『0時限運動プログラム』があります。運動と栄養摂取の組み合わせ効果を理解してもらうのと、クラス全員のチームワークを高めることもねらいです。運動プログラムにはアメリカで流行している「INSANITY」と呼ばれるプログラムを使って30分程度行います。高強度な運動が、少しのインターバルを挟みながら続きます。サーキットトレーニングのようなイメージです(写真)。汗だくになりながらも、上級生の指導のもと、声を出しながら元気に運動させてもらいました。


 その後、朝食の準備を行って、【ab】先生ならびに院生の皆さんから、配膳の仕方、その理由、朝食の栄養内容などの説明を聞き、ゼミ長の「いただきます!」で朝食を頂きました。新入生のみなさんと卓袱台を囲んで、私も美味しく頂きました。朝から、しっかり動いていただく朝食は格別です。身体をつくってくれる感じがします。新入生との懇談の中で、大学生活に馴染んでいる様子も聞けました。「課題が多くて・・・」という話しも聞きましたが、栄養と同じで好き嫌いなく、自分のためになると頑張ろうね、と励ましておきました。

 
 これからの8週間、朝食と新入生との懇談が非常に楽しみです。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
『0時限運動プログラム』のおかげで、3日間、臀部から大腿部、特に内転筋の筋肉痛が続きました。日常的にトレーニングをしているのですが、普段と強度ならびに使用筋群の違いからでしょう。今週は、バッチリ動けるように、日常のトレーニングのバリエーションを変えてみました。その成果が出るかどうか、楽しみです。
【忠】

2016.05.13

2期生の同窓会


naoです
連休にスポ-ツ健康科学部2期生のゼミ生たちが戻ってきました。
この学年は、在学時代から懇親会(飲み会)が大好きで、いつも京都タワ-のビアガ-デンを会場としていました。
「フラガ-ルが京都タワ-にやってくる!飲み会開催~!!」なんていろんな理由をつけて集まっていました。
彼女たちの演技が終わると、総立ちしてアンコ-ル、そして会場で食事している子供たちを呼び集め、その子どもたちと一緒にステ-ジで踊り出す強者ぞろいです。
お店の担当の方も、曲を何度も流してくれたことを思い出します。



今回も、「恒例の勉強会を京都タワ-で開催します」という呼びかけで8名が集まりました。
軽トラで四国から来たと冗談を交えながら、支援学校で教える魅力を語る仲間。
小学校で、算数が苦手な児童にどのように教えていいのか~生徒一人一人の指導課題を話す仲間。
中学校陸上競技部の顧問をしているけど、90名の部員になると団体競技になってしまうと大所帯での指導の難しさを語る仲間。
野球が専門なんだけど、担当クラブがバレ-ボ-ル部で本当に戸惑った。でも三重県で注目される選手に育てている喜びを熱く語る仲間。
サ-ビス業の面白さや苦労を教えてくれる楽天社員。
ガス会社のサービス部門の業務内容を「教員連中にはわからんと思うけどな~」と自慢げに語る東邦瓦斯社員など。
こんな近況を沢山語ってくれました。
また、遠方で働いていることから参加できないけど、電話で参加してくる仲間もいました。
こんなところが新しい同窓会のスタイルかなと思いました(携帯電話は凄いな!!)。



そして、私はいつものように「そうなんか~」の連発。
四国から来た先生から、「俺は頑張ってるんだから、もう少し、凄いな~といった他の言葉で褒めてくれ!」とご指導を頂きました~笑。

私は、彼らに卒業したので先生と呼ぶのはやめてほしいとお願いするのですが、彼らにとっては先生と呼ぶ意味が個々で違うのだと教えてくれます。
東邦ガス社員は、単位ください~が現役時代の気持ち。今は、飲みに連れて行ってください~という意味だと皆の笑いを取っていました。
陸上部の先生は、私のことを先生と言った方が、職場の教員に相談できない悩みを話しやすいと言います。

すなわち、彼らにとって「同窓会=飲み会」はとにかく社会で働き流す汗をゼミの仲間と共有したい、そして明日からの励みにしたいというところだと思います。
その仲間の一人が私の役割なんだと思います。
そんな同窓会(飲み会)が、5月、盆、12月、1月に行われます。
私にとって、毎年集まっている同窓会が10学年はあります。
仲間から沢山のことを教えてもらっていることに感謝しています。

2016.05.11

連休後半のゼミ学生たち

ゴールデンウィーク中、学生たちは部活での練習や試合、帰省してほっとしたり・・・とそれぞれの過ごし方を楽しんだようでした。そして、その連休の後半・週末の出来事です。
ここ立命館では、祝日で休みになった分の授業を土曜日に振り替えて行っています(スポ健の学生たちは、文武両道で本当によくがんばっていると思います)。この前の「土曜日」は専門演習:ゼミの時間でした。

3回生は今、V字回復したチームの秘訣は何か?を明らかにしようと取り組んでいます。本格的にチームで研究するのはほぼ初めて。試行錯誤しながら、お互いに知恵や考えを出し合いながら、少しずつ進みます。時間はかかりますが、このときこそチーム力が鍛えられるので、とても大切にしたい時間です。

初めてのことだらけの中、今日は、インタビュー法を経験することになりました。、昨シーズン、見事に学生チャンピオンになったアメフト部のメンバー3人に対して、ゼミの他のメンバーがインタビューするというもの。


【土曜日の風景:身を乗り出してインタビュー中】

実際にやってみると、「どういうふうに聞けば、自然な話の流れになるか」「事前に何をすれば、インタビューを受ける人が答えやすくなるか」などなど…。気づきを得たようです。

人文社系の研究では、インタビューで得られることばはとても貴重なデータです。もっと大切だと思うのは、インタビューした人は知りたいことが知れてよかったと思えること、そしてインタビューされた人も話ができてよかったと思えること(よかったと思ってもらえるように、インタビューできると大成功だと思います)。共同作業で作られるデータですから、研究する側だけでなく、お互いがその場や人に関われて“よかった”と思えると一番いいですよね。

アメフト部所属の3人が語ってくれたことは、興味深い内容でした。その内容を踏まえて(?)、「日曜日」は快晴の中、ラグビー部のゼミ学生が気迫溢れるプレイを見(魅)せてくれました。


【ゼミ後の日曜日:後半立命トライ!仲間とともに】

ippo


2016.05.09

卒業生は ありがたき哉

皆さんは、大型連休を如何お過ごしでしたでしょうか?
 私の方は、休みの日にしか打ち合わせがしづらい共同研究者、社会人院生との研究打ち合わせで、研究の進捗を充実させてもらい、そして卒業生にかかわる行事で嬉しく、楽しい想いにさせてもらいました。


 5月5日に、1期生の卒業生、茉由さんの結婚式が京都でありました。1期生の入学はまさに、教職員が心待ちにしていた新入生です。茉由さんの卒業論文は、本人が長年習ってきた、「クラシックバレエの動作解析をテーマにしました。バレエの動き中で、習熟が難しい回転系動作、の左右差に焦点をあててまとめました。学生時代には、学部授業、中高の保健体育の免許を取るための教職の授業、さらには小学校免許をとるために通信教育。加えて、大所帯のアメフトのマネージャ・会計も担当しており、本当にすごい活動量でした。でも、決して弱音をはかない、頑張り屋でした。現在、小学校の教員(体育専科)として、いつもこどもたちの成長と発達を願って授業に工夫を凝らしています。さらには早朝からのランニングトレーニングも実践して、こどもの持久力アップと忍耐力向上にも貢献しています。結婚式&披露宴も本当に素敵な時間を頂きました。新郎は英語の教員として情熱と素晴らしいスキルを持った方と伺いました。そして二人を育んだご両家のご両親、その親族、友人たちが素敵な方ばかりで、同じ空間、時間を共有でき幸せ一杯でした。教え子に招待いただけたこと、本当にありがたいです。


 また、今回、同級生も大勢駆けつけてきて、プチ同窓会のような雰囲気もありました。早いもので彼女たち1期生も働き始めて3年目となり、仕事でも充実している感じがヒシヒシと伝わってきます。本当に、キラキラ輝いていて、仕事に、人生に思う存分邁進しているのを感じさせてもらい、関わった教員として、「素敵な学生と出会えた」そして「成長し続けてくれている」と心から嬉しくなりました。

 連休中にもう一つ、卒業生たちとのイベントがありました。4月29日のGW初日に、2005年ごろからの修了生、卒業生が集まってくれました。2010年のスポーツ健康科学部・同研究科が開設される前は、理工学部に所属していました。そのときに、ロボティクスの川村先生とともに多くの学部生、院生と研究する機会をもらいました。理工時代の修了生からは、「我々の頃と違って、随分と指導が柔らかくなったのですね」との指摘も受けました。学生・院生への指導の心は同じですが、年齢とともに表現の仕方に工夫ができるようになったと自己判断しています。いずれにしても、既に、それぞれの家庭、職場においても中心的な役割を担われており、これからの活躍が益々楽しみです。


 大学の使命にはいくつかありますが、その中心には、社会へ有為な人財を送り出すことであることは間違いありません。教員は適切な刺激を与えて、その教育効果により学生の可能性を広げること、が最大のミッションであるとGWにリマインドしてもらいました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は、この間、受託研究でお世話になっている企業との打ち合わせがありました。実はこの担当者の方は、私が本学で最初の頃に教えた教え子の弟さんです。私が教えた教え子のお姉さんは極めて優秀な研究者で、現在、京大で助教をされています。こちらも教え子の活躍とそのつながりを改めて感じた話題です。
【忠】

2016.05.08

ワイキキアクティビティ~Part1.ダイヤモンドヘッド

日本ではゴールデンウイークですね。
ハワイにはゴールデンウイークはありませんが
5月5日は日本と同じくこどもの日(Boys day)なのだそうです。
病院でケーキとドーナツをごちそうになりました。

先日、オアフ島の象徴ともいえるダイヤモンドヘッドに登頂してきました。
ワイキキからはバスで登山口まで30分ほどで、
そこからおよそ頂上まで1時間のトレッキングとなります。
ダイヤモンドヘッドは大きなカルデラになっていて
上から見ると丸い形をしています。



午後からは暑くなるので涼しい午前中がおすすめです。
家族連れも多いですが、思ったよりもハードで汗びっしょりになりました。
上に上るほど急になっていて途中、洞窟のようなトンネルや
急な階段を上ることになります。



頂上のスペースは狭く、人が立て込んでいますので
ゆっくりと昼食をとるというようなスペースはありません。
ワイキキから気軽に行けますし、とてもい運動になります。
ハワイ島の火山は有名ですがダイヤモンドヘッドは死火山だそうです。
海から眺めるのも絶景ですよ。

Good day!

sana

2016.05.06

新宮神社例祭

naoです
草津市 新宮神社例祭(南草津駅から1号線を越えてすぐ)が5月3日に行われました。
この神社は、西暦730年に草創されたと言われています。
1523年に建立された一間社流造(いっけんしゃながれづくり)の本殿は重要文化財として有名です。





今回の例祭は、新宮神社から4社の神輿が御旅所(玉川小学校隣)まで練り歩くものです。
大人ばかりでなく、約200名程の小学生が担ぐ子供神輿も元気に練り歩きました。
写真に見られる中央の一番大きな神輿は、京都の下鴨神社から約150年ほど前に譲り受けたものですが、1t以上あり60名以上の担ぎ手が必要なことから現在は台車に載せて移動させます。このような伝統ある神社が身近にあることを知りませんでした。



もう一方の神輿(右側)を住民の方や有志は、ワッショイワッショイというかけ声でジグザグに練り歩きます。
有志たちは、立命館大学の学生で16名の留学生(タイ、ベトナム、中国)とスポ-ツ健康科学部の玉川地区健康運動教室で指導してくれている仲間たちです。
御旅所までの間に数回休憩をするのですが、町内会の方々が様々なおもてなしをしてくれます(ビ-ル、お酒、ジュ-ス、つまみ、スイカ等)。
また御旅所で神様が休憩をされている間、担ぎ手らはお弁当+お酒を頂きながら楽しく交流していました。
そして、神輿が神社に戻り、ご苦労様会が行われました。

毎年参加している留学生もおり、日本文化を学ぶ最高の機会ですと感謝していました。
地域の方々も、「来年も来てくださいね」と暖かく接してくれていました。
この地区は南草津駅からBKCキャンパスの中間に位置することから、私たちの自転車やバイクのマナ-などでご迷惑をおかけしているのにもかかわらず、学生たちに今回のような交流の機会を設けて頂いておりますことに感謝しております。

今回見学して、スポ-ツ健康科学部の有志たちは、日頃から玉川地区の高齢者の健康運動教室を担うばかりでなく、地域のお祭りを盛り上げようと参加してくれていることに本当に感激しました。
草津市で一番元気な玉川地域を支えているのは、スポ-ツ健康科学部ですね。       

2016.05.04

800本のスプーン

 先週のブログippoに続き、新歓祭の話です。前回は、店のネーミングについてでしたが、今回は、お客さんに出した商品に纏わる裏話です。

 当日を迎えるまでに、何を売るか、そして店名を決めると、次は、いくつ売るか?どんな容器に入れるか?…どんどん具体的な話に進んでいきます。学生たちは、目標の売り上げ個数や単価を“おおよそ”のところで決め始めます。その様子は、“おおよそ”なので、一時は競りのようです。

 そこで出てきたのは、食べるためのスプーン「800本」!。なんと無茶な…(驚)!と思ったのですが、よく聴いていると、「まず1個買って、2人で食べることもあるだろうし、落とす人もいるかもしれんし、2倍ちょっと用意しといてやろうよ」と。なるほど…。

 そして当日。男性陣は、一生懸命、いちご氷を削り続けます。



いちご好きの私が食べていると、「分量、ちょうどいいですか?少ないとかありませんか?」と。しっかり利益が出せるかどうかの計算はしてあったようで、お客さんが満足してくれる(でも、もう一つ買いたくなる)量を求めていた様子。


<かわいらしいお客さん[スポ健の学生たちでした]>

 そして、買いに来てくれた人たちは、「すごい、1個1個違う!」の声。お客さんたちが手にしている「白い容器の側面」には、一つ一つに手書きのメッセージやデザイン。食べて美味しく、手にして楽しく、ということでしょうか。なるほど…。


<イケそうだと予感して? 手ごたえを感じて? のツーショット>

 気持ちの伝え方、学生たちが教えてくれました。気がづくと、春がいっそうあったかになりました。

ippo

2016.05.02

山崎直子先生

 大型のGWに入っていますが、大学は先週の金曜日は授業日、今週の月と金も暦通り授業があります。

 先週は、バタバタとすることが多く、月曜日と火曜日にそれぞれ日帰りの東京出張がありました。「大変ですね~!」といわれますが、新幹線に乗っての移動で、座席指定で席に座れるので、本を読んだり、書類を書いたりと快適に過ごせます。毎日でも東京まで通えることができそう、と変な自信もつきました。


 今回の出張で、本学の客員教授をお願いしている、宇宙飛行士の山崎直子先生と打ち合わせすることができました。既に何度かお会いさせてもらっていますが、いつも「あがって」しまいます。常に謙虚な言動、礼儀正しい振る舞い、そして聡明な発言に、「人間としての素晴らしい魅力」のオーラに魅了されてしまいます。おそらくお会いされた方は、必ず魅了され、そして元気をもらわれているように感じています。

 さて、今回の打ち合わせは、何度となく紹介していますが、びわこくさつキャンパスでにて、9月12日(月)から9月14日(水)まで第24回日本バイオメカニクス学会を開催いたします。この学会大会の特別講演をお願いしました。大会テーマは、『未来のバイオメカニクスを解く』であり、この大会テーマに沿って、「宇宙から考える未来のバイオメカニクス」の演題で講演をいただくことになりました。打ち合わせで、火星へいくようになったらどのようなことが必要で、どのような身体の適応がおこるのか、コミュニケーションはどうなるのか、など色々と面白いお話しを伺いました。是非、興味のある方はお越しください。山崎直子先生の講演は、9月12日(月)の予定です。詳しくはHPにて案内いたします。
 http://www.ic.fc.ritsumei.ac.jp/JSB2016/TOP.html

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

先週の出張で、JISS(国立スポーツ科学センター)を訪問したおりに、受付の奥から「先生~!」と声をかけられました。振り返ると2期生のShip木君がJISSの社員証をつけていました。彼は学部を卒業した後に、大学院公務研究科を1年修了し、JISSの親組織であるJSC(日本スポーツ振興センター)に採用され、JISSに配属されたようです。本人の希望するところへ配属され、思い描いたワークキャリアをスタートしました。JISSに行かれる際は、是非、声をかけてください。

相撲の国際大会で大活躍された山中未久さん(今年3月本学部卒業、現在、スポーツ強化オフィス所属)が、吉田総長からお褒めの言葉を常任理事会にてもらわれました。そのあと山中さんがお礼の挨拶をされましたが、実に素晴らしい挨拶でした。
【忠】

2016.04.29

体育会 主務&学連

体育会の活躍が、HPなどで紹介されています。
選手ばかりに注目が集まりますが、体育会という組織は裏方のメンバ-の支えがなくては、チームの運営ができません。
その裏方を主務とかマネジャ-と呼び、選手たちは頼っています。

男子バスケットボ-ル部の宮川航君(産業社会学部2回生)は、チ-ムのマネジメントを全て担う主務(マネジャ-)です。
温厚な性格なのですが、3回生や4回生に厳しく意見を言える存在です。
上級生らも、「彼がいなくなたっらチ-ムが回らない」と高く評価し、素直に意見を受け入れています。
また部長や監督が怠っている仕事に対しも厳しく指摘してくれます。



宮川君は、部員たちに大人として当たり前のモラルやマナ-を言うこと、一人マネ-ジャ-で仕事が回らないことに職務怠慢と部員から言われることが本当に悔しいと言います。
しかし、様々な企画等を計画し実施していく楽しさや、他大学はじめ多くの社会人の方々と接し、成長できることが楽しいと言います。

以前は、マネジャ-(主務)=雑用(水の用意)といった見方をされてきましたが、近年は「チーム運営の要」と高く評価されるようになってきました。
しかし、部員数の少ないチ-ムでは選手がマネジャ-を兼務しています。特に部費の管理運営は難しく、選手兼務では大変な仕事です。

続いて、全ての体育会運動部には学連担当(学生連盟)という仕事を担っている仲間たちがいます。男子バスケットボ-ル部の川内菜津美さん(情報理工学部2回生)は、週に3~4回程度、大阪の天満(学連事務所)まで通い、リ-グ戦はじめ多くの試合の準備に取り組んでいます。寄付や広告を集め、試合会場の確保から運営まで全て担うスポ-ツイベント会社の仕事をしています。特に1部リ-グに所属する学連担当者の役割は大きく、責任が重くのしかかってきます。ところが体育館で練習する選手と接する時間が短いことから、どうしても選手との関係が薄くなりがちです。川内さんが頑張ってくれているのから、公式試合に出場できることをチ-ム全体で理解する必要があります。



今回紹介した二つのポジションは仕事量が多すぎるし、注目されないことから、マネ-ジャ-になってもチームを辞めてしまうケ-スも多く見られます。
彼らの成長のためにも部長や監督は、主務や学連担当者の仕事内容、気持ちを十分に把握しアドバイスしなければならないと思います。
コ-チング等の授業で、多くの運動部のマネジャ-を紹介し、大学スポ-ツの実態や課題を議論したいですね。