[ activity ] の記事一覧

2016.04.27

消費者のこころを掴むのはどれ?

さて、みなさんなら、どのネーミングがいいと思いますか?

    「 いちご けずっちゃいました♡ 」
    「 イチゴ けずっちゃいました♡ 」
    「 いちご 削っちゃいました♡ 」
    「 イチゴ 削っちゃいました♡ 」
    「 苺 けずっちゃいました♡ 」
    「 苺 削っちゃいました♡ 」

 これは、先週末行われた毎年恒例の新歓祭の準備中、話し合いの黒板に並んだ店名です。
 準備段階では、何を売るか、どんな店名にするか、どんな容器に入れて、どんな看板をつくるか…いろんなことを学生たちが話し合って企画していきます。

 実は、最初は「愛の削りいちご」が候補に挙がっていたのです。その後、「愛のアイス」「 i ♡ 愛 ♡ アイス」…と続き、「いちご 削っちゃいました♡ 」が登場。すると、ある学生が「削っちゃいました、は“ひらがな”が良さそう」と発言。みんな、それに食いつき、板書に店名一覧が登場することになりました。

 いよいよ多数決。


その結果… 「 いちご 削っちゃいました♡ 」 が一番多かったのでした。 (実はこれがbefore)

そして、当日。


…… ん!? 「 i ♡ 愛 ♡ ice 」に変身!(これが本当のafter)

【表紙写真と合わせて】 首から下げているミニ看板をまじまじと見ると、小さく…(見えますか?見えにくいほど小さく) 「 いちご 削っちゃいました♡ 」の文句が。
学生が準備中にどれほどワイワイガヤガヤやりとりして仕上げたか、想像するとおもしろくなります。

ippo

2016.04.22

ジュニアコーチングNO1

暖かくなり、ジュニアスポ-ツの試合も活発に行われています。
先日、自宅近所の公園(グランド)で少年野球の試合を観ていました。
試合前にはしゃぐ子供もいれば、緊張している様子の子どもたちもいました。
子どもたちの緊張度は、ポジション毎に緊張度は違うのかな?それとも性格なんかな?と考えていました。

子どもたちの様子も気になるのですが、それ以上にご父母や監督・コ-チの動きが気になって観ていました。
全てのチ-ムに付き添いのご父母が来ておられます。
送り迎えだけでなく、チ-ムの集合場所にテ-ブルを置き飲料水やお菓子などを準備しておられるのです。
キャンプに来ているような雰囲気のチ-ムもありました。
特に監督やコ-チに飲料水を配っておられるご父母の姿に驚きました。
研究に戻って、ゼミ生に聞いてみると、このような監督やコ-チへのお茶出し儀式は高校でも同じだと言います。
強い高校になれば、OB会の役員にもお茶出しをするそうです。



また子どもたちの試合を観ていて興味を持ったのは、監督やコ-チの態度です。
写真のチ-ムは、監督やコ-チが生徒と一緒に立ってプレイする選手を応援しています。
この姿が普通だと思っていました。
ところが、ほとんどのチームの監督やコ-チは、選手を立たせ、自分たちはキャンピング用の大きな椅子にドンと座って厳しい口調で采配を振るっているのです。
「俺は、監督だ! 俺は偉いんだ!」と言っているように見えてしまうのは、自分だけなんかな? 

私は、ジュニアの指導においては、プロコ-チのような態度は慎むべきだと思っています。
少なくとも控えの選手を立たせるならば、自分たちも立って指導するべきだと思います。

また、禁煙場所で平気で煙草を吸っている監督やコ-チも少なくはなかったです。スポ-ツを通じて社会性を教えていくべきなのに、グランド横で喫煙する指導者は子どもらに社会性をどのように教えているのでしょう~。
「社会性=監督やコーチへの挨拶」と考えているのではないでしょうか?


2016.04.21

文武両道

1週間ほど前、立命館大学のホームページの「+Rな人」で、この春にスポーツ健康科学部を卒業した西野有香さんが紹介されました!


(画像をクリックすると、上記のHPが開きます。)


西野さんは、現在、なでしこ2部リーグのASハリマアルビオン(兵庫県姫路市)で選手として頑張っています。西野さんは、私の研究室(ゼミ)の卒業生でもあり、上記「+Rな人」での紹介でもあるように文武両道に秀でた学生でした。

スポーツ健康科学部は、スポーツや運動が大好きな学生が他の学部と比較しても多く在籍しています。一方で、「スポーツさえトップレベルで活躍しておけばいい。」という学部ではありません。そういう意味では、文武を両立している学生がたくさんいて、西野さんは、その代表の一人だといえます。

ちなみに「文武両道」という言葉は本来、文事と武芸の両面という意味です。
よく学校などで使われる場合は、文事=学業、武芸=スポーツという形でとらえられることが多いと思います。西野さんの場合は、「武」の方は、サッカーで、そのレベルは所属からもわかります。「文」の方は、なんと「立命館大学西園寺育英奨学金」の受給者にも選ばれています。立命館大学には様々な奨学金制度がありますが、この「立命館大学西園寺育英奨学金」は成績優秀者の中から選ばれます。また卒業論文は、「スポーツ健康科学会 優秀卒業論文賞」に選ばれました。

サッカーと学業の両立は時間的にも、体力的にも大変そうでしたが、最後まで頑張ってやり遂げました。

学部で学んだことを活かして、今後もサッカー選手として、社会人として、頑張って欲しいです!

naru

2016.04.19

「気遣う」ことからはじめる支援

この度の熊本地震により被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、犠牲となられた尊い命とそのご遺族の方々に深く哀悼の意を表します。
いまだ被害の全貌が明らかになっていない被災地の現状を報道で見聞きするたび、心を痛めております。
一刻でも早い救出活動、そして復旧・復興が始まるようにお祈り申し上げます。

スポーツ健康科学部にも熊本やその近県を出身としたり親族がいる学生・教職員がおられます。
その方たちが中心となり、被災地へ向けての募金などの義援・支援を開始する動きもあるとのことです。
また、私自身もできることを考えていきたいと思います。

報道を見聞きしていると、今すぐにでも行動をおこして、手伝いたいという気持ちになります。
しかし、実際に行動をおこすことができなかったり、その行動が上手く支援につながらない場合も多いようです。
特に今は、救助や救命、救援の専門的知識や技能を備えた人の支援がなにより必要です。
こうした専門知識持たない私は、ひとまず被災地や支援者の方々のことを「気遣う」ことからはじめたいと思います。

以下に立命館大学の災害復興支援に関連するリンクを掲載しておきたいと思います。
立命館大学サービスラーニングセンター
立命館大学災害復興支援室 Facebook




●さて、下の写真は、すこし前のこととなってしまいましたが、今年度の大学院新入生歓迎会の様子です。
当日は、前期課程(M)と後期課程(D)に新しく入学して来られた院生のみなさまを囲んで歓迎会が開催されました。それぞれの領域に関わる方との交流はもちろん、他領域の先輩・教員とも活発的に交流し、学際的な研究フィールドをもつスポーツ健康科学研究科ならではの刺激的な会となりました。


【ken】

2016.04.18

Jリーグ・立命館 JHC教育・研修コース

先週の土曜日は、【Jin】先生とともに東京のお茶の水へ出かけてきました。

 表題にあるように、Jリーグと立命館が協力して、プロスポーツ界のスポーツエグゼクティブを育成する研修コース(1年間)をつくっています。その第2期生の開講式がありました。
http://www.jhc-ritsumei.jp/

 昨年は、【みち】先生がコーディネータを務めて、スポーツ健康科学部、経営学部、心理学部の先生方を中心に講座をもち、未来のスポーツエグゼクティブを目指す受講生と熱い授業を展開してもらったようです。一期生のコメントからもそのことが伺えました。

 第二期は、経営学部のstone崎先生をコーディネータとして、経営管理研究科、MOT研究科、スポーツ健康科学部を中心に担当いただき、Jリーグの事務実習を含めて、実践的かつ理論的な講習会のプログラムとなっています。


 このJHC教育・研修コースは、誰でもが入れるわけではなく、選抜されます。Jリーグ・チェアマン、本学の先生も面接に加わります。将来、Jリーグのチームマネジメントを担う可能性もありますので、厳しい観点から審査されます。村井チェアマン(写真 ©J.LEAGUE PHOTOS) が、語られた人事選考の基準は、①アート、②科学、③行動力、④胆力(メンタリティ)、⑤人間力でした。これらの観点からふるいにかけて選考されていたようです。さらに、プロスポーツのマネジメントに関わる行動規範として、「PDMCA」を掲げておられました。通常、Plan Do Check ActionのPDCAサイクルは良く聞きますが、DとCの間にMがあります。これについての説明は「M Missという意味であり、サッカーはミスの連続である。もちろん、人間もミスをする。ただし、許容する仲間であり、成長する仲間である。このことを頭に入れて行動することが求められています。」との説明でした。MissをMissで止めずにより良き改善へどのようにつなげるのか。その方策にも多くの選択肢があり、最善につなげるための評価と行動が求められることを示唆いただきました。開講式に相応しいお話しを頂きました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 バンコクでテニスコーチをされている沢田さんにお会いしお話しを伺いました。大学卒業後に会社勤務をされていて、どうしても再度テニスがしたくなり、オーストラリアへ行き、そこで世界ランキングに関わる大会に参加し、選手としての活動を終えました。そこから帰国のトランジットで立ち寄ったバンコクで、タイ選手権を観たときに、「凄い選手がいる!」と世界を観てきた眼でとらえた選手に惚れ込み、大会事務局に、「俺をナショナルチームに関わらせてくれ!」と直訴。認められて、そのまま、タイのナショナルチームに帯同。タイ選手権で観た選手は当時、世界ランク300位ぐらいだったが、最終的にはトップ10入り。アジア人では、錦織選手より早くトップ10入りした選手に育ったとのこと。現在も沢田さんはバンコクを拠点に、日本人ジュニア選手の育成に奔走中とのこと。前向きに、積極的に活動している方と出会うと、こちも元気になります。興味がある方は、下記を参照ください。
 http://masea.cloud-line.com/
【忠】

2016.04.15

学生コーチという役割

大学体育会は、指導体制が各運動によってかなり異なります。
多くのプロコ-チを有するチ-ムから、学生主体で活動している運動部までいろいろです。

ほとんどの体育会運動部は指導体制が整備されていませんが、「勝つ」ために苦しい練習を日々行っています。
試合に負ければ、「根性がない」「甘い」「だらしない」などと外野から厳しい評価を受けます。これが体育会運動部の厳しさです。

このような運動部は、優秀な指導者に教わりたいと願っても、プロコ-チを雇用するだけの財政基盤が各運動部(OB会や父母会などの資金)ないため、結局は学生主体で取り組んでいます。
また仲間から学生コ-チを選び、活動している運動部があります。


そこで、本日紹介するのは、男子バスケットボ-ル部の松浦拓哉(スポ-ツ健康科学部4回生)学生コ-チです。
彼は、休日しか練習に参加できない監督の指導受けて、日々の練習から公式戦の采配までを担っています。
大学男子バスケットボ-ル連盟1部リ-グで、学生コ-チ主体で試合を戦っているのは立命館だけです。



松浦君は他大学の有名な指導者から試合前に揺さぶりをかけられ、頭が真っ白になったり、采配ミスで試合に負け仲間から厳しい叱咤を受けたり、仲間を試合に出さなかったことからお互いの関係がギクシャクしたりと様々な苦労をしています。
これが同好会的なサ-クルであればいいのですが、体育会立命館大学という看板が全ての面で彼の背中に重くのしかかっています。



チ-ムの準レギュラ-や補欠の仲間たちからみれば、レギュラ-と同様に松浦君を支えたいという意識はあるのですが、自分らも試合に出たいという気持ちが先行して、上手く支えれないという悩みもあります。

松浦君は、「仲間に厳しく言えない」「仲間にどのように厳しく接すればいいのか」といった監督心をもっと勉強をしなくては~と自己評価しています。
指導者は負けから学ぶと言いますが、負けを許さない体育会の厳しさと闘い続ける松浦君のような学生コ-チに拍手を送ります。

監督は、「選手と○○のように接するべきだ」と教科書に書かれていますが、選手のレベル、コ-チのレベルによって全く接し方が異なってきます。教科書通りの行動なんて絶対にできません。
私は松浦君のような大学チ-ムの若いコ-チは、コーチ業のしんどさを素直に選手に伝えることで様々な力(選手との関係)が生まれてくるのではないかと思っているのですが~どうでしょうか?


2016.04.11

春真っ盛り

各先生のブログにあるように、先週から授業が始まりました。
新入生にとっては、高校よりも1つの授業時間が長く(90分)、
かつ規模の大きい講義、小集団のアクティブラーニング、反転型の授業など、
高校で体験していなものも有るように思います。

学生の学びを深めることを念頭に、この間、
教学システムを練り上げてきた方法で授業実践していますので、
慣れる時間は必要かもしれませんが、しっかり学びの質を高めてもらえると確信しています。



春の良い時期となり、多くのスポーツもシーズンインとなっています。
本学の学生アスリートたちも各大会で活躍しています。
もちろん、本学でスポーツに携わる学生アスリートは、
学業との両立を果たしながら、

「立命館スポーツ宣言」

に掲げられたスポーツの文化的意義と価値を広める役割を担っています。
また、就職活動をおこなっている学年は、リクルートスーツでの活動が本格化しています。
自らのキャリアへ向けて、本格的な取組中です。
「働くこと」の意義も自らに問いながら、目指すべきところへと進んで欲しいと願っています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週のブログで、学部・研究科のビジョンを書かせてもらいました。
そのビジョンに基づいて、『スポーツ健康科学プロフェッショナル』宣言を作成しました。
この文章の中身にも出てくる「プロフェッショナル」の行動指針は、次のように整理しました。

高い志・目標を持ち(integrity)
飽くなき挑戦(challenge)を
創意工夫(original)と
用意周到な準備・研究(research)

に基づいて
本気で、全力(effort)で取り組むこれらの単語の頭文字をつなげるとi-core(あいコア)となり、
我々の教育研究棟(integration core)のニックネームになります。
おかげで建物をくぐるたびに、このあいコア精神をリマインドすることができます。




2016.04.08

部員の数はチームの力



学内は、新入生歓迎イベントで盛り上がっています。
そして上級生らは様々なサ-クルが色とりどりのユニフォ-ムを着て新入生に声をかける1年間で一番賑やかな時期です。



新入生らは、「体育会は厳しいから嫌だけど、週1~2回の活動をするところなら・・・」と体育会から逃げる学生もいれば、「俺は、テレビでライスボウルを見てパンサ-ズに入部を決めた」と受験に合格し士気高く自らアメリカンフットボ-ル部員に声をかけている学生もいるそうです。
一方、背広姿で統一のネクタイをして、「体育会ラグビ-部です。私と汗を流しませんか~」と勧誘する姿も。
ラグビ-部、格好いいな~。


体育会の学生にとってこの期間だけは、「先輩・後輩めっちゃ仲いいよ。・・・ほらこんなに~」と上級生とタメ口で話したり、お昼を食べに行く?といった甘い誘いなど盛り沢山の方法で勧誘しています。


知人に聞くところ、大手国立大学体育会では、1週間続けて晩御飯をおごるのは当たり前のようで、歩留まり率は10%以下だとか。
凄い出費だと思うのですが、選手の数は戦績に繋がってくるので当然のことだとか。


例えば、アメリカンフットボ-ルは11名で競技が行われますが、選手が11名だとオフェンスとディフェンスの両方を行うことになります。
また1名でも怪我人が出れば、それこそ大変~。
また1回生はル-ルも知らないし、体力もない。
よって最低60名以上の選手がいないと1部リーグでは戦えない。
パンサ-ズのように大学日本一になるためには、60名では足りない。
マネジメントスタッフはじめ、トレ-ナ-、アナライジングスタッフ(分析班)など多くの「影の部隊」も必要になってくる。
結果的には150名という大組織を作らなければならない。


だから団体競技の部員たちは必死に声をかけています。
写真に示すような1名の新入生に複数の部員が取り囲み、チームのいいとことを最高の笑顔で伝えることが出来るのがチ-ムの力。
やはりこういった積極性が女子ラクロス部の戦績に繋がっているのかなと感心しています。



一方、自動車部の松田君は衣笠(法学部)からの応援部隊(写真)。
自動車部は部員が少ないから、勧誘よりも自動車部のPRしかできないな~と。
昔は、理工学部の部員が大勢いた体育会。
頑張れ、体育会自動車部!



立命館大学体育会にとって厳しいのは練習拠点の分散化。BKC、衣笠、柊野、OICという4つのキャンパス(練習場)での活動です。
皆、「体育会」と一括りで言うけど、チ-ムによって文化も運営方法も異なってくる。
また指導体制も予算も異なります。
新入生の勧誘活動を観て、各体育会チームの戦績や運営体制(伝統)を左右するのは、スポ-ツを科学することよりも、まずは「部員(選手やスタッフ)の数」だと改めて勉強しました。


今回学んだこと:「立命館大学体育会の発展・競技力の向上は、部員の数を増やすこと」

2016.04.01

ご入学おめでとうございます

そろそろ満開、BKCキャンパスのクインススタジアム周りの桜の下を走りました。一年間で一番感動するBKCランニングコ-スです。「今日は新入生を精一杯お迎えしますね~」と言っているようです。

(写真 下)

ところで、毎週金曜日にお世話になるnaoです。このブログに登場させて頂くのは2度目です。宜しくお願い致します。以前は、頑張っている学生の方を紹介させて頂きました。
今年度は、二つの視点で書かせて頂こうかなと思っています。一つ目はスポ-ツコ-チングの視点で観たことや感じたこと、二つ目はご飯を美味しく頂くために取り組んでいる健康マラソンの紹介です。
ゼミ生からは、「お酒を飲むために走るカブトムシ」と言われています。滋賀の日本酒が大好きで、また体型が四角形で胴体が大きいからです(手足が短い・・?)。

ということで、今回は3月20日(日曜日)に参加してきました淀川国際ハーフマラソン(21.0975㎞)の紹介をします。京阪守口市駅から10分ほど歩いたところの淀川河川公園で開催されました。
河川敷なので走りにくいのかな?という不安がありましたが、平坦でほとんどがアスファルトで整備されている走りやすいコ-スでした。
オリンピックメダリスト(銀・銅)有森裕子さんの「頑張れ!」という激でスタ-トしました。有森さんってスタ-なのにスタ-ぽくないところがいいですね。
「・・初めて自分で自分をほめたいと思います」と言ったオリンピックの感動話を聞きたいな~。



記録を狙うというより、参加者のほとんどが、自分の目標で走りますという暖かい雰囲気でした。
私も、無理せず1㎞を5分半で走ろうと目標を持って参加しました。
タイムは1時間52分、15㎞ぐらいまでは予想タイムで走っていました。
しかし、残り5㎞ぐらいで、65~70歳ぐらいの方に簡単に抜かれてしまったことにショックで、「これは抜き返すしかないやろ!」と闘争心に火がついたのですが、腕を大きく振ってもスピ-ドが出ないのです。
結局追いつけなかった。呼吸などはしんどくはないのに~。
「・・初めて自分で自分のカブトムシ体系を恨みます・・・」。

そう考えると、先日行われた名古屋ウィメンズマラソンでの田中選手と小原選手のゴ-ル前3kmからのラストスパ-トの争いは凄すぎ! なんであんなダッシュができるのかと本当に不思議です。
日々スプリント練習しているとっても、フルマラソンの残り3㎞をほぼ全力で走るなんて~それがアスリ-トなんですね。

会場では、高校生の方々が一生懸命に受付業務をしておられました。
コ-スに設置された給水場所では、地域のボランティアの方々が必死でコップを並べてくれていました。感謝しています。



また出発前の男子便所が混まなかったのが良かったです(ランナ-にとって、重要なチェックポイントですね)。また来年も走りたいコースです(参加賞品のTシャツがかわいい)。


2016.03.27

スポ健な人 (特別編) Saki さん

いよいよ新学期の足音が聞こえてきました
皆様いかがお過ごしですか。
私は、卒業パーティ (3/22) のあと、発熱し、
インフルエンザのため、自宅待機の日が続いています (^ ^;;)

今回は、「卒業」ということでスポ健の卒業生を紹介したいと思います。
Saki さんは、スポ健1期生で、現在は、デイリースポーツ社で活躍しています。



Q: 「現在、どんな仕事内容をされていますか?」

A: 「2014年4月の入社以来、記者として勤務しています。
  弊社で記者職というと、紙面の核となる「阪神タイガース」を主に担当するグループと、
  それ以外の競技(サッカーや陸上など)を担当するグループに分かれますが、
  私は後者の担当です。

  これまでには、ガンバ大阪やセレッソ大阪、澤穂希選手が所属していた
  女子サッカーチームであるINAC神戸レオネッサなどの取材を行ってきました。

  経験した仕事で印象に残ったものは、私が取材した澤穂希選手の引退試合の記事が、
  一面を飾ったことです。担当した仕事が形になった瞬間、最高でした。

  しかし、うれしかった気持ちと同時に、
  次はもっと良い記事を書きたいと強く思うようになりました」


Q: 「なぜこの仕事を選ばれたのでしょうか?そのきっかけは?」

A: 「この仕事を選んだ一番の理由は、
  2020年の東京オリンピックの取材に取り組みたいというものです。
  私は2014年の3月に大学を卒業したのですが、
  2020年の本番までは約8年しかありません。

  同じ新聞社でも、スポーツ新聞ではない一般紙に入社した場合、
  地方で警察関連の担当を数年→その後どこかへ異動
  というキャリアパスが一般的です。
  そうなると東京オリンピックまでの時間が少なくなってしまいますよね。

  ですので、直接スポーツに関わることが一番の近道だと思い、
  弊社を選択しました。

  マスコミという仕事を選んだのは、
  立命館大学内で発行している学生主体のスポーツ新聞社の
  「立命スポーツ」に所属し学生記者として活動した経験が大きいです。
  自らの書いた記事が選手やファンに残る素晴らしい仕事だと感じました。」


Q: 「大学での学びが、現在の仕事に活かされていますか?」

A: 「スポーツ健康科学部は、実習のみならず「座学」にも力を入れている学部です。
  例えば、運動の基本となる身体の構造と機能に関する講義を行う、
  「基礎機能解剖論」という講義において、骨・関節・腱・靱帯などの知識を
  付けたことが、取材対象の選手の怪我の状況を聞いた際の理解にも役立ちました。

  その他、関係者からトレーニング法や理論的な話について取材した際には、
  専門的な内容についてある程度理解していくことができ、
  学部時代の知識が今の私自身の力の根底にあると感じています。」


Q: 「大学生活を振り返って、後輩へのアドバイスを御願いします」

A: 「スポーツ健康科学部は1学年で約230名の比較的小さな学部です。
  その分、お互いの顔が分かり、学生や教員との距離が非常に近いです。

  同級生には、その競技で日本を代表する選手がいたり、研究者を目指して
  国際学会で発表をしたり、学外団体に所属して何かイベントを実施したり、
  何事にも積極的に取組む方がたくさんいました。

  その人たちを知り合えたことで、自分自身の課題がやるべきことを理解することが
  できたので、大切な宝物です。

  4年間という限られた時間ですが、大学生になったら何をやりたいのか
  という点について考えて欲しいと思います。」


Q: 「スポ健の魅力について、来年度受験する人へのメッセージを御願いします」

A: 「私は愛知県出身なのですが、進路選択の際には地元の教育大学と悩みました。
  ただ、結果としてスポーツ健康科学部を選んだことは、
  総合大学であることが様々な考え方を持った学生が集まっていることにつながり、
  過ごす毎日が刺激的で非常に楽しかったです。

  高校生のときからは想像がつかないぐらい自らの世界を広げることができるのが、
  立命館スポーツ健康科学部の魅力だと思います。

  受験勉強は大変だと思いますが、諦めずに挑戦してください!」

Saki さんは、一回生の時から、何事にも積極的に取り組む姿勢が
素晴らしい学生でした。ぜひ2020年東京オリンピックについて
素晴らしい記事を書いてもらいたいと思います。
また後輩の学生も、彼女に続いてもらったらと思います。

さて今回で私の担当も終了です。
次週からは、樹義先生が担当して下さります。
2年間に渡って、お読み頂いた方に心より感謝申し上げます。

このブログでは、スポーツ健康科学部の学生の様々な活躍を
「スポ健な人」でお伝えしようと努めました。
毎週のように学生にインタビューしてきて、
改めて学生達の持つポテンシャルの高さ、
また個性の豊かさを再認識しました。
この「幅の広さ」こそが、立命スポ健の強みです。

またこの2年間は、メリーランド大学でのサバティカルについて
「アメリカ便り」を50回書かせて頂き、最近自分で読み返してみて、
あんなこともあったな、こんなこともあったなと
記憶を思い返していました。
本当に充実した時間を過ごすことが出来ました。

今後も別の形でスポーツ健康科学部の事を
発信できればと思います。
また皆様にこの稿でお会いできるのを楽しみにしております。

それでは、また。失礼致します。
くれぐれもお体ご自愛下さい。
重ねて、お礼まで