もうすぐ新学期ですね。学生の皆さんは夏休みをどの様に過ごされたでしょうか?
大学の教員は夏の間何をしているのか?と良く聞かれます。個人差はありますが我々には特に「夏休み」はありません。では何をしていたのか?ざっと説明してみます。
まず7月末、授業が終わってすぐ試験期間でした。学生さんは試験が終わったらひとまずほっと一息(単位が取れているかどうかは別として)という所ですが、教員には試験の採点・成績評価という大仕事が残っています。受講者が200名を超える様な授業も多く、公平・公正な採点のために多くの時間とエネルギーを使います。
また7月末から8月初旬に掛けて、サマースクールやオープンキャンパス、講習会といったイベントがありました。こういったイベントは参加者の方々に1日・2日といった短い期間で「来て良かった!」という印象を持って頂く必要がありますので、普段の授業とは別の形で気を遣います。
今年は8月中旬のお盆の時期は特に用事が無かったため何日か休みました。(去年は海外で学会があったため殆ど全く休み無しだったと思います。この時期に国際会議が開催されることは少なくありません。)
8月末は体育学会に参加のため東京・世田谷の国士舘大学にお邪魔しました。今回は私の発表は無かったのですが、重要な会議等があるため3日間毎日会場に足を運びました。聴講した発表も面白いものが多く、大変勉強になりました。
9月に入ってからは比較的時間の自由がきいたので、自分自身が取り組んでいる実験や、学生さんのテーマについて研究活動を進める事が出来ました。1年のうちで一番研究に取り組みやすいのが9月の時期という気がします。今年は新しいトピックについて予備実験と解析をする事が出来、まずまずの成果を出せたと思います。
という訳でもうすぐ新学期です。学期が始まると色々と忙しくはなりますが、学生さん達からエネルギーを貰えるというのもまた事実。有意義な一学期にしましょう!
写真は子供を連れて虫捕りに行った時のものです。流石に自然の豊富な滋賀県、短時間でセミ・セミの幼虫・カマキリ・トンボ・チョウを捕まえることが出来、大漁でした。(その後は全て無傷で放しました。)
2015.09.25