[ education ] の記事一覧

2018.09.02

学会に向けての準備

授業のない夏休み期間に入り約1ヶ月が経ちました。「夏休み期間、教員は何をしているのか?」と質問されることもあるのですが、毎日普通に仕事をしています(笑)。ただし、8, 9月は学会に参加をしたり研究に費やす時間を増やしたり、授業期間中とは若干異なる時間の使い方をしています。

さて、学会といえば、8/24〜26にかけて第69回日本体育学会が開催されました(台風の影響が懸念されましたが、予定通り開催されました)。また、9/7〜9にかけては第73回日本体力医学会大会が開催されます。体力医学会はスポーツ医科学分野の学会として国内最大規模であり、今回私の研究室からは博士研究員1名、大学院生9名が発表をします。学会での発表に向けてはまずスライドやポスターを作成し、その後は発表(規定の時間でのプレゼンテーション)や質疑応答の練習を繰り返します。学会という大舞台で日頃の鍛錬の成果を存分に発揮して自信をもって欲しい・・・そのために細部まで気を配りながら準備を行っています。ただし、大学院生であっても博士課程後期課程ともなると国内外での学会発表の経験も豊富です。大崩れする心配もなく、安心して見ていられます(上手いなぁと感心しながら発表練習を聞いています)。



さて、夏休み中のブログのトピックは大学院生が多いのですが、卒論に取り組む4回生にもスイッチが入り(待っていました!)、連日実験を行っています。写真はクロスカントリースキー選手用のエルゴメータを用いたスプリント運動(1セット20秒間の全力運動を短時間の休息挟んで複数回繰り返すきついトレーニング)の様子です。一般に、トレーニング科学分野の研究では自転車ペダリングやトレッドミルでのランニングなど下肢筋群を用いることが多いのですが、4回生のUくんの研究ではスキーエルゴを用いた上肢のスプリント運動を取り入れています。ちなみにこの日、被験者役を引き受けてくれたのはボート部のTくん、早朝からのボート部の練習を済ませた上で今回の実験にも協力をしてくれました。研究結果を楽しみにしています。


次回のブログ担当は学会期間中ですので、学会の様子を現地からレポートできればと考えています。

GOTO

2018.08.29

USFスポーツキャンプ!!

こんにちは。

私は、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション(USF)の役員をしています。

USFは東北地方太平洋沖地震の際、子供たちが外に出ることができず、運動ができないために、
肉体的、精神的な健康を損なう状況が生じる中で、子供たちがみんなで運動やスポーツをする
機会を提供しようとしたことを契機に設立された財団です。
USFは、スポーツを通じた社会貢献を目指しています。

スポーツ健康科学部の教員は、私に限らず、様々な形でスポーツに関わる社会活動に取り組んで
います。

USFのメインの活動は、「USFスポーツキャンプ」です。
USFスポーツキャンプは、小学校3年生から6年生を対象に、いわゆるメジャーなスポーツ、マイナー
なスポーツなど、様々なスポーツを経験することを通じて、スポーツの楽しさを子供たちに知って
もらうとともに、仲間を思いやることや力を合わせること、みんなをまとめることなど、これから
必要とされるような基本的な力を養うこと、その結果、たくさんの友達をつくることを目標に
しています。



スポーツクリニックの講師は、元や現のプロ選手や日本代表です。

USFスポーツキャンプは、日本各地で年間10回程度開催されていますが、先週の金曜日から日曜日の
二泊三日、奈良県天理市で行われ、そのキャンプに参加してきました。

子供たちにとっては、ご家族から離れてのキャンプは初めての経験であることも多く、初めて会った
子供たち同士のグループで、スポーツも上手くいったり行かなかったり、子供たちにとっての
小さな壁がありますが、みんな、それを乗り越えて、笑顔で張り切って頑張りました。

12月には、スポーツ健康科学部の後援も得て、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)でUSF
スポーツキャンプを開催しますが、スポーツ健康科学部では、このBKCでのスポーツキャンプを
学生たちが企画から運営までを担うインターンシップの場として位置づけ、現在、USF事務局の
指導の下、インターンの学生たちが準備に取り組んでいます。

このインターンシップに参加するとスポーツイベント開催の全ての要素を学ぶことができます。

この奈良でのキャンプに、その滋賀でのキャンプをインターンとして準備中の、美南さんとタカ君が
運営の勉強に来ていました。


また、12月のキャンプでは、留学生を含め、約20人のスポーツ健康科学部の学生たちがボランティア
として、キャンプの運営に当たります。

12月の滋賀キャンプも期待大です。

大勢の子供たちを一緒にいると、いろんなことが起こりますから、疲れないと言ったら噓になりますが、
心の凝りはすっかり解れましたよ。


みなさんもぜひ、スポーツ健康科学部でこんな実践型のインターンシップに参加してください!!


Apollo

2018.08.28

専門演習での研修

先週、8月20日から22日まで、専門演習の一環として、
琉球大学との研修交流会を実施してきました。

初日は、沖縄本島北部の方で施設見学を実施しました。
2日目は、琉球大学教育学部の学生さんたちと、卒業論文中間発表(4回生)
および卒業論文構想発表(3回生)会でした。この発表会が研修のメインで
あるため、ゼミの学生たちは、がんばって発表準備をしてくれました。

いつもは、ゼミの中での発表・意見交換で、だんだん活発なやりとりが
できなくなっていくのですが、他大学の学生からの新しい視点での助言は
非常に刺激的で、気持ちも引き締まったようです。

3日目は、本島南部にある南城市の「糸数アブチラガマ」に行きました。
「アブ」は、自然にできた深い縦の洞穴
「チラ」は、崖
「ガマ」は、洞窟やくぼみ

http://abuchiragama.com/

沖縄戦時に、もともとは集落住民の避難場所であったのですが、戦況の悪化に
より、日本軍の陣地豪や倉庫としての使用が始まり、その後は、陸軍病院分院
として使用された歴史があります。

全長270メートルのガマの中は、真っ暗で、それぞれが懐中電灯を持って入り
ました。中には川が流れ、ひんやりとしています。途中、ガイドさんの指示で、
全員が懐中電灯を消したのですが、とても不安な精神状態になります。そんな
真っ暗な中で、多くの人がただ死を待っていた。
学生たちそれぞれの心に、それぞれの思いをもったようです。

今年は、例年にもまして、充実した内容の研修となりました。

この美しい景色を全員で堪能してきました。


2018.08.26

低酸素室を用いた科学的サポート

インテグレーションコア3Fの低酸素実験室・トレーニング室では、室内の酸素濃度を変化させることが可能です。私達が生活する環境では大気(空気)中に20.9%の酸素が含まれていますが(その他の大部分は窒素です)、低酸素室では室内の酸素濃度を14.5%〜15.0%に減じた状態で運動を実施します。これは標高2700〜3000mに相当する人工低酸素環境で、2010年4月にスポ健がスタートしてから「スポーツ競技力向上」「健康増進」の2つの視点から様々な研究を推進してきました。

この低酸素室、研究以外にも、本学体育会所属選手の強化にも活躍しています。たとえば、冬場の準備期(次のシーズンに向けた体力の強化期)やシーズン中に怪我して満足に練習が実施できない選手の補助トレーニングとして活用をします。トレーニング内容は種目や選手の体力レベルによって臨機応変に調整しますが、多くの場合は、ハイパワー式の自転車エルゴメータを用いて、酸素濃度14.5%での低酸素環境で数秒〜数十秒のきわめて高強度でのペダリング運動を複数セット繰り返す・・・という方法を用いています。これは「Repeated sprint training in hypoxia (RSH)」といって、その効果が科学的に実証されているトレーニング方法です。

このような「科学的サポート」を始めた当初は、私がすべてのトレーニングメニューを考えていました。一方、最近数年間は、科学的サポートに携わる大学院生や学部生が増え順調に力をつけたこともあり、メニューの作成も原則として学生に任せ、私は要所でチェックをするのみです。本学では将来、国立スポーツ科学センター(JISS)などにおいて研究者としてトップレベルのスポーツ競技者に科学的サポートを行い、我が国の競技力向上に貢献することを目指す学生が多数います。優れた研究を行い、国際誌に論文を発表することは研究者を目指す上で必須の要件ですが、JISSのような選手に近い所で仕事をする上では、「良い論文が書ける」だけでは不十分でしょう。選手の体力測定(フィットネスチェック)やトレーニングを間近でサポートをしてきた「経験」も重要となるはずです。このような考えもあり、トレーニングサポートや測定の依頼があった場合には「貴重なチャンス」と捉え、サポート担当の適切な学生を選定しています。

数日前、1名の選手に対する低酸素トレーニングが終了しました(来週、トレーニング期間後のポストテストを実施します)。怪我のため強度の高い練習ができず低酸素トレーニングを導入したのですが、毎回、強い気持ちでしっかりと追い込み、トレーニング時の記録も大きく改善しました。また、トラックでもしっかりと走ることができていると聞いています。この後に始まる大会で満足のできる結果を残してくれることを祈るばかりです。

GOTO

2018.08.23

台風に気をつけて下さい。


こんにちはshinoです。

まだ暑いですね。
本日も台風が西日本に来ていますし、大変ですね。



夏休み中ということもあり、
このブログに書くことも少ないのですが、
本日は私が普段行っている取り組みについて書きます。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
私はBKCキャンパス入り口左手にあるアリーナのスポーツ健康コモンズで、
昨年度からスポーツ傷害のカウンセリングを行っています。

カウンセリングとは、スポーツ傷害に対して、

・痛みがあるが病院に行くべきかどうか分からない。
・病院に行って説明を受けたがよく分からなかった。
・どういう治療を選択したら分からない。
・手術後のリハビリ、トレーニングが分からない。
・治療(手術、リハビリ、トレーニング)を行ったが上手くいっていない。

などの悩みを抱えている学生アスリートに対するサポートを行うために、
出来ることをしてあげたいという思いで始めました。

昨年度は、始めたばかりで、私の活動をどこまで周知してもらえるかを心配していたのですが、
おかげさまで、徐々に浸透してきているようで、本年度も引き続き利用してもらっています。

現在では、毎週、平均10名程度の学生がカウンセリングに来ています。

もちろん、時間がかかるような怪我もありますし、病院での治療が必要な怪我もありますが、
多くは少しリハビリやトレーニングをすることで良くなっていくことが多いです。

カウンセリングに来る学生は、
クラブ所属のトレーナー、学生トレーナーからの依頼で来ることが多いのですが、
トレーナー経由でなくても、誰でも来ていただくことは出来ます。
まだ少ないですが、実際に選手自身の希望でカウンセリングにい来ている人もいます。

私がカウンセリングを行っている目的の一つとして、
クラブにトレーナーが居ないため、怪我に対してどうして対処して良いか分からないと迷っている学生に、
特に利用して欲しいということがあります。
なので、気軽な気持ちで来てもらえれば良いかと思います。

カウンセリングは、下記のURLにある予約サイトで予約を取ることが出来ます。

これまでは火曜の午前(10時から12時)、木曜の午後(15時から17時)の週2回でしたが、
今年度の秋セメスターからは、月曜の午後(15時から17時)も行う予定にしています。

気になる傷害を持っている学生は、是非ともカウンセリングを受けて下さい。
何かしらのアドバイスが出来ると思います。

また、スポーツ傷害を勉強したい、トレーナーや理学療法士に興味があるという人も大歓迎です。
手伝ってくれる学生も募集しています。

興味のある人は、カウンセリングを見学してみて下さい。
いつでも連絡いただければ、説明します。

一緒にスポーツ傷害に対するケアをして、アスリートをサポートしましょう。


スポーツ健康コモンズカウンセリングルーム予約サイト
URL:https://reserva.be/supocommo



2018.08.22

女子プロ野球、京都フローラインターンシップ

こんにちは。

今、スポーツ健康科学部の元気いっぱいの女子学生3名が、この夏休み、
日本女子プロ野球リーグ、京都フローラでのインターンシップに取り組んで
います。


今月初め、三条商店街での地域交流イベント、「ブルーベリー祭り」での
実習に続き、17日には、京都フローラ vs 愛知ディオーネのゲームを視察。


9月29日に行われるシーズン最終戦での「立命館×フローラ動員大作戦」
(名称考え中・・・)に向けていろいろ勉強してきました。


そして、彼女たちはこのインターンシップを通じて、女子プロ野球ならではの
魅力を提案するべく日々、努めています。


京都フローラ、シーズン最終戦は、9月29日13時、伏見桃山球場でプレイボール!!


彼女たちの活動に呼応して、私のゼミ生たちは、公共交通機関を利用して
球場に行き、試合や球場の雰囲気も体感して、アクセスも含めて、ゲームデーの
クォリティを上げるための提案を行う予定です。


みなさん、
是非ぜひ、お越しください!!



Apollo

2018.08.19

定期試験の採点を通して

8月に入り前期の定期試験の採点を終えました。前期は200名程度が受講する講義を2つ担当していたこともあり、採点には想像以上に時間がかかりました(2科目を合わせると答案用紙は1600枚弱。1枚1分で採点しても27時間弱かかります。。)。定期試験における試験の方式は教員により様々ですが、私は必ず記述(論述)式の問題を含めています。採点が大変になることは十分に理解しているのですが、授業への理解度を把握する上では文章を書かせたいという考えでこの形式を継続しています。

毎年のことながら採点をしていて感じるのは、授業時に配布するコメントシートに熱心に書き込みをしていた学生は定期試験の出来も良いということです。これはまず外れがなく、「学びへの意欲」が「授業への理解度」に直結しています。また、定期試験の問題は簡単ではないのですが、「よくここまで勉強したなぁ」と採点しながら感心することも度々あります。逆に、採点をする中で、「この箇所は十分に伝えきれなかった(上手に教えられなかった)」と反省することもあります。特に、今回3回生以上が受講した「エクササイズプログラミング論」は学生の多くが2回生で受講する「トレーニング科学」を発展させた講義内容です。ただし、昨年度、研究専念のため私が授業を担当しなかったこともあり今年度の授業の進行が難しく心配をしていたのですが、定期試験でも苦戦をしていました。採点をしながら反省・・反省・・の連続でした。

学生への成績の開示はまだ先ですが成績を受け取った際には「終わったこと」で済ませるのではなく、前期の自らの学びを振り返る良い機会となることを願っています。

GOTO

2018.08.13

スーパースポーツ科学

8月9日(木)・10日(金)に本学東京キャンパスにて、
東京の予備校である早稲田塾と共同のセミナー、
未来発見塾「スーパースポーツ科学プログラム」
を開催しました!!

一部の写真と下記、参加してくれたTAとして勤務頂いた、学部生・大学院生の記事をご覧下さい。

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生徒59名の方を対象に「未来発見プログラム/スーパースポーツ科学プログラム」が開催されました。

このプログラムでは、伊坂忠夫学部長をはじめとする本学部の教員や、国立スポーツ科学センター(JISS)の稲葉優希先生に模擬講義をしていただくことで、高校生に本学部の学びを体験していただきました。

     

様々な講義を通して、第4次産業革命や少子高齢化など将来日本が抱える問題に対してスポーツ健康科学がどのように関わっていくのか、また2030年におけるスポーツ健康科学の社会貢献について考えました。

     

本プログラムではグループワークでそれぞれの意見交換を行い、プレゼンテーションでは先生方や他のグループの生徒からフィードバックをもらうことで、2日目にはより説得力のあるプレゼンテーションを行うことができました。

      

それぞれが当事者意識を持って取り組み、その考えをわかりやすく伝えようと工夫している姿が印象的でした。本イベントを通して、スポーツ健康科学にさらなる興味を持ってもらえていると嬉しいです。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
       
  実は、上記の最終プレゼンテーションに、参加してくれたTAも特別発表をさせてもらいました。さすが大学生・大学院生、素晴らしい発表でした。「学び続けること」の大事さを論理的に説明してくれました。
【忠】

2018.08.12

卒論への取り組み

前期の授業も終わり、学生にとっては長い夏休みが続いています。夏休み期間中は学部生と顔を合わせる機会は一気に減ります(大学院生は研究のために変わらず登校しています)。ただし、卒論に取り組む4回生とは頻回に連絡を取り、進捗状況などを確認しています。

卒論への取り組みはゼミによって様々ですが、スポーツ科学コースの私のゼミでは全員が独自の実験を行いデータを収集します。実験を行う場合、規模が大きい場合にはデータの収集に2-3ヶ月を要する場合もあります。そのため本心では「夏休みはゆっくり。。。卒論は後期から。。。」と言ってあげたいのですがそうもいかず、夏休み中に実験を行うことが増えています。

卒論を行う際には実験の計画段階から大学院生も関わっています。各学年上限12名のゼミ生の実験を効率よく行う上では大学院生の協力は欠かすことができず、本当に助けられています。同時に、大学院生は学部生を「指導」する機会を得る中で、大きく成長していきます。学生は普段は「学ぶ」側にいるわけですが、「教える」側も経験することで学びの効果が自体が大きくなる・・・これは学生を指導する中で強く感じることです。写真は実験データの解析で用いる統計ソフトを使い方を学ぶための勉強会での1シーンです。ここでも、大学院生が講師役を担当してくれました。



お盆休みが終わると、卒論への取り組みは一気に加速します。また、来月は大きな学会もあり、そのための準備も始まります。授業のない夏休み期間ではありますが、決して「休み」ではなく、大学では様々な取り組みが着実に進行をしています。

GOTO


2018.08.08

「社会に貢献するプロスポーツビジネスの展開」

こんにちは。


先週末のオープンキャンパスでは、大勢のみなさんがスポーツ健康科学部の企画に
お越しくださいました。


ありがとうございました。


私は、4日の土曜日、学部企画のトップバッターで模擬授業をさせていただきました。


「社会に貢献するプロスポーツビジネスの展開」


ドラッカーは、
「事業の目的は顧客の創造である」と言います。


それは、企業はそれぞれの事業領域で社会に貢献し、人々を幸せにすることが使命であり、
そのプロセスを通じて、その人は顧客になる。
その企業の事業展開によって幸せになる人が多ければ多いほど大勢の顧客を創造する。
そして、その結果、利益を得、その利益をまた、新たな顧客の創造に投下する、ということを
意味しています。
これまで企業の目的とされてきた「利益の追求」は目的ではなく結果であり、その結果に至る
プロセスこそが重要である、と言っているのです。


ですから当然、プロスポーツにも社会に貢献する使命があります。


今日の社会は「個」が重視される社会に変化してきました。
企業社会においても、私たちのプライベートな生活でもです。
それは言い換えると、人と人との繋がりが希薄な社会になってきた、ということです。
しかし、人は独りで生きていくことはできません。
そんな社会でスポーツは、みんなでする、観ることを通じて、人々に「繋がり」を提供します。
プロスポーツのゲームが行われているスタジアムやアリーナで、みんなで応援することで、
人々は感動、喜び、笑顔、そして時には悔しさを共有します。
それは、人と人との繋がりです。
社会は人が創っています。
その社会を構成している人々が繋がり、お互いが理解し合うことは、社会が円滑に機能する
うえでとても大切なことです。


プロスポーツをはじめ、スポーツは社会に対して、こんなに重要な役割を果たしているのです。


これがスポーツの「公共性」です。


健全な社会に健全な企業が存在し、健全な企業に働く人々がみんなを幸せにする商品を生産し、
その商品を消費した人々が健全な社会を形作る。
この好循環の実現にスポーツは大きな役割を果たしているのです。


スポーツって素晴らしいでしょ。
この素晴らしいスポーツを、いろんな視点から、スポーツ健康科学部で、私たちと一緒に勉強
しませんか。


Apollo