[ education ] の記事一覧

2018.08.06

オープンキャンパス

昨日、一昨日は、立命館大学の3キャンパスで、オープンキャンパスが開催されました。

両日とも猛烈な暑さでしたが、その暑い中、たくさんの生徒、保護者のみなさんにお越し頂きました。昨年よりも多くの来場者であったと聞いています。
ありがとうございます。

  

みなさん、くれぐれも体調を崩されず、特に、受験生の皆さんには、これからの受験に向けて充実した毎日になりますよう願っています。

いつもこのようなイベントの時に感心するのは、学生スタッフの動きです。何年も関わってくれているスタッフ学生は、ほんとにきめ細やかで、かつ素晴らしい笑顔での対応が出来ていました。

1回生のスタッフ学生も、それに見習いながら、きびきび動き、大学、学部の魅力を自らの行動で示してくれていました。

  

2日目に、学部紹介を2回させてもらいましたが、その前後の時に、何名かの受験生から質問を受けることが出来ました。
・既に、卒業後の進路先(海外のスポーツメーカー)を視野に入れていて、そこに就職するのに、関東のある大学と比べてどうですか?  
   → 偏差値以外の魅力をしっかり考えて。
・○○製薬に入りたいのですが、実績ありますか? 
   → 今年も入りましたよ。私のゼミ出身者も働いています。
・GATの説明を聞き逃したのですが、少し説明してもらえますか?
   → 丁寧にお話しさせてもらいました。

 とても意欲的な受験生と直接お話しでき、嬉しい時間でした。

 学部説明でもしましたが、偏差値だけで大学、学部をきめるのではなく、こんな学びをしたい、こんな先生のもとで研究したい、ということをより重視してください、とお伝えしました。大学の教育・研究の柱は、教員です。その意味でも、教員自身が、教育者、研究者として日々研鑽を積んでいく必要性と重要性を、学部説明をしながら改めて感じました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
  
先週、国立スポーツ科学センター(JISS)へ行くときに乗ったタクシーに、写真の広告が貼ってありました。亀田製菓とのコラボ企画です。亀田製菓のハッピーターンとタクシーとを掛け合わせた、「ハッピータクシー」です。1台だけ、期間限定で走っているようで、これに乗車できると、ハッピーターンがもらえるようです。
【忠】

2018.08.05

オープンキャンパス(2日目)

昨日、本日と2日間にわたりオープンキャンパスが開催されました。



記録的な暑さが続く中、多数の高校生や保護者がキャンパスにいらっしゃいました。スポーツ健康科学部においても2日間(午前、午後)にわたり、学部紹介、入試制度の紹介、模擬授業(座学、体験型)などを教職員が担当しました。また、現役のスポ健生もオープンキャンパスでは大活躍しています。例えば、インテグレーションコア内の施設案内は学生スタッフがすべて担当してくれています。毎年の光景ではありますが、その進行や説明は非常に洗練され、教員としても安心して任せています。また、保護者や高校生からの相談ブースも設置し、様々な面でオープンキャンパスを支えてくれました。学部で学ぶ現役のスポ健生ですので、教職員とは違った視点で学部の学びの特徴や魅力を高校生に伝えてくれています。高校生だった頃には自らがオープンキャンパスに参加をした学生スタッフもいるようです。現在は立場を変え、現役学生として学部の魅力を一生懸命語ってくれる・・・教員として本当に嬉しい光景です。



オープンキャンパスでは、私は2日目の午後に模擬授業を担当しています。2010年4月の学部設置後から数年間は、スポ健の最大の魅力(強み)として「最新の教育・研究設備」を挙げてきました。確かに、インテグレーションコア1階には筋肉量や脂肪量を定量できる「MRI」「DEXA」、スポーツ動作を解析するための「高速度カメラ」や「フォースプレート」、3階には室内で生活をする際のエネルギー消費量をきわめて精度よく測定できる「ヒューマンカロリーメータ」、室内の酸素濃度を減らした状態でのトレーニングが可能な「低酸素トレーニング室」など、きわめて高価な機器・設備が導入されています。当時は(現時点でもそうですが)、一つの学部にこれだけの機器・設備が設置されている大学は国内では少なく、これはまさに私達の学部の大きな「武器」でした。

一方で、「最新」の機器・設備もやがて「最新」ではなくなります。スポ健においても同様で、2010年4月に最新であった機器・設備も設置後8年以上が経過し、最新機種への交換や修理が必要となる時期に差し掛かっています。これに対して、この8年間にスポ健で学んだ学生は社会の様々な分野で力強く活躍をしています。また、学部・大学院におけるカリキュラム、学生支援の体制も醸成され、学生の夢の実現を後押しできるシステムが着実に整備されてきました。さらに、学部設置後から積極的に研究に取り組んだ成果として、学部・研究科に所属する教員だけでなく、大学院生の研究成果が国際的に注目されています。その他にも、他大学の大学院(博士課程)を修了した新進気鋭の若手研究者が新任教員や研究員という形で、新たに学部に加わっています。

これらの現状をふまえ、現時点でのスポ健の最大の魅力(強み)は「最新の教育・研究設備(モノ)」よりもむしろ「学部に関わる人(ヒト)」であると考えています。教員として、そして研究者として過ごす中で、学部の強みが「モノ」から「ヒト」へと変わってきたと感じる場面が多いのです。なお、オープンキャンパスの模擬授業では「トレーニング科学」の授業内容の一部を紹介するのですが、講義の最後では「私は現在、この学部の教員という立場です。けれども、他大学の教員であったとしても、立命館大学スポーツ健康科学部への入学を自信をもっておすすめします。」と伝えています。

3年前のオープンキャンパスにおいて印象的なことがありました。模擬授業を終えた後に、授業に参加をしていた親子が私の所にいらっしゃいました。神奈川県から参加されていたのですが、「オープンキャンパスを通して、学部の理念・カリキュラムや学生を育て輩出しようとする強い熱意と意志が伝わってきました」「トップアスリートを支える先端研究の取り組みと機会を知ることができました」という非常に嬉しいコメントを頂きました。その時に、じっと私の目を見て真剣に話を聞いてくれた彼の姿は今でも鮮明に覚えています。当時、高校3年生であったSくんは複数の候補の中から翌年スポ健に入学し、学部3回生となりました。1回生の頃からその活動に注目していましたが、正課と課外活動を両立させ、着実に成長しています。

昨日、本日のオープンキャンパスでご来校下さった方々に、スポ健の魅力(強み)が少しでも伝わっていることを期待しています。また、次年度以降にスポ健生となった彼ら・彼女らと再会する瞬間が訪れるかな・・そのようなことを考えながら2018年のオープンキャンパスを終えました。



GOTO

2018.08.02

8月ですね


こんにちはshinoです。

本日も暑いですね。
まだまだ暑い日が続きそうなので、体調に気を付けて下さい。

先週のブログでも報告しましたが、
今週も大学院生の研究成果発表会がスポ健では行われています。
本日は、大学院後期課程1, 2回生の発表会がありました。

先週は、大学院前期課程の学生たちがこれから頑張って研究するぞという、
意欲と決意に満ち溢れていることをお伝えしましたが、
大学院博士課程にもなると、
これまで積み重ねてきた研究のそれこそ成果の発表となり、
内容も深く、整っています。




その分、厳しい質問もありますが、みんな自信をもってしっかり答えていました。



皆さん、素晴らしい研究を行われています。
来年の学位取得に向けての計画もしっかり立てて、順調に進んでいるようでした。

本発表でも他分野の先生からいろいろな意見が出ていたので、
これらの意見を参考にしてもらうと、さらに研究はブラッシュアップされていくと思います。

是非とも頑張って、良い研究成果を出し、良い論文を仕上げて欲しいです。

皆さんの今後を期待しています。


2018.08.01

「大学生のスポーツビジネスアワード2017」─二本の大賞を受賞!!

こんにちは。


少し前のことになりますが、私たちの3回生のゼミ生たちが、読売新聞社主催の
「BASEBALL BUSINES AWARD 2017 ─大学生のベースボールビジネスアワード2017─」で
2本の優秀賞をいただきました。




今日は、その受賞メンバーの一人である佐藤祐輔君が、今まで彼の家に置いてあった
受賞盾を私の研究室に持て来てくれました。


佐藤君が、この秋から、カナダ、バンクーバーのUniversity of British Columbiaに
留学するので、「この盾を研究室に飾ってほしい。」との意向からです。


研究室には、3回生のゼミ長の春日結汰君も訪れ、「先輩たちの業績を引き継いで、
今年は大賞を」と決意を述べていました。


私の3回生ゼミでは、秋学期、このジャイアンツのスポーツビジネスアワードでの
受賞を目指して、ゼミ内に四つのチームを編成し取り組みます。


このアワードへの応募提案は、今、読売巨人軍の現状を踏まえ、直面している課題の
解決を目指す、実施可能性を展望した提案です。
この提案作成を通じて、ゼミ生たちはプロスポーツビジネスの特徴やその現状を
現実のものとして学ぶことができます。


ゼミ生たちは輝いています。


みなさんもぜひ、その輪の中に入りませんか。


今週末の8月4日、5日、立命館大学びわこ・くさつキャンパスでオープンキャンパスが
開催されます。
そして、4日の11時から、スポーツ健康科学部の企画の一つとして、私が模擬講義を
行います。
テーマは、「ビジネスとしてみるプロスポーツ」。
ビジネスとしてのプロスポーツの特徴をわかりやすくお話しします。


興味のあるみなさん、ぜひお越しください。



Apollo

2018.07.30

総長報告 相撲部 野崎さん

スポーツ健康科学部4回生 野崎さんが、
第6回全国学生女子相撲選手権大会(女子インカレ)にて
見事に、団体優勝、ならびに個人優勝しました。

      

常任理事会の冒頭に、総長報告という形で、祝辞を受けられました。
(またそのときの挨拶も見事でした)

         

本当におめでとうございます!

怪我との闘いもありながらも見事に乗り越えての優勝です。

次は、いよいよ全日本チャンピオンへの挑戦です。

大学生最後の年、是非、大きな目標をつかんで欲しいと願っています。
(そのときの総長報告も楽しみにしています)

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
1期生の卒業生、下崎くんが来てくれました。
        
本学部、初のATCです。現在もアメリカの大学でATCとして頑張っています。身体は学生のころより二回りは大きくなっています。ATCとしても同様に大きく成長することを期待しています。
【忠】

2018.07.29

卒業生からの嬉しいメッセージ

7月も終わりが近づいてきました。昨年度の学部や大学院の卒業・修了生も社会人となり3ヶ月以上が過ぎました。入社後は研修期間が続き、7月中旬頃から配属部署が決まるケースも多いようです。そのため、今月に入ってから卒業生数名から「配属先が決まりました!」という連絡を相次いでもらいました。メールの文章を読むと、「新たな環境で力強く前に進んでいる様子」「日々、悩みながらも目の前の仕事に頑張って取り組んでいる様子」などが目に浮かびます。

ある卒業生からもらったメールの中で「大学は自分の原点というか初心に帰れるような、大事な場所であるのでまた伺います。」という文章がありました。非常に嬉しいメッセージでした。2010年4月の学部設置から9年目に入っていますが、大学(インテグレーションコア)は多くの卒業生にとって「初心を思い出せる場所」「エネルギーをもらえる場所」なのかもしれません。卒業生が大学を訪れた際には、帰り際にはエネルギーを充填できるように笑顔で迎えたいと思います。逆に、卒業生・修了生には、社会人として感じたこと、経験したことを学部の後輩(現役のスポ健生)に伝えて欲しいと願っています。

前回のShino先生のブログで紹介があった通り、木曜日に大学院博士課程前期課程1回生を対象にした研究構想発表会が行われました。自分の研究を進める上で、専門性や分野の異なる教員・大学院生とディスカッションを行う機会は貴重です。当日は2つの会場にわかれてポスター発表を行ったのですが、至る所で良いディスカッションが行われており学会のような雰囲気でした。研究科に関わるメンバー全体が力を合わせて、それぞれの大学院生の研究力を高めていこうとする姿勢は、スポ健の伝統でもあり強みであると常々感じています。

ちなみに、7月末〜8月上旬にかけては「修士論文中間報告会(博士課程前期課程2回生対象)」「D1研究構想発表会(博士課程前期課程2回生対象)」「D2研究中間報告会(博士課程前期課程2回生対象)」「D3研究成果報告会(博士課程前期課程3回生以上対象)」と研究報告会のラッシュです(笑)。そしてはその後はオープンキャンパス、そして定期試験の採点(成績処理)とお盆前までは慌ただしい日々が続きそうです。



GOTO

2018.07.27

テスト監督と言語学の話その二

皆さん、こんにちは。金曜の嶋村です。本当はもう少し早くブログを更新できたらいいのですが、ネタがないやら忙しいやらギリギリにならないとできないやらでいつも遅めの更新になってしまいます。。。


さて大学は今テスト期間ですが、僕も昨日と今日でテスト監督のお手伝いをしてきました。立命では教員がテスト監督を分担して担当することになっております。今日は3回生の人が多い授業のテストだったので去年 P の担当をしていた学生さんがたくさんいました。テスト前にもかかわらず監督の先生方や学生さんに写真撮影で協力してもらいました。ありがとうございます。なんだかテスト前とは思えないくらい和やかな雰囲気ですね。テスト、みんな通ることを祈っております。



さて前回に引き続き言語学ネタで今週も書きたいと思います。前回では我々が持っている言語知識は潜在的であるということを言いました。つまり明示的に現れることがないような知識であり、それを我々は知っているんだけれど、なぜそうなっているかは説明できないものです。今日はもう少しその話をします。先週は疑問文の文法性の話をしましたが、例えば他にも以下の使役構文の格助詞(に・を)に関して同じことが言えます。


(1) 太郎は花子に走らせた。

(2) 太郎は花子を走らせた。


(1) と (2) の文では「太郎」が「させる人」であり「花子」が「させられる人」です。前者を Causer と呼び、後者を Causee と呼ぶことにしますね。さてこれらの2文から分かるように Causee は直接目的語を表示する「を」または間接目的語を表示する「に」を伴って現れることができます。ところが、使役化される動詞が (1)/(2) のように自動詞(「走る」など)ならいいのですが、目的語をとる他動詞(「ケーキを食べる」など)にすると「に」しか使うことが出来なくなります。* は非文法的な文を表します。


(3) 太郎は花子にケーキを食べさせた。

(4) *太郎は花子をケーキを食べさせた。


なぜこのようなことが起こるのでしょう。ちなみにこれと似たような現象がフランス語にもあります。フランス語で「に」に相当するものには、前置詞 à を使います(代名詞でない場合)。そして、「を」に相当するものは、代名詞でない限り顕在的に現れません。なので英語と同じですね(「彼を」は him ですが、「ジョンを」は John です)。フランス語の使役構文は英語の make に相当する faire を使って作られます。faire + 自動詞 partir 「出発する、去る」は、Causee を直接目的語として表示し、Causee は間接目的語として現れません。これは少し日本語と違いますね。日本語はどちらでもいいので。。。


(5) J’ai fait partir Jean.(私は Jean を出発させた。)

(6) *J’ai fait partir à Jean.(私は Jean に出発させた。)


似ているのは他動詞の場合です。すなわち、Causee を直接目的語として表示できないのです。


(7) *J’ai fait manger le gâteau Jean.(*私は Jean をケーキを食べさせた。)

(8) J’ai fait manger le gâteau à Jean.(私は Jean にケーキを食べさせた。)


まあ他にも色々日本語とフランス語の使役構文の違いがあるのですが、ここから言えることはどうやら他動詞をベースに使役構文を作ると Causee を「に」で表示できないということのようです。このような決まりが我々の言語知識には働いていますが、問題はなぜか?ということなんです。もちろん単純に『一つの文の中で「を」を2つ(以上)使ったらダメなんだよ』と言っちゃえば済む話ですが、これは、


(9) 太郎があの車を持っている人を知っている。


みたいな文があるので、早速この説明はダメになります(「文」という語の定義も大事になってきます)。もちろんいろんな説明方法が考えられ、できれば日本語とフランス語の使役構文にも通用するような説明を考えたいと思うのが我々言語学者です。そして、その説明理論は何かしら検証可能な予測や帰結をもたらしてくれるようなものでなければいけません。さらにこのような知識は子供が習得可能であるものでなければいけません。みなさんはこれまでお母さんやお父さんに『使役構文は他動詞の場合、させられる人や物に「を」をつけてはいけないんだ~!』って教わりましたか?たぶんそんな人は日本中探してもいないんじゃないでしょうか?けれど初見でこれまで見てきたような文の文法性判断ができますよね?やはり不思議ですね。一体私たちの言語知識はどうなっているのでしょうか?


前回から2回に渡って話したことですが、私たちの言語知識は知っているけどどうなっているかは説明できない暗黙的な知識です。そして言語学の研究からわかっていることなんですが、子供はだいたい3歳から5歳までには第1言語の文法に関する知識をある程度完成させます。これってすごいことですよね。


今日はダラダラ書いてしまった感じがしますが、来週はもう少し話を抽象的にして、我々の言語知識がどのようなものであると考えられるかを僕の専門の立場からお話ししたいと思います。


って、決してネタがないから伸ばしているわけではありません(笑)


2018.07.26

研究構想発表会


こんにちはshinoです。

暑い日が続いています。
熱中症の話題が毎日のようにテレビやネットで流れています。
対策はちゃんとしていますか?

今、大学はテスト期間中です。
学生たちは、毎日行われるテストのために睡眠時間を削って勉強していると思います。
しっかり勉強するのは良いことなのですが、体調管理が一番大切です。
くれぐれも、まず、体調をしっかり整えてからテストに臨むようにして下さい。


スポ健では、大学院生も、半期ごとに研究成果を披露する機会があります。

本日、大学院前期課程1回生の研究構想発表会がありました。

事前に学生は、自身がこれから行う研究に関しての計画をポスターで発表してくれていますが、
本日は、その研究計画をプレゼンテーションしてくれました。




かなり興味深い内容の研究を考えていました。
非常に面白い発想だなと、感心させられてました。

それをどのようして実現するか、研究計画を主に話してくれましたが、下調べもしっかりしています。

研究というのは、なんといっても下調べが非常に大切です。

その下調べをしっかりしないと、
良い計画を立案することもできませんし、うまく遂行することも難しいです。

全員のプレゼンが終了した後は、個別にディスカッションをする時間がありました。




他分野の人からいろいろな意見を聞き、交換することで、研究計画はさらにブラッシュアップされ、
より良いものになっていきます。

なので、この研究構想発表会は、これから本格的に研究を始める院生にとっては、
非常に有意義な機会です。

これから研究をしっかり頑張って欲しいと思います。

2018.07.25

日本スポーツ産業学会 第27回大会

みなさん、こんにちは。
酷暑の日々が続いていますが、みなさん、お変わりありませんか。


また、大雨災害の被害に遭われたみなさんに心からお見舞い
申し上げます。
ボランティアとして奮闘されているみなさんに敬意を表します。
一日も早く日常の生活が戻ることをお祈りします。


さて、先週の土曜日、日曜日は、東京の明治大学で、
「日本スポーツ産業学会 第27回大会」が開催されました。


今回のテーマは「2020後の日本のスポーツシステム」。


日本スポーツ産業学会はアカデミアと実業界が結びついて
運営されていることが特徴の一つですが、学問の世界では、すでに、
東京オリンピック・パラリンピックの後の日本のスポーツ界のことが
議論されています。


セミナーのテーマは、「産業としてのeスポーツの課題」


シンポジウムのテーマは、
「プロサッカークラブの市民オーナーシップシステム:ドイツと
イングランドの非営利法人から考える」


もう一つのシンポジウムのテーマは、
「大学スポーツのオルタナティブを考える」


どうですか?
なんとなく内容の想像がつきますか?
なんだかワクワクするテーマだと思いませんか?


スポーツの社会科学的な研究はおもしろいです!!


一般研究発表では、私の指導する大学院生、胡青さんが発表しました。


テーマは、
「中国における野球のプロ化を展望した現状と発展の可能性」。



他大学の先生方からもご質問やアドバイスをいただき、参考にもなり、
励みにもなり・・・


きっといい修士論文が仕上がると信じています。


そんな、スポーツの社会科学からの勉強、研究を、あなたも
立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科で
私たちと一緒にしませんか?


ところで、1枚目の写真、
会場には発表者と、撮影者と、聴衆一人でしょうか、というご質問を
いただきましたが、ご安心ください!!
もう少し後ろに何人もの聴衆がいらっしゃいます。(笑)


Apollo

2018.07.24

最後の水泳授業

先週の金曜日にスポーツ指導実習(水泳)の最後の授業が終わりました。
今学期は、時間割の都合上、受講生の数がとても少なくなりました。
1時限目も2時限目も8名ずつという、過去にない少なさでした。

開講初日は、あまりにも人数が少ないことに加え、介護等体験などの
公欠で数回欠席する受講生がいることも分かっており、どうしようか
迷いました。2つのクラスを1つにまとめようと受講生とも相談しましたが、
各クラス8名でスタートすることになりました。

教育機関におけるスポーツ実技の授業は、受講生が各種目を楽しむこと、
技能を向上させることに重点を置いています。もちろん、それ以外の目的
もたくさんあります。

しかし、本学部のスポーツ指導実習は、指導力・指導実践力の向上に重点を
置いています。そのため、授業も「指導者役-生徒役」という立場から実践
形式で進められています。8名のうち、半数が介護等体験のため欠席した回も
あり、どうなることかとヒヤヒヤした時もありましたが、どちらのクラスも
とてもいい雰囲気となり、各受講生が人数の少なさをカバーしてくれました。

実際の指導場面では、この少ない人数を指導するような恵まれた環境はありま
せんが、受講生の人数が少なかったからこそ修得した内容もあったように感じ
ています。受講生の人数に合わせた授業の作り方をこの2つのクラスから新たに
学びました。

2つのクラスのうち、1時限目のクラスでの記念写真。左端は、学外講師として
来ていただいている、グンゼスポーツ南草津店の「今枝コーチ」です。
全員で受けた、45分間のアクアレッスンは、くたくたになりましたが、受講生、
ES(補助の学生)を含め、私も楽しく、心地よく疲れました。