そこにシビれる!あこがれるゥ!
というわけで、Hitomiです。先週の投稿でタイトルのお遊びに気付いてくれた方が増えたみたいです。一緒に笑ってくれるのでいい職場です。本気で怒られるかネタ切れするまで続けます。
さて今週は1回生のMR実習に付き添いで参加いたしました。
MRI(磁器共鳴画像装置)とは、筋肉の大きさや量など体内の内部の情報を画像化できる装置のことを指します。これを使えば、どんな筋肉や脂肪がパフォーマンスや健康状態に影響をしているのかを分析することができます。
MRIを使って実験する時は研究所や病院でお金を払って貸してもらうのが一般的ですが、ここスポ健にはなんとこの装置が1台あるので他所に頼らずに測定することができます!着任した時に「MRIがある」と言われて一瞬聞き間違いかと思いました。そのくらい医学部以外の学部にあるのが珍しいものなのです。
この日の講師は、スポ健特戦隊☆バイメカピンクことKuri原先生、生化学ワインレッドことSG先生、そして特に肩書のない男・ARMT先生の3人です。(ARMT先生に怒られそう)
左上)まず、はじめに講義を受けます。MRの事だけではなく、昔の人がどのように人の体に興味を持ち、その中身を明らかにしようとしたのか、そんな背景を含めて分かりやすくご説明していただきました。ちょうどもうすぐGWですし、紹介されていた本を読んでみようかな。感想はまた後日。
左下)そして測定準備室へ。学生1名が代表してMRIの中に入ります。ただしMR室は強い磁場が発生しているので、スマホ、携帯電話、ICカードはもちろんのこと、チャックがついているズボンなども入れることはできません。用意されている着替えが恐ろしくダサいピンクなのでなぜなのか聞いてみたところ、「着たまま持っていかれないように」とのことでした(笑)
右)いよいよ測定です。分厚い扉が閉ざされます。測定中は大きな音が流れるそうですが、中に入った学生の感想いわく「サカナクションが流れていたので気にならなかった」とのことでした。それ以外のメンバーは、外で測定画面を見ながら人の体の断面を観察します。
百聞は一見にしかずと言いますが、やはり実際に体験してみると、聞いたり読んだりして理解したものとは別の発見があります。1回生にとってもよい経験になったことだと思います。
ちなみにMRIを使って脳内の活動を測定することも可能で、こちらはfMRIと呼ばれています。
今月から【敦】先生、Kuri原先生が有志を募ってfMRIの勉強会が始まりました。心理学や行動経済学等の分野でも近年ではfMRIを使って脳画像を撮影することは珍しくありませんので、私もちゃっかり便乗して勉強中です(金曜日開催なので、今頃頭をフル回転させて説明を聞いていることでしょう)。
人も機械も揃った恵まれた環境に感謝しなければなりません。ただし、MRIはあくまでも「測定法」。どれだけ機械が発達しても、意義のある研究に使われなければ宝の持ち腐れです。技術の進歩に置いて行かれないように、己の知識と発想力も日々磨いていかなければいけないなぁ…と改めて確認した一日でした。
Hitomi