[ education ] の記事一覧

2016.10.18

専門演習〜プロジェクト企画

夜は肌寒さすら感じるようになり、コウロギなどの秋の虫が鳴き始めております。

【ken】のゼミでは、後期に入りプロジェクト企画の立案が始まっています。
このプロジェクト企画は、各自が興味のあるテーマを持ち寄り、そのテーマをカテゴリーに分けて、いつくかのグループで1つのテーマを決めて、それに取り組むというものです。

この間、いつくかの企画案が出され、その具体的計画が練られています。
例えば、
・「子供の遊びの重要性について(体力・活動量への影響)」
・「教師と生徒の相互作用について(自律した選手育成の指導法)」
・「アクティブラーニングについて(環境設定の視点から)」
・「地域社会の健康を支えるボランティアの成功事例」
・「定常的なパフォーマンス発揮に資するメンタルトレーニング」

などの多様なテーマが出されています。
まだテーマとしては漠然としているところもあるのですが、関連する文献や先進的な取り組み事例等を調査し、問題の所在を徐々に明らかにしているところです。
なかには、実際に取材に出かけることを計画しているところもあるようで、机上ではない実社会での体験・経験をもとにした調査内容とすることで、来年度に取り組むことになる卒業論文の緒言として位置付けられることができるのではないかと考えているグループもあるようです。

このプロジェクト企画が、学生の豊かな発想力と、知りたいと思う探究心を最大限伸長させる大学生活の後半へ向けての「学びのマイルストーン」となるべく、取り組んで欲しいと思います。






さらに、時事問題への興味関心を高めるとともに、自分の意見をコンパクトにまとめ、印象的な文章を書く能力を向上させようと、新聞への投書欄への投稿にチャレンジにしてみることになりました。現在、Twitter や、Instagram などの短文や写真をコンテンツとするSNSの利用者が増えてきていますが、これらのSNSで書かれる文は若者だけに通用する言葉遣いや、省略語などが用いられ、かつ非常に短い文あるいは、単語のみで思いや考えが示されることが多いです。これに引きかえ、新聞の投書欄に掲載される原稿はあらゆる世代が読むことができるように、しっかりと、それでいて読む人の共感を得ることができる文章力が必要とされます。
まずは、執筆をしてきたものを、相互に推敲しあって、他人の客観的視点から文の完成度を高めて、投稿までもっていきたいと思います。

果たして、どんな文がでてくるのか?そして、掲載されるのか? を楽しみにしたいと思います。


追記:正門から続くフロンティアアベニューの街灯に掲げられている立命館のRのコミュニケーションマークのフラッグの片方が、見慣れぬ黄色に掛け代わっています。どうやら、学生演劇サークルの宣伝のようです。



【ken】

2016.10.17

スポ健学生の活躍(総長報告)

 朝夕はめっきり涼しくなりました。身体を動かすのにも良い季節です。

 毎週水曜日に、朱雀キャンパスで開催される常任理事会に参加しています。附属校を含めた学園全体の重要な事項を審議、議決する会議です。常任理事、学部長理事を含め、各セクションの部長、次長などの担当者も参加しての会議です。学園の発展を願い、それぞれの立場、観点から議論がされます。白熱することもあり、長時間になることもあります。

 そのような常任理事会で、毎回、学生の活躍(文化、学術、学芸、スポーツ学芸など)の報告資料が入っています。楽しい資料の一つです。学生が自らの目標に向けて努力し、一定の成果をあらわせたことは、学園関係者として嬉しい限りです。

 とりわけ顕著な成果をあげた学生に対しては、常任理事会の冒頭に総長が祝いの言葉とともに報告されます。また、学生本人からも成果の内容報告とお礼の挨拶があります。先週の常任理事会では、

  今年の陸上競技の全日本インカレ・400mHにて

  大会新記録で優勝した
  スポーツ健康科学部4回生の梅原紗月さん

    が総長報告を受けられました! 

https://www.ritsumei.ac.jp/features/r_na_hito/entry/?post=46
https://www.ritsumei.ac.jp/sports-culture/sports/topics/detail/?id=177



 梅原さんが挨拶の中で語ったのは、「感謝の心」でした。今まで育ってきた環境、今の立場に立てたこと、周囲からのサポートなどを含め、多くの感謝が述べられました。本人の努力と努力を積み上げる集中力は相当なものがあったと推測しています。1回生の新入生のときに会ったときから、いつも明るく、好奇心と向上心が高い学生アスリートであることを感じていました。大学卒業後も陸上競技は続け、来年の世界選手権、2020東京オリンピックも目指す!と力強く語っていました。

 梅原さんなら間違いなく、目標を掴み取ると確信しています。次は、世界選手権もしくは東京2020のあとの総長報告になることを楽しみにしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週はいろいろなイベントがあります
10月21日(金) 15:30-17:30(予定) 順天堂大学との研究交流会(参加自由)
  1Fアカデミックラウンジ(詳細は、学部HPなどにアップ予定)
10月22日(土) 12:30-  「挑戦したいを応援する」運動フェスティバル
BKCスポーツ健康コモンズ(参加自由)
http://www.activeforall.jp/topics/122/
 是非、学術に、スポーツ、運動に活用ください。
【忠】

2016.10.16

オープンゼミDAYが開催されました

2回生のゼミ選択の時期がきました。
スポーツ健康科学部の小集団授業は、
1回生では基礎演習、2回生では研究入門、
3回生からは専門演習で、それぞれ
4つの専門分野に分かれてゼミを選択します。
4つのコースには、スポーツ科学、スポーツ教育、
スポーツマネジメントと健康運動科学コースがあります。



1回生の基礎演習では、高校生から大学生への転換を
教員と先輩学生とともにサポートしていきます。
2回生の研究入門では、4つのコースの研究方法の基礎を学ぶことで
自身の興味を発見し、ゼミ選択のきっかけを作ります。
専門演習では、4回生の最後に提出する卒業論文の作成に向けて
2年間、各専門分野の学びを深め、研究を進めていきます。
2回生のこの時期は来年度のゼミ選択を行うことになっています。
オープンゼミDAYは、スポーツ健康科学部の各教員とゼミ生が主催する
ゼミ紹介イベントで、2回生が興味のあるゼミの教室を見学します。



sanaゼミでは、3回生のゼミ生と一緒に研究室HPを使って
2回生の参加者に授業や研究内容についてお話ししました。
今回の参加者は17名でした。
毎年、11月にゼミの第一希望を提出し、選考が行われ
希望のゼミに入ることができなかった場合は、2回目の選考が行われます。
選考は、研究計画書や面接で行われますので、
事前に希望するゼミでやりたいことをまとめておく必要があります。
自身の将来にもかかわってきますので
希望するゼミに入れるように、自身の興味と研究内容を
しっかりと考える良い機会となっています。

Good day!

sana

2016.10.15

JSF ジュニア・スポーツ・フェスティバル くさつ


昨日、ここBKCキャンパスは、大変良い天気でした。
BKCキャンパスに来られた方は、お気づきになったかと思いますが。。。


クインススタジアムに、一杯の小学生が、スポーツをしたり、見たり、観戦したりしていました。
写真1をご覧ください。これらの小学生は、ここBKCがある滋賀県草津市立の14の小学校6年生の子供達でした。

写真1 クインススタジアム一杯の草津市小学校6年生



1年に1回、草津市の全小学校の6年生の子供達が、ここBKCキャンパスのクインススタジアムに集い、
スポーツをしたり、みたり、知ったりし、スポーツ好きの子供に育って欲しい、という
願いの元に、このジュニアスポーツフェスティバルが行われています。

子供達は、バスに乗って、BKCにやってきます。これらのバスは、草津市がお金を出して、借り上げています。

写真2 バス





今年で、6回目です。6回とも、雨になったことがありません。これも、運営の方に、晴れ男・晴れ女がいるからでしょうか。

沢山のバスを使い、移動します。

いろんなスポーツに親しんでいます。

例えば、バトン、チアー、ラクロスです。

写真5のように、先生方も、参加します。子供達と一緒に運動、楽しそうですね。

写真3 バトン



写真4 チアー



写真5 ラクロス



この他、ハードル、短距離走、アメフト、アルティメット等々、子供達は、それらを全部、体験します。
立命館大学の様々なチームのお兄さん、お姉さんが、手伝ってくれています。感謝ですね~。

また、今年は、スポーツ健康科学部のブースがありました。そこでやっていたのは、なんと、
TABATAプロトコルの体験でした!
これには、ちょっと驚きました。

写真6 TABATAプロトコルの体験




この他、小学生VS大学生のリレー対決、等、本当に多様なイベントが催されました。

メインイベントは、3分間の長縄跳びです。
写真は、本番前に最後の調整をしているクラスもあり、

写真右側のクラスは、円陣を組んで、

「最高記録を出すぞ~!」
「オー!」

気合い十分です。


写真7 長縄跳び挑戦前の練習




そして、本番です。

写真8 本番



教育委員会の方、先生方とお話をしました。

これらのイベントは、
草津市、草津市教育委員会、
草津市小学校体育連盟、
草津市小学校校長会・教頭会、
草津市全小学校の先生方、
そして、
立命館大学との
連携の元で、実現しています。

本学部の先生方も、事務室の方も、このイベント開催に深く関与しています。


たった一日のイベント、

でも、このたった一日のイベントが、子供達の運動の自信に対する効果のあることが、実証されています。

https://www.ritsumei.ac.jp/kyoshoku/kankobutu/backnumber.html/


大変多くの機関・人の連携が、
子供達の運動に対する自信を高める効果を生み出している。

大変嬉しくなりますね。


今回参加した子供達にとって、
ジュニアスポーツフェスティバルくさつが、
記憶に残るイベントになればいいなぁ~、
と改めて思いました。



それでは、良い週末を!

【 智 】

追伸。ken先生、JSFくさつの様子、あげさせて頂きました~。
ありがとうございました~。

2016.10.11

Treffpunkt

実りの秋を迎え、空が一段と高く感じられるようになってきました。
週に一度、OIC(大阪茨木キャンパス)で授業を担当していますが、OICキャンパスに併設されている市民公園では学生や近隣市民の方が、ウォーキングやストレッチなど、それぞれが運動に取り組んでいる様子をよく見かけます。
(撮影した日は早朝だった為まだ誰もいませんでしたが・・・)


OICには、経営学部、政策科学部、総合心理学部などが設置されていますが、他のキャンパスと違って、大学構内への入構についての関門などがなく、市民の方々が気軽に大学構内に入ることができます。そこで、小さなお子様を連れてこられ、市民公園で遊んでいる様子を見かけることも少なくありません。地域社会に広く開かれたキャンパスづくりをコンセプトとして「地域とつながる、地域と育つ」を推進してきたことによるキャンパスの雰囲気が醸成されていることがよくわかります。



また、公園の外周路には、スタートからの距離が記されており、ジョギングやウォーキングをする際の目安とすることができるようになっています。これらを用いて、学生対象にスポーツ方法実習として、ウォーキングの授業も開講されています。



さらに、公園横には、コーヒーショップやレストランも設置されており、運動後に食事や休憩ができるようになっています。OICのフロントゾーンは、いつも(学生だけではなく地域などの)多様な人がいる「Treffpunkt:たまり場」となっています。こうしたたまり場からいろいろなアイディアや連携が生み出されているのだと思います。
前回のエントリーで紹介したBKCスポーツ健康コモンズも、OICの併設市民公園のような Treffpunkt となり、地域と大学を結ぶ役割を果たすことができるように大きく期待したいと思います。



【ken】

2016.10.10

高大連携のセミナー

 清々しく、空が抜けるような青空が広がる季節になりました。


  さて、先週の金曜日に、京都府立北嵯峨高等学校に行かせてもらい、スポーツ科学コースの2年生、3年生約80名の前でお話しする機会を頂きました。大学院スポーツ健康科学研究科を修了して、保健体育教員として活躍しているWest先生から依頼を受けました。West先生は、学部卒業するときに、京都府の教員採用試験に合格し、より高い研究力と実践力を身につけるために、本研究科修士課程で学んだ後に、教員の現場に立たれました。京都府は、このような採用試験合格者が、大学院へ進学して学ぶ間の猶予期間を与える制度があるようです。素晴らしいことです。

  話しがそれましたが、今回は、「高大連携」の一貫という観点で依頼されましたので、
    1.大学で学ぶとは
    2.スポーツ健康科学とは
    3.これから求められる人財
 という内容で、日頃考えていることを中心に話しました。そして、最後のところで、グループワークをしてもらいました。テーマは「10年後の社会のイメージと課題、そして皆さんの貢献」。


 「大学で学ぶとは」の冒頭で、「なんで大学へ行くの?」と生徒へ質問させてもらいました。それぞれにしっかりとした回答、専門性を身につけたい、将来の夢のため、国際的な視野を身につけたいなどをもらいました。どれも素晴らしい考えです。
私が説明したのは、『未来の応用問題を解けるようにすること』です。高校までは、基礎問題(正解がある問題)を解き基礎学力をみにつけ、大学では、正解はないかもしれないが、「これを解きたい!」という課題(応用問題)を自らが設定し、それを論理的な思考で解くこと。また解けるまで諦めない人間力をつけることが、大学の学びです、と説明しました。

 「これから求められる人財」のところでは、いわゆる社会人基礎力といわれている、
     ・前に踏み出す力
     ・考え抜く力
     ・チームで働く力
について、卒業生やアスリートの例を引きながら話しをさせてもらいました。これらの力は特別な時に身につくのではなく、日々の日常においても少しの気づきと工夫で実践できることも話しをさせてもらいました。


 話しに熱が入り休憩時間をとることができず、2時間通しのセミナーとなりましたが、生徒の皆さんは本当に集中して、熱心に聴いてくれ、おかげで秋空のように清々しい気分で教室を出ることができました。先生方の日頃の教育の賜物と感激・感心しました。

 今回のセミナーをきっかけに、大学進学も含めて自らのキャリア形成を考えるきっかけとなれば嬉しい限りです。また、その中で「スポーツ健康科学」への興味・関心を深めて、本学部の教育・研究への理解を深めてもらえれば何よりです。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
  今日は体育の日。先の東京オリンピックの開会式の日です。各地で運動会が行われていることでしょう。たまにしか運動されていない方、しばらく全力で運動 したことがない方は、くれぐれも無理のないように。私の同僚で、陸上の元日本選手権出場経験を持つ40代のコーチが、先日地域の運動会で両太腿肉離れ、と なりましたので、「昔取った杵柄」は一番用心すべきのようです。
【忠】



2016.10.08

【 智 】ゼミでの学び:その3


【 智 】ゼミでの学びシリーズは、第3回です。

第1回は、「【 智 】ゼミでの学び:その1」と題して、2016年6月4日(土)に、
エポックでの学び、ドッジビーを使ったスポーツ指導について、記事にしました。

第2回は、「鍛えの夏! ゼミ学部生編」と題して、2016年8月27日(土)に、
オリンピック・パラリンピックについて、
スポーツ教育学、スポーツマネジメント、
健康運動科学、スポーツ科学の観点から、
前期の学びの発表の様子を記事にしました。

そして、第3回ですが、第1回と第2回とは、主人公が異なります。

お気づきでしょうか。

第1回も、第2回も、3回生が主人公でした。
今回は、4回生が主人公です。

4回生は、前期から今まで、就活、教育実習、教員採用試験等、
学生生活仕上げの内容について、励んできました。

【 智 】ゼミでは、自分が望む企業に就職が決まった人が沢山います。

〇〇製薬、〇〇食品、〇〇バン、〇〇ム等、皆さんよく知っている名前の企業です。
本当に良かったと思います。
また、これからの進路を真剣に考えている人も、沢山います。
嬉しいことです。
教員を目指す人もいます。
今年は、京都府小学校、滋賀県小学校、富山県中学校、広島県中学校、群馬県中学校と
5名もの人が、ゼミから現役で合格しました。

Friend草先生のご尽力、そして、Summer Princess先生のお陰です。
ありがとうございました。

ゼミ生、みんな本当に、よく頑張ったんだなぁと改めて、ゼミ生の頑張りに脱帽です。

さて、ippo先生のブログにもありましたが、さあ、4回生は、学生としての集大成、卒業論文への挑戦です。

いくつかの「関門」がありますが、後期授業開始早々に行われる「中間発表」も大きな関門の一つです。

写真をご覧ください。

写真1 発表の様子



こんな感じで発表しましたが、1限から行っており、3回生も参加していました。
写真は、4回生のみの時の発表会です。

タイトルは、いくつかをあげますと、以下のようです。

小学生から大学生を対象とした研究では。。。
 〇 小学校高学年における持久走の指導方法の検討
 〇 短時間運動プログラムが中学生の体力に与える効果の検証について
 〇 高校生の水球指導に関する研究
 〇 パーソナリティ特性が大学生の運動学習プロセスに及ぼす影響

スポーツ体験に関する研究では。。。
 〇 自然体験活動が子供に及ぼす効果に関する研究
 〇 ハンドボールの指導方法に関する研究
 〇 サッカー指導における予備運動が主運動への意欲に及ぼす効果の検討

広く社会に焦点を当てようとする研究では。。。
 〇 リーダーに関する研究

運動などのデータを得て行う研究、文献を整理して行う研究等、様々です。
面白そうですね。

教育実習等に行っている人は、別の開催ですが、やっと終わった~、という写真が下の写真です。
実は、まだまだ、これからですがね~。

写真2 やっと「中間発表」終わった~ (まだ、「中間発表」だよ)



それで、これから頑張るぞー、という写真も撮っておきました。
写真3は女子編、写真4は男子編、です。

写真3 頑張るぞ~ 女子編



写4 頑張るぞ~ 男子編



さあ、これから、取得したデータの解析、文献を主とする人は、文献の読み込み、が始まります。

ですが、なんだか、3回生と違い、4回生は、余裕がありますね~。どうしてだろう?
就活等のビッグイベントを乗り越えたからでしょうか?

4回生は、これから、卒論まっしぐらです。

最後まで、諦めずに、最後まで、熱心に、取り組んで欲しい、
と強く願っています。


それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.10.05

卒業論文!という雰囲気漂うの巻

いよいよ、卒論・中間発表の時期がやって来ました。

中間発表の前日が内定式という学生もかなりおり、その日のうちに急いで戻ってきて、中間発表会にのぞんだようでした。

ippoのゼミは、3回生も一緒に参加し、4回生の発表に質問が挙がっていました。ドキッとした様子もみられましたが、なんとかド緊張の中、自分のやりたいテーマだけに、その想いの強さは伝えていたように思います。終わってみて、反省もあり、そしてこれからの不安もあるようでした。提出まであと2か月、いかに論理的に“卒業論文”に仕立て上げていくか…、一緒にがんばらねば!です。

<お互いで活発に質疑応答もしてくれていました>

これからの時期、インフルエンザも流行るかもしれません。知力も大切ですが、まずは気力と体力を維持してもらいたいものです。

表紙は「曼殊沙華(彼岸花)」。秋です。赤い曼殊沙華の花ことばのひとつに「情熱」があり、めでたいことが起こる兆しとされているそうです。4回生にも、この卒論の時期をとおして学生生活さいごの情熱を、仲間や研究内容に注いでほしいと願っています。

夏の名残…秋へのご挨拶も :)

今年は、朝顔がまだきれいに咲き誇ってくれています。芯の強さを感じる、このひと花の朝顔に毎朝勇気づけられています。

ippo

2016.10.04

BKCスポーツ健康コモンズを下見してきました。

10月とはいえ、接近中の台風のせいか、蒸し暑い日が続いております。
今回は、先月に竣工し、運用を始めたBKCスポーツ健康コモンズに遅ればせながら教場の下見にいってきたので、簡単に施設の紹介をしたいと思います。学生さんからも、どんな施設があって、どのように使えるのかについて、よく知らない方もいるとも聞いていますので、少しでも概要が伝わればと思います。


まずは正面エントランスの様子。大屋根を支える柱が印象的な外観です。
エントランス正面は芝生広場を整備中とのことで、こちらも楽しみです。


エントランスを入ると、受付があり、利用する場合はまずはこちらで手続きをすることになります。基本的には授業等で共用できない時限以外のオープン時間帯は、自由に利用できるとのことです(施設によっては事前に使用ガイダンスを受ける必要がある場合もあります)。この日の受付担当は、東大阪スタジアム(HOS)の山本浩二さん(ミスター赤ヘルと同姓同名のため、一度聞くと忘れられることはないそうです)。
業務準備中のところでしたが、素敵な笑顔で出迎えていただきました。



1階フロアの体育施設は、バスケットボールコート2面がとれるアリーナと、屋内プール(25M:7コース)、そして屋外プール(50M:4コース)があります。さらに、リハビリルーム、クリニック・カウンセリングルームも設置されています。この日は、まだ利用可能時間前でしたので、誰もいませんでしたが、オープン以来、すこしづつ利用者も増えつつあるようです。


アリーナ


屋内プール


屋外プール

2階フロアには、アクティブスペース、多目的スペース、トレーニングルームなどの体育施設と、ミーティングルーム、コーチ室、クラブ室などがあります。
アクティブスペース、多目的スペースでは、柔らかい床材が使われているとともに、鏡が設置されており、ヨガ、ストレッチ、エアロビスク等ができるようになっています。また、トレーニングルームもあり、おもに有酸素トレーニングができるように整備されています。

アクティブスペース&多目的スペース


トレーニングルーム

さらにBKCスポーツ健康コモンズには、体育施設だけではなく、1階に利用者がくつろげるスペースとして「リラックスコモンズ」が設置されています。このリラックスコモンズでは、畳張りのスペースや、テーブルと椅子が並べられており、自由に話をしながら、アリーナの様子を見たり、プロジェクターで映像を見たりできる場となっています。
学生、教職員、校友、さらには地域の方々が自由に交流できる拠点としてさまざまな活用がなされることと思います。




立命館大学は、スポーツの文化的意義・価値を重視し、スポーツをとおした全人教育を実践することを「立命館スポーツ宣言」として定めています。BKCスポーツ健康コモンズが、こうした宣言を推進するフラッグシップとして、船出をはじめています。学内の方々まずは、足を運んでみていただき、スポーツのある大学生活をスタートしてみてはいかがでしょうか?
また、学外の方々にも今後ご利用いただけるように検討中とのことですので、こちらも楽しみにしたいと思います。


BKCスポーツ健康コモンズ
営業時間
月〜土 8:40~21:10
日・祝 8:40~19:10



【ken】

2016.10.03

スポーツ健康科学キャリアプロジェクト

 先週、1回目の授業がありました。教員にとっては、1週目の授業は、スポーツにたとえると開幕戦のような感じです。久しぶりに会う学生に、夏期の活動(学会、論文作成、調査、実験など)の成果を講義に盛り込み、適切な刺激を与えられるかどうか、非常に気になります。盛り込みすぎて消化不良にならないか?押さえすぎで刺激がすくな過ぎないか?などを考えながら、準備を進めます。というような1週間を、先生方と学生が迎えました。

 今日の話題は、表題の通り、キャリア形成です。大学院博士前期課程(いわゆるM)の授業で、「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」という科目があり、昨年から担当しています。必修科目でM1全員が受講しています。

 授業の冒頭に「キャリアってなんですか?」と受講生へ質問。それぞれにしっかりした回答をもらいました。

 辞書で調べると、「特に専門的訓練を要し一生の仕事とされる職業、一生の仕事」という意味が出てきます。
 もう一つは、「生涯,一生の行路;経歴,履歴」。前者は、ワークキャリア、後者は、ライフキャリアといわれるもので、人生の大半は、働くと言う意味で、両者は重なりが多くなります。
 

 「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」では、キャリアに関する本、キャリアを積んできた専門家のセミナーなど、本、人のキャリアを参考にしながら、受講生がグループワークをしながら、それぞれの「キャリア」を考える時間にしたいと願っています。

 未来のキャリアをどのようにイメージできるか、未来をどのように拓くのかに焦点をあててもらうため、「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」の名前の通り、最終報告は“10年後の未来予想図”を芝居(ビデオクリップ作成)にて表現してもらいます。

 「Mの力」を高めるひとつのしかけです。

 興味のある方は、是非、最終発表会(2017年1月19日木曜日4限目 アカデミックラウンジ)にお越しください。

 いずれにしても、人のキャリアを参考にしながらも、唯一無二の人生において、『自分自身がキャリアのコーチ・トレーナーとして自分のキャリアを育てる』ということを学ぶことができる授業にしたいと考えています。

 それから、下記のFBに受講生がキャリア、自らの研究に関わることをアップしていきますので是非お読みいただき、良かったら「いいね」をクリックしてください。
立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科公式FB
 https://www.facebook.com/rits.spoken/

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 本日と来週の月曜日、2回生対象のオープンゼミデイが開催されます。
 また、今週は、4回生の卒業論文の中間発表会です。いよいよ、締め切りまで2ヶ月。
 最後まで、しっかり走りきってくれるでしょう!
【忠】