2015.04.25
[ education ] の記事一覧
2015.04.22
ちゃんこの続き。
スポーツ栄養学の授業の課題として、あいコアの☆の感想を書いてもらったところ「初めて見た」との文字が少なくなく、ちょっとショック(2回生以上の授業なのですが・・・)。
でも、見るきっかけになって、よかった。
その中の要望で多かったのが、先週の「戦う相撲女子。」で、ゼミの様子と実際のちゃんこ鍋の写真が見たかったというもの。そこで今週は予定を変更して続編をお届けする事にしました。
まず、ゼミの様子。下左の写真は「力士のちゃんこ」について発表をしているところ。下右はみんなで考えたちゃんこ鍋を実際に調理しているところ。エプロンと髪をまとめる三角巾(バンダナ、タオル可)は必須です。
調理は「段取り八分」と言われるくらい、計画、準備が大切。どんなテーマで何を作るのか、しっかり目的を定めた上で、レシピの作成、調理の動線、時間を考え、買い物、調理、後片付けに至までの計画を立案します。
abゼミでは、年に2回の大掃除を含め、いつもRecOが心地よい空間であるように、ゼミ生ひとり一人の心配りが求められます。
<今週の別腹>
今回のテーマは、アスリートにとって有効な増量、減量をサポートするちゃんこ鍋の制作。試作の時には水に戻したらとんでもない量のひじきになったり等々、いろんな失敗もあったけど、本番では、効率よく増量、減量ができるように、必要な栄養素も、色々な配慮もぎゅっと詰まった、おいしい鍋になりました(写真、上左(減量サポート鍋))。
上右の写真は山中選手を中心に作った鍋のお品書き。材料、作り方、栄養的意味等々、このちゃんこの意味をしっかり伝える事で、おいしさが何倍にも膨らみます。
ごちそうさまでした。
ab
2015.04.20
博士課程の授業
この科目は、スポーツ健康科学に関する知識を整理して、自らの問題点や今後の研究テーマを整理する、ことが主な内容となっています。そのため、現在、各自が行っている研究分野、研究テーマについて、隣接する分野の研究者にも理解できるようにすること、自らの研究をさらに発展させるためのアイデアをかんがえられるようにすることをねらいとしています。
1回目は、①博士課程での研究計画を発表、質疑応答、評価シートに採点などを通じて(相互の研究理解)、②研究アイデアについての発想法(講義と演習)を行いました。写真は②についての演習中のものです。
「アイデアを出しなさい」となると、うーん、と唸ってなかなか出てこないものです。『アイデアの基本は組み合わせ』であることを理解してもらった上で、頭の体操をかねて演習してもらいました。やり方は、Aテーマに対して、ランダムな言葉(B)を、掛け合わして出てきたアイデア(C)を書く、ということです。ランダムな言葉を出すためにしりとりを使いました。
A B C
テーマ: 昼休みの活用法 × 雨 → 傘の色数え
× めだか → メダカ釣り
× 変える → 昼寝
× ルンバ → そうじダンス
大事なことは、スピード重視、いいかげんOKで、数を出すことです。大学院の演習では、違うテーマで行いましたが、10分間で50以上もアイデアが出ていました。ということは、アイデアは誰もが出せると考えて間違いありません。もちろん、いいかげんでは、研究は進められませんので、出たアイデアをさらに深く掘り下げて、練り上げていく作業は必要です。千に一つ、と考えて千個考えればひとつ、光るものが必ずあります。お試しください。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は骨折の話題でご心配をおかけしました。すっかり良くなりました。自転車漕ぎ運動はできるようになり、朝トレのリズムを取り戻しました。やはり、身体を動かすのは楽しいですね。上記のアイデアに関して、朝トレの自転車こぎ中に読んだ本がネタとなっています。興味ある方はお読みください。
『∞(むげん)アイデアのつくり方』 高橋晋平 イースト・プレス
【忠】
2015.04.18
最近の就職活動
2015.04.16
常任理事会 総長報告 (4回生 伊藤さつきさん)
立命館大学の学部長は、毎週水曜日午後、立命館大学朱雀キャンパス(京都 二条駅近く)で、学校法人立命館の常任理事会に参加し、学校法人の様々な課題について議論をしています。これに出ることにより、学校法人立命館の理事として各自の学部のみではなくAPUや付属校を含む全立命館の課題や方向性が見えてきます。以前、電車の中で、立命館宇治高校の学生さんが“最近さー・・・”というような話をしていると、耳をジャンボのように広げて聞いていたこともあります。
常任理事会では審議事項に先立って“総長報告”として、総長(現在は吉田美喜夫先生:写真では右から2番目)が体育会及び文芸各部で活躍した選手やコーチ・部長を紹介します。これは、立命館大学が課外活動の意義を認め、それらの活躍を非常に重要視していることの表れです。昨日、(4月15日(水))は、本学部4回生の伊藤さつきさんが紹介されました。彼女はスキー部所属で、3月に秋田県田沢湖で開催されたモーグルのワールドカップ・デュアルモーグル競技で第2位に入り、さらに全日本選手権でもデュアルモーグルで優勝しました。
彼女は、立命館大学でスポーツ健康科学を自ら学び、それを基に競技力を強化するという期待を胸にスポーツ健康科学部に入学したと言うことです。それが、このような形に具現したことは大変うれしいことです。ワールドカップの時は、彼女の測定で現場にいました。目の前で、世界の一流選手を次々に破っていく伊藤さんの姿をみて、“どきどき わくわく”し、観るスポーツの感動を味わいました。今後、2018年に開催されるピョンチャン冬季オリンピックに向けて、応援しようと思っています。
スポーツ健康科学部の話題
スポーツ健康科学部では、写真のような学部独自のパンフレットを作成し、資格の取得に力を入れています。スポーツ系の学部では、保健体育の教員免許をとれることが知られています。立命館大学スポーツ健康科学部では、それに加えて在学中に指定された単位を取得すると、生活習慣病の予防や治療のための健康に関する運動の指導を行う「健康運動指導士」の資格取得のための試験を受けることができます。厚生労働省・国は、この資格を持っている人の養成をスポーツ健康科学系の大学・学部に強く求めています。ぜひ、多くの学生さんがこの資格を取得し、社会を健康にすることに貢献して欲しいと思っています。
2015.04.13
ゼミスタート
先週の木曜日が、3回生演習(ゼミ)の初日でした。
ゼミでの研究内容はそれぞれのゼミで異なりますが、ゼミを通じて身につけさせる基本的な能力は共通させています。そのため、学部の教職員がFD活動などを通じて議論し、授業概要、到達目標を統一したシラバスを作成しています。
3回生の専門演習Ⅰでは、「グループワークを行い、リーダー・フォロワーとしての立場の双方を経験する事により、調整力ならびに伝承力を獲得する。」ことが、その学びの柱の一つとなっています。教員間でどのような進め方であれば、このことを理解させることができるのかをグループワークで取り組み、いくつかのワーク(ならびにワークシート)を作成しました。いわば、授業素材をみんなで知恵を出して創り上げています。
初日のゼミで、上記のテーマをねらいとして、『紙だけでできるだけ高いものをつくる』について取り組んでもらいました。制限時間は15分。道具は、A4用紙ののみ。条件は、私がノートで扇いでも倒れない。写真のように、短時間でかなり頑丈なタワーを積み上げていきました。何よりも、意見を出しながら、良いアイデアに対してさらにそのアイデアを広げたり、深めたりの議論ができていました。まさに、上記のテーマにかなったワークとなりました。
今回の学びが、これからのゼミでの研究活動につながっていくと強く感じています。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
生まれてはじめての骨折を経験しました。寝て起きて階段を下りると激痛!しばらくすると治ると高をくくっていましたが改善せず、レントゲンをとると脛骨の遠位端にくっきりと骨折した部分(矢印)があり。ここは三角靱帯で覆われているところです。夜中にトイレに行って、強い外反を起こして剥離骨折したのか、寝ていて、壁を強烈にインサイドキックしたのか謎です。しかも誕生日であったので、やはり加齢でもろくなったのか、などいろいろ考えました。でも骨折の痛みも経験でき、治れば骨が強くなる、しかも授業の教材としても使える、と考えれば得をしたように感じます。
【忠】
2015.04.10
オリター・AAの学生さん
この授業を強力にサポートしてくれるのが2回生のオリター・アカデミックアドバイザーの学生さん達です。私がスポ健に着任して以来、非常に驚き感心した事の一つが彼らの姿勢です。1回生の皆さんのサポートをする、それを通してよりよい学部を作っていく事にも貢献する、という意識を皆が共有してくれているのだと思います。
私の担当するHクラスも3名のオリター・2名のアカデミックアドバイザーの学生さんがサポートしてくれています。1回生の学生さんとも打ち解けて、お陰様で楽しく進めて行けそうです。情報共有と進捗チェック、以降の計画立案のために毎週金曜日にミーティングを実施していますが、この写真はその時のものです。
頼りにしていますよ!
2015.04.09
スポーツ健康科学 初回授業 ことしの一回生は?
本日は、2015年入学 スポーツ健康科学部第6期生の初めての「スポーツ健康科学」の授業でした。必修である、この科目は、新入生全員が顔をそろえます。まずは、この日の授業で今年の新入生のイメージが決まります。5期生しかいませんが、同じスポーツ健康科学部といっても、どの年も同じではありませんでした。 今年の印象はというと、ややおとなしい感じの学生さんのようです(あと2ヶ月すると、どうなるかわかりませんが)。
これから日本一を目指している人は手をあげてくださいといったところ、陸上部、スキー部、アメフト部、ラグビー部の諸君が手をあげました。世界一を目指している人はというと、相撲部の人が手をあげました。もう一人、世界一長寿になるといった子もいてスポーツ健康科学部的に、なかなかユニークな学生さんがいるなと思いました。
これからのスポーツ健康科学部の勉強の方向性と教職員がそれをしっかり支えますということをお伝えしました。
これから4年間 しっかりがんばりましょう! 職員 教員が皆さんの学業・生活を手助けします。最も学生の皆さんと教職員が近いと学部全員が自負しています。
立命館大学の話題
今週 月曜日に 立命館大学名誉教授称号授与式がありました。 立命館大学で15年以上教授をされて、教育研究における功績が大きく、退職される先生に贈られるのが名誉教授の称号です。スポーツ健康科学部からは今年、三浦正行先生と佐藤善治先生が、名誉教授の称号を得られました。佐藤先生はご都合が悪く授与式に参加されませんでしたので、三浦先生のみ写真を撮らせていただきました。
2015.04.08
RecO物語。
インテグレーションコア1Fにある栄養調理実習室、RecOスタジオ、
その詳細は、大学のHP「秘密の扉#3」で詳しく紹介されています。
ぜひ一度、RecOの全容をお楽しみ下さい。
スポ健の始まりと共に、色々な活動をしているRecO。
新年度、これから始まるのは、基礎演習の「学部長と一緒に朝ご飯実習!」
立命館ならではの「100円朝食」。スポ健的に最もコストパフォーマンスの高い
「100円朝食の選び方!」を学びます。
新入生の皆さん、どうぞお楽しみに!
また7月4日5日には、日本スポーツ栄養学会第2回大会がここで行なわれます。
RecOイベントも開催します。ただいまその準備真っ盛り!
準備の様子は「海老研究室〜日本スポーツ栄養学会第2回大会準備中」のfacebookでもご覧いただけます。
ab
<今週の別腹>
滋賀では3月までいっぱい出回っていた菜の花。
なばな、とも言います。
独特の苦みと清涼感ののあるなばな。しっかり緑黄色野菜なので、ベータカロテンも豊富。
アスリートの食卓向けに、卵と一緒に中華風に炒めたレシピも紹介しました。
これからの時期、なばなの代わりに、アスパラガスやさや豆(さやいんげん、さやえんどう、スナップえんどう)でもおいしくできます。詳しくはこちらまで。
2015.04.06
明日から授業開始
明日からいよいよ授業が始まります。学部新入生にとっては、90分間の授業を初めて体験します。時間が倍近くになるだけでなく、基礎的な知識は習得していることを前提に授業が展開され、どのような観点で、その学問、研究を切り取るのか? 自分ならどのように考えるのかを問い続けることが求められます。
つまり、理解するだけでなく、理解にもとづいて自らの意見、主張、考えを論理的にまとめ、さらにその発展までを発想できるようになるまでを求められます。もちろん、そのためには、講義の時間で聴いた内容だけでなく、その背景、関連する領域の研究を自ら徹底してしらべることが必要です。
毎日新聞の余録の記事からですが、ケネディ大統領が演説の中で、ある詩人の「この地上に大学よりも美しいところはほとんどない」を引用して、詩人が賞賛したのは、キャンパスの表面的な美しさではないことを説き、「大学が美しいのは『無知を憎む人が知る努力をし、真実を知る人がそれを伝えようと力を尽くしている場所』だからなのです」と述べています。
スポーツ健康科学部のあるびわこくさつキャンパスで思う存分、知を深め、新たな知の創造をし、新しい友、先生との出会いによって、人生を豊にして欲しいと願っています。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
数えてみるとブログ開設から担当して、本日で通算300回。学部・研究科での日常、教職員の想いを、通常の媒体では示せない「目線で」と思い、続けております。今後とも、月曜日担当として、書き続けさせてもらいます。
【忠】