[ research ] の記事一覧

2016.09.26

2016年度 後期スタート

いよいよ本日から2016年度後期の授業がスタートします

夏期休暇中に、それぞれの思い思いの活動を充実させてきた学生でキャンパスがまた賑わいを見せるようになります。
1回生にとっては初めての長期休暇。2回生にしてみれば、キャリアを少し意識しながらインターンシップを含めいろいろと考えた夏期休暇。3回生は、将来のキャリアを見据えて多方面でのチャレンジ、4回生は卒論に向けての活動も含めた夏期休暇であったでしょう。

いずれにしても、それぞれの過ごし方を経て、いよいよ後期のスタートです。

立命館大学スポーツ健康科学部・大学院同研究科の学生、教職員は、下記のようなプロフェッショナル宣言をしています。その宣言に基づいた活動を後期にも期待しています

ヒト・ひと・人を科学し
人々の健康と幸福 世界の平和に貢献するとともに
未来を拓くプロフェッショナルになる



写真は、「富士山」好きの小生に、研究仲間から送ってもらったものです。
秋の良い季節になってきているのを感じる写真です。各自が目指す頂(目標)に向けて、それぞれの活動がさらに充実、加速する秋になるでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は台風16号の影響が各地で出ました。BKCも大雨に見舞われました。特に9/20は警報もでました。その日に、正門横に設置された、「BKCスポーツ健康コモンズ」の竣工式がありました。
https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=388
また、午後にはシンポジウムもありました。
https://www.ritsumei.ac.jp/events/detail/?id=232
いずれも無事に終了し、こちらも良いスタートとなりました。
【忠】

2016.09.25

無事帰国しました

クワキニ最終日に送迎会をしていただきました。
ココナッツケーキを準備していただき
お昼休みにいつものメンバーに集まりました。。
以前のブログで紹介させていただいたハワイ大学事務職員の
ジョージャンさんも9月に定年退職となるそうです。
写真では、前列の一番左の女性です。
ビザ申請から出国の最終手続きまで大変お世話になりました。



翌日の朝の飛行機で、無事帰国しました。
帰国日の23日は日本列島を台風が通過しており
成田空港は大雨でした。
その後、陸路で羽田空港へ向かい
羽田空港から関西空港へ。
一旦京都へ戻った翌日、
新幹線で岩手県盛岡市で開催されている第71回日本体力医学会の
会場に向かいました。



今回の発表はシンポジウム「サルコペニア・フレイルupdate」で
サルコペニア肥満の測定法についてお話しさせていただきました。
サルコペニア肥満は、いわゆるかくれ肥満のようなもので
痩せていて太っている状態です。
健康への悪影響については、まだ明らかにはなっていません。
今回は、ホノルルハートプログラムのコホート研究の一部を発表しました。
高齢者では肥満よりもやせの方が死亡リスクが高いという結果です。



大会2日目の発表後、恒例のスポ健NEXT-R懇親会が開催されました。
今回の参加者は39名で、年々参加者数も増えてきています。
教員と大学院生だけでなく、他大学の教員として移動させれた先生方や
卒業生の皆さんにも参加していただきました。
今回は東京のスポーツ科学センター長のK先生らも参加されました。
学内だけでなく関連研究所の先生方にもお越しいただき
有意義な意見交換がなされていました。



Good day!

sana

2016.09.19

無事終了 第24回日本バイオメカニクス学会大会

先週の月曜日から水曜日まで、びわこくさつキャンパスにて開催しました
第24回日本バイオメカニクス学会大会が、無事に終了いたしました!

写真ならびに開会式、閉会式で流したムービー(大学院生、ポスドク制作)は下記のところからご覧ください。

http://www.ic.fc.ritsumei.ac.jp/JSB2016/TOP.html
https://www.facebook.com/jsbiomech/?fref=ts




ちなみに、上のイラストは、開会式のムービーに使われていますが、ポスドクの正Dさん作です。第1回大会から今回の24回大会までの歴史、時代背景もまとめられ、オープニングを飾るのに相応しいものになりました。会期中には、各会場にポスターサイズにて掲示しておりましたところ、どうしても欲しい!という参加者が何枚か持って帰ってくれました。また、写真を撮っている多くの参加者も見かけました。

 大会HPに記載の通り
          第24回日本バイオメカニクス学会大会は,山崎直子先生とW.Herzog先生による2件の特別講演,
        優秀な研究者・学生の皆様による118件の研究発表をもちまして無事閉会いたしました.
           多数のご参加をいただき誠にありがとうございました.


 全国から約400名の参加者があり
            「実行委員,現地スタッフの対応の満足度:96.1%」という評価も頂けました。

本学部の【AKNR】先生が実行委員長、【栗field】先生が事務局長をはじめ、学内外の実力揃いの実行委員の先生方、院生、学部生、ならびに関係者のみなさんのおかげです。改めてお礼申し上げます。

学会終了の翌日にアンケートをまとめてくれた、英語が素晴らしいと評判の助教【masaF】 先生より、次のコメントをもらいました。

      「事前準備が良くされていた」 「スタッフに連帯感があり良かった」等のお声を頂いておりますように
      この様な大会の成功も,実行委員の皆様のご尽力とチームワークの成果であると感じております。
 

 今回の大会組織として最後のしめくくりは、今回の成功を次の学会大会へ繋ぐことです。
【AKNR】先生の指揮のもと、すでに各担当のところで引き継ぎを意識した最終整理がなされ、
【栗field】先生が最終報告をまとめて、次回大会関係者を交えた最終報告会にて全てが完了となります。
実行委員の先生方はもう少しお付き合いください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
学会大会にて、宇宙飛行士/本学客員教授の山崎直子先生に「宇宙から考える未来のバイオメカニクス」にてお話しを頂きました。何度か講演を聴いていますがいつもながら素晴らしい内容です。詳細はHPをご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=251
【忠】

2016.09.18

マハロ!ハワイ

とうとう来週の22日に帰国することになりました。
あっという間の半年間でした。
お世話になった皆さま、誠にありがとうございました。
この場をお借りして、御礼申し上げます。
I appreciate evryone that I met in Hawaii.

本日は、クワキニ病院の研究室で隣の席のミスティを
紹介させていただきます。
ミスティは、カリフォルニアのペパーダイン大学出身で
教育老年学(Education Gerontrogy)を学ばれました。
日本ではなかなか耳にしない言葉ですが
高齢化の問題は世界中でかなり深刻で、
教育老年学は高齢者の生涯教育をサポートするために
エイジングと学びとの関連を探求する
新しい人文社会学系の学問領域です。
彼女は大学卒業後、UCLAの医学部のEducation Specialist
として働かれて、今はハワイ大学医学部の学生やレジデントに
生涯教育の研究サポートをされています。
おばあさんが沖縄県出身だそうです。



クワキニ病院では、100歳以上の高齢者の方がたくさん来られます。
ハワイでも高齢者の病院として知られています。
病院では様々な高齢者へのイベントが開催されていて
本日も1Fホールで、フラダンスのショーが行われていました。
高齢者の皆さんは、ベッドのままホールに来ることができます。
ホノルルハートプログラムは、1965年から始まって50年が経過しています。
ハワイの日系人を中心に、独自の生涯教育プログラムが
半世紀以上にわたって脈々と受け継がれています。



下の写真はハワイのモアナルア・ガーデンパークにある
この木なんの木で有名な「日立の樹」です。
この時期たくさんの花を咲かせていました。



Good day!

sana

2016.09.15

「挑戦したいを応援する」運動フェスティバル

このブログでも度々紹介している立命館大学びわこ・くさつキャンパスの新複合スポーツ施設 スポーツ健康コモンズも完成し、9月26日から始まる後期の授業でも使われます。私も今まで学内でできなかったプールでの実験ができるようになるのを心待ちにしています。
このスポーツ健康コモンズは我々も参加している立命館大学COI拠点で開発している超音波スピーカーが設置されているほか、研究や社会実装活動への活用など、COI拠点にとっても重要な施設になります。

そのスポーツ健康コモンズの開設記念イベントの1つとしてとして、立命館大学COI拠点が中心となり、
2016年10月22日(土)に
「挑戦したいを応援する」運動フェスティバル
を開催します。



子供(小学生以上)からお年寄りまで、楽しめる内容になっています。
お友達同士で、家族で、夫婦で、もちろんお一人でも、気軽に参加できます。
このイベントがCOI拠点が目指す「運動」を媒介に、全てを人々をアクティブな状態にする”アクティブ・フォー・オール”の一端が体験できます。

詳細は、こちらをご覧ください。
※申し込み不要で参加できますが、様々な企画があり、企画毎に定員がありますので、注意してください。

naru

以下、「挑戦したいを応援する」運動フェスティバルの案内文です。

運動って健康になるためには必要なことなのに、なかなか続かないですよね!

それって仲間がいて、楽しい時間が待っていればもしかしたら続けられるかも。
そんなあなたの「挑戦したい」を応援するフェスティバルがここにある!
日ごろ運動不足のお父さん・お母さん!お子さんと一緒に楽しい運動教室に参加してみませんか!!インストラクターが親切丁寧に指導してくれます!
当日は、ウォーキング指導やダンス、いろんな運動教室を開放。
さらに草津地域密着の農協様などの協力で有機野菜販売や試食会など運動と食のイベントとして開催します!




2016.09.13

教育委員会との共同研究

これまでのエントリーにおいても、児童の体力あるいは運動能力の向上についての取り組みを紹介してまいりましたが、立命館大学スポーツ健康科学部の【智】先生を中心としたスポーツ教育学研究室では、BKCの地元草津市以外にも多くの教育委員会様と共同で児童の体力・運動能力の向上にむけたプロジェクトに取り組んでいます。

今回紹介するのでは、福岡県北九州市における共同研究の事例です。
北九州市は、人口95万人を抱える政令指定都市で、18歳未満の子ども人口は15万人を超えます(北九州市のHPより)。こうした北九州市の子どもたちの体力の現状については、全国平均を下回っているとのことで、これをなんとか向上させようというところから北九州市教育委員会様より、【智】先生にお声かけがあり、これにスポーツ教育学研究室のメンバーとともに取り組んでいます。

依頼を受けて我々はまず、文科省により全国悉皆で調査・集計されている「体力・運動能力、運動習慣等調査結果」を分析することより始め、向上に向けた強化の柱を決め、それらを推進していくための具体的な手続きについてアイディアを出し合い教育委員会様へ提案いたしました。
教育委員会様ではこれらの提案をさらにブラッシュアップした上で、今年度の開始早々にこれらの施策を徐々にスタートされております。まずは、全市の小・中学校の体育科および保健体育科の担当の先生がたへの連絡とその具体的方法の伝達、また先生方ご自身にもプロジェクトに携わってもらうことで、全市的な取り組みの気運を高めていくことから始められております。先般も小・中の先生方が各グループに分かれて、体力を向上させられることのできる運動プログラムの開発に非常に積極的に取り組まれていらっしゃったとのご報告もいただいております。


このほかにも、体力向上に資する効果的な多様な取り組みが、教育現場の先生方の実感をもとにした意見と、研究者による協力が有機的に連携しながら、進められています。先日、こうしたものを網羅的にまとめた「体力向上プログラム(第2版)」(下図)を作成されたとの連絡をいただきました。
このプログラムにより、今後北九州市の児童の体力がどのように変容していくのかについて大いに気になるところですが、それとともに、1つの大きな市の教育的施策をどう隅々まで行き渡らせ、その効果を確実なものにするのかについての教育委員会の方々の進め方についても、大いに勉強させていただいているところです。

また、これらの研究成果についても、ある程度まとまりましたら、学会誌等へ随時発表していきたいと思います。


(北九州市教育委員会様より表紙掲載の許可を得ています)



※追記
先般、スポーツ健康科学部では、FD(Faculty Development: 大学教員の資質改善・開発)研修会が行なわれました。カリキュラムに関する議論、入試等の教育制度に関する議論、さらには、学部の広報活動に関する議論等、多様な視点から、グループワーク、ブレインストーミング、ディスカッションにより、日々の教学についての点検と改革可能性についての議論が非常に積極的に行なわれました。このような教学についての熱い議論もまた、スポーツ健康科学部を強くする、いわば【Fの力】になるのだと改めて感じました。



【ken】

2016.09.12

JSB2016はいよいよ本日から

いよいよ第24回日本バイオメカニクス学会大会が、本日から始まります。
http://www.ic.fc.ritsumei.ac.jp/JSB2016/TOP.html



全国学会を受けて準備をするには、運営、実行する先生方のエネルギーと多くの協力なくしてはできません。

大学院生(M)の時に、この学会大会(8回大会)の運営に携わらせていただきました。恩師が大会長を務め、助手の先生、先輩院生の指示を受けながら手伝ったことを記憶しています。それから30年後に、組織委員長を引き受けることになるとは予想もしておりませんでした。

本学部の【AKNR】先生が実行委員長、【栗field】先生が事務局長に座っており、学内外の実力揃いの若手研究者の先生方が実行委員として勢揃いしていますので、有意義かつ素晴らしい学会になることを確信しています。今日から3日間(実は昨日からプレコングレスで一部スタート、写真下)、インテグレーションコア、エポック立命21を会場に開催します。興味のある方は当日参加も受け付けておりますので。


ただ、天候が少し不安です。こちらはお天道様しだいですが、小生の影響が出ないことを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
写真は前日準備の様子です。ここにもMの力が発揮されています。【智】先生のブログにあるように、準備の段階から学外の先生より、本学のチーム力、まとまりを評価いただいています。そのような中で、大学院生は、Mの力、Dの力をつけてきています。


【忠】

2016.09.11

ハワイでの研究活動など

今回、ハワイ大学に来るきっかけとなったのは
私の友人で大阪産業大学のS先生から紹介していただいた
ウイルコックス先生にメールを送ったことです。
自身の研究歴とホノルルハートプログラム(HHP)でできそうな
研究計画を添えてコンタクトを取りました。
双子の先生のお兄さんで、弟さんは沖縄国際大学の教授をされています。
奥さんは日本人ということで、大変親切にしていただきました。
早速、ハワイ大学老年学科長のマサキ先生をご紹介いただき現在に至ります。



この半年でホノルルハートプログラム(HHP)のデータをもとに
1本の論文を完成させることができました。
タイトルは「サルコペニア肥満と総死亡リスクの関係(仮)」です。
被験者は、HHPの1991年~1993年に参加された2,309名の日系人の方々で、
当時の平均年齢は77.6歳でした。
それから2015年までの24年間の追跡調査となります。
まだ生存されている方がもいらっしゃいますが95.7%がすでに亡くなっています。
今回は、やせ、肥満、かくれ肥満の人の寿命の違いについて調査しました。
結果は、痩せの人が最も短命で、かくれ肥満ではなく
太っているだけの人が最も長生きという結果です。
これはオベシティ・パラドックスといわれていて
疫学研究ではよく見られることですが、これまでのところ
かくれ肥満との関係を観察した研究はほとんどありません。



データの解析は、ランディー先生が担当しました。
彼は中国人で、HPPでのデータ解析のテクニシャンです。
今回の研究でもっとも時間をかけて話し合った先生です。



8月からクワキニ病院にサバティカルで来られた小原先生にも大変お世話になりました。
こちらに来て、話ができる初めての日本人の先生で
プライベートでもお付き合いさせていただきました。
小原先生は九州大学医学部精神病態医学の講師で現在39歳です。
クワキニ病院では認知症をアウトカムとした研究をされる予定です。
大学では、日本でも有名な久山町スタディの研究室に所属されています。
長く疫学研究に携わっている先生ですので、この分野の知識が非常に豊富で
わからなかった疑問にもすぐに答えていただき、ありがとうございました。
また今後ともよろしくお願いします!

Good day!

sana

2016.09.10

『 Mの力 ! 』 その2


さて、先週からの続き、

『 Mの力 ! 』 その2

です。


さて、写真03を見てください。
これは、ランチョンセミナー開始前の様子です。

写真 03 セミナー開始前の様子 1



この写真には、何が写っているでしょうか?皆さんは、この写真を見て、何を感じられるでしょうか?

① 机の上には、パンフレット(本研究科のものです)、お弁当、お茶が写っています。

それだけでしょうか?
他に何が写っているでしょうか?

② 会場に来た方は、前から着席されています。

その他は?

③ スクリーンには、何も写っていませんが、光が当てられています。

これらの写真から、皆さんは、何を感じるでしょうか。

① 机の上には、パンフレット(本研究科のものです)、お弁当、お茶が写っています。
よくよく見ると、5人掛けの長机の両サイド、と真ん中に、お弁当などが置かれています。
これは、食事を取るときに、窮屈にならないように、話を聞いて頂くときに、余裕を持って座って頂くための配慮です。

② 会場に来た方は、前から着席されています。
通常、会場に入ると、真ん中や後ろの方に着席される方が多いですが、そうなれば、
後から来られた方は、座り辛い真ん中の席や前方の席「追いやられる」ようになり、
なんだか、セミナーへの参加を、歓迎されているように感じませんよね。
先に来られた方も、後から来られる方も、気持ち良く着席頂く、そういう配慮が、感じられませんか?

③ スクリーンには、何も写っていませんが、光が当てられています。
既に、セットアップ完了! という感じですよね!?


下の写真 を見てください。

写真 04 セミナー開始前の様子 2



この写真の真ん中には、本セミナー中心者の【敦】先生、【忠】先生、大学院生、
そして、スポ健事務室のUnder村さん、外には、受付、等十分にスタンバイしています。

皆さんが、和やかな笑顔をたたえておられ、「さあ、皆さん、どうぞおいでください!」
という感じを受けませんか?

机の上や着席のお願いの実行などは、Mの皆さんが行っていました。

大会開催校の他大学の先生やセミナーに参加してくださった先生方から、
「立命館大学スポーツ健康科学研究科は、本当にまとまっているね。」
「温かい感じがするね。」
と嬉しいお言葉を頂きました。


『 Mの力 ! 』

こんなに、誰でも、人を心地よくさせることができる力、
それが、

『 Mの力 ! 』

の原点、と思っています。

そして、「本研究科の『 M 』の皆さんには、そんな力が備わっている!」、と感じています。


それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.09.08

ダム建設現場におけるスマートウェア応用

本日は出張で福井県三方上中郡若狭町熊川に行ってきました.熊川は日本海と京都を結ぶ鯖街道の一つである若狭街道の要所にあり,宿場町熊川宿があります.鯖街道は昔,日本海から海産物などを京都に運ぶための物流ルートで海産物の中でも鯖を運ぶことが多かったことから鯖街道と呼ばれるようになったということです.熊川宿は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており,今も趣のある街並みが残っています.









残念ながら本日はあいにく雨で,良い写真は撮れませんでしたが,写真から多少は雰囲気は伝わると思います.

ここ熊川では現在,河内川ダムが建設されています.昨年,こちらのダム建設現場で,私の研究室で開発している着るだけで生体情報が計測できる服(スマートウェア)の応用実験を行いました.昨年度の実験を踏まえ,さらに進化したスマートウェアの検証実験を本年度も行いますので,その打ち合わせのために伺いました.スマートウェアはいつでもどこでも役に立つことを目指しています.この「いつでもどこでも」の中には,働いている間も含まれます.このダム建設現場では,主に屋外で作業されている作業員の方々の体調管理システムへ展開させるための種々の試みを実施しています.

打ち合わせも順調に進み,最後にダムの建設現場を見せてもらいました.写真は高さが分かるようには撮れませんでしたが,昨年度の倍ぐらいの高さまで出来上がっており,その大きさに圧倒されました.



naru