[ research ] の記事一覧

2015.10.30

スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス

本日午後から、「シンポジウム:スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2015」が開催されます。会場はBKCのエポックホールとラルカディア。分野的にはバイオメカニクスと工学の融合領域が中心です。スポ健のメンバーも複数件発表予定ですので始まるのが楽しみですね。基本的には参加費が必要な会ですが、公開しているセッションもありますので興味のある方は是非お立ち寄りください。学部生の皆さんも勿論歓迎です。

●10/30 18:30~
特別講演 (市民公開講座)
会場:メイン(エポックホール)
『2020東京オリンピック アスリートから高齢者支援を目指すGEヘルスケアの挑戦』
伊藤久美先生
司会:中谷吉彦先生

●10/31 16:50~
フォーラム (市民公開講座)
会場:メイン(エポックホール)
『関西発の世界標準(スポーツ・人間・健康)』
原野健一先生、佐藤博則先生、鳴尾丈司先生、千波孝之先生
コーディネーター:伊坂忠夫先生

全体のプログラムはこちら

これまで準備してきて下さった実行委員の先生方、ご苦労様でした。

写真は会場準備中の学生さん達です。会期中現地スタッフの果たす役割は限りなく大きいですが、頼りにしていますので良い仕事をしてください。とはいえ解らないこと・困ったことがあったら速やかに教員に相談するように。

それでは今日から3日間、参加者の方々に「さすが立命館」と言って頂けるよう励みましょう。

2015.10.27

「タバタ」トレーニングが大注目!

 昨日、Yahoo のトップニュース田畑先生が研究されたトレーニング方法:「タバタ」トレーニングに関する記事が京都新聞に掲載されましたが、それがなんとYahoo のトップニュースで取り上げられました(http://news.yahoo.co.jp/pickup/6178764)!!


 もともとはアスリートのトレーニング方法として開発(高強度の運動20秒と休息10秒×8セットのインターバルトレーニング)されたですが、運動としては非常にキツイ運動(写真)です。しかし、1回の運動がわずか4分間、しかも46週間程度という短期間で体力が向上するという効果が話題を呼び、イギリスのUniversal Pictures International Entertainment(ユニバーサル社)が一般の人にもできる「タバタ」トレーニングを!ということで、田畑先生監修の下、2013年に12月にイギリスで「tabata 4 minute fitness-scientifically proven」のDVDが発売されていました(詳細:https://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/r_na_hito/entry/?param=546)。欧米ではすでに多くの売り上げがあり、国内では「タバタ式トレーニング」という本(写真)が発売され、Amazonでも売り上げが伸びているようです!

 スポ健の学部長が長年研究された内容をまとめ、さらに、実践的なトレーニング方法も掲載された素晴らしい成果で、「スポ健ブランド」を高められればと思います!これを機会に、是非興味のある人は購入してみてください!

Moto

2015.10.26

大学院ウィーク

今週から、大学院ウィークが始まります。今回紹介する「大学院ウィーク」の取り組みには、学部生のみならず、現役院生、教職員、卒業生、社会人の皆さんにも関心を持ってもらいたいと考えています。

学問を深める、極めるに、限界はありません。大学院では、自らの研究テーマに基づいて、常に謙虚でかつ科学的な視点・論理を持ち続けて追求していく必要があります。そのプロセスを通じて得た知識、スキル、論理的思考、学問の進め方は、これからの変化が多く、予想が難しい未来社会においても、自らのキャリアを磨き、仕事の中でイノベーションを起こせる土台となると確信しています。

大学院ウィークの取り組みは、HPで詳しく掲載しています。スポーツ健康科学研究科では、学部生のみならず、保護者への説明会も企画しています。是非、この機会にキャンパスにもお越し下さい。同時に、BKCで開催している学会(スポーツ工学)では、10月30日、31日に市民公開講座もあります。こちらも足を運んで下さい。

スポーツ健康科学研究科・大学院ウィークの取り組み

大学院ウィーク特設HP



<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週、今年の3月に学部を卒業したゼミ生(2期生)のSHIP木君が研究室に来てくれました。卒業後、本学公務研究科へ進学しました。先頃、ある独立行政法人から内定をもらったと報告してくれました。4回生のときに就活で随分、頑張り、悩みましたが、大学院への進学で、自分自身の方向性を確立でき、安定した就活ができたようです。公務研究科も1年修了できる見込みと聞きました。充実した、そして大きな1年となったといえるでしょう
【忠】


2015.10.24

知識と行動

今日の写真は,先日学会出張で北海道大学に行った時のもの。

クラーク博士の銅像です。
Boys, be ambitious!
で有名な方ですが,ちょっと調べて見ると色々とあるようで・・・

http://www.lib.hokudai.ac.jp/collections/clark/boys-be-ambitious/

↑北海道大学では,こんな公式の見解も出しています。

そういえば,縦写真,ブログでは,どうなるのだろう??


それはさておき,今日は何をテーマにしよう・・・
募集をしているのですが,誰もテーマ案の応募をしてくれない・・・


お,思いだした!

最近の話ですが,人と話している中で,
頭は良いのだが行動に結びつかない人が増えている,という話が出ました。
思考と行動が結びついていなくて,ユニークな事を考えるのだけれど,
考えた事は,現場の人がやるでしょ,みたいなタイプです。
知識もあって,賢いのだけれど・・・と,つい思ってしまうような人です。
(ようやくタイトルが決まった・・・)

それを聞きながら,なんとなく,学生でも,考える事は考えるけれど,
自分のわかっている世界から,知らない世界への一歩目,
つまり,行動に踏み出せない人も多いなぁ,と思いました。

しかし,ふと考えると,どんなところでもそうなのですが,
「成果」とは何なのでしょう??

私が思うのは,「成果」とは,
「思考の結果」として生まれるものではなくて,
「行動の結果」として生まれるものだと思います。
つまり,行動してナンボだよね,と思います。

当たり前すぎる当たり前の話なのですが,
組織の中を見渡すと,
限られた空間の中で話をして,
限られた空間の中で行動をして,
限られた空間の中で成果を出している,
と思っている人がけっこういます。

この「限られた空間」というのが曲者で,
誰がどんな人か,何をするのか,が見えやすく,
また結果も読みやすいので,思考だけで過ごしやすいところとなります。

一方で,新しいところへ出ていこうとすると,
誰が何を考えているのか,
どんな目で見られているのか,
何を期待されているのか,
から全てを把握して,ゼロから結果を出さなければなりません。

このわからないことに取り組むのを,こもりがちな人は嫌がっているのかなぁ,と思います。
知らない人と知り合って,良く分からないことに新しく取り組んで,
目標に向かって行動して,新しい成果を生み出していく,
と言う事は,私自身にとっては楽しい事なのですが,
他の人は,きっと違うのだろうなぁ,とも思います。

で,話を戻しますと,行動しよう!と言う事に尽きます。

そういえば,昔,寺山修二が「書を捨てよ,町へ出よう」というタイトルの本を出しました。
(昔,読みましたが,内容は忘れました・・・タイトルだけ印象に残っています・・・)
今は,「書」ではないですが,やっぱり「町へ出よう」は変わらないんだなぁ,と思います。

このあたりで。
ではでは。
みち
このコーナー,読み手をこの前一人いる事を知りました。偶然,全文反転させたら,文字が出て来たとか。今度は,隠し字コーナーを,あちこちに埋め込んでみようかなぁ。一種のゲーム??クイズを埋め込んで,全問回答者にはプレゼント,とか(笑

2015.10.23

筋骨格シミュレーション

10月30日(金)から11月1日(日)にかけて、BKCで「シンポジウム:スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2015」が開催されます。私は実行委員の一員なのと、筋骨格シミュレーションについて講演をお引き受けしたのでここ数日準備に励んでいます。

人体では筋がアクチュエーターとなり、力を発揮したり収縮したりして身体を動かします。そのメカニズムは概ね解っていて、例えば筋電図を使うと筋の活動レベルを電気的に計測することができます。また超音波画像診断装置等を使うと、運動中の筋束の動態をリアルタイムに観測することが可能です。

ですがこれらの手法では同時計測できる筋の数も限られますし、計測器を装着すること自体が動作の外乱になったりします。そのため運動中の筋活動の様子を考察する目的で、筋骨格シミュレーションの手法が用いられるようになりました。筋骨格シミュレーションではモーションキャプチャーのデータ等を入力として、関節で発揮されるトルクを計算し、更に各々の筋が発生する張力を推定することが可能です。つまりスポーツ等の動作から、どの時点でどの筋がどれくらい力発揮をしていたか、を知ることができるのです。

もちろんこれはある仮定・前提に基づいて、ある条件の基に成り立つ推定です。そしてその仮定・前提・条件を理解するためには、手法の背景にある基礎的な理屈を理解することが必要です。近年では筋骨格シミュレーションのためのソフトウェアが広く出回り、多くの研究者が手軽に使える様になりました。その一方でソフトウェアの内部で行われている計算がユーザーに見えにくくなっている側面もあると思います。そこで今回は筋骨格シミュレーションを行う際のキーとなるポイントについてまとめた内容を講演させていただく事としました。

学会当日まであと1週間。スポ健の教員・学生さんの発表も何件かあり楽しみです。関係者の皆さん、事前準備と当日の運営、よろしくお願いいたします。


2015.10.20

卒業研究の追い込み

 4年生は12月の卒業論文の提出に向けて、卒業研究の追い込みをしています!先週、動物実験にてレジスタンストレーニング(筋トレ)を行わせた骨格筋が肥大しているのかどうかを骨格筋の筋線維の大きさで評価するために、骨格筋を10mmの薄さ(10mm=0.01mm1mm100分の1の薄さ)でスライスして、顕微鏡で筋線維の大きさを測定するという実験を行いました。この実験はHassy先生が得意なので、お願いして、ご指南してもらいました!このように、スポ健では、1人の学生をいろんな先生が指導してくれるので、多面的に学習でき、いろんな実験を行うことができます。ちなみに、先週は、Hassy先生の大学院生の実験をMotoが指導していました。こんな感じでいろんな指導を受けられるのはスポ健のいいところだと感じています!

 先週末、日本学術振興会の平成28年度採用分特別研究員の第一次選考(書類選考)の結果が出ました!この制度は国内のトップクラスの優れた若手研究者に対して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与える制度で、大学院博士課程後期課程1年生から申請できます。採択率は1020%と非常に厳しいですが、研究者の登竜門ともいえるため、多くの大学院生が申請します。スポ健大学院生も申請しており、その結果が来たようで、はたして、国内のトップクラスの優れた若手研究者として、何名が採用になるのか?楽しみです!また正式な採用が決まったらご報告させて頂きます!!

Moto

2015.10.14

志摩のあかもくのプレッツェル。

<RecO だより132>

先週ご紹介した、志摩のあかもくのレシピ集、その中の一品をご紹介。

この前衛芸術のような、私の世代だと、つい「岡本太郎!」
と言ってしまいそうな形。志摩の海に漂う、海藻をイメージして作った
あかもくの粉とチーズとごまがたっぷり入っているプレッツェルです。

ポキポキした歯触りと、絶妙の塩味と深い味わい。
一本食べると癖になり、止められなくなるおいしさです。
おやつにはもちろん、ビール等のおつまみにもぴったり。
少し、砂糖を加えて甘くしても、いい感じです。

当初海老研M2のSさんが作った試作は、きれいに揃った棒状でしたが、
私のわがままでこんな形になりました(笑)。
カメラマンJeroさんの許可をいただいて、今回初公開!
レシピ集の完成、どうぞ、お楽しみに。

<今週の別腹>
先週末、自宅周辺は、湖国三大祭の1つである、大津祭でとってもにぎやかでした。
大津市京町三丁目ある天孫神社の例祭。江戸時代初頭から行われていた祭礼です。
本祭当日の、
豪華絢爛な13基の曳山巡行も素敵ですが、個人的には、前日の夕刻、
提灯が灯され、曳山が美しく浮かび上がる
宵宮が大好物です。

今年も、ごちそうさまでした。
ab


2015.10.12

交流協定と20年前

先週の火曜日(10/6)に、順天堂大学と立命館大学による学術交流協定が締結されました。写真はそのときのものです。両大学長を中心に関係者一同による写真です。

詳しい記事は下記にあります。
立命館大学HPヘッドライン

今回の学術交流協定のきっかけとなったのは、この間、何度も紹介していますCOI(センター・オブ・イノベーション・プログラム)です。この本拠点として、順天堂大学との連合で採択され、
『運動の生活カルチャー化により活力ある未来をつくるアクティブ・フォー・オール拠点』
として、
~「スポーツ・健康」と「セルフケア・医療」の融合による健康・幸福寿命の伸延、寝たきりゼロを目指す~を中心に進めています。

この順天堂拠点の研究推進を担っているのが、順天堂大学スポーツ健康科学部のN藤先生です。かれこれ20年前からの知り合いです。私が、1995年に学外研究でジョージア工科大学に行っていた折、帰国間際に車を譲って欲しいといわれた先生がA部先生(現在・鹿屋体育大学)で、ちょうどフロリダ大に在学研究で行くので車を譲り受けたいので運んで来て欲しいということで、運転して行きました。そのときに、生まれて初めてスピード違反で捕まるというおまけもありましたが、無事、A部先生に引き渡し、フロリダ大学のラボを見学させてもらいました。そのときにお会いしたのが、N藤先生です。同時に、現在、同僚の【聡】先生にもお会いしました。そのときは修士の院生だったと思います。

20年前にお会いした、N藤先生と大学間の共同研究さらには学術交流協定の調印に関わることになるとは、その当時は夢にも思っていませんでした。また、【聡】先生と同僚として働くことになることも。

「人生は縁のもの」ともいわれますが、良い縁を頂いています。本学部は、多くのネットワークをお持ちの先生方ばかりです。そのようなネットワークの良い縁によって、今後さまざまな連携・提携、事業が立ち上がっていきます。「将来そのようになる」、ということは意識せず、多くの出会いをこれからも大切にしたいと考えています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
特別入試がはじまり、いよいよ次年度の志願者と触れる時期となりました。本学部への熱い思いを受け止めつつ、そのような志願者が、入試という壁を越えたくなるような、入ってさらに自身を磨きたくなるような学部であり続けることを先生方とともに、振り返る時期でもあります。
【忠】

2015.10.10

ダイバーシティについて考える

今日の写真は、先日能登半島まで行った時の夕陽の写真。
きれいに撮れたので、使ってみました。

ちなみに撮った場所は、「世界一長いベンチ」という名所?
確かに、端から端まで歩く気にならないほど、長かった・・・


で、今日の本題は、能登半島ではなく、ダイバーシティ。
なんとなく、思うとことがあるので、書いてみます。
いつも通り、オチまで意識していませんが。

ダイバーシティ、多様性は、ちょっと前に流行った言葉ですが、
重要性は誰もが理解しつつ、行動のできないことの一つかと思っています。
Social Inclusionという日本語での社会的包摂と言われることとも関わるのですが、
違いを理解し、その違いを受け入れていく、と言う事がダイバーシティの主です。

最近の問題意識と関わるのですが、今までの社会の中では、
唯一の理想的な回答・社会を求めてきました。
理想として有名なのが、ユートピアという言葉です。
ユートピアは日本語では理想郷とも言われますが、
社会がこうあってほしい、人としてこう生活したい、と言う事を、
言語化・イメージ化していったものです。

このユートピアは、社会や技術の発展とも密接に結びつきつつ、
社会のあり方として、多くの声の大きな意見を受け入れつつ形成されてきました。
これが大きな声が偏ったものでなくなり、違ったユートピアもあるのでは、
というあたりからゆらいでいったような気がしています。

一方で、ディストピア(ユートピアの反語)として、
ジョージ・オーウェルの1984、動物農場など、
社会のあって欲しくない姿についても色々と出されてきました。
その多くは、管理・監視される中で、希望や自由がない社会、
または、差別が強く、生まれながらの違いが社会生活に影響を与える姿でした。

で、何が言いたいかと言うと、最近の日本社会を見ていると、
多様性とは正反対の方向に進みつつあるような気がしています。
国が「一億総活躍社会」というよくわからないテーマを掲げ、
枠をはめてモノゴトを進めようとしているように思えます。
たぶん「活躍したくない」という自由や意見は封殺されるのでしょうね・・・

なぜこんな事を思うかと言うと、
男女平等社会の実現=女性が働く社会
といつの間にか言い換えられているように強く感じているからです。

社会と関わり、社会を作っていく中で、企業で働くだけが全てではありません。
地域のために活動する、と言う事も社会を作っていく中で重要ですし、
家族と言うコミュニティを支えるために活動する事も重要です。
これは、別に男女のどちらかが担うわけではなく、
両方ともに担っていけばいいですし、
そんな姿を認めていく事も広い意味でのダイバーシティの一環だと思うのですが、
どうも違うようです。

そんなあたりが気になったので、今回のネタにしてみました。

なんとなく、独り言として、満足したようなしていないような・・・
また、どこかで続きを書くかもしれません。

ではでは。
みち
北海道出張に行くので、先取りブログ。今日は木曜日ですが、忘れませんでした。今週こそ。先週・先々週共に忘れかけていて、思いだして引き返して書くというなさけない状態・・・来週も忘れずにいくぞ。予告:来週の写真は北大。

2015.10.07

「志摩のあかもく」レシピの撮影。

<RecOだより131>

 以前ご紹介した「志摩のあかもく」レシピ集。
この数週間、RecOが磯の香りになる位、海老研研究員、院生が、がんばってレシピを仕上げ、
10月2日朝からいよいよ撮影となりました。レシピの中には学部のゼミ生が考案したものもあります。

 まずは、表紙の候補となる、「志摩のあかもく」そのものの撮影。
志摩のあかもくをいかに魅力的に見せるか、
この数週間、編集担当Yさんは、ずっと頭を悩ませ考えた結果、
生のあかもくにお湯をサッとかけて、透明度を高めたあかもくを、
ガラスの水槽の水に入れ、動きを出しながら撮影する事に。



 「じゃまもく」とは言わせないきれいな志摩のあかもく・・・なのですが、
すみません、私の写真では伝わりにくいですね。
トライアスロン等、数々のスポーツシーンを撮影するカメラマンJeroさんの写真では、
もっと躍動的で、本当にきれいです。



 その間にみんなで料理の準備。
料理の撮影は、タイミングがとっても重要。
段取りの善し悪しが問われます。



 また、今回は「志摩のあかもく」の魅力を引き出すレシピにしたかったので、
「志摩のあかもく」として製品化されている、乾燥、茹で刻み、粉の3種が、
おいしく、栄養的意味を持ち、かつ、使いやすい量になるよう調整しました。

 例えば「志摩のあかもく(乾燥)1/2袋」「志摩のあかもく(粉)大さじ1」
というように、あかもくだけではなく、他の材料も合わせて切りの良い分量に揃えるように調整するのは、なかなか難しいところです。
調理行程、器具、材料、全てが、なるべくシンプルになるように、
何度も何度も試作を繰り返しました。



 その甲斐あって、「志摩のあかもく」炊き込みごはん(写真)を始め
お好み焼き、佃煮、酢の物、天津丼、プレッツェル・・・と、
どれもとってもおいしいレシピに仕上がりました。
Kさん、Sさん、Mさんお疲れさま!
これからも作業が続きますが、冊子の出来上がりが楽しみです。

 このレシピと写真は、冊子完成の前に、
11月18日から東京ビックサイトで開催される、農林水産省主催の
アグリビジネス創出フェア2015(Agribusiness Creation Fair 2015)
にて展示、試食が予定されています。

 このフェアでは立命館大学のブースもあり、そこでは以前ご紹介した
京都の老舗のみなさんと開発した、アスリートスイーツ「SOY DELI」を出品します。
RecOの研究成果の東京お披露目フェアとなります。

 RecOにも「実りの秋」がやってきた、という感じです。

 ちなみに「SOYDELI」、新聞の全国版に紹介されてから、ネットの注文・問い合わせが殺到し、一時、製造が追いつかなくなったとのこと。こちらもうれしい限りです。
ab

<今週の別腹>
 酢の物に登場してもらった志摩の地蛸。
「イセエビとアワビを食べて育ったタコ」と聞くだけで、贅沢品に思えますが、
香り、噛み応え、瑞々しさ・・・本当に贅沢なおいしさです!