[ research ] の記事一覧

2015.04.11

地域間格差について思うこと(1)

土曜日担当として、2回目です。
まだまだ続く。

ブログで一番しんどいのが、写真ですね・・・
ちなみに、今日の一番下の写真は、京都中央卸売市場の青果のセリの写真です。
なぜ、写真がしんどいかって?

それは、写真を撮る習慣がないので、なかなか写真向けのネタがない・・・
そうか、昔の写真とか・・・いや、やっぱり新しいのが・・・


さてさて、入りの独り言はこれぐらいにして、本題に入ろうかと思います。
ここしばらく、いわゆる地方で、何が必要とされるのか、をなんとなく考えてきました。
自治体の消滅が昨年話題になり、まだ本屋に山積みにされていますが、
何も新しい事ではありません。

過疎→限界集落→消滅

と、人が減っていく様が、社会認識として理解されてきただけです。

元々は、農村地域での農地の広さと生活者の数のバランスが悪かった事から、
出稼ぎや集団就職で、ちょうど産業の構造転換と高度経済成長もあって、
都市に人が集中していきました。

集中して、人口の密度があがれば、商売にもなりますので、色んな施設やサービスが誕生します。
100人のところよりも、1000人、10000人の方が、小さなニーズをかなえても商売になっていきます。
こうして、都市は都市らしさを作り上げていきました。

この時に、都市イメージを増幅させ、都市らしさを日本全国津々浦々に知らせていったのが、マスメディアでした。
マスメディアでは、作り上げられた「らしさ」を増幅させて発信していきます。

近年では、スタバがマスメディアをうまく利用して、「らしさ」とイメージで、拡大していきました。

で、本題?なのですが、地域間格差というような言葉が使われる時にも、その使うための前提があります。
「格差」そのものは、上位者と下位者がいて、その間がひらいている、というようなイメージのある言葉です。
その場合の前提となるのが、社会的な認識として、あるものが望ましい、という幻想です。

何が望ましいのかどうかは、社会の文脈や主体の置かれた状況によっても異なりますが、
この異なるはずのものを、社会的共通認識として前提としておき、違いを見る、と言う事になります。

自分でタイトルに「地域間格差」と付けながら、それを否定していくのもなんですが、
こういう絶対善を前提としたような望ましさの押しつけ、があまり好きにはなれません。

多くの場合、格差と使う人においては、上から見下した目線・・・つまり、望ましいものと違うから、望ましくなろうよ、
というような目線を感じます。

きっとこういう人は、自分の理解できないものは、理解できる事に置き換えて、
それ以外は肯定できない、というタイプなのでしょうね。


さて、話が拡散して来ましたが、長く?なってきましたので、とりあえずこのあたりで。
忘れなければ、また同様の地域間の違い、についてブログ上で考えていこうと思います。
タイトルに(1)もつけましたので(笑

ではでは。

みち


PS:小さい字コーナー・・・前回はフォントサイズが小さくなりませんでした。今回は、どうだろう??なんとなく、独り言コーナーがなくなると、さみしい(ブログも独り言とだけど)。そういえば、写真、やっぱり本題とはまったくと言ってよいほど関わりが無かった(笑

2015.04.07

授業開始!

今日からHassy先生を引き継ぎ、火曜日担当になりました、「moto」です。
久しぶりのブログ担当ですが、スポ健の大学院生や学部生の活躍をご紹介したいと思います!
 
今日は学部と大学院の授業が開始されます!
大学院では博士課程前期課程が24名、後期課程が11名入学して、研究をいよいよ開始となります。スポ健の院生部屋は写真のように1つの部屋に全員が入り、領域を越えてDiscussionができるようになっており、文理融合した能力を培えるようになっています。スポーツ・健康は多くの領域がありますが、いろんな意見を交わして、立命の掲げる「Beyond Borders」に向けて一緒に研究を進めたいと思います!
 
 ところで皆さん今日は何の日かご存知でしょうか?今日は世界保健機関(World Health Organization: WHO)が194847日に設立されたことから、「世界保健デー」の日となっています。ちなみに、WHOは毎年のテーマを変えており、今年は「Food Safety : How safe is your food?(食の安全:あなたの食べ物はどのくらい安全ですか?)」というテーマです。国内・外で生活習慣病が増加する中で、食中毒や食品からの感染症を原因となり、200万人が下痢症によって死亡しているそうです。是非、自分の食の安全を振り返ってみましょう!
 
moto

 

2015.04.06

明日から授業開始

明日からいよいよ授業が始まります。学部新入生にとっては、90分間の授業を初めて体験します。時間が倍近くになるだけでなく、基礎的な知識は習得していることを前提に授業が展開され、どのような観点で、その学問、研究を切り取るのか? 自分ならどのように考えるのかを問い続けることが求められます。

つまり、理解するだけでなく、理解にもとづいて自らの意見、主張、考えを論理的にまとめ、さらにその発展までを発想できるようになるまでを求められます。もちろん、そのためには、講義の時間で聴いた内容だけでなく、その背景、関連する領域の研究を自ら徹底してしらべることが必要です。

毎日新聞の余録の記事からですが、ケネディ大統領が演説の中で、ある詩人の「この地上に大学よりも美しいところはほとんどない」を引用して、詩人が賞賛したのは、キャンパスの表面的な美しさではないことを説き、「大学が美しいのは『無知を憎む人が知る努力をし、真実を知る人がそれを伝えようと力を尽くしている場所』だからなのです」と述べています。

スポーツ健康科学部のあるびわこくさつキャンパスで思う存分、知を深め、新たな知の創造をし、新しい友、先生との出会いによって、人生を豊にして欲しいと願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
数えてみるとブログ開設から担当して、本日で通算300回。学部・研究科での日常、教職員の想いを、通常の媒体では示せない「目線で」と思い、続けております。今後とも、月曜日担当として、書き続けさせてもらいます。

【忠】

2015.04.04

2015年度が始まりました!

土曜日担当の「みち」です。
1年間?52回?よろしくお願いします。

さて、新しい年度も始まり、新入生が入ってきました。
なんとなく、大学内も新しい風が吹いているような気がしています。
そして、今年度初ブログなので、書く内容を考えていますが・・・

そうそう、Jリーグと立命館で組んで提供しているJHCの立命館コースが始まります。
正確には、5月初旬に開講式をやって、
1年間かけて次代のチームの経営者を育成していきます。
昨年末ぐらいから、バタバタし続けています。

2月の説明会は、450名を越える参加者に来て頂き、
3月のエントリーでは250名を越える方に応募頂き、
2回の選考(1次エントリー文書選考、2次課題ならびに面接選考)を経て、
そして50名ほどに絞り込みます。
なかなか狭き門となりました。

この間、色々な人と接して思ったこと。

「好きな人ほど、自分の好きな物を商売として見れない」

要は、いかに稼いで、その稼いだお金を元に何をするのか、
という意識が弱い、ということ。

どうしても、好きなことでは、稼ぐよりも使う方が先に思ってしまうようで、
チームを強くするために、好きなものを人に知ってもらうために、
お金を使うアイデアは出てくるのですが、
稼ぐために、誰に対して何に共感してもらうのか、
という意識が薄いようです。

何でもそうですが、継続すること、
しかも安定的に継続して発展していくこと、
これがけっこう困難なことです。
そのためには、外から稼がなければなりません。

稼ぐためには二つ、
一つは、新しい顧客をつかまえること、
もう一つは、今のお客さんにより多く使ってもらうこと、
これしかありません。

どうすれば、もっと発展していけるのか、
こんな事を考えていきたい、と思っています。


PS:小さい字コーナー・・・以前書いていた時、地味にマニアックな人気を集めていたけれど、復活した方が良いのだろうか・・・ネタが少ないなぁ(笑

2015.04.01

こんにちは。お久しぶりです。

<RecO便り105>
 abです。あいコアの☆には3年ぶりの登場になります。



インテグレーションコアの1階栄養調理実習室(RecO studio )を「スポーツ健康食育」の拠点とし、色々な活動をしています。前回同様、RecOでの活動を中心に、1年間お伝えできればと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

(ちなみに写真はabを纏った私の研究室OGの娘「みなみちゃん」(仮名)これから時々、彩りに登場してもらう予定です)

<今週の別腹>
色々な食材の宝庫である滋賀県。国内大豆の産地でもあります。「大豆は畑の肉」と言うように、豆類の中でもたんぱく質が多いのが特徴。



写真は「大豆ごはん」。大豆の香りを楽しみながら、たんぱく質の量と質を高めることができます。滋賀県体育協会発行の「Bispo+」の中の「湖国の幸 スポーツの膳」の頁で紹介しました。作り方等の詳細はこちらまで。↓
http://www.bsn.or.jp/HP/mimi/recipe/1.pdf



2015.03.31

しばし、ごきげんよう

Hassyです。

今年度のブログを担当させていただきましたが、次週からはMoto先生にバトンタッチです。
色んな方からブログを見てるとのコメントを頂きました。
今年1年、ブログ初年度に比べてブログが大人しくなったとのコメントも幾つか頂きましたが(笑)、ご愛読いただきありがとうございました。

明日からは、コペンハーゲンに学外研究に参ります。
どんな国?とよく聞かれますが、森百合子さんの著書によると、民主主義の質が高い国で1位、
ついこの前事件がありましたが、2年前では世界で平和な国2位、
お母さんにやさしい国6位、
私にとって嬉しいのは、1人あたりのコーヒー消費量3位、ワイン消費量7位と、研究生活のお供に欠かせないこれら嗜好品が充実しているようです。

そしてデンマーク人が大切にしているのが「居心地がいいこと」らしく、これは「すべてがほどよく収まっている感じ」だそうです。

北欧にはヤンテローという考えがあり、最高や一番よりも、平等やほどほどを好み、他者を尊重することが一番重要という思いがあるようです。
かつて留学経験のある米国とはそのあたり、少し違う気がするので、この「世界で一番しあわせな国」(ここでは1番ですね!)と言われるデンマークの雰囲気を堪能し、楽しみたいと思います。

勿論、研究を頑張って参ります!!

それではみなさん、しばしごきげんよう、さようなら。